
夏のチャンピオンは“T1011”ナシでは語れない。MADE IN USAを貫く名作Tシャツ
“キング・オブ・スウェット”と称される『チャンピオン』ですが、同社のTシャツ「T1011」もスタイルを超越した永世定番です。1930年代から変わらない、その魅力を深掘り!
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永世定番Tシャツの一角。『チャンピオン』の「T1011」が手放せない!
Tシャツといえば、生地の厚みやシルエットの微妙な違い、ネックの詰まり具合といった細部に着る人のこだわりや個性が宿るアイテム。だからこそ、自分の好みを間違いなく満たしてくれる“定番”に安心感を覚え、リピート買いを繰り返すことになるのでしょう。こうした定番Tシャツには『ヘインズ』の「赤パック」や「ビーフィーT」を筆頭に名だたる名作が揃い踏みしていますが、『チャンピオン』にも1930年代から世代や国境を越えて愛されて続けている永世定番「T1011(ティー・テンイレブン)」が存在します。
「T1011」は、Tシャツ作りにかかわる全工程においてアメリカ製にこだわり続ける筋金入りのMADE IN USA。それゆえに、そのボディも身頃を絞らずにストンと落とした普遍のボックスシルエットで米国らしさを体現しています。正直なところ、プライス面では並び立つ競合ブランドと比べるとちょっぴり高めな設定。ですが、それでも違いのわかる大人たちに愛され続けてきたのは一体なぜなのでしょう。
どこを切っても“THE アメリカ”。『チャンピオン』の「T1011」が愛される理由
「T1011」は、アメリカのカレッジの運動着に改良を加えたTシャツゆえ、肉厚で縫製強度の高いタフな作りが持ち味です。いつの時代も変わらず質実剛健で、デザインも普遍。そんな古き良きアメリカの美意識を体現したTシャツであるということが、長きにわたって愛されてきた理由に他なりません。
理由1
糸の調達から縫製に至るまで。徹底して米国製にこだわり続ける“ロマン”
前述のように「T1011」は、原綿の調達や糸の選定、縫製にいたるすべての工程をブランド発祥の地であるアメリカで行うことにこだわった正真正銘の米国製です。もちろん現代においては生産国を問わず良質なTシャツを作れる環境があり、原綿に関しても米綿以外にも良質かつ丈夫な綿が多数存在します。ですが、こうしたグローバルな時代においても米国を代表するブランドであることにプライドを持ち、アメリカらしさを体現するTシャツを作り続けていることにロマンを感じざるを得ないことも事実。そのロマンを身に纏えるというのもまた、「T1011」が多くの人を惹きつけてやまない理由なのです。
理由2
洗濯すればするほど体に馴染む、7.1オンスの肉厚素材が生み出す“タフさ”
本国ではヘビーウェイトTシャツとして認知されているだけに、ボディに用いた米国製のコットン地は7.1オンスという極厚素材。生地自体は、オープンエンド糸(リングスパン糸のように繊維が均一に揃っていないため、ザクッと感があるのが特徴)を度詰めで編んだ天竺で、ドライ感のある風合いとなっています。一般的なスウェット素材の目付けが9オンス程度であることに鑑みると、そこに肉薄する地厚さであることがわかります。
理由3
細部にも宿る堅牢さ。着続けるほどに実感する“ディテール”の妙
ネックの作りは、ボディの生地を帯状の別生地で挟み込んで縫製したバインダーネック仕様。ネック部分の伸びやヘタれを軽減できるこの作り自体は、アスレチックウェアを出自とするもので、2本針で縫製するため強度の面でも優秀です。ボディに関しては、胴周りを1枚の布で継ぎ目なく編み立てた丸胴仕様。両脇にサイドシームの縫い合わせがなく、寝転んだりした際もゴロ付きなしの快適な着用感を享受できます。
バインダーネックは、リブ仕様の襟ぐりに比べ、圧倒的に伸びにくく、やれにくいのが魅力です。加えて、「T1011」は、生地表面に風合いを付与するためのガーメントウォッシュ(製品洗い)加工が施されているのも特徴。これは、購入後の洗濯における縮みを軽減するためのものでもあります。そのため、洗ったら着丈やフィット感が変わって別物になってしまった……という心配もなく着られます。
同じく厚手な「ビーフィーT」や『グッドウェア』。それらと「T1011」は何が違う?
ところで、『チャンピオン』の「T1011」は、他のヘビーウェイトTシャツとどう違うのでしょうか。まずは、『ヘインズ』の「ビーフィーT」と比較してみることに。目付けはやや低めの6.1オンスで、その風合いはリングスパン糸を採用いているため「T1011」のザクッと感とは打って変わって、サラッとした肌触りです。生地自体は厚手で目も詰まっているので、「T1011」と同様に気になる透け感はありません。ネックの仕様はすっきり見えするリブタイプゆえ、「ビーフィーT」のほうがジャケットなどのインナーとしてクリーンに着こなすには適しています。
今度は『グッドウェア』のTシャツと比べてみましょう。目付けは、7.1オンスの「T1011」とほぼ同様の7.2オンス。採用している糸も同様のオープンエンド糸ゆえ、ボリューム感があってドライで硬めの生地感となっています。ただ、ネックはリブ仕様なので、首周りはすっきりとした印象。襟ぐりも詰まっているので、この辺りも好みが分かれるところです。ちなみに同社のTシャツには、製品によって中国製と米国製の両方が存在します。前者であれば、「ビーフィーT」にも迫るコスパを実現してくれる点も見逃せません。
実は種類もカラーもバリエ豊富。『チャンピオン』の「T1011」はこの中から
一口に「T1011」といっても、そのバリエーションは意外と豊富です。半袖Tシャツひとつとっても、胸ポケット付きとなしのタイプがあり、袖の仕様もロングスリーブや7分袖といった選択肢も展開しています。加えて、カラーバリエーションも驚きの豊富さゆえ、色違いを揃えてローテーションを回すなんてことも容易です。
バリエ1
T1011ロングスリーブTシャツ C5-U409
生地の目付けやネックの使用といった細部は半袖Tシャツ版の「T1011」とまったく同じまま、長袖になったのが本作。ただし、今シーズンは従来よりも身幅の寸法を2サイズアップし、ゆったりめの作りになっているのが特徴。アームも太めなので、袖口のリブ周りに雰囲気のあるたまりを作って着こなせます。
バリエ2
T1011 ショートスリーブTシャツ C5-T306
バインダーネックや丸胴ボディといった仕様は、「T0111」の定番半袖Tタイプと同じですが、袖付けがセットインではなく、ラグランスリーブに変更されているのが本作です。こちらも今季は身幅の寸法を2サイズアップした設計ゆえ、ラグラン袖特有の落ち感のある肩周りもよく映えます。
バリエ3
T1011 ラグラン3/4スリーブTシャツ C5-P404
こちらは、袖まくり不要でこなれた印象を叶えてくれる、7分袖タイプ。ラグランスリーブの7分袖というスタイルは、古き良くアメリカのベースボールシャツの様式を彷彿とさせます。本作は身幅の寸法はいじっておらず、オーセンティックなボックスシルエットに。
バリエ4
T1011ラグランロングスリーブTシャツ C5-Q401
ロングスリーブTシャツにも、ラグラン袖のモノも用意されています。この袖付けの場合は、袖口にリブがなく、ストンと落として着るようになっています。アームや身幅も細身とはいわないものの、体のラインを拾いながら程良いジャストフィット感を得られるボックスシルエットを描いているのが特徴。
バリエ5
T1011 3/4スリーブフットボールTシャツ C5-P405
こちらは、7分袖のフットボールTシャツ型。両肩まで伸びた背ヨークの切り替えで、肩周りの可動域を増やした作りは、アメフトのユニフォームに由来するもの。ヨーク部分は生地を二重にして強度を高めています。本作のカラバリも豊富で、基本は7.1オンスのコットン天竺ですが、オックスフォードグレーのみレーヨンを10%混紡し、少し柔らかな風合いを出しています。
この記事の掲載アイテム一覧(全5商品)
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『チャンピオン』 T1011ロングスリーブTシャツ C5-U409
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『チャンピオン』 T0111 ショートスリーブTシャツ C5-T306
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『チャンピオン』 T0111 ラグラン3/4スリーブTシャツ C5-P404
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『チャンピオン』 T1011ラグランロングスリーブTシャツ C5-Q401
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『チャンピオン』 T1011 3/4スリーブフットボールTシャツ C5-P405
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