
お香でリフレッシュ&リラックス。気軽に楽しめるおすすめアイテムと嗜み方
以前と比べ家にいる時間が増えたことで、心地良いひとときを演出する手段への関心が高まっている。お香もそのひとつ。改めてお香についてとそのおすすめをご紹介しよう。
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気軽に焚けるお香。おしゃれな生活にはマストです
一説では、538年の仏教伝来にともないオリジンが伝わったとされるお香。今では日常にすっかり溶け込み、お香がもたらす効果がどれだけ我々の生活に有益かを耳にする機会も増えた。植物から香り成分を抽出するアロマなどを利用している人も多いが、香木を主とするお香が今なお存在感を発揮しているのは、やはり気軽に、手軽に楽しめるところが大きい。鼻腔をくすぐる良質な香りは、リラックス感をもたらすだけでなく、空間をセンスフルに仕上げてくれる。全方位的に日常をケアするお香を、さあ、あなたも部屋へと招き入れてみてはいかがだろう。
良い香り、だけじゃない。お香はリラックスにもリフレッシュにも効果的
お香の魅力、それは部屋の印象までも左右する香りが最初に挙げられる。ただ、それだけではないところがいつの時代も好まれる要因。例えば、以前からその場を浄化する作用があるといわれ、邪気を払う、殺菌するといった効果も信じられてきた。古くから神社や仏閣で取り入れられてきたのもそのため。他にも、空間をゆったりと漂う煙の様子が落ち着きを誘発し、空間の湿度を吸いながら燃えるため消臭効果も期待大。これだけの効果が望めるなら、取り入れない手はないだろう。
お香は大きく分けて3タイプ。楽しみたいシーンによって選ぼう
お香にはさまざまな種類があるが、普段から気兼ねなく取り入れることを考えた場合、おすすめしたいのが、「スティックタイプ」「コーンタイプ」「ペーパータイプ」の3種類。燃焼時間はそれぞれ、約30分、20分、2~5分と短時間。そのため、効率良く空間を良い香りで満たすことができる。シチュエーションに応じて使い分けたいところだ。
タイプ1
香りを均一に攪拌させたいならスティックタイプ
お香に馴染みのない方ならこの手のタイプがおすすめ。燃焼する面積が均一なため、香りも均一に広がっていく。長さに合わせて燃焼時間は10~30分と幅があり、状況に合わせて長さを変えれば燃焼時間も調整可能。香皿と一緒に売られている場合も多く、もっともポピュラーで手に入れやすいことからエントリーモデルとしてうってつけだ。
タイプ2
素早く香りを広げたいならコーンタイプ
急な来客など即座に対応したい場合にはより香りを素早く広げられるコーンタイプを。形状からもわかるように、火をつけてから下にいくほど燃焼する面積が大きくなり、香りも徐々に強くなっていく。その間、10~20分程度。安定感があり倒れたりすることも少ないため、子供がいる家庭でも扱いやすい。灰がそのままの形状で残るため散らばる心配もない。
タイプ3
持ち歩くならペーパータイプ
別名、ペーパーインセンスともいわれるこちらは、燃えやすい紙ということで燃焼時間も1~2分と短め。扱いやすさはピカイチだが、スティック型などと比較すると香りはほんのり。そのぶん、携行のしやすさなどから財布や名刺入れにしのばせておくことでほのかに香らせることができ、相手に好印象を与えることができるだろう。欧米ではわりと一般的な部類に入る。
どれがお好み? お香の香りは気分に合わせてセレクトしよう
香りは鼻から入ると、前頭眼窩部という場所で認識され、その刺激によって脳機能に変化をもたらすということが昨今科学的に証明されている。つまりは、香りによって心身のバランスを整え、リフレッシュやリラックス効果が期待できるということ。どんな精神状態のときにどんな香りがもっとも効果的か。タイプ別にご紹介していこう。
種類1
集中したいときはハーブ系の香りがおすすめ
自宅で仕事をする機会が増えた、自宅時間を学びの機会にしたい……。コロナ禍の今、そんな人はきっと多いはず。そんなとき、頭をすっきりさせ、集中力を高める助けとなりうる香りがハーブ系だ。とはいえハーブ系のバリエーションは実に多彩。選ぶなら、眠気を覚ますペパーミントや頭をすっきりとさせやすいローズマリーのような、爽快で清涼感のある香りが好ましい。
種類2
リラックスしたいときはウッド系の香りがおすすめ
外に出ればさまざまなプレッシャーにさいなまれるため、家に帰ってきたときぐらいはとことん解放されたい……。となれば、率先して選びたい香りがウッド系なるもの。高ぶった感情を落ち着かせ、ストレス緩和にも一役買うといわれているこの香り。代表的なものでいえば、バニラのような安息香(ベンゾイン)やムスクのようなミルラがこれにあたる。一度焚けば、精神に安らぎをもたらしてくれるのでお試しを。
種類3
脳の働きを活性化させたいときはスパイス系の香りがおすすめ
ときには、ひらめきやアイデアを欲する場合もあるだろうし、無気力な自分にもう一度やる気を起こさせたいケースもあるだろう。そんなときの活性剤となりうる香りがスパイス系。高揚感を覚え、気力がみなぎってくるはずだ。例えば、クローブやシナモン、ジンジャーといった香辛料の香りがこれにあたる。クリエイティブ思考を導きたいのなら、ぜひともスパイス系で脳に刺激を与えたい。
種類4
気分転換したいときは柑橘系の香りがおすすめ
日常においては、嫌なことや想定外のことが起こる場合も多々ある。そんなときには前向きな気持ちになれる香りでぜひとも気分転換をしたいところ。そこで良い仕事をしてくれるのが柑橘系。フルーティですっきりとした香りは、落ち込んだ背中を押してくれるはず。この香りは、日本で好感度が高く、親しまれている香りである。
香りからおしゃれな空間に。おすすめのお香をタイプ別にピックアップ
訪れた部屋に好印象を抱く要因のひとつに香りが挙げられる。おしゃれの嗜みとして香水を纏うように、あなたの住空間に良い香りを取り入れれば、周囲の評価も一変するかもしれない。その手段としてお手軽かつ効果的なのがお香。代表的な種類はすでに先述した通りだが、ここではそれぞれのタイプ別におすすめのお香を取り上げたい。
▼インテリアとしても活躍。スティックタイプのお香
お香に期待できることは、なにも香りだけとは限らない。空間に何げなく置かれることで、センスの良さが匂い立つ。良い例がスティックタイプ。古着屋などでも頻繁に重用されているだけに、その効果は周知の通り。洋服への香りづけとしても効果は絶大で、リラックスとセンスの両得を狙える。
アイテム1
『トロピックベスト』エキゾチックイノセンス
元『ステューシー』のデザイナーであるマイケル・ラファエルと、アメリカでも指折りのセレクトショップ「コンセプツ」にてブランドディレクターを務めたレット・リチャードソンが新たに設立したLAブランド。アメリカでも絶大な人気を誇るスパイシーベースのウッディな香りのアマル、摘みたてのハーブのような香りのバジルなど、香りは全部で26種類をラインアップ。
アイテム2
『ペーパースカイ』トラベルインセンス
旅をテーマにさまざまなアイテムを展開するコンセプトショップ「ペーパースカイ」からの一品。こちらは、日本一のお香生産地として知られる兵庫県淡路島にて、1905年から操業を続ける『淡路梅薫堂』のお香。ティータイム(慈悲甘茶香)とレモングラス(檸檬香草)の2種類を揃え、持ち歩きも自在。旅先などでもいつでも自由にリラックス空間を演出できる。
アイテム3
『菊谷生進堂』×『ビョーカ』スティックΨ
国内屈指のお香専門店と新進気鋭のアクセサリーブランドの異色コラボ。ウッディな香りをベースに、伝統的なハーブの一種であるフェンネル(茴香)やかっ香を調合。さらにハチミツでほんのりと甘さをだしたその香りは、心も浄化してくれるような心地良さだ。煙が立ちにくいように設計されている点もうれしい。
アイテム4
『ノートワークス』インセンス
世田谷区淡島通り沿いにある、業界人も御用達のセンスフルなインテリアショップ「ノートワークス ラボラトリー」。多彩なラインアップに加えオーダーメイド家具も人気だが、同店発のブランド『ノートワークス』も好評だ。こちらもその中のひとつで、“OAK INN”と題した架空のストーリーをテーマに、それにひもづく香りを表現している。
アイテム5
『オサジ』×『TOKYO KODO』インセンス スティック
健やかで美しいライフスタイルを目指すコスメブランドと、日本と西洋の伝統技術を融合させたインテリア・アロマ・インセンスブランドとのタッグにより誕生したこちら。幾度とない試作を重ね、火を灯した際に清々しいグリーンフローラルの香りがバランス良く立つよう設計され、朝・夜と気軽に楽しんでもらえるよう燃焼時間を15分に設定している。
▼短時間でしっかり香る。コーンタイプのお香
香りがゆったりと部屋全体を満たしていくその経過を楽しむのもひとつ。ただ、ときには急な来客などですぐにでも部屋を良い香りで満たしたい、なんて状況も少なくない。そんなときに頼もしいのがコーンタイプ。コンパクトなそのフォルムは、イメージ通りすぐさま心地良い香りで部屋をいっぱいにし、その姿に見合わぬほどに確かな香りを放つだろう。
アイテム6
『アポテーケ フレグランス』インセンスコーン
ドイツ語で“香料”“調合薬局”などを意味するブランドは、千葉市内にあるファクトリーで調合から生産、パッケージ製作、箱詰めまでをすべて担う。しかも、ハンドメイドで行うという稀有な存在だ。そして、日夜試行錯誤し生まれる香りは唯一無二。こちらは白茶をソースとし、甘みのある香りにジャスミンのアクセントが新鮮だ。
アイテム7
『ルカス』お香
『ルカス』のお香は心の豊かさにフォーカスし、自然界の美しいものや香りなど五感を通して感じながら生活の質の向上を目指すことを謳っている。こちらではホワイトセージの純粋な香りを楽しめ、空間や心の浄化を後押し。その素材は、アメリカ農務省とカリフォルニア認定オーガニック農家双方の認定を取得した、全米唯一のオーガニック エクストラ・ホワイトセージを使用している。
アイテム8
『hono』お香 白檀の香り
火を灯した瞬間立ち上がる白檀の香り。そこには、カカオの成分も含まれているためほんのり甘みが感じられリッチな気分を演出する。ベースとなる白檀にはもともとリラックス効果があるとされ、頭痛や不眠症の人におすすめだといわれている。さらには、湿度の高い日には部屋をカラッとさせてくれる働きも。燃焼時間は12~15分ほどと手軽に扱えるのもいい。
アイテム9
『松榮堂』香水香 花世界 パイン
『松榮堂』が誕生したのは今からおよそ300年前。香作りを本格的にスタートしたのは3代目当主のころである。以降、天然素材へのこだわりと培ってきた技術は今なお継承され、その実力は世界からも注目される。その一端はこちらのコーンタイプからも。自然を身近に感じられる香りはもちろん、安定した燃焼時間を生む成型技術は唯一無二。
アイテム10
『シャシ』デニム
1960年代から線香業界に携わり、けん引するまでに成長した『シャシ インダストリーズ』。これまでに250以上のフレグランスを調合し世界各地へと発信している。こちらは同ブランドの代表的な香りとされる「デニム」。武骨さを想起させるようなネーミングだが、焚く前からほんのり甘さが感じられ、火をつけると石けんのような爽やかかつクリーンな香りが部屋いっぱいに広がる。
▼一瞬で香りが広がる。ペーパータイプのお香
燃焼速度が速くすぐさま香りを部屋へ追加できるペーパータイプ。ただ、この手のタイプの魅力的なところはまだ他にもある。例えば、普段自室で使っているお香を持ち歩くことができるという点。財布にしのばせておくも良し、衣類のポケットに入れておくも良し。家でも外でも存分にお香の芳しい香りを楽しみたい。
アイテム11
『サンタ・マリア・ノヴェッラ』アルメニアペーパー
イタリアの古都、フィレンツェにある『サンタ・マリア・ノヴェッラ』は、世界最古の薬局としても知られる。800年以上の歴史を誇り、長きにわたり紡いできた伝統はプロダクトからもヒシヒシと感じられるだろう。“香りの芸術”“癒やしの芸術”と称されるフレグランスはその代表格。確かな質と香りは、このアルメニアペーパーにも落とし込まれ、スパイシーでどこか上品な香りが日常を華麗に彩る。
アイテム12
『パピエダルメニイ』トリプル3個セット
同社がフランスに誕生したのはおよそ120年前。その伝統は現在も脈々と受け継がれている。熟練職人の手仕事により仕上げられるのもそのひとつで、アロマペーパーにもそんな背景が透けて見える。香水などで用いられる安息香の木から採取された樹皮の成分により、バニラのほんのり甘い香りだけでなくペットや汗などの臭いも消臭してくれる。
アイテム13
『テラ』線香 香木 紙香
『テラ』は、日本古来の伝統に敬意を払いながらジャパンメイドにこだわるヘルス&ビューティブランド。代表的シリーズといえば“香シリーズ”だ。こちらは、その上品な香りを携行できるよう紙タイプで製作したもの。和紙に匂いづけされているため、燃焼させ部屋の中で香りを楽しめるだけでなく、手紙や名刺入れなどへそっと挟んでおくのも粋である。
アイテム14
『薫寿堂』HA KO BLACK
植物を模して作られたデザインと、鼻腔をくすぐる美しい香りが好評の「HA KO」シリーズ。そんな『薫寿堂』の人気シリーズに加わったのが、「HA KO BLACK」だ。真っ黒な葉のデザインもさることながら、こちらでは天然のエッセンシャルオイルをふんだんに使い、目的に応じて贅沢に調合。リラックス、フォーカス、スリープと3種類の香りがスタンバイしているため、好みのものを選ぼう。
アイテム15
『グラッセ トーキョー』ペーパーインセンス
おしゃれなパッケージに思わず持ち運びたくなるこちらは、『グラッセ トーキョー』のもの。アロマをブレンドする際に用いられるムエット(試香紙)をモチーフにして作られ、火を灯せば、わずか5分の間にスミレ、ローズの華やかながら程良く酸味も感じさせる香りが広がる。また、マッチが付属しているため、旅先などでも気軽に使用が可能。
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『トロピックベスト』 エキゾチックイノセンス
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『ペーパースカイ』 トラベルインセンス
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『菊谷生進堂』×『ビョーカ』 スティックΨ
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『ノートワークス』 インセンス
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『オサジ』×『TOKYO KODO』 インセンス スティック
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『アポテーケ フレグランス』 インセンスコーン
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『ルカス』 お香
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『hono』 お香 白檀の香り
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『松榮堂』 香水香 花世界 パイン
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『シャシ』 デニム
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『サンタ・マリア・ノヴェッラ』 アルメニアペーパー
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『パピエダルメニイ』 トリプル3個セット
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『テラ』 線香 香木 紙香
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『薫寿堂』 HA KO BLACK
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『グラッセ トーキョー』 ペーパーインセンス
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