ハット&キャップに迷ったらキジマタカユキ。その凄みを改めて知る

ハット&キャップに迷ったらキジマタカユキ。その凄みを改めて知る

帽子選びにおける手堅い一手といえるのが、大手セレクトショップも信頼を寄せる『キジマタカユキ』。日本の被りもの界における最重要ブランドの良作を見ていきましょう。

2022.07.31
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遠藤 匠

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紺ブレもビーサンも守備範囲。雑食系服飾ライター

遠藤 匠
モノ雑誌と男性ライフスタイル誌の編集を経て、現在はフリーライターとしてメンズファッション誌、ライフスタイル誌、WEBを中心に執筆。ファッション遍歴は、渋カジから英国系テーラードを経て、再びアメカジに回帰。現在は無国籍状態に。 記事一覧を見る
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四半世紀にわたって愛されてきた被りもの界の重鎮『キジマタカユキ』

四半世紀にわたって愛されてきた被りもの界の重鎮『キジマタカユキ』

Rakuten Fashion

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アトリエメイドの職人気質な帽子ブランドでありながら、行きつけのショップで気軽に出会え、被りものによるおしゃれを提案してくれる。そんな稀有な立ち位置の帽子専業ブランドとして、かれこれ25年以上も第一線を走り続けているのが『キジマタカユキ』です。同社の製品は主要セレクトショップが継続的に買い付けている一方、『オーラリー』や『スタイリスト私物』といった今をときめくブランドやツウ好みなブランドとのコラボのニュースも頻繁に飛び込んできます。こうした実績は、まさしく同社の確かな帽子作りに対する信頼性の高さの証しといえるでしょう。

四半世紀にわたって愛されてきた被りもの界の重鎮『キジマタカユキ』 2枚目の画像

Golden State

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『キジマタカユキ』という帽子ブランドがスタートしたのは、2013年のこと。しかし、TASCLAP世代であれば、その前身として1990年代に人気を博した『couer(クール)』というブランドにも聞き覚えがあるかもしれません。この『couer』を設立したのが後述するデザイナーの木島隆幸氏で、グローバル展開を見据えて『キジマタカユキ』に改名し、現在にいたります。オリジナルに加えて主要ショップからの受注によって製作される帽子は、いずれもアトリエでの手間も時間もかかる手作業により生み出されたの。その製作スタイルは今も昔も変わらず、手掛ける帽子は多彩ですが、いずれの帽子にも時代の空気やトレンドがさりげなく取り入れられています。それでいて“本物の帽子はかくあるべき”というブレない軸を感じることができるのが、大きな魅力でしょう。そして、この“言うは易く行うは難し”なスタンスこそが、同社の帽子が被りもの初心者から上級者まで分け隔てなく愛されている理由といえるでしょう。

『キジマタカユキ』を手掛けるデザイナー、木島隆幸という人物について

デザイナーの木島隆幸氏は1990~94年の5年間にわたり、帽子デザイナーの第一人者として知られる平田暁夫氏に師事。そののち、独立を果たしました。帽子作りの世界に飛び込む前は古着にのめり込んだ10代を経てヒップホップ文化に出会い、同時期にパンクやロンドンファッションにも傾倒。その後は正統派のスーツスタイルに魅了された時代もあるという多彩過ぎる遍歴からも、ファッションの楽しさを熟知している人物であることが伺えます。

『キジマタカユキ』を手掛けるデザイナー、木島隆幸という人物について

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平田氏に師事した時代には、『イッセイ ミヤケ』や『ヨウジヤマモト』といったブランドの帽子作りを通じてモードの美意識やそれを表現するための技術を習得。平田氏はフランスで帽子のオートクチュールを学んだ人物で、その技法を学ぶこともできたようです。いうまでもなく、オートクチュールにおいては顧客の好みを形にする技術と感性が求められます。こうした経験に裏打ちされた技術力があるからこそ、時代やショップの声を受け止め、本物志向かつ多彩な帽子を生み出す『キジマタカユキ』というブランドの存在につながっているのでしょう。

カバンの中にしまえる、自宅で洗えるなど、“ならでは”の強みが光る

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Golden State

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『キジマタカユキ』の帽子を特徴づける要素として知られているのが、ウォッシャブルな製品を多数手掛けていること。これは、古着を着たときに帽子だけビシッとしていると違和感がある……という木島氏のこだわりから導入されたもので、創業当初からほとんどの製品に導入されています。木島氏自身が洗った帽子が縮んでしまった苦い経験があることから、フェルト素材の帽子でも洗った後に型崩れしないよう配慮されているのが特徴です。

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Golden State

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クラッシャブルな帽子が多いことも、『キジマタカユキ』愛用者の間では広く知られています。バケットハットのようなカジュアル帽子は当然ですが、ラビットファー製フェルトの中折れ帽のようにクラシカルな帽子であっても、副資材を省くことでクシャクシャと丸めてカバンに入れておけるように作られています。木島氏自身は“おしゃれをするときに多くの人が思っているんじゃないかなということを、デザインや素材に反映する”という考えもの持ち主。ハット系の帽子といえば、外出先で脱いで過ごすことになった場合の取り回しに困りがちです。そうしたかゆいところに手が届く作り込みがなされていることも、洒落者に愛されている理由といえるでしょう。

デイリーに使うならこれ。『キジマタカユキ』のキャップ&ビーニー

キャップやビーニーといったお気楽な被りものにおいても、『キジマタカユキ』ならではのこだわりとその世界観を存分に楽しめます。被ったときのバランスやくったり具合まで計算された素材選びや仕立ては、流石の一言です。

アイテム1

タイプライター 6パネルキャップ

タイプライター 6パネルキャップ

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ベースボールキャップのスポーティさに苦手意識がある人におすすめなのが、ハリ感のあるタイプライター生地で仕立てたこちらの6パネルキャップ。生地を揉み込むことで高密度な平織り特有のパッカリングを浮かび上がらせているため、ミニマルな大人顔ながら力の抜けた雰囲気で被ることができます。後頭部はアジャスターではなくゴムでフィットさせる仕様。ゴム周りのギャザーがクシュッとなっているのも、雰囲気あり。

アイテム2

ベロア 6パネルキャップ

ベロア 6パネルキャップ

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ベロア 6パネルキャップ 2枚目の画像

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キャップで秋冬ムードを取り入れるなら、柔らかなベロア仕立ての本作を。ベロア生地自体はワンウォッシュにより味出ししたヴィンテージ感ある仕上がりで、メタルバックル付きのアジャスターもウォッシャブルレザー製ゆえ、ガシガシと洗って“育てる”楽しさも享受できます。

アイテム3

ワッチキャップ

ワッチキャップ

PLUS USP

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肌当たりのやさしい上質なウールを贅沢に使い、太過ぎず細過ぎずもしない絶妙なリブ編みで仕上げたワッチキャップ。一度だけ折り返して被ることで、トップがちょこんと立ち上がり雰囲気良く取り入れられます。選べる4色はいずれも飽きのこない定番色で、秋冬シーズンには定番色のニットとアンサンブル的に色を合わせても楽しそうです。

アイテム4

ナイロンタスランストレッチ 6パネルキャップ

ナイロンタスランストレッチ 6パネルキャップ

PLUS USP

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ストレッチを効かせたナイロン素材を生かし、アジャスターなしのすっきりフォルムと締め付け感なしの被り心地の両取りを成功させたのがこちらのキャップ。生地の継ぎ目がない後頭部には純白の刺繍ロゴを施し、爽やかな見どころを作っています。生地自体はタスラン加工によってふっくら感を増したナイロンにポリウレタンを混紡したもので、乾きやすい素材でもあるため汗濡れを気にせず被れます。

アイテム5

モヘアキャップ

モヘアキャップ

Golden State

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起毛感が際立つ見た目からも柔らかさが伝わってきそうなこちらのキャップは、ウールとアルパカを混紡したモヘア仕立て。左側面のパネルにさりげなく描かれた同色の刺繍ロゴで、わかる人にはわかるブランドアピールも可能です。綿ファスナーによる無段階調整ができるアジャスターのベルトも同色同素材ゆえ、スマートな見え方のバックスタイルに。

男をアゲる良作が揃う、『キジマタカユキ』のハット5選

人気再燃中のバケットハットなど、違いを印象付けられる良作にも『キジマタカユキ』で出会えます。また、せっかく被るなら“良いモノ”を選びたいクラシカルハットにおいても、納得の逸品が揃い踏み。被ればきっと男がアガる、間違いないセレクトをお届けします。

アイテム1

コットンキャンバスハット

コットンキャンバスハット

PLUS USP

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打ち込み強めなコットンキャンバスで仕立てたこちらのバケットハットは、従来品からさらに傾斜角をつけたブリムが特徴的。広がり過ぎないブリムによって深過ぎないクラウンのコンパクトなフォルムが際立ち、すっきりとした印象で被れます。ブリム自体も長過ぎず、フロント側をちょこんと折り返すなど、さりげないアレンジ技も自然にキマります。

アイテム2

コットンソフトハット

コットンソフトハット

PLUS USP

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コンパクトなクラウンに対し、少し長めのブリムが良バランスを描くソフトハット。生地自体は張りがあって丈夫なオックスフォードですが、超長綿のスーピマコットンを贅沢に使っているため肌当たりはやさしく、きめの細かさからほんのり上品さも漂う仕上がりです。手洗い可能なシンプル設計で、クルクルと丸めて携帯できる点も魅力。

アイテム3

『トゥモローランド』別注コットン ストライプバケットハット

『トゥモローランド』別注コットン ストライプバケットハット

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『トゥモローランド』のオリジナル生地であるマルチストライプを使い、爽やかさを呼び込んだ別注バケットハット。ハット自体はブリムに傾斜角をつけた『キジマタカユキ』定番のデザインで、クラウンとブリムのストライプ柄のつなぎにこだわった仕立てからもセンスが感じ取れます。

アイテム4

ペーパークロス ソフトハット

ペーパークロス ソフトハット

Deepinsideinc.Store

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こちらは風通しが良く、視覚的な爽快感も呼び込めるペーパークロス仕立ての中折れ帽。裏地にポリエステル製メッシュを用い、汗ばむ季節にうってつけな作りとなっています。芯材を最小限に抑えた仕立てゆえ、被らないときはコンパクトにたたんで持ち歩くことが可能。

アイテム5

『キャプテン サンシャイン』×『キジマタカユキ』バケットハット

『キャプテン サンシャイン』×『キジマタカユキ』バケットハット

ICORA(イコラ)

ICORA(イコラ)

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『キャプテン サンシャイン』とタッグを組み、サファリハットに限りなく近いバケットハットを制作。採用した生地は、細番手のギザコットン糸とポリエステル糸を組み合わせ、限界値まで打ち込み強く織ったウェザークロスです。この手のハットとしては特筆すべき品の良さを打ち出しながら、丈夫さと張りも担保しており、ある程度の防水性も期待できます。

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遠藤 匠

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  • 『キジマタカユキ』タイプライター 6パネルキャップ
    『キジマタカユキ』 タイプライター 6パネルキャップ
  • 『キジマタカユキ』ベロア 6パネルキャップ
    『キジマタカユキ』 ベロア 6パネルキャップ
  • 『キジマタカユキ』ワッチキャップ
    『キジマタカユキ』 ワッチキャップ
  • 『キジマタカユキ』ナイロンタスランストレッチ 6パネルキャップ
    『キジマタカユキ』 ナイロンタスランストレッチ 6パネルキャップ
  • 『キジマタカユキ』モヘアキャップ
    『キジマタカユキ』 モヘアキャップ
  • 『キジマタカユキ』コットンキャンバスハット
    『キジマタカユキ』 コットンキャンバスハット
  • 『キジマタカユキ』コットンソフトハット
    『キジマタカユキ』 コットンソフトハット
  • 『キジマタカユキ』×『トゥモローランド』別注コットン ストライプバケットハット
    『キジマタカユキ』×『トゥモローランド』 別注コットン ストライプバケットハット
  • 『キジマタカユキ』ペーパークロス ソフトハット
    『キジマタカユキ』 ペーパークロス ソフトハット
  • 『キャプテン サンシャイン』×『キジマタカユキ』バケットハット
    『キャプテン サンシャイン』×『キジマタカユキ』 バケットハット

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  • キジマタカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)
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