
小笠原諸島発。リーズナブルな“ギョサン”をおしゃれに履きこなそう
男女問わず夏のサンダル人気が高まっている昨今。とりわけ近年、支持率急上昇中なのが“ギョサン”です。どんなものかを解説するとともに、おすすめモデルをご紹介します!
ファッションアイテムとして躍進。“ギョサン”をご存じ?
旬なリラックステイストの着こなしにマッチすることもあり、昨今はサンダル人気が急上昇中。なかでも、洒落者たちの間で熱視線を浴びているアイテムが、“ギョサン(漁サン)”です。そのユニークな呼称は、小笠原諸島の漁業従事者に愛用されていたことに由来。トングスタイルの気楽なルックスと、樹脂素材による一体成形デザインが大きな特徴です。大手セレクトショップで取り扱われたり、人気ブランドによる別注モデルがリリースされていたりと、現在ファッションシーンで存在感を強めています。
普段のコーデに取り入れたい。ギョサンの魅力はここ!
もちろん、大ブレイクの背景にはきちんとした理由があります。ここからは、ギョサンがおしゃれな人々に支持されるワケを一つひとつ読み解いていきましょう。多角的な魅力を持つ優秀アイテムなので、きっと愛用したくなるはずです!
▼魅力1:漁師が認めるグリップ力
滑らないサンダルとして漁師たちの間で重宝されているだけに、そのグリップ力はかなりのもの! 深めに凹凸が設けられた樹脂製アウトソールが、水辺や岩場といったスリップしやすい場所においてもしっかりと地面を捉えてくれます。普段使いはもちろん、アウトドアシーンでも役立ってくれること請け合い。
▼魅力2:よりどりみどりなカラーバリエーション
モノトーンなどのベーシックカラーから着こなしの挿し色として使えるビビッドカラーまで、非常に多彩なカラーバリエーションを誇る点もギョサンの強み。自分の狙う印象に合わせて好みの色をチョイスできます。また、基本的にはリーズナブルなアイテムですので、複数色をセット買いすることも難しくありません。
▼魅力3:抜け感たっぷりのシンプルな見た目
そして、近年のリラックストレンドにマッチするイージーゴーイングなデザインも特筆点。簡単に着こなしの今っぽさを高めることができます。ラフなスタイルに合わせるもよし、きれいめな着こなしのハズしに使うもよしと、シンプルだからこそ使い方も自由自在です。実際に街のファッショニスタはどう使っているか、そのサンプルを以下で見ていきましょう。
コーデ1
モノトーンスタイルに美発色なギョサンが効く!
Tシャツ&ボトムスをブラックでまとめた大人らしいショーツスタイル。その足元に鮮烈なレッドを纏ったギョサンを持ってくることで、ひとさじの茶目っ気を落とし込んでいます。ウェアをワントーンで統一しているため、サンダルの美発色がより際立っていますね。
コーデ2
着こなしの涼感をサンダルで効果的に促進
シアサッカーのオープンカラーシャツに膝上ショーツという、見た目も着心地も涼やかなコーディネート。そこにコンフォータブルなギョサンを合わせれば、着こなしの涼感はさらに高まります。全体的に落ち着いた配色に徹することで、街っぽさをキープしているのもポイント。
コーデ3
きれいめ×リラックスの絶妙MIX!
シャツを主役に据えて上品な印象を主張する一方、ショーツ×ギョサンの楽ちんな組み合わせでリラックス感も巧妙にプラス。メリハリの効いた異テイストMIXコーデに帰結させています。ショーツとサンダルは色を黒で統一して、ラフになりすぎないようバランスをコントロール。
ギョサンのバリエーションを、代表的メーカーからご紹介
最後は、今買えるギョサンを代表的なメーカーからピックアップしてご紹介していきましょう。シンプルなデザイン・タフな作り・買いやすいプライスはどのメーカーも共通。コーデメイクの際の強い味方となってくれるはずです。
▼カラバリ充実。『丸中工業所』製・パール印のギョサン5選
まずは、ギョサンの代表的メーカーとして知られる奈良県御所市の『丸中工業所』製モデルからチェック。“パール印”というラインで、バラエティ豊かにギョサンを展開しています。国内製造にこだわっているだけあって、バリュープライスながらクオリティはお墨付き。
アイテム1
紳士ギョサンA No.110(ブラック)
素材・生産まで一貫してMADE IN JAPANにこだわった、ベーシックな1本鼻緒タイプのギョサン。そのミニマルな見た目とは裏腹に約115kgの負荷にも耐える強度を備えているので、タフに履きこなせます。ギョサンビギナーなら、まずは使い勝手の良いブラックから押さえておくのが◎。あらゆる着こなしと高い親和性を発揮してくれます。
アイテム2
紳士ギョサンA No.110(ブルー)
着こなしのアイキャッチとしてギョサンを使うのであれば、発色のきれいなブルーをチョイスするのもアリ! 足元に持ってくれば、スタイリングがグッと涼やかな印象に見違えます。トップスや小物で色を拾って履きこなすのも、今っぽくてGOOD。
アイテム3
紳士ギョサンA No.110(モスグリーン)
明色ほど主張しすぎず、モノトーンほど定番すぎないという絶妙な塩梅が魅力のモスグリーン。ワークパンツやデニムなど男っぽいボトムスとも好相性を見せてくれるので、1足持っておいて損はありません。
アイテム4
紳士ギョサンB No.120(ホワイト)
スタイリッシュな雰囲気を纏った3本鼻緒タイプもバリエーションでスタンバイ。もちろんこちらも先述の「No.110」と同様に完全国産モデルですから、耐久性は申し分ありません。多彩なカラバリが出揃いますが、クリーンなホワイトは万能選手として優先的に押さえておきたいところです。
アイテム5
紳士ギョサンB No.120(オレンジ)
周囲の視線を集める、インパクト満点なカラーリングが持ち味。夏や秋口のさっぱりしたコーディネートに存在感をもたらしてくれること確実です。シャツコーデやニットコーデなど、品良いスタイルを着崩す際に用いてみるのも今季的。
▼人とは違うギョサンをお探しなら、こちらもチェック
ギョサンの定番である『丸中工業所』以外にも、『ニシベケミカル』や『森川ゴム工業所』がギョサンを展開中。周囲と被らない一足を探しているなら、以下のモデルをチェックするのも良いでしょう。また、『丸中工業所』とアパレルブランドのスペシャルなコラボモデルにも注目を!
アイテム6
『ニシベケミカル』VIC No.2011 紳士シーサン
奈良県の老舗サンダルメーカー『ニシベケミカル』。同社といえばベンサン(=便所サンダル)人気の火付け役としてお馴染みですが、ギョサンも高品質なものを展開しています。こちらの人気シリーズ「シーサン」は、すっきり薄手のシルエットと足裏の独特なパターンによる心地良い着用感が持ち味。また、耐久性&抗菌性にも優れています。
アイテム7
『森川ゴム工業所』ヘルス ギョサン
こちらも奈良県を拠点とするメーカーで、国産のレインブーツ、シューズ、サンダルなどを発信。国内で作られた良質なPVC原料を使用し、自社工場で一貫した管理のもとプロダクトを生産しています。メタリックなネイビーカラーで彩られた今作は、品良いコーディネートとも難なくマッチ。優れたホールド力を備えているのもウリです。
アイテム8
『丸中工業所』×『ゴル』コラボサンダル
フットボールアパレルブランド『ゴル』による最新別注モデル。ギョサンの持つ汎用性や機能性といった強みはそのままに、ソールサイドに『ゴル』のブランドロゴをプリントすることでささやかに個性を演出しています。これくらいのさりげなさが、大人にはちょうど良いんです!
この記事の掲載アイテム一覧(全8商品)
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『丸中工業所』 紳士ギョサンA No.110(ブラック)
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『丸中工業所』 紳士ギョサンA No.110(ブルー)
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『丸中工業所』 紳士ギョサンA No.110(モスグリーン)
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『丸中工業所』 紳士ギョサンB No.120(ホワイト)
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『丸中工業所』 紳士ギョサンB No.120(オレンジ)
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『ニシベケミカル』 VIC No.2011 紳士シーサン
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『森川ゴム工業所』 ヘルス ギョサン
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『丸中工業所』×『ゴル』 コラボサンダル
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