
イルビゾンテのバッグの魅力とは。イタリアンレザーならではの質感に酔いしれる
革のバッグは重いし、気を使う……。そう思っているなら大間違いです。『イルビゾンテ』のバッグならデイリーに使えつつ、革の味をたっぷり堪能できるんです!
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レザーアイテム好きなら、『イルビゾンテ』のバッグは避けて通れない
しっかりとコシのあるベジタブルタンニンなめしのイタリアンレザーを用い、スタイルを選ばないシンプルなデザインに仕立てる『イルビゾンテ』。ウォレットやポーチなどの革小物類も男女問わず定番として人気を集めていますが、やはりその革の質感を存分に楽しむならバッグでしょう。なかでも、ブランドを象徴する素材であるヌメ革を使用したアイテムは、創業者のワニー・ディ・フィリッポ氏の“雨が降ればどちらも濡れ、晴れればどちらも日に当たり、あなたが焼ければ、バッグも日に焼けます。あなたのイルビゾンテはあなたの一部になるのです”という言葉通り、使い込むほどに日焼けやシミが味となって風合いを増していきます。コーデを選ばないシンプルさと神経質にならずに使えるラフさを兼ね備えた『イルビゾンテ』は、普段使いにこそ似合うレザーバッグなのです。
革小物の聖地で誕生し、アメリカで火がついた本格レザーブランド『イルビゾンテ』
『イルビゾンテ』の創始者でありデザイナーでもあるワニー・ディ・フィリッポ氏は、イタリアで車関係の販売業を営みながら週末になると革製品を自作していたアーティスト肌の人物。あるとき自分が考案したデザインで製造してくれる工房を探したものの、断られたことで妻の親戚が営むバッグ製造工房で自らノウハウを学ぶことに。そこで研鑽を積み、フィレンツェに自らの店を構えたのが1970年のこと。当初はイタリアの路地によくあるような、注文に応じてバッグや革小物を作る工房兼ショップでしたが、次第に周囲の高級店から注文が入るようになっていきました。
同ブランドの転機となったのは、イタリアの有名ホテルである「プリンチペ」に製品を置いたこと。宿泊していたアメリカ人バイヤーの目に留まったことでニューヨークの「バーニーズ」「ブルーミングデールズ」などの名だたる高級百貨店で取り扱われるようになり、瞬く間に海外へとその名が広がっていきました。
イタリア伝統のなめし技術。『イルビゾンテ』のバッグの魅力は経年変化にあり
革への強いこだわりで知られる『イルビゾンテ』。その原点であるスタンダードコレクションの革は、イタリア伝統のなめし技術であるバケッタ製法を守り続けていることで知られるトスカーナのサンタ・クローチェ地区で作り続けられています。イタリア国内にはバケッタ製法の革だけでもエルバマットやミネルバリスシオ、オリーチェといったさまざまな名革が存在しており、一般的にはそれらの革を使用するのがセオリー。ですが、『イルビゾンテ』のスタンダードコレクションではそれらの革をあえて使わず、創業者自身が探したサンタ・クローチェの老舗タンナリーに独自のレシピで発注したバケッタレザーを採用しています。その革は繊維が緻密なことで知られる北欧産のステアハイドを原皮に使用し、トラと呼ばれるシワや原皮の傷も風合いや個性として仕上げています。豊かなシボ感と、透明感が特徴です。イタリアンレザーらしい上質さと気の置けないラフさが共存するオリジナルのレザーは、毎日使用するうちに色合いを変えていきます。
発色の良さがイタリアンレザーの真骨頂。カラバリの豊富さも『イルビゾンテ』の醍醐味
近年は顔料仕上げや型押しのコレクションも多数リリースされていますが、『イルビゾンテ』といえばたっぷりとオイルを含んだバケッタレザーを透明感のあるアニリン染料で仕上げた革こそが定番。もともとイタリアンレザーは発色の鮮やかさが特徴ですが、『イルビゾンテ』のオリジナルレザーも全12色をラインアップ。タンニン仕上げの色味を生かしたNo.20ヌメはもちろん、『エルメス』のブランドカラーを思わせるビビッドな発色のNo.66オレンジなど、個性豊かなカラーが揃っています。
『イルビゾンテ』のオールレザーバッグのおすすめ5選
毎日使うバッグはなるべくストレスフリーなものを選びたいところですが、一般的に革のバッグは重さが気になるもの。しかし『イルビゾンテ』のバッグはもともとレディース/ユニセックスのブランドとして立ち上がったこともあってか、オールレザーのバッグでも実際に手に取ってみれば意外と軽いことに驚かされるはずです。その軽さの秘密が、比較的薄めに漉いても強度を保つ、緻密な繊維とコシを備えた革を使用していること。ここではブランドの定番であるスタンダードコレクションを中心に、普段使いにおすすめのアイテムをご紹介します。
アイテム1
オリジナルレザー ショルダーバッグ
必要なものがコンパクトに収まる、ちょうどいいサイズのミニショルダーバッグ。スナップ留めの間口を採用しており、トートバッグのような感覚でラフに荷物をしまうことが可能です。また、中はジップポケットで2つに仕切られています。財布などはセキュリティのしっかりしたジップに入れて……という風に仕分けできるのもありがたいところです。
■DATA
W21.5×H14×D8cm
ボディにはシボ感の豊かなオリジナルのバケッタレザーを採用し、底やストラップなど負荷が掛かる箇所にはより硬さのあるサドルレザーを使用しています。ナチュラルさを重視するブランドのバッグでは一枚底も珍しくないですが、ユーザーの使い勝手を考えたモノ作りも『イルビゾンテ』らしい点といえるでしょう。
内部はキャンバスでライニングされており、縫製の揃い方は言うまでもなく、真鍮無垢のスライダーなど金具類の美しさもイタリアンブランドならではの魅力です。キャンバスライニングには、中に入れたアイテムへの色移りを防ぐなどのメリットもあります。
アイテム2
オリジナルレザートート
『イルビゾンテ』といえばコレを思い出す人が多いであろう定番モデルがこちら。ユニセックスで使いやすい小ぶりなサイズに仕上げられたトートは、しっかりとネン押し(裁断面の縁に施される装飾)が施されたレザーのストラップがさりげないアクセント。内部もジップポケットで区分けされ、カードケースやインサイドファスナーポケットも付属するため普段使いにぴったりです。
■DATA
W20.5×H11×D26.5cm
アイテム3
オリジナルレザー ビジネスバッグ
薄マチの端正なフォルムに仕上げつつ、同ブランドならではの質感豊かな革を使用することでやさしい雰囲気に仕上げたビジネスバッグならオンタイムの装いに実直な印象をプラスできるはず。ブラウンはあえてコバを染色せずに仕上げられているため、程良くカジュアルな印象に仕上がっています。
■DATA
W36.5×H27.5×D4.5cm
アイテム4
オリジナルレザー クラッチバッグ
手提げとしても使えるクラッチバッグを、オールレザーで仕立てたのがこちら。ハンドル部分をそのまま握ってもOKですが、切り返しの部分から折り曲げて小脇に挟んでもOKです。上側はスムースレザー、下側はシボ革と風合いでコントラストをつけており、同ブランドならではの革の質感をたっぷりと楽しむことができるはず。
■DATA
W33.5×H38.5cm
アイテム5
オリジナルレザー ショルダーバッグ
最近登場したショルダーバッグはブランドネームをショルダーストラップに施したことでどことなくストリートっぽさを感じる仕上がりに。間口はジップ仕様を採用しており、スマホやコインケースを入れるのにちょうどいいコンパクトサイズ。ボディバッグのように斜めがけするのもおすすめです。
■DATA
W23.5×H11×D5.5cm
よりカジュアルに持ちたいなら。『イルビゾンテ』はコンビ素材のレザーバッグも人気
意外と見落としがちですが、『イルビゾンテ』ではテキスタイルも革と同様にこだわり抜いた素材を使用しているのもポイント。“テキスタイル・バレー”として知られるカゼンティーノ地方で19世紀の伝統的な製法で生産されたウール地や高品質なイタリアンバッグでお馴染みのリモンタ社のナイロンを使ったアイテムなど、生地のチョイスからしてイタリアらしさが抜群。革の質感は同ブランドの持ち味ではありますが、カジュアルアップのアイテムとしてあえて革ではなくファブリック素材をチョイスするのもおすすめです。
アイテム1
トートバッグ
ブランドの象徴であるバッファローロゴを用いたオリジナルファブリックが目を引くトートバッグ。モノグラム調に施されているため、大人コーデのハズしとしても最適です。コットンにナイロンとアクリルを混紡した厚手のジャカード織り地を使用しており、裏地の付かない一枚仕立てにより内部にも表面の柄が反転して浮き出ています。
■DATA
W33.5×H40cm
アイテム2
キャンバス×レザー トート
目の詰まったコットンキャンバスをボディに採用し、ハンドルとアウトポケットをレザーで切り返したトートバッグ。手持ちでも肩掛けでも使える絶妙な長さのハンドルを採用しており、デイリーに活躍してくれるはずです。レザーをコンビ使いしたことで、カジュアルな中にも品の良さが加わっています。
■DATA
W39.5×H28.5×D11.5cm
アイテム3
ショルダーバッグ
リモンタ社のナイロン地にコットンを混紡し、耐水コーティングを施したテスート ポリコートネを素材に使用したサコッシュは、ブランドロゴが施されたヌメ革パーツがアクセント。ストラップ部分にもオリジナルレザーが使用われており、カジュアルでアウトドアテイストのアイテムが多いサコッシュの中で異彩を放つ仕上がりになっています。
■DATA
W35.5×H27×D2cm
アイテム4
キャンバスレザー トートバッグ
こちらも先のアイテムと同じく、テスート ポリコートネをボディに採用したトートバッグ。ぐるりとボディを覆ったレザーストラップが底部分の補強とデザインを兼ねた構造となっており、フロント部分には外付きのポケットも付属します。丸みのある柔らかなシルエットは愛嬌抜群。あえて荷物を満載して持ち運びたいところです。
■DATA
W40×H30×D13cm
アイテム5
ナイロン×レザー ビジネスバッグ
ツヤのあるナイロンをボディに採用し、ハンドル部やパイピングなど各所にオリジナルのレザーを使用したビジネスバッグ。A4の書類が縦横どちらの方向にも収納できる絶妙なサイズで、キー付きのためセキュリティにも配慮されています。ダブルジップ仕様の開口部はフルオープンにすることも可能です。内部にはオーガナイザーと荷留めのストラップが付属。
■DATA
W41×H33×D5cm
『イルビゾンテ』を長年使うために欠かせない、レザーのお手入れ法を知っておこう
経年変化が魅力の『イルビゾンテ』ではありますが、筆者的にはほったらかしでボロボロなのも味になる……というタイプのブランドとは少し異なると考えています。イタリアンレザーはお手入れを通じてクリーンさを保つことで、美しいツヤや深みのある色合いに変わっていくもの。ゆえに、適切なメンテナンスを心がけたいところです。
基本的な手入れは、革がカサついてきたり水に濡れたりしたときにオイルを塗布するなど他の革製品と同様におこなえばOK。写真のものは、ついたばかりの色移りなど乾ききっていない汚れを落とすスペシャルガムと、オイルアップ用のレザークリーム、クロスとスポンジがセットとなったブランド公式のお手入れセット。オイルやクリーナーもたくさんあってどれを選んでいいか迷うという人は、とりあえずこちらを使っておけば安心でしょう。
中にはなるべく買ったときの状態を長く保ちたい、という人もいるはず。その場合におすすめしたいのが、使う前の防水スプレー。水が染みにくくなるだけでなく、手の脂や汚れも弾いてくれるため経年変化がゆっくりと進むようになります。また、より美しい経年変化をお望みなら、購入してからしばらく日光に当ててわざと日焼けさせるのがおすすめ。タンニンなめしの革は新品の状態だと革の銀面が柔らかいものの、日に当てることで革が締まり、油分が滲み出ることで傷がつきにくくなるのです。窓際などに置いて製品全体に満遍なく光が当たるようにしつつ、3日~1週間程度で色が濃くなれば完成です。
この記事の掲載アイテム一覧(全9商品)
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『イルビゾンテ』 オリジナルレザー ショルダーバッグ
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『イルビゾンテ』 オリジナルレザートート
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『イルビゾンテ』 オリジナルレザー ビジネスバッグ
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『イルビゾンテ』 オリジナルレザー クラッチバッグ
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『イルビゾンテ』 オリジナルレザー ショルダーバッグ
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『イルビゾンテ』 トートバッグ
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『イルビゾンテ』 キャンバス×レザー トート
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『イルビゾンテ』 キャンバスレザー トートバッグ
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『イルビゾンテ』 ナイロン×レザー ビジネスバッグ
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