
サッと使えばプロの風格。七輪の正しい選び方と、そのおすすめ
焼肉店や居酒屋などでよく見かける七輪ですが、七輪の本当の魅力をご存じですか? マイ七輪を持っていれば、アウトドア遊びがもっと楽しくなり、何倍も充実するんです!
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渋みのある佇まい。七輪ってそもそも何モノだ?
七輪とは、中に炭を入れて火をおこし、上にのせた網に食材を置いて焼く調理用アイテム。焼肉店でホルモンを焼いたり、海鮮居酒屋で貝や魚を焼いたりしたことがある人も多いと思います。主な形は、円筒形や長方形、正方形。七輪と聞いて多くの人がイメージするのは、上部分が広がった白くて武骨な感じの円筒形タイプでしょう。そのため、七輪には重い、かさばる、使いにくそう……というイメージあるかと思いますが、実は今の七輪は大きくアップデートされており、初心者でも簡単に使えるアイテムへ進化しているんです!
ただのコンロと何が違う? アウトドアで七輪をおすすめしたいワケ
七輪はわかったけど、バーベキューコンロとの違いがよくわからない……という人もいるかと思いますが、七輪はコンロにはないメリットがたくさんあるんです。まずは熱効率の高さ。一般的な七輪は断熱性・保温性が高く、少ない炭でも長時間燃焼します。さらに、七輪に使われている珪藻土は遠赤外線を放つので、炭の遠赤外線とのダブル効果で食材がよりおいしく焼き上がります。七輪の熱で暖をとることもでき、調理以外の時間も活用可。レトロさだけではなく機能性も兼ね備えているのが七輪なのです。
七輪の素材は3種類。用途別に検討したい、その選択肢
現在、七輪は素材別に3つの種類があります。もっとも目にする円筒形の七輪は珪藻土が使われていますが、同じ珪藻土でも使われ方が違うタイプがありますし、珪藻土ではないタイプも増えています。使われている素材によってデザインや長所が変わるので、素材を知ることで、より自分に合った七輪が見つかるはずです。
素材1
珪藻土の特性を100%生かした、上級者向けの“切り出し”タイプ
珪藻土の塊から切り出して七輪の形に仕上げ、陶器のように焼き上げて作るのが切り出しタイプ。珪藻土を塊のまま焼き上げるため、珪藻土の組織が破壊されず、丈夫でひび割れしにくいのが長所です。やや値段は高めですが、それに優るメリットはたくさん! 切り出しタイプの中は自然の珪藻土のままなので、たくさんの空孔があり、断熱性が高く、炭火が熱を持っているときでも軍手で外側を触れます。内部の保温性が高いので炭の量が少なくても長時間燃焼し、比較的軽量で持ち運びやすいのも◎。
素材2
比較的お手頃に七輪の良さを楽しめる“練り”タイプ
切り出しタイプは予算オーバーだけど珪藻土は魅力的、という人におすすめなのが、練りタイプ。切り出しタイプと同じく珪藻土を使用していますが、粉状に砕いたものが使われているのが特徴。粉砕した珪藻土を金型でプレスして成形し焼き上げるため、比較的生産コストがかからずリーズナブルな価格で手に入ります。遠赤外線効果など切り出しタイプと同様のメリットもありますが、切り出しタイプに比べてひび割れしやすく、耐久性に劣るのがデメリット。長く愛用したい人にはやや不向きです。
素材3
耐久性重視ならコレ。“金属”タイプの七輪も候補に加えたい
より洗練されたデザインのものを使いたければ、金属タイプも視野に入れておくと良いでしょう。珪藻土素材ではないので、切り出しタイプや練りタイプのように断熱性・保温性・遠赤外線効果は期待できませんが、耐久性の高さは抜群です。また、珪藻土素材の七輪は水に弱いため使用後のお手入れは乾いた布でふく程度ですが、金属タイプは水で丸洗いできるモデルもあり、より手軽に使えるのが長所。オプションが豊富なモデルなら、鍋で煮物が作れたり鉄板焼きができたりと、マルチに使えます!
一目置かれる逸品揃い。今買える七輪のおすすめ10選
以上を踏まえて、おすすめの七輪をピックアップ! 切り出しタイプ、練りタイプ、金属タイプそれぞれに特徴があるモデルを揃えました。用途や使うシーンなどを吟味しつつ、各モデルの持ち味と照らし合わせて選んでみてください!
アイテム1
『丸和工業』夢七輪
珪藻土の地層を直接切り出してノミを使い手作業で成形し、その後に焼き上げた切り出しタイプの七輪。立方体に近いがっちりとした形状は安定感があり、どの方向からも使いやすいのがメリット。通気口の開け具合で火力を調節できるので、食材に合わせて微調整が可能です。バンドと小口はステンレス製で耐久性も◎。左右の中央に手をかける切り込みがあり、持ち運びも簡単です。焼きものはもちろん鍋を置いて煮物も作れるので、バーベキューや焼き魚、鍋料理など、季節を問わず活躍します。
■DATA
タイプ:切り出しタイプ/サイズ:W29×D29×H22cm/重量:7.9kg
アイテム2
『いち屋』奥能登天然珪藻土 切り出し七輪 長角30号
焼き鳥約15本、とうもろこしなら2~3本を一度に焼ける大型サイズ。炭の置き場所が左右に分かれておりそれぞれで火力の調節ができるため、焼き加減が異なる食材を同時に調理することも可能です。シリコン製の足がついており、テーブルにおいても傷がつきにくいというのも特筆すべきポイント。直方体の形状は車のトランクにも搭載しやすく、ハンドルもついているので1人でも手軽に持ち運べます。
■DATA
タイプ:切り出しタイプ/サイズ:W31.5×D18×H17cm/重量:4.5kg
アイテム3
『飛騨コンロ』6号
温泉旅館や居酒屋ライクな七輪。1人で使うのにちょうどいいサイズ感は、ソロキャンプでも重宝します。どこかノスタルジックなデザインはどんな食材を置いてもサマになり、特に夜の雰囲気にピッタリ。いくつか揃えれば、グループキャンプでも使えます。鍋敷きがついているのでテーブルにも置けて、ホームパーティのほか、ひとり飲みにもお役立ち。凹凸が少ないコンパクトな形状で、収納場所に困らないのもメリットです。
■DATA
タイプ:切り出しタイプ/サイズ:約W18×D18×H14cm/重量:約1.75kg
アイテム4
『武田コーポレーション』しちりん
珪藻土を粉末状にして、金型でプレスして作った練りタイプの七輪。トップが広がったオーソドックスな円筒形は、どの角度からも食材が取りやすく、複数人で囲んで使うのに最適。小口が搭載されており、火力の調節も容易です。直径26cmと大型なので、魚や貝など大きめな食材をまるごと焼くのにも便利。スチールのバンドが本体をしっかりと補強しており、耐久性もあります。断熱性の高さから炭が長持ちするので、調理後は暖をとるために使ってもOK。網は別売りです。
■DATA
タイプ:練りタイプ/サイズ:約∮25.5×H23cm/重量:4.85kg
アイテム5
『コーナン オリジナル』七輪角型ワイド
長方形タイプで焼き場の面積が広く、一度に多くの食材を焼けるのが魅力。炭の置き場所に仕切りがあり、空気を取り入れる小口も2か所に分かれているので、左右で別々に火加減の調整が可能です。片方で海鮮、片方で肉など場所と火加減を分けて焼けば味や香りが混ざることもなく、適正な焼き具合で調理可能。ブリキのバンドでしっかり補強されており、スチールのハンドルもついているので持ち運びが簡単。スチールは足にもなっており、底面が触れないのでテーブルを傷つけにくいのも長所です。
■DATA
タイプ:練りタイプ/サイズ:W40×D24×H15.5cm/重量:約9kg
アイテム6
『バンドック』俺用七輪
卓上で手軽に使える、ミニサイズの七輪。本体をのせる木台が付属しているためテーブルが傷つきにくく、幅広い場所で使えます。家飲みのお供として干物を炙ったり肉を焼いたりできるほか、もちを焼いてもOK。軽量でコンパクトサイズなため、ソロキャンプにも気軽に持っていけます。焼き場が長方形で細長い食材が楽々とのせられるのも◎。静かなキャンプサイトで、赤く燃えた炭に炙られるサンマを見ながらの1杯も乙なもの。
■DATA
タイプ:練りタイプ/サイズ:約W20.2×D14.3×H12.1cm/重量:約1.6kg
アイテム7
『太成工業』バーベキューコンロ 能登
珪藻土粉末を金型でプレスして焼き上げ、表面を黒く塗装して仕上げた七輪。スチールの足がついていて、本体を浮かせた状態にできるデザインが特徴的です。引き上げると水平位置でとまる持ち手は腕への負担が少なく、熱くならないため持ち運び時も安心。網を置く位置には網ズレ防止となる突起がついており、調理中に間違って網を落としたり食材ごと持ち上がったりするのを防ぎます。炭の下に敷く火皿は網状の鋳物を採用しており、火力が衰えにくいのもポイントです。
■DATA
タイプ:練りタイプ/サイズ:∮30.5×H16cm/重量:5kg
アイテム8
『キャンパーズコレクション』ザ・シチリン
燃焼部に断熱効果に優れたセラミックファイバーを使用。より珪藻土の七輪に近い使用感が楽しめる金属タイプです。網のほか五徳が付属し、鍋を置いて煮物なども作れます。下部には空気の入口となる小口も搭載されており、火力の調整もできて本格的。直径29cmとワイドサイズながら軽量で持ち運びやすいことと、金属製なので使用後は丸洗いできてお手入れが楽なのがメリット。パーティキャンプの盛り上げ役として活躍しそう。
■DATA
タイプ:金属タイプ/サイズ:約∮29×H19cm/重量:約1.25kg
アイテム9
『キャプテンスタッグ』炭焼き名人 万能七輪(水冷式)
スチールにエポキシ樹脂塗装を施したスタイリッシュなデザインが魅力。網と五徳が付属しており、焼きものも煮物も楽しめます。また、サイズが合えばジンギスカン鍋がのせられて、簡易的な鉄板焼きが楽しめるのもポイント。炭の下部に水を入れる水冷式で断熱性が高く、底が熱くなりにくいのでテーブルに直接置いても安全です。炭をのせる目皿はハンドルがついており、使用後に炭を簡単に取り出せてケアが楽ちん。金属製なので本体を水洗いできるのもいいですね。
■DATA
タイプ:金属タイプ/サイズ:∮28×H21cm/重量:2.7kg
アイテム10
『グリーンライフ』少煙シチリン
焼けた食材から落ちる油が直接炭にあたらない構造を採用。それにより、調理中も煙が少なく、周りを気にせず使えます。反射板の搭載で炭の熱が効率的に食材に伝わるため、少ない炭で調理でき燃料の節約にも一役買います。輻射効果と遠赤外線効果により、食材が焦げにくくふっくらと焼き上がるのも魅力。中央部の火床に炭がまとまっている構造は使用後のケアが簡単で使い勝手も良好です。本体が熱くなりにくいのでブルーシート上でも使えます。
■DATA
タイプ:金属タイプ/サイズ:約W39×D25×H19.6cm/重量:約3.3kg
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『丸和工業』 夢七輪
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『いち屋』 奥能登天然珪藻土 切り出し七輪 長角30号
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『飛騨コンロ』 6号
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『武田コーポレーション』 しちりん
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『コーナン オリジナル』 七輪角型ワイド
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『バンドック』 俺用七輪
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『太成工業』 バーベキューコンロ 能登
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『キャンパーズコレクション』 ザ・シチリン
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『キャプテンスタッグ』 炭焼き名人 万能七輪(水冷式)
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『グリーンライフ』 少煙シチリン
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