
ハンギングプランターで植物を吊るして飾ろう。おしゃれ空間を叶える選び方と使い方
窓辺やリビングをグリーンで彩るには、置くだけではなく吊るして飾るという方法も。おしゃれなインテリア例やハンギングプランター、おすすめの植物をまとめました。
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観葉植物を吊るして飾れるハンギングプランター
ハンギングプランターは、その名の通り植物を吊るして飾る用に作られた植木鉢です。植物を吊るして飾れば部屋を立体的に見せることができ、インテリアのアクセントとして効果的で、今取り入れる人が増えているんです。また空間を有効的に使えるため、置く場所を取ることなく、狭いスペースでも植物を楽しめることができます。植物にとっても通気性が良いという点でメリット。
ハンギングプランターの素材はプラスチック、布などがあり、デザインもおしゃれなものが増えてきています。鉢の縁に吊るすためのチェーンやパーツが付いているものから、マクラメ編みのハンガーとセットになっているものなど種類はさまざま。
失敗しないために。押さえておきたいハンギングプランター選びのポイント
植物を吊るして飾るときは好きなものを選んで……と言いたいところですが、吊るすのに向いていない鉢もあるんです。どういった鉢、プランターがハンギングに適しているのか? 実際に選ぶとき、抜けがちな大事なことをご紹介します。
ポイント1
鉢は重すぎない&割れにくい素材を選ぶ
高いところから吊るして飾るので、重たい化粧鉢はおすすめできません。また、気を付けたいのが落下。万が一、落下してしまったときのことを念頭に割れにくい素材、または割れても片付けやすいものを選ぶことをおすすめします。プラスチック製のプランターは、もし割れたとしても陶器鉢よりは散らばりません。
ポイント2
鉢底の穴の有無を確認しよう
ハンギングプランターは一般的な鉢、プランターのように鉢底に排水の穴があるものと、鉢カバー的な使い方の穴がないタイプがあります。穴がないタイプの場合、直接植えると水やり時に排水できませんので、鉢カバーとして使うと良いでしょう。チランジア(エアプランツ)はそのまま飾っても使えます。
ポイント3
吊るす部分のパーツの素材をチェック
プランターと植物を支える吊るす部分もしっかりしたものを選びましょう。チェーン、ひも、プラスチックなどが多いですが、どれも共通して耐久性があるか確認しましょう。また、どれも使っていくうちに劣化します。日光や、雨風で劣化する素材もあるので置く場所に合わせて選ぶことも大事です。
ポイント4
土と植物が入ることをお忘れなく
鉢単体では片手で楽に持てる軽いプランターも、土と植物が植わると重みが増します。さらに水やりをすると水分も加わりより重たくなります。プランター、土、植物でのトータルの重量を考えて使うハンギングプランターを選びましょう。
吊るして飾って楽しみたい。ハンギングにおすすめの植物7選
吊るしたり、壁に掛けたりして飾ることでより魅力が増し、楽しめる植物があります。1つあるだけでも部屋のおしゃれ度はグッとアップ! 人気の種類から個性的なハンギング向けの植物を集めました。
おすすめ植物1
ビカクシダ
1つあるだけでも存在感があり、空間にこなれ感を演出してくれる、おしゃれなハンギングプランツの代表格が「ビカクシダ」です。なかでも初めての人が育てやすいのが、定番のビフルカツムや、ビーチー。仕立て方は、苔玉仕立て、鉢植え、コルク付け、板付といくつかあります。直射日光に当て過ぎると葉が焼けてしまうので、やさしい日光で風通しの良い場所が理想的です。冬以外は屋外での栽培も可能です。
おすすめ植物2
エピフィルム・アングリガー(フィッシュボーンカクタス)
うねうねとしたシルエットが、まるで魚の骨のように見えることから「フィッシュボーンカクタス」という別名があります。名前の通り、サボテンの仲間です。寒さにはやや弱いので冬は暖かい場所で管理してください。乾燥より適度な湿度があるほうが好ましいため、こまめに霧吹きで葉に水やりを。
おすすめ植物3
リプサリス
細長く垂れ下がるように伸びていく「リプサリス」はサボテンの仲間。森林性のサボテンのため日差しがガンガン当たり乾燥した環境よりも、やや湿度がある環境を好みます。乾燥が原因でハダニが発生することがあるため、こまめに霧吹きで葉に水やりをしてください。順調に育つとかわいらしい花が咲きます。幅のある葉、柔らかいトゲがあるもの、まったくトゲのないものなど同じリプサリスでも種類があるので、いろいろ集めても楽しめますよ。
おすすめ植物4
ボストンファーン
ふんわりとしなやかに、ライトグリーンの葉が広がる「ボストンファーン」。シダ植物なので直射日光ではなくレースカーテン越しくらいのやさしい日光を好みます。水を好むため、こまめに葉にも霧吹きで水やりをしてください。水切れを起こさないように注意を。乾燥と寒さに気を付ければ育てやすい観葉植物です。
おすすめ植物5
シッサス・エレンダニカ
ぶどうの葉のような濃い緑のツヤやかな葉をした「エレンダニカ」。観葉植物の定番種「アイビー」に似た雰囲気がありますが、「アイビー」より葉が大きいため1鉢でもボリュームが出ます。耐陰性があるため、日当たりが良くない場所や、窓から離れた場所でも育てることができます。また春~秋は屋外管理も可能です。寒さが苦手なので、冬は暖かい場所で管理をしてください。
おすすめ植物6
ポトス
ハンギングプランツのスタンダードといえる「ポトス」。日当たりが悪い室内でも育てることができ、丈夫なことも人気の理由です。伸びた茎をカットして水に挿して水栽培もできます。斑入りの葉の他にも濃いグリーンの葉など種類がありますよ。観葉植物入門の初の1鉢にもおすすめです。
おすすめ植物7
シラフカズラ
マットな質感と緑色の中に白銀の斑が入った葉が特徴。光の加減によってキラキラと輝き、とにかく美しい観葉植物です。葉が垂れるように育つのでハンギングプランツとしておすすめ。育て方も難しいことはなく、直射日光を避けた明るい場所なら育ちます。ただし、日光が不足していると葉と葉の間が間延びした姿になるのでご注意を。日の当たる場所で育てるほうが締まった姿を楽しめますよ。
ハンギングプランターに植物を飾るときのポイント、そして水やりや管理方法は?
ハンギングプランターを使って観葉植物を育てるときのポイントをまとめました。高いところに吊るして飾るため、ちょっとしたことに気を付けるだけでも安全性が高くなります。土や鉢を選ぶとき、育てるときの参考にしてください。
ポイント1
土はできるだけ軽いものを選ぶ
鉢を掛ける部分の負担を減らすためにも、土は極力軽いほうが望ましいです。ハンギング用として仕立てられて販売されているものは、軽くなるように工夫されている場合が多いので、そういった軽い土を使って仕立てるほうが管理もしやすくおすすめです。
ポイント2
水やりは下ろしてから行うほうが◎
絶対に下ろさないといけないわけではありませんが、吊るしたまま水やりをすると、下が濡れることがあります。マクラメのプラントハンガーのまま水やりはひもが汚れることも。著者自身、正直、その都度外すのは面倒くさいなあと思いましたが、後々下を拭いたり、マクラメの劣化もあったりしたので、手間ですが一度下ろしてから、水やりをして水を切ってから戻すほうがやりやすく感じました。ご自身でどの方法がスムーズか試してみるのが良いと思います。プラスチック製の鉢の場合、受け皿が付いているタイプもあります。
ポイント3
耐荷重を確認してから飾る
重要なのがプランターを引っ掛ける場所の耐荷重です。たとえ頑丈な柵やパイプに吊るすとしても、使うフックが重さに耐えられなければ落下の原因になります。S字フックなどを購入する際に、耐荷重がどれくらいかを確認して選ぶようにしましょう。フックだけではなくカーテンレールもたくさん吊るしてしまうと重みに耐えられなく歪むこともあるのでほどほどに。
インテリアにも最適。おしゃれなハンギングプランター7選
観葉植物を良い感じにブラッシュアップしてくれるのが鉢! よりかっこよく、素敵にするためにおしゃれな鉢を選びたいところですよね。インテリア性の高いおしゃれなハンギングプランターを集めました。それぞれ特性が違うので好みのものを探してみてください。
アイテム1
『キントー』プラントポット
樹脂製で軽量な作りのハンギングプランターです。鉢とカバーの2層構造になっているのでフックを外すことなく、内側の鉢を取って水やりができ、普段の管理もスムーズ。外カバーがあるので水滴が下に垂れることもありません。フック付きの吊り下げ用ワイヤーは細いステンレス製で長さ調整が可能です。
アイテム2
『アンブラ』ボロ ハンキングプランター
耐久性のあるセラミック製のハンギングプランターです。高級感のあるシンプルモダンなデザインは植物も、飾る空間もおしゃれな雰囲気に仕上げてくれます。壁や天井から吊り下げれるように専用の取り付け金具付き。
アイテム3
ファンヌ ハンギングボウル
スチール製のハンギングプランターです。錆びにくいパウダーコート塗装で、マットで落ち着いた雰囲気があります。鉢底には穴がないので、植物を直接植えずにポットに入れた状態で入れて使うことをおすすめします。ハンギングプランターでは珍しいカラーバリエーションがあるのもうれしい点。
アイテム4
クラフトペーパーポット ハンギング
クシャっとした質感が特徴的なウォッシャブルクラフトペーパー製。内側がビニール張りされていて水にも強い仕組みになっているので、鉢カバーとしての機能は申し分なしです。紙製だからこその軽量で、使わないときはたたんで収納可能と機能性も抜群。
アイテム5
ハンギングプランター
壊れにくい丈夫な樹脂でできたこちらのプランターは、鉢底穴が2つあり、栓が付いているので水やり後に水が滴ることを防げます。また、吊るすためのチェーンの付け外しが可能。使う場所や植物に合わせて普通の鉢にしたり、ハンギングにしたりできるのもポイントです。写真のグリーンの他にブルーグレーとウォームグレーの3色展開です。
アイテム6
『ダルトン』ガルバナイズド ハンギングポットカバー
ガルバナイズド加工を施したスチール製のハンギングポットは、鉢カバーとして使うタイプ。棚や柵などにさっと引っ掛けて植物を飾れます。小さいバケツ型は植物だけではなく、小物入れとしても使えるのでガーデニンググッズの収納にも良さそう。
アイテム7
ポール プランター バッグ
珍しい布製のプランターです。布だけあってとても軽量なのがうれしいところ。ポットごと包むことも、直接植えることもできます。小さめの多肉植物や、シダ類を合わせるのもおしゃれですね。落ち着きのあるモノトーンカラーなのでインテリアとして合わせやすいのも◎。
ハンギングプランターを活用すればこんなおしゃれ部屋が叶う!
実際にハンギングプランターに観葉植物を飾っている人は多くいますので、その実例を見てみましょう。どれも真似してみたくなるおしゃれな部屋ばかり! どんなところに、どんな風にハンギングプランターを飾っているかも参考になりますよ。
インテリア例1
クールな雰囲気の部屋にグリーンをプラスして明るい印象に
シンボルツリーを中心に複数の植物を配置。武骨な印象が強いコンクリート打ちっぱなしの壁にグリーンが入ると、温かみが増すのでおすすめです。プランターやプランツハンガーは、モノトーンや落ち着いた色を選ぶことでまとまりも良く、よりグリーンが際立つように。飾るとき、微妙に高低差をつけるとより立体的な空間に仕上がります。
インテリア例2
空間を仕切る入り口に吊るす
空間を仕切る間仕切り感覚で、入り口にハンギングプランツを飾って奥行きを出した好例です。頭上や目線の高さに植物があると、まるでジャングルのような楽しい空間に。入り口は生活導線でもあるので、適度なサイズ感や幅などを加味しつつ選ぶのが良さそうです。
インテリア例3
ライティングレールを活用して天井を生かす
リビングに点在するハンギングプランツは天井のライティングレールを使って飾っています。直接ライトが当たらないように工夫すれば、ライティングレールもこんなふうに活用できるんです。プラントハンガー、苔玉仕立て、プラスチック鉢など素材を分けて飾ればにぎやかさが増しますよ。窓辺の植物は日が当たるようになっている工夫も真似したいところです。
インテリア例4
窓辺に市販のフックをプラスしてスペースを確保
観葉植物のグリーンが、トーン控えめの部屋のアクセントに。カーテンレールがない窓辺には鴨居フックを使い、ハンギングプランターを飾っています。便利なアイテムを上手に取り入れて飾るアイデアは真似したいところですね。プランターの配色は、全部同じにするのではなく、他の色を入れることでメリハリが出ます。
インテリア例5
アウトドアアイテムを取り入れて飾る
アウトドア用のキッチンテーブルを取り入れて植物コーナーを作るという、アイデアとセンスがキラリと光るコーディネート。空いた上のスペースに、ハンギングプランツを追加することで空間を無駄なく使えています。キッチンテーブルにも吊るすことができ、収納もできて使い勝手が良さそうですね。
この記事の掲載アイテム一覧(全7商品)
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『キントー』 プラントポット
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『アンブラ』 ボロ ハンキングプランター
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ファンヌ ハンギングボウル
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クラフトペーパーポット ハンギング
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ハンギングプランター
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『ダルトン』 ガルバナイズド ハンギングポットカバー
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ポール プランター バッグ
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