
カレッジTシャツの“抜け”が心地良い。程良いスポーツテイストがクセになる14枚
普遍のアメカジ風味があり、適度にスポーティ。カレッジTシャツはそんな親しみやすさが持ち味ですが今夏、アメカジ人気再燃で主役候補に急浮上。魅力をおさらいします!
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なにげなく着ているけれど、カレッジTシャツって何モノ?
プリントTシャツにおける不動の定番カテゴリであり、古着市場においても安定の人気を誇るカレッジTシャツ。最近では、復権中のアメカジのスタメン服としてショップで見かける機会が増えてきました。そもそもこのカレッジTとは、その発祥となったアメリカの大学名をプリントしたTシャツのこと。その歴史は非常に古く、1920~30年代からアイビーリーグと呼ばれる名門私立大学がスポーツ用や運動部用に制作、大学生協で販売し始めたTシャツがオリジナルとされています。
こうした歴史的背景から、ハーバード、イェール、コロンビア、ブラウンといった名門校が定番的な存在として認知されている一方、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)やカリフォルニア大学バークレー校、ニューヨーク大学、ハワイ大学のものも根強い人気があったりします。こうしたカレッジTシャツが日本で広まったのは、1960年代のこと。当時のアメリカの大学生はカレッジTを通学ファッションとしても着用していたため、アイビーファッションが日本に紹介されたタイミングでその存在が認知されることに。その後、アメカジが日本の服飾文化の素地となっていく過程で定番服として定着し、今に至ります。ちなみにカレッジTシャツ草創期のボディ自体は当時、全米の大学で運動用スウェットの制作を請け負っていた『チャンピオン』が手掛けていました。1930年代に誕生した同社の「T1011」は、当時も今も大学公認カレッジTシャツの定番ボディとして広く知られています。
カレッジTのプリントの多くは、グラフィックデザイン業界でカレッジフォントと総称されるオールドスクールな書体を用いています。一見パンチが強そうですが、古き良きアメリカの香りが感じられる書体であるため、プリントTの懸念材料である子供っぽさは控えめな印象になるのが魅力です。大学のマスコットキャラクターが組み合わさった場合もありますが、それでも温故知新な佇まいは変わらず印象付けることが可能。ゆえに年齢を重ねるにつれてプリントTに苦手意識を抱き始めた大人でも安心して着こなせて、アメカジ感やスポーティさを魅力としてアピールしてくれます。
カレッジTシャツが、大人メンズのコーデにもたらすメリットとは?
前述のようにカレッジTシャツは、アメリカの大学の運動着や部活ウェアを出自としています。そのため、程良いレトロスポーツ感を放っているのが特徴です。同じプリントものでもスポーツブランドやサーフブランドのロゴものほど体育会な印象に傾かず、あくまでアメカジ路線を保ちながら力の抜けた着こなしに落とし込めます。ジャストサイズで着ても普遍の格好良さを演出できますが、オーバーサイズで今どきのスタイルに寄せることで持ち味である抜け感に拍車をかけることが可能。ここでは、こうした強みを生かして着こなすうえで良きお手本となる、3タイプの着こなしをご紹介しましょう。
着こなし1
白ボディのビッグシルエットで、王道アメカジも抜け感マシマシに!
チノパンにクレープソールのシューズという、極めてベーシックなスタイル。そのハズしに、コーネル大学のプリントTを活用しています。白ボディに紺のアーチロゴという色数少なめのシンプルデザインを選ぶことで、大人らしい印象をしっかり保つことができ、爽やかな抜け感を味方につけられています。肩が大きく落ちたシルエットも効果的で、身幅も袖もこれくらいゆとりがあるとひと昔前のアメカジを引きずった見え方にならず、時代感をきっちり印象付けられます。
着こなし2
短パン&プリントTの子供見えリスク低減に、レトロなカレッジTが貢献
ショートパンツにプリントTという小僧感が出がちな組み合わせも、古き良きアメリカの香り漂うカレッジTシャツなら、大人らしさを保ったままで夏のアメカジスタイルに仕上がります。このTシャツが採用しているイェール大学のロゴも、チームウェアを思わせるレトロスポーティなデザイン。それゆえ、スポサンにも違和感なく馴染ませることが可能です。重ね着したTシャツの裾見せとソックスで白を効かせることで、爽やかさの底上げにも成功しています。
着こなし3
マンネリ打破のためのフレアパンツ姿を、カレッジロゴでレトロに誘導
パンツの守備範囲が広いカレッジTシャツとはいえ、さすがにフレアパンツは難しい? と思いきや、ご覧の通り。実はともにレトロ感ある服なので親和性が高く、ちょうどいい抜け感と新鮮さをもたらしてくれます。Tシャツはオーバーサイズをタックインして裾周りにたるみを作り、首周りにネックレスを外出しで着けることで、より洒落感を高めています。
本場アメカジブランドのものから洒落感ある一枚まで。カレッジTシャツおすすめ14選
『チャンピオン』に代表されるアメカジブランドに良作が豊富なカレッジTシャツですが、持ち味を保ちながらファッション要素を加味したセレクトショップの別注品でも秀作に出会うことができます。カレッジTがお久しぶりな人はもちろん、実は初めてという人も、この夏のスタメンに抜擢したくなること必至の14枚をピックアップ!
1枚目
『チャンピオン』T1011 ポケットTシャツ イェール
ヘビーウェイトTの代名詞である「T1011」に対し、1990年代によく使われた縦長書体でイェール大学ロゴをプリント。プリント自体は“染み込みプリント”と呼ばれる浸透率の高い方式を採用し、古着のような独特のムラ感を表現しています。胴周りに継ぎ目のない丸胴編みは肌に縫い代が当たるストレスの払拭に加え、強度の面でも優秀。襟の仕様はヘタりにくさに定評があるバインダーネックゆえ、ガシガシと着倒せます。
2枚目
『スタンフォード ユニバーシティ』ロゴTシャツ
こちらは、西海岸屈指の名門・スタンフォード大学の生協で販売されているものを買い付けたオフィシャルTシャツ。ドミニカ共和国を製造拠点とするボディメーカー・アルタグラシア社の丸胴ボディに対し、シンプルな一段レイアウトが映える飾り気のないデザインが、公式Tシャツらしい魅力を放っています。大学生協で販売されている状態と同じ、ロールした状態で納品されるのも楽しみのひとつ。
3枚目
『チャンピオン』T1011 ニューヨーク大学
ニューヨーク大学のスクールカラーであるバイオレット一色に染まった「T1011」の前身頃に、“NYU”というイニシャルロゴと紋章を爽やかな配色でオン。本作のプリントは経年変化が味わい深い染み込みプリントによるもので、ドライ感のある米綿生地とともに着込んで育てる楽しさを十分に味わわせてくれます。
4枚目
『フリークス ストア』別注 UCLA クルーネックTシャツ
『フリークス ストア』の別注品となるこちらは、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のロゴを、プリントではなくスタジャンのワッペンなどでお馴染みのサガラ刺繍で表現。モコモコとしたパイル状のロゴが立体的に浮かび上がり、フラットなプリントとはまた違う見どころを作ってくれます。シルエットは身幅と肩幅、袖幅にゆとりを持たせ、着丈は長過ぎないバランスに調整。裾を出してもインしても、リラックス感を変わらず印象付けられます。
5枚目
『チャンピオン』T1011 ハーバード大学
「T1011」のオフィシャルカレッジライセンスシリーズには、歴代大統領に加え、マーク・ザッカーバーグ氏、ビル・ゲイツ氏といったIT系エリートを輩出したハーバード大学もラインアップ。デザイン自体はアーチ型に描いたブロック書体のロゴがスタンダードですが、紋章の周りにカタカナで“ハヴァド”と描いたヒネりの利いたデザインも、知る人ぞ知る人気アイテムなのだとか。
6枚目
『ジャーナル スタンダード』別注 カレッジプリントTシャツ1 コーネル大学
NY州イサカ市にキャンパスを構えるアイビーリーグ名門校・コーネル大学のオフィシャルTを、『ジャーナル スタンダード』が別注で制作。“ビッグレッド” と呼ばれるマスコットキャラの熊が不敵な笑みを浮かべるグラフィックが、着こなしやすい濃紺ボディにキャッチーなアクセントをもたらしてくれます。背面には7頭のビッグレッドが、“CORNELL”のスペルを綴るようにかわいらしく描かれているなど、フロントとのギャップも見どころです。
7枚目
『ジャーナル スタンダード』別注 UCLAヘビーウェイトTシャツ
カレッジマスコットといえば、UCLAの熊もお忘れなく。同校は、バスケットボールを筆頭にカレッジスポーツにおける強豪チームを多数有し、これらのスポーツチームを“ブルーインズ”と総称しています。そのマスコットを務めるのが、ジョーとジョセフィーンという2匹の熊なのだとか。『ジャーナル スタンダード』の別注による本作は、そのマスコットをチームカラーのブルーとゴールドで彩りつつ、大人が着こなしやすいサイズ感でセンターにプリントしました。
8枚目
『ビームス』ルーズ カレッジ Tシャツ ブラウン大学
古着のカレッジTの味わい深さに魅力を感じつつも、マイサイズに巡り会うのは至難の業。……と、壁にぶつかっている人におすすめしたいのが『ビームス』が公式ライセンスを取得して制作したこちらの一枚。ブラウン大学のスクールカラーで彩ったボディは身幅をたっぷりとさせたルーズフィット仕様で、自分好みのサイズで今どきの着こなしに落とし込めます。ボディには退色加工、プリントには掠れ加工がそれぞれ施されており、コンディションのいい古着のようなユーズド感を楽しむことが可能。
9枚目
『グリーンレーベル リラクシング』ジーエルアール オアUCLA カレッジ ロゴ 半袖 カットソー
大学スポーツの強豪チームが揃い踏みしているUCLAの“ブルーインズ(運動部の総称)”のエンブレムを、オリジナルボディにプリントした一枚。ユニセックスで着られるサイズ展開で、Sサイズでも身幅が62cm、XLなら66cmというたっぷりとしたサイジングになっています。生地自体は程良い厚みのヘビーウェイトゆえ、どのサイズを着てもきれいな落ち感を楽しめます。
10枚目
『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』×『ヒア マイ ネーム』別注カレッジTシャツ
古着を踏襲した渾身のひび割れ加工とともに施されたロゴとエンブレムは、オレゴン州最大のビジネス・スクールを有するポートランド大学のもの。ボディは顔料染めを用いたピグメント加工で仕上げられており、色が生地内部に染み込んでいないため、洗濯を繰り返すたびに雰囲気良く色が抜けていくさまを楽しめます。
11枚目
『ラッセル アスレチック』×『シップス』カレッジ プリント Tシャツ2
大学アメフトやバスケの名門校として知られるミシガン州立大学。同校が1980~90年代に生協で販売していた『ラッセル アスレチック』のカレッジTシャツを、『シップス』の別注で復活させたのが本作です。エンブレムやロゴは当時のデザインを再現しつつ、左袖の“イーグルロゴ”をボディカラーに溶け込むネイビー一色に変更(通常ロゴはブルー×レッド)。同時期に『ラッセル アスレチック』が手掛けていたペンシルバニア大学とコロンビア大学のカレッジTも制作されており、それらもこのネイビーロゴが別注の特権的意匠となっています。
12枚目
『ラコステ』×『ビームス』別注カレッジTシャツ
二度見されるような変化球を狙いたい場合は、カレッジフォントの『ラコステ』ロゴが目を引く『ビームス』の別注作を。後ろ身頃の襟足近くにはポロシャツでお馴染みのワニロゴ刺繍が施されており、振り向きざまや後ろ姿でさりげないブランドアピールを行えます。ゆったりルーズフィットのボディはしっかり肉厚で、肌透けの心配も少なく着こなせます。
13枚目
『ユニバーサル オーバーオール』カレッジ プリント Tシャツ
シカゴ生まれの老舗ワークウェアブランドからも、カレッジフォントにイメチェンを図った遊び心あるロゴTシャツがお目見え。アーチ状に描いた地元・イリノイ州の名のほうがブランド名より目立つ位置にレイアウトされたグラフィックがまた、新鮮です。左前裾にはオレンジのピスネームが、『ユニバーサル オーバーオール』のアイコンとしていつもと同じように鎮座。
14枚目
『ハワイ大学』カレッジプリントTシャツ
スクールカラーのグリーンボディに白ロゴとエンブレムが爽やかに映えるハワイ大学の公式Tシャツもまた、アメカジ好きの間で根強い人気を誇るアイテムです。こちらも大学生協で販売されているものを買い付けた一枚で、ノスタルジックな書体に加え、両脇がストンと落ちるボックス型ボディも良い意味での野暮ったさを演出。流行に左右されない普遍のデザインとなっています。
この記事の掲載アイテム一覧(全13商品)
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『チャンピオン』 T1011 ポケットTシャツ イェール
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『スタンフォード ユニバーシティ』 ロゴTシャツ
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『チャンピオン』 T1011 ニューヨーク大学
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『フリークス ストア』 別注 UCLA クルーネックTシャツ
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『チャンピオン』 T1011 ハーバード大学
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『ジャーナル スタンダード』 別注 カレッジプリントTシャツ1 コーネル大学
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『ジャーナル スタンダード』 別注 UCLAヘビーウェイトTシャツ
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『ビームス』 ルーズ カレッジ Tシャツ ブラウン大学
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『グリーンレーベル リラクシング』 ジーエルアール オアUCLA カレッジ ロゴ 半袖 カットソー
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『ラッセル アスレチック』×『シップス』 カレッジ プリント Tシャツ2
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『ラコステ』×『ビームス』 別注カレッジTシャツ
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『ユニバーサル オーバーオール』 カレッジ プリント Tシャツ
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『ハワイ大学』 カレッジプリントTシャツ
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