
ワイヤープランツで空間をおしゃれに。飾り方のアイデアや参考にしたいインテリア例
細いワイヤーのような見た目の茎にライトグリーンの葉が連なった「ワイヤープランツ」。丈夫で育てやすく、成長も早いので園芸初心者にもおすすめのグリーンです。
ワイヤープランツってどんな植物?
「ワイヤープランツ」は、タデ科ミューレンべッキア属の観葉植物です。属名の「ミューレンベッキア」という名前でも流通しています。ワイヤープランツはその名の通り、赤茶色の細いワイヤーのような茎が特徴で、1cm程の丸く小さな葉が連なっています。
ワイヤープランツは、耐寒性のある常緑種のため、寒冷地でなければ冬でも屋外で育てることができます。縦に伸びるというより、はうように成長していくため、庭や花壇の雑草対策や植栽のグラウンドカバーとしても使われます。(※写真の左下がワイヤープランツです)
アレンジ次第で自由自在。ワイヤープランツの飾り方
室内、屋外でも育てられるワイヤープランツ。丈夫な性質なので飾り方や楽しみ方もさまざまあります。以下では、飾り方のアイデアをご紹介します。
飾り方1
窓辺などにハンギングで飾る
ワイヤープランツは成長するにつれてボリューム感が増し、垂れるように伸びていくので、高い場所から垂らすように飾っても楽しめます。吊るして飾る場合、鉢は重たい化粧鉢ではなく、軽い素材がおすすめ。吊るす前に吊るす場所の強度や、フックの耐荷重を確認して安全を考慮して飾ってくださいね。
飾り方2
鉢カバーを使ってアレンジする
鉢カバーは、植え替えなしでインテリアや季節に合わせて、手軽に雰囲気を変えられる便利なアイテム。ワイヤープランツを飾る際にもぜひ活用してみてはいかがでしょう。鉢を入れて使わないときは収納としても使えますよ。また、布や紙製のカバーは折りたたんで片付けられるので便利です。
飾り方3
苔玉として飾る
ワイヤープランツは丈夫な植物なので、苔玉としてアレンジするのもおすすめです。赤玉土やケト土、くん炭などを混ぜた土で根を包み、さらに苔で包んで糸やひもを巻いて作ります。ただいきなり自分で作るよりは市販で苔玉になっているものを買うほうが手軽です。水やりや管理も難しいことはないので、インテリアとして楽しみたい人にもおすすめ。吊るして飾れる仕立ての苔玉もあります。
飾り方4
ハイドロカルチャーで育てて飾る
ハイドロカルチャーでワイヤープランツを育てる方法もあります。ハイドロカルチャーとは、土を使わずに水耕栽培をすること。土の代わりにハイドロボールという粘土を焼いたものや、木炭などを使っています。そのため、コバエや虫の発生を抑えられ衛生的に育てて飾ることができます。
ワイヤープランツの種類をチェックしよう
ワイヤープランツには、葉の形や色、大きさなどが異なる種類があります。ゴムの木のようにたくさん仲間がいるわけではありませんが、どれも個性があります。ワイヤープランツだけで寄せ植えを作っても面白そうですよ。コンパクトでリーズナブルな植物なので試してみてはいかがでしょう?
種類1
ワイヤースペード
スタンダードなワイヤープランツの葉は丸いシルエットですが、こちらはスペード型の葉が特徴的。丸葉と違って、葉と葉の間隔は広めです。ちょっと変わった葉の観葉植物を育ててみたい人にもおすすめです。
種類2
スポットライト
ワイヤープランツの斑入りの種類が「スポットライト」です。緑色にピンク色とクリーム色が交ざりあった非常に美しい葉で、ぱっと明るく華やかな印象。観葉植物として室内で楽しむのはもちろん、寄せ植えや花壇の彩りに使うのもおすすめです。斑入りだからといって特に管理が難しいわけではないので、誰でもトライできますよ。
種類3
コンプレッサー
スタンダードなワイヤープランツよりも大きな丸い葉が特徴の「コンプレッサー」。生育状況によっては葉の直径が3~4cmまで大きくなることもあります。乾燥が苦手なので、水切れしないように管理しましょう。
種類4
ワイヤーハート
遠くから見ると普通の「ワイヤープランツ」のようですが、よく見ると葉の形がハート型をしているのが「ワイヤーハート」。小さい緑色のハートが連なっています。管理は普通のワイヤープランツと変わらずで、乾燥に弱いので水切れと、直射日光を避けて管理してください。
ワイヤープランツの育て方。水やりや置き場所は?
寒さにも強く、暗めの場所でも育てることができるワイヤープランツ。植物の中でも丈夫で育てやすい種類だといえますが、まったく管理が不要というわけでもありません。ここからは、水やりや置き場所など、正しい管理方法を押さえていきましょう。
ポイント1
水やりは土が乾き切る前に。葉水もお忘れなく
乾燥には強い植物ですが、土が乾かないように管理してください。水やりのタイミングは、土の表面が乾いたら鉢底の穴から水が流れ出るくらいたっぷり水やりをします。水切れしてしまうと、リカバリーに時間がかかったり、仕立て直しが必要になったりします。こまめに霧吹きなどで葉に水やりすることもお忘れなく。
ポイント2
置く場所は日当たりの良い場所がベスト。でも強い日光は避けよう
理想は日当たりの良い場所での管理が望ましいです。日照が少ない場合、育ちはしますが間延びした姿になりやすいため、春秋と冬は明るい窓辺や棚の上などで管理すると良いでしょう。真夏は直射日光を避けた場所に置いてください。寒さには強いですが、霜が降りるような予報があれば早めに暖かい場所へ移動してください。
ポイント3
混み合ってきたら剪定し、風通しを良くする
ワイヤープランツは生育旺盛で、どんどん成長します。全体的に生い茂り、混み合ってくると風通しが悪く蒸れやすくもなるので、葉が混み合ってる場所は剪定して風通しが良い状態にしてください。また、枯れた葉も早めに取り除くこと。細かい葉と茎なので細い刃のハサミが作業しやすいですよ。
ポイント4
剪定した茎葉を再利用! 挿し木にチャレンジ
生育旺盛なワイヤープランツだけあって、健康な茎葉であれば剪定した部分を使い挿し木で増やせます。長いものは5~10cm程度に切り分けて土に挿す部分の葉を取り除き、清潔な土に挿して水やりをします。発根までは数か月かかることもあるので気長に待ちましょう。時期は春と秋が適しています。ちなみに挿し木は全部が絶対に発根し、成長するわけではないので、発根したらラッキーくらいの気持ちでチャレンジしてみてください。
ワイヤープランツをおしゃれに取り入れたインテリア例
暗いところでも育つ耐陰性があるため真っ暗ではなく、ある程度の光が入る場所ならば置くことができます。これもインテリアグリーンとして人気の理由のひとつでしょう。どのくらいの場所までなら飾れるのかなど、ワイヤープランツを飾るときのイメージが湧くような例を集めました。
インテリア例1
オブジェなどと一緒に棚に飾る
ワイヤープランツは、室内でも窓の近くに限らず飾ることができるので、オブジェと合わせて飾るという手も。いろいろなオブジェが並んだ空間に、緑が入ることで温かい雰囲気を演出しています。ワイヤープランツ隣にあるリンゴの赤とのコントラストも◎。それぞれの素材感や色と合わせて楽しみましょう。
インテリア例2
シンプルに、窓辺に飾る
観葉植物の置き場所の定番といえば窓辺。気に入った鉢や器に植えて窓辺に飾るだけでも十分絵になります。いくつか他の種類の植物と飾る場合は、鉢のトーンを合わせて飾るとごちゃついた印象にならず、まとまりよく飾れますよ。ただし真夏は日光が強く、葉焼けや乾燥によるハダニの発生にもつながるので、窓辺から少し離すか、レースカーテン越しに置くようにしてください。
インテリア例3
限られたスペースは吊るして空間を使う
ワンルームなど、部屋のスペースが限られている場合におすすめの飾り方がハンギング。マクラメのプラントハンガーを使い、窓辺や天井などの高い場所から吊るして飾ります。ライティングレールもパーツを使うことで、植物を飾るスペースに早変わり。日当たりの良い窓辺に吊るす場合は、乾燥しすぎないよう、こまめに葉水をするようにしましょう。
インテリア例4
便利なアイテムを活用。植物スペースを新設する
賃貸でも壁や天井を傷つけることなく収納や、飾るスペースを増やせます。こちらは「ドローアライン」を使用してワイヤープランツや他の植物を上手くディスプレイした好例。パーツを組み合わせればハンギングもできます。ワイヤープランツはコンパクトなサイズ感ながらもボリュームが出せるので、ちょっとしたスペースにも最適です。
インテリア例5
デッドスペースを生かして飾る
葉が垂れるように成長するワイヤープランツの特徴を生かして、高い場所から垂れるように飾った好例です。他の観葉植物を、床置き、テーブル置きなど、さまざまな位置に配置することでバランス良く仕上げています。葉の色や形が違うものを合わせるとメリハリがでるので、購入する際に意識して探してみてください。
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