
外出のお供に折りたたみ自転車を。都会の中でも旅先でも大活躍のおすすめ9モデル
乗り物の中でもトップクラスに軽く、シンプルな自転車。さらに折りたたみ機能によってコンパクトさが加われば、手軽さNo.1の移動グッズになってくれること間違ありません。
たためるだけでメリット大。チョイ乗り派や旅好きには折りたたみ自転車がおすすめだ
そもそも折りたたみ自転車の定義とは、工具を使わずともフレームを折りたたむことができ、タイヤを外さずともコンパクトになる自転車のこと。「コンパクトにしたいだけなら普通のロードバイクでもハンドルやタイヤを外せば良いじゃないか。慣れれば10分もあればできるし」……といわれると確かにその通り。ですが、毎日の通勤において、朝の10分と帰宅後の10分がいかに重要か、というのは皆さんもご存じでしょう。その点、折りたたみ自転車ならば分解・組み立ては1分もあれば終わるほど簡単。加えてロードバイクのタイヤを外すよりもずっとコンパクトになるため、保管や持ち運びも容易なのです。そのためメインのロードバイクとは別に、輪行用やチョイ乗り用のセカンドバイクとして折りたたみ自転車を所有している自転車好きもたくさん存在します。
折りたたみ自転車が重宝するのはこんな人。そのメリット&デメリットを解説
折りたたみという、普通の自転車に付いていない機能を有するため、フォールディング(折りたたみ)バイクには良い点もあれば苦手なところもあるもの。しっかりと特徴を踏まえたうえで、自分のライフスタイルにフィットしているか判断することが重要です。
折りたたみ自転車のメリット1
コンパクトゆえの収納性の高さ
健康ためや趣味の一環として自転車で移動しようと思っても、自宅や通勤先に駐輪スペースがなくて諦めざるを得ない……なんてことはよくあります。また、高価なロードバイクはいつの時代も窃盗団のターゲットのため、外で保管することに抵抗感がある人も多いでしょう。その点、折りたたみ自転車であれば玄関内に置いたり、デスクの下にしまったりできるほどコンパクトになったりするモデルもあるため、駐輪場所がなくとも安心です。
折りたたみ自転車のメリット2
簡単に輪行できる利便性
輪行(電車や飛行機に積んで旅先に持ち込むこと)する際も、折りたたみ自転車なら簡単。もちろん電車やクルマで運ぶ際もロードバイクと比べて圧倒的に手軽ですが、特にその差が顕著に出るのが飛行機に積むときです。預け入れ荷物として自転車を託す際、カウンターで免責の書類にサインする必要があるうえ、飛行機は限られた時間内で積み下ろししなくてはならないため荷物の取り扱いが荒いこともしばしば。そのため高価なロードバイクを所有する人の中には、飛行機輪行の際はペダルやディレイラー(変速機)まで外してタイヤの空気も抜いて厳重に梱包し……と、かなり神経を使う人も多いのです。しかし、折りたたみ自転車であれば各所が破損しにくいよう配慮して設計されているものも多いため、たたんで空気圧を抜いて厚手の輪行袋に入れればOK。またスーツケースに入るほどコンパクトになるモデルも多いので、心配なようであれば輪行袋の代わりにそれらを使うこともできます。
折りたたみ自転車のデメリット1
同クラスのロードバイクと比べて走行性能が劣る
折りたたみ自転車はコンパクトさを重視するため、ホイールサイズの小さなミニベロが主流。また、折りたたみ機能のためにコストと重量が増えるため、同価格帯のスポーツバイクと比べてコンポーネント(変速機やクランク、ブレーキなど、駆動の要になるパーツ)にグレードの低いものが使われがちです。ゆえに、純粋なスポーツモデルと比較すれば走行性能が劣ることは否めません。とはいえ普段の足として使うぶんには十分ですし、近年はスポーツ走行も可能なモデルがラインアップされているため、コンパクトさだけでなく走りを求める人はそちらをチョイスすると良いでしょう。
折りたたみ自転車のデメリット2
部品点数が多いため、メンテナンスがひと手間
折りたたみ機能のために部品点数が増えているため、ロードバイクと比べてメンテナンスがひと手間余計に必要になるのは仕方ないところ。特に心臓部といえるヒンジ部分は複雑なパーツのため、常に正しい状態をキープしているか、泥や汚れをかんでないかチェックしておきたいところです。ヒンジを固定した際に遊びがあったりカタカタ音がしたりする際は購入したショップで調整を依頼したほうが良いでしょう。
スポーツ用途か普段使いか。二者択一の折りたたみ自転車選び
通常の自転車と比べて、チェックポイントが多くなるのが折りたたみ自転車。通勤・通学目的か、休日のアクティビティ用途か、または毎日折りたたむ予定か、それともたまに輪行する際に折りたたむのか……など自分がどんな使い方をしたいか把握しておけば、きっと好みのモデルと出合えるはずです。
スポーツ走行したいなら
重量10kg以下の軽量モデル
スポーツ走行を目的とする際はおおむね外装式のギア8段以上で、空気圧を測れる仏式か米式のバルブを採用しているモデルを目安にしつつ、あまりにも安価なものは避けたほうがベターでしょう。また保管場所の玄関やオフィスまで運ぶ際に階段を上らなくてはならなかったり、頻繁に輪行したりするつもりならば、重さは10kg以下のものを選ぶと良いでしょう。
普段の足として使いたいなら
泥除け・カゴ付きの電動モデル
普段の通勤・通学や買い物の交通手段として使いたいなら、電動モデルのほうが楽なことは間違いありません。バッテリーやモーターが必要になるぶん重量がかさむため、階段を使った持ち運びや輪行は大変ですが、エレベーターに乗せて玄関まで運んだり車載してキャンプに持ち込んだりといった使い方ならば重さもデメリットになりません。また、折りたたみ自転車は泥除けやカゴが付いてないモデルも多いものですが、デイリーユースを主目的とするならばそれらが付属するモデルを選ぶのもおすすめです。
折りたたみ自転車のスポーツモデルおすすめ4選
安価なノーブランド品からハイエンドなモデルまでさまざまな価格帯が流通している折りたたみ自転車。ここでは定番ブランドを中心に、ホビーやアクティビティの一環として走りを存分に楽しめる折りたたみ自転車をご紹介します!
アイテム1
『ダホン』 ボードウォーク D7
折りたたみ自転車で最も知名度のあるメーカーといえば『ダホン』。そのエントリーモデルにあたるのが、こちらのモデルです。クラシックなヨーロピアンテイストのデザインを採用し、泥除けを装備したやや太めな1.5インチのタイヤと街乗りに適した構成に。フレームを補強するDELTECシステムのおかげで、剛性も十分です。
アイテム2
『ダホン』 スピード ファルコ
よりスポーツ性能に特化したモデルが欲しいならこちら。クロモリ特有のしなりと長距離走行に適した20インチの451ホイールの組み合わせがもたらす、快適さと伸びのある走りの両立が魅力です。最上位モデルでも共通のフレームが採用されているため、走行性能についてはお墨付きと思って大丈夫でしょう。
アイテム3
『ターン』 リンク D8
『ダホン』と並んで折りたたみ自転車の二大巨頭に数えられるのが『ターン』。グレードに使用されるN-フォールドテクノロジーを採用し、たわみが少ないためふらつくことなくペダルを踏むことができます。また、太さ2インチを誇る『シュワルベ』社製のビッグアップルタイヤは振動吸収性が非常に高く、グリップ力も抜群です。
アイテム4
『バーディ』 エアー
1995年に設立された前後サス付きフォールディングバイクメーカーの『バーディ』。サスの支点から分割して折りたたむ独創的なアイデアで、驚くべきコンパクトさを実現するだけでなく良好な車体バランスを実現しています。しかもサス付きながら重量10kg以下の軽さを誇るため、輪行も楽に行えます。
折りたたみ自転車の電動モデルおすすめ5選
普段使いなら電動アシスト自転車のほうが楽ちんなのはいうまでもありません。特に自宅が高台にあったり、通勤先や近所のスーパーまでの道のりに高低差があったりするときは、電動アシスト機能が心強い味方になってくれるでしょう。
アイテム1
『ターン』ヴェクトロン N8
ボッシュ社製の電動ユニット、アクティブラインプラスを搭載し、シマノ社製8段変速ギアを採用。アシスト機能300 Wh/8.4Ahを採用し、最長で100kmの航続距離を実現。ディスクブレーキと太めのタイヤ、標準装備の泥除けのおかげで悪天候下でも安心して走らせることが可能です。
アイテム2
『パナソニック』 オフタイム
『パナソニック』の最新電動フォールディングバイクがこちら。外装7段変速のギアにリトルLEDビームランプを装備し、オプションで前カゴも用意されているため買い物にも活躍してくれるはず。専用充電器も従来品から約20%小型化されているため、玄関脇に置いても邪魔になりにくいでしょう。
アイテム3
『ヒモ』 Z20
フレームインタイプのバッテリー搭載方式で、すっきりとした見た目を実現した電動アシスト自転車「Z20」。フレームインタイプの場合はバッテリーの取り外しがひと手間ですが、こちらは本体のソケットから直接充電可能なため、駐輪場に電源があれば充電も簡単です。加えてサドルを外すと空気入れにもなるなど、独自の設計が随所に盛り込まれています。
アイテム4
『ベスビー』 PSA1
台湾のE-バイク専門ブランド『ベスビー』の中でも、フルサスペンション&カーボンフレームを採用した折りたたみ自転車の最上級モデルが「PSA1」です。太いアルミパイプをつなぎ合わせ、フレームに合わせてバッテリーも独自形状にすることで数々のデザイン賞を受賞したスタイリッシュなルックスを実現しています。
アイテム5
『ベネリ』 ZERO N 2.0 FAT
1911年にイタリアで誕生した名門オートバイメーカー『ベネリ』。現在は中国資本のもとで新たにバイクをリリースしていますが、100周年を迎えた2011年からは電動アシスト自転車業界にも参入しています。こちらはマウンテンバイクとほぼ同じ2.4インチのファットタイヤを採用したオフロードテイストの強いモデルで、『バーファン』のドライブユニットを後輪に配し、後ろからグイグイと押されるようなアシストを味わうことが可能です。
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『ダホン』 ボードウォーク D7
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『ダホン』 スピード ファルコ
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『ターン』 リンク D8
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『バーディ』 エアー
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『ターン』 ヴェクトロン N8
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『パナソニック』 オフタイム
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『ヒモ』 Z20
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『ベスビー』 PSA1
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『ベネリ』 ZERO N 2.0 FAT
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