
アグ(UGG)のサンダルで夏も抜かりなく。大人のメンズコーデに映える逸品が続々
『アグ(UGG)』の名作ムートンブーツの優秀さは誰もがよく知るところだが、実はサンダルも侮れない。その理由を裏付ける実力や名品の数々を、ここで改めて説明しよう。
『アグ(UGG)』はムートンだけにあらず。実はサンダルも見逃せない
やさしく足を包み込んでくれる上質なムートンのあの感触――。『アグ(UGG)』のブーツが持つソフトな履き心地とほっこりした温もりに癒やされた経験がある人も少なくないだろう。それがあまりにも印象的なため、つい『アグ』=冬と結びつけてしまいがちだが、実は夏にも欠かせないブランド。ブランドの歩みは1978年に創設者が南カリフォルニアへ移住したことから始まっており、そんな彼は根っからのサーファー。ムートンブーツにいち早く反応したのも現地のサーファーだ。
海から陸へ上がった際に足を冷やさなくて良いと評判になり、その熱はアメリカ西海岸のサンディエゴ~サンタクルーズにあるサーフショップを中心に拡大。そう、ブランドの背景にはサーフカルチャーがあったのだ。ムートンブーツの発祥はオーストラリアの羊の毛刈り職人が足に巻きつけていた羊毛といわれているが、『アグ』のそれはサーフカルチャーと密接にかかわり今にいたる。だからこそ、サーフシーンにおいて切り離せないサンダルもまた、ブランドの本質を語るうえでは欠かせないのだ。
『アグ』のサンダルが大人のメンズコーデに効く。その3つの理由とは
波乗りたちのアフターサーフの必需品として広まった代表作のムートンブーツだが、なにも『アグ』のコレクションはそれだけではない。近年では厚底のスニーカーが発表されシーンを大いにざわつかせたのも記憶に新しいところだが、夏にピッタリなサンダルも豊富にラインアップしている。そのサンダルが大人たちを中心に話題となっているのだ。
理由1
シンプルなデザインが多いため合わせやすい
『アグ』が常に抱き続けているモノ作りの姿勢は、“トレンドを超越した長持ちする品質と永続的なデザイン”への傾倒であり、環境に与える影響への理解である。そして、クオリティファーストの姿勢を打ち出し、快適さと万全なサポートを表現すべく無駄なものをそぎ落とした結果が、どんなスタイルにも合わせやすいシンプルなビジュアルへとつながっている。だからこそ、誰もが手に取りやすいのである。
理由2
レザーなど渋みがある素材のものも多数展開
先述したように、『アグ』のアイテムは長い付き合いを保証する。その理由のひとつが素材へのこだわり。最上級グレードAのシープスキンはもちろん、レザーもまたハイグレードなものが使われ、仕上げにもかなりの熱が込められる。ただ、その質がより顕著に表れるのはさらに使い込んだ先にある。使用者の個性が浮き彫りとなっていく経年変化は、革の魅力をより実感し、愛着を増す呼び水となるのだ。
理由3
ソフトなフットベッドがストレスフリーな履き心地
天然素材へのこだわりは同ブランドのアイデンティティだが、周りとの違いをより演出するキーはテクノロジーの融合だろう。独自の機能素材や経験則に基づいた構造を積極的に採用することで、足を通したそばから即座に安心を感じられる。わかりやすいのが足裏と密着するフットベッドの作り。タッチのやさしいフットベッドが緊張を解きほぐし、独自のアウトソールテクノロジーが快適を支えてくれる。
この夏の新しい相棒に。マストで手に入れたい『アグ』のサンダル厳選10足をお届け
ひとえに『アグ』のサンダルといってもバリエーションは実に多彩。昨年発表した最高峰のサンダルコレクション「ウェインスコットコレクション」、独特な形状の「マキシスライド」に「ポートイヤークロッグ」など、オーソドックスなものから斬新なアプローチにより仕上げられたものまでさまざま。なかでも、今、手に入れておきたいモデルをピックアップしてご紹介しよう。
アイテム1
シーエー ヴィツゥー スライド
慣れ親しんだシープスキンブーツを彷彿させるマテリアルパレット。アッパーにスエードを、ライニングにはアップサイクルウールを存分にブレンドした毛足7ミリのカーリーなUGGplushを採用し、お馴染みのあのふっくらとした感触をサンダルでも楽しめるよう作られている。その見た目に反し優れた通気性を備えているため、夏でもストレスなく足を通すことが可能。射出成型ミッドソールの反発性能の高さにより歩きやすさも格別だ。
アイテム2
シーサイド フリップ レザー
ビーチサイドやシーサイドで活躍必至な“ビーサン”でも、レザー仕立てであれば大人も胸を張れる姿に。しかも、上質できめ細やかなレザーを採用しているだけに、肌当たりが心地良く革特有のハードさを感じさせない。さらに、甲部にかかるストラップにはシボ感のあるレザーを取り入れているため、より上品な印象を抱かせる。モールドラバーのアウトソールは、衝撃吸収性に優れ、凹凸のある道でも安心。
アイテム3
スポーツイェイ
『アグ』のサンダルの代表作のひとつに挙げられる「フラッフ イェイ サンダル」。こちらはそのモデルを背景に、アップデートを加えて仕上げられたもの。印象的なのはEVA素材で成型した丸みのあるかわいらしいフォルム。その肉厚さが外からの衝撃へ対応するだけでなくビジュアル面においても貢献している。しかも、防水性能に優れクッション性も上々。ロゴ入りのストラップが足をしっかりホールドしてくれるなど、実用面においても抜かりはない。
アイテム4
ウィルコックス スライド チョップ
甲部に施された、ブランドロゴをデフォルメしたデザインがなんともユニークな1足。シンプルで気楽に履けるシャワーサンダルタイプだけに、余計その遊び心が際立つ。とはいえ、EVA素材で仕上げられたそれは水に強く耐久性も十分で、凹みを作ったインソールは履いた際の滑りを回避し高いクッション性も兼備。ソール裏の独特な溝がグリップ力を担保し、安定した歩行ももたらしてくれる。
アイテム5
フラッフ ザット
ウールとリヨセル、2種類の柔らかな素材を混成した素材をアッパーに施したその姿は実に個性的で、さらにはその見た目通りのやさしい肌触り。履きやすさと個性を共存させた無二のモデルは、足元に抜群のインパクトをもたらしてくれる。さらに、アウトソールには、Treadlite by UGGという独自の機能ソールを搭載。軽さと柔軟性、さらには耐久性、クッション性を高次元で結実させ足元をしっかりサポートする。
アイテム6
デューン スライド
このモデルにどこか親近感を覚えるそのワケは、『アグ』のシンボリックなクラシックブーツをデザインソースにしているため。それもあり、懐かしくも新鮮な佇まいを醸している。肌当たりの良いマイクロファイバーを張り合わせたインソールは高クッショニングも魅力で、ブーツにも取り入れているやさしい天然ウールのライニングと安定感のあるアウトソールにより“らしい”履き心地を実現。スエードアッパーのリッチ感も大人にはうれしい。
アイテム7
ブルックサイド フリップ
ブラックスエードのソリッドな趣とは裏腹に、ライニングに採用したのはコットンキャンバス。ゆえに、足を通した際には肌当たりの良さを感じながらスタイリッシュな足元を演出することができるため、街でも海でも気兼ねなく足を通せる。そのうえ、蒸れを回避できる通気性の良さは夏場には願ったり叶ったり。モールドラバーのアウトソールは、耐久性に優れ、履くたびに頼もしさが身にしみるはずだ。
アイテム8
ウェインスコット スライド
なめされる前のシワのないフルグレインレザーで覆われたこちらは、サンダルでありながらもどこか品が漂う。さらに熟練の職人たちが、ハンドメイドで一足一足にワックスを塗り込んでいくことにより、一層精悍な顔付きへ。その、細部にいたるこだわりと主義により、使い込んでいくほどに足へとフィットしていく、時を経るほどに変わっていく顔立ちにジワジワと愛着も湧いてくるだろう。
アイテム9
ブレイブン
ストラップの表面には素材本来の良さを味わえるフルグレインレザーを、インソールには柔らかなコルクを、ソール底には耐久性に優れ柔軟性も備えるEVA素材を採用。異素材MIXで仕上げられた一足は、適材適所の素材使いにより履き心地とユニークさを兼備した大人にうれしい要素がふんだんに盛り込まれている。その魅力は時を経るほどに現れるレザーの味わいや、自重によりコルクが自分の足形に凹んでいき馴染んでいく過程で実感するに違いない。
アイテム10
ユニオン フリップ フロップ タスマニア
ストラップに落とし込まれた、ブランドのシンボリックなタスマンブレイドの織り柄が施された一足は、全体が簡素化しやすい夏のコーディネートに小さくない効果をもたらしてくれる。しかもこちら、見た目だけでなくアウトソールにはブランド独自のソール構造であるTreadlite by UGGを搭載。反発性と耐久性を併せ持ち、驚異的なグリップ力を発揮するなど、一般的なトング型のサンダルでは感じ得ない心強さを得ることができるのだ。
洒落者たちも夢中。『アグ』のサンダルの大人流コーデをチェック
ブーツだけにとどまらず、サンダルもまた発表当時から話題を集め、現在では世界中で愛用者が多数。使い勝手の良さ・心地良さ・ビジュアルは、日常の着こなしに効果的なポイントを作ってくれると多くの信頼を集めている。国内の洒落者たちもそれは重々承知。だからこそ日常のスタイリングの参考にしたい、彼らのコーディネートを存分にご覧あれ。
コーデ1
きちんと感を演出しつつ抜け感も出すための足元選び
ミリタリー由来のドレス服や、パリッとしたオールインワンなどなど。凛々しさの中にどこか男くささも香る、そんなアイテムは大人にとってはきっと好物な部類。とはいえ、それらをデイリーユースに落とし込むうえではどこかに力みをいなすポイントを作ることが必要だ。そこで良い働きをするのが『アグ』のレザーサンダル。サンダルでありながらほんのり醸す品格は、程良い抜け感を演出する手立てとなるだろう。
コーデ2
『アグ』のサンダルがモードの緊張を抜く最短ルート
シャープさとコンテンポラリーな一面を覗かせるオールブラックの着こなしは、アプローチしやすいため誰もが視野に入れているかもしれない。ただ、おしゃれのグレードを高めるのであれば、漂う緊張感をいなす隙をあえて作るのも手。そして手っ取り早いのが足元だ。今の季節なら厚底サンダルの程良い遊びが、モードな雰囲気を壊すことなく脱力させることができる。写真のような白のラインソックスのアクセントも効果的だ。
コーデ3
きっちりとまったりのいい塩梅をクラシカルサンダルで
変に肩肘張らず、かつダラッと見せない。そんな絶妙な塩梅を表現するのであればシャツやスラックスといったきれいめなアイテムをゆったり着るのが良い。その足元はというと、革靴やスニーカーよりもクラシカルな風情のサンダルがちょうどいいのではないだろうか。特に、トング型ですこぶるリラックス感をあおりながら、品の良さを匂わせるスエード仕立て。それにより、ご覧のようなグレートーンの控えめな着こなしにもさりげない個性が灯る。
コーデ4
ゆったりシルエットで今を、肌見せで軽快さを
今やシルエットはビッグ&ワイドが基本。そのトレンドルールを守るだけで、たとえお馴染みのアイテムであってもグッと今っぽさが増す。それは、誰もが先刻承知。問題は、それにより漂いがちな過度なウェイトをどういなすか。その対処法として、暑い時期なら肌の露出度合いは意識したい。トップスはもちろんTシャツの一択。さらに足元はサンダルだろう。さらにボトムスと色を揃えながらまとまりを作ると違和感なくハマりやすい。
コーデ5
究極のリラックススタイルでも大人の威厳を保つ方法
うだる暑さが続く夏は、Tイチ・ショーツ・ビーサンの究極リラックススタイルがどれだけありがたいか。ただ、そこにクリーンな雰囲気を足したい人は、さらなるアップデートを試みたいところだ。そこでトップスはシャツをセレクトし、ショーツは落ち着いた色のジャスト丈を。さらにサンダルはというと、ブラックレザーでどこかモードな雰囲気漂う一足を選べば、大人としての威厳は保てるはずだ。
この記事の掲載アイテム一覧(全9商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『アグ』 シーエー ヴィツゥー スライド
-
『アグ』 シーサイド フリップ レザー
-
『アグ』 スポーツイェイ
-
『アグ』 フラッフ ザット
-
『アグ』 デューン スライド
-
『アグ』 ブルックサイド フリップ
-
『アグ』 ウェインスコット スライド
-
『アグ』 ブレイブン
-
『アグ』 ユニオン フリップ フロップ タスマニア
掲載アイテムをもっと見る(-3商品)