
この厚みが心強い。スウェットTシャツが春夏スタイリングの新たな相棒となる
いつものTシャツにはやや食傷気味、というあなたにおすすめしたいのがスウェットTシャツ。見た目は軽快なのに適度な厚みがあるから、1枚でもサマになってくれるのです。
秋冬お世話になったスウェット素材。春夏は、Tシャツで取り入れてみない?
そろそろTシャツの本格シーズンが到来。それに向けて、お気に入りの一枚は手元に用意したけれど、朝晩はいつものTシャツだと肌寒い日もあるし今すぐ着るには少々早い気も……。そんな時候に格好のアイテムとしておすすめしたいのが、スウェットTシャツです。いわゆるスウェットの半袖バージョンなのですが、これが初夏から真夏にかけての端境期に大活躍するのです!
具体的なメリットは以下で述べていきますが、“いわゆる”なTシャツよりちょっぴり温かい、コーデが簡単、Tシャツよりこなれて見える、などなど初夏のスタイリングにもたらす恩恵がいろいろ。まだそれほど馴染みのあるアイテムではありませんが、これほど使えるアイテムを見逃すのは損! シーズンが本格はする前の“プレTシャツ”アイテムとして、スウェットTシャツを試してはいかがでしょう?
Tシャツがスウェット素材になると、どんなメリットがあるのか
実際、スウェットが半袖になっただけで、そんなに良いことがあるのか? 実際に着たことのない人は、まずそんな疑問を抱くかもしれません。そこでスウェットTシャツ自体が持つ魅力やスタイリングにおけるメリットを分析してみました。
メリット1
アメカジライク、サーフテイストなアイテムと抜群のマッチング
スウェットTシャツは、大別するならアメカジ寄りのアイテムです。それもかっちりとした東海岸というよりは、ユルめの西海岸的なイメージが強い服でもあります。実際、カリフォルニアなどでは半袖スウェットをサラッと着こなすサーファーの姿をちょくちょく見かけます。
ゆえに、手持ちのアメカジ服との相性は、まさにビールと枝豆級。合わせるパンツも、ジーンズやチノ、カーゴ、ショートパンツなどなんでもOKです。また、夏場はスイムショーツとのコーデも絵になります。ちなみにスウェットTシャツ単体では肌寒いときや物足りないときは、ロンTや長袖のサーマルTとレイヤードするのもGOODです。
メリット2
長袖スウェット同様、着こなすほど生まれる“こなれ感”がコーデの武器となる
Tシャツのボディは薄手のコットンカットソーですが、スウェットTシャツはスウェット素材。生地が厚手な分、当然スウェットのほうが温かいため、“Tイチ”では肌寒い時期にちょうどいいトップスとなります。また、経年変化の面でも、スウェットTシャツは洗濯を繰り返すうちに色が少しずつ褪せてきたり、リブが擦り切れたり、スウェットならではのこなれた味わいを楽しむことができるのです。
メリット3
何よりうれしいのが、“チクスケ”の恐怖からの解放
白やベージュといった薄い色のTシャツを着ると、乳首が透けてしまう……。意外と多いそんな悩みも、スウェットTシャツには無縁です。Tシャツに比べて、生地がふっくらしているため、薄い色でも乳首が透けることはまずないでしょう。近頃のTシャツの中には透けにくさを売りにしているものもありますが、ジャストで着るとどうしても気になるところ。やはり生地が厚手なスウェットのほうが安心ですよね。
ガゼット、リブ、サイドパネル。ディテール1つでスウェットTの印象激変!
ここ数年、スウェットTシャツを展開するブランドは増えており、それに伴ってバリエーションが増殖中。そんな世のスウェットTシャツのデザインは大きく“濃口”と“薄口”の2種類に分けることができます。
まず、“濃口”はガゼットやリブ、サイドパネルといったスウェットの正統ディテールがそなわったアメカジ色の強いデザイン。ディテールによって存在感が高まるため、1枚で着てもスタイリングがキマりやすいという強みがあります。
一方の“薄口”はガゼットやリブといったディテールが省略、または簡略化されたもの。スタイリッシュなイメージが強まるため、“濃口”よりもコーデが大人っぽくまとまりやすくなります。ロゴや胸ポケットもないミニマルなデザインなら、スラックスなどきれいめのパンツと合わせて品良く着こなすことも可能。
アメカジ色が強く、存在感のある“濃口”か、それとも大人っぽいシンプルな“薄口”か。自分の好みやスタイリングに合わせて選びましょう。
その存在感を、どう落とし込む? スウェットTシャツのコーディネート法
街を見れば、コーデの主役トップスとして使うほかにシャツやロンTとのレイヤード、インナー使いなど多彩なスウェットTシャツのスタイリングを見ることができます。その中から、特にこのアイテムの持ち味が際立つ技ありコーデをご覧ください。
コーデ1
全身の色数を抑えた大人のスウェットTコーデ
スウェットTシャツをシンプルかつ大人っぽく着こなすには? その問いの模範解答を示すのがこちらのコーデ。カレッジ風ロゴがキャッチーなビッグシルエットの黒いスウェットTシャツに合わせたのは、スリムなホワイトジーンズと黒の『ヴァンズ』。全身をモノトーンにまとめることで、スタイリッシュなイメージが一層際立ちます。
コーデ2
アメカジ上級者のオーラ漂う、ボタンダウンシャツとのレイヤード
スウェットTシャツのレイヤードといえば、ロンTや長袖のサーマルTとのコンビ使いが定番でしょう。しかし、こちらではあえて水色のボタンダウンシャツをイン。ラフな半袖スウェットと上品なシャツのコントラストが、しゃれたムードを醸成します。パンツはタテ落ちが見事な9分丈のジーンズで軽快感をプラス。
コーデ3
スウェットTにチェックシャツをサラリ、でも雰囲気は十分
肩肘張らずに着ても、なんとなくしゃれて見えるのがスウェットTシャツの良いところ。このコーデもしかりで、グレーのシンプルなスウェットTシャツに、ネイビー×白のギンガムチェックシャツを羽織ったオーソドックスなレイヤード。ネイビー基調の爽やかコーデに、首元のゴールド&レザーのネックレスが上品な色気を添えています。
コーデ4
生地に程良い厚みがあるから、春アメカジの王道Gジャンとも黄金相性
今シーズンの注目アイテムであるGジャンとの相性もご覧の通り。肉厚なGジャンに薄手のTシャツだとともすればアンバランスになりがちですが、程良く厚みのあるスウェット生地なら両者の相性は文句なし。パンツには美脚シルエットのイージーパンツを合わせて、上品さとリラックス感を演出しているのも巧み!
専業メーカーからファッションブランドまで。スウェットTのおすすめ12選
今シーズンはさまざまなブランドでスウェットTシャツが大豊作となっています。スウェットの王道ブランドからサーフ系、スポーツウェア、ドメスティックブランドまで顔ぶれも実に多彩。ここでは特に注目したい12枚をピックアップ。必ずや、あなたの好みとコーデにドンピシャの一枚が見つかるはず!
1枚目
『チャンピオン』ハーフスリーブ クルーネック スウェット
スウェットの殿堂ブランドは、もちろん半袖Tもラインアップしています。本作のボディはリバースウィーブで、軽くしなやかな10オンスのフレンチテリー素材は春夏シーズンにぴったり。プリントは王道のカレッジ風グラフィックですが、シルエットは身幅にゆとりを持たせた今どきのリラックスフィットに。
2枚目
『ヘルスニット』×『TMT』 トンプキンズ スウェット クルーネック
アメリカのカットソーブランドと、人気ドメスティックブランドのコラボ作。太番手の空紡糸を使ってアメリカの旧式編み機でゆっくりと編み立てられた裏毛スウェットは、ふんわりとした風合いとドライな肌触りが持ち味です。ひび割れたようなフロッキープリントや加工による擦れたリブは、ヴィンテージばりの風格を放ちます。
3枚目
『スリードッツ』ハイゲージ ダンボール 半袖スウェットシャツ
大人っぽく着られるスウェットTシャツはLAブランドの十八番。ハリと光沢のあるボディは、表面と裏面がジグザグのコットン糸でつなぎ合わされたダンボール素材です。特殊加工によるしっとりとした肌触りも快適! シンプルデザインとすっきりシルエットが相まって、ニットのような上品な雰囲気に。
4枚目
『バテンウェア』リーチアップ スウェットシャツ
MADE IN USAにこだわるNYブランド、その設立10周年を記念したレーベルから登場したスウェットTシャツは細部に注目です。エクステンデントステッチが施されたステッチや肌当たりのソフトなフラットロックシームなどヴィンテージ由来のディテールがそこかしこに。ボディは軽い8.6オンスのフレンチテリー。
5枚目
『サンスペル』ハイツイスト スウェット
19世紀から続く英国の肌着ブランドの手にかかれば、ラフなスウェットTシャツもこんな上品顔に。強撚糸で編み立てられたスウェット生地は、がっしりとしながらも、上質なコットンならではの上品な風合いに。首元のガゼットと裾・袖のリブなどデザインはベーシックながら、シルエットはゆったりめの現代風。
6枚目
『ループウィラー』×『ビームスプラス』エクストラライトプラス ショートスリーブ スウェット
希少な吊り編み機を用いる現代スウェット界の雄『ループウィラー』。『ビームスプラス』の別注作はエクストラライト プラスという裏毛スウェットです。これは裏毛に細番手の糸を使うことで軽さを表現したもので、甘めの編み立てによるふんわりとした風合いも魅力的です。やや小ぶりの胸ポケも着こなしのこなれたアクセントに。
7枚目
『ラッセル アスレチック』2段ロゴ 半袖スウェットT
スウェットシャツの原型を作ったといわれる米国の老舗スポーツウェアブランドから登場したのは、ルーズなビッグシルエットが今っぽさ全開の一枚。ボディはライトな裏毛スウェットで、2段カレッジロゴとカットオフされた袖口が着こなしの格好のアクセントに。この出来で5,000円台というフレンドリープライスも特筆モノ。
8枚目
『ミスターオリーブ』コットン ベーシックスウェット
欧州のエッセンスが薫るカジュアル服を得意とするドメスティックブランドからは、ゆったりとしたボクシーシルエットが今どきなスウェットTシャツがお目見え。ボディはジャージー素材を思わせるふっくらとした風合いを持つ裏毛スウェット。色が切り替えられたネックやカットオフ仕様になった袖口が、こなれた雰囲気を醸し出します。
9枚目
『ビームス』プリントルーズ 半袖スウェット
マスタードカラーのボディ&都市のロゴというアメカジらしい一枚。胸のプリントは厚盛りのラバーと汚しプリント、クラック仕上げが施されることで、ヴィンテージ感のある表情に仕上がっています。また、適度なハリコシのある裏毛スウェットが使われているため、着用時により立体的に見えて旬のルーズなシルエットが際立ちます。
10枚目
『ルーカ』メンズ チャンプ トレーナー
サーファーたちの間で高い支持率を獲得するカリフォルニア生まれの『ルーカ』。新作のスウェットTシャツは、ビッグシルエットと胸&背中にデザインされたグラフィックが存在感を放ちます。ライトオンスのスウェット生地は伸縮性にも優れ、着心地も楽ちん。同じ素材のショーツとセットアップで着るのも、オツですよ。
11枚目
『アーバンリサーチ ドアーズ』カットオフ スウェット ショートスリーブ プルオーバー
ビッグシルエットと袖のロールがアクセントになったシンプルなスウェットTシャツは、生地にもこだわりが。コットンにポリエステルがMIXされた裏毛スウェットは、軽くてしなやか、かつ吸水性と速乾性に優れます。また、バイオ加工によって表面の毛羽が少なく、すべすべとした風合いに仕上げられています。
12枚目
『ナノ・ユニバース』MC×ピュア ウェイスト スウェットプルオーバー
『ナノ・ユニバース』のサステナブルレーベルがタッグを組んだのは、衣料品の製造工程で出るコットンの端材、端切れをリサイクルする北欧ブランド。再生ペットボトルを原料にしたポリエステルがMIXされたハリコシのある裏毛スウェットは、胸のロゴと5分袖、裾のリブがデザインのアクセントに。
この記事の掲載アイテム一覧(全12商品)
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『チャンピオン』 ハーフスリーブ クルーネック スウェット
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『ヘルスニット』×『TMT』 トンプキンズ スウェット クルーネック
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『スリードッツ』 ハイゲージ ダンボール 半袖スウェットシャツ
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『バテンウェア』 リーチアップ スウェットシャツ
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『サンスペル』 ハイツイスト スウェット
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『ループウィラー』×『ビームスプラス』 エクストラライトプラス ショートスリーブ スウェット
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『ラッセル アスレチック』 2段ロゴ 半袖スウェットT
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『ミスターオリーブ』 コットン ベーシックスウェット
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『ビームス』 プリントルーズ 半袖スウェット
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『ルーカ』 メンズ チャンプ トレーナー
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『アーバンリサーチ ドアーズ』 カットオフ スウェット ショートスリーブ プルオーバー
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『ナノ・ユニバース』 MC×ピュア ウェイスト スウェットプルオーバー
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