
黒カーディガンをフル活用。メンズコーデに効く着こなし方&おすすめアイテム
装いを大人っぽく仕上げたいなら、頼れるのはシックな黒カーディガン。季節をまたいで着られる使い勝手の良いアイテムなので、ワードローブに加えておくと重宝します!
ロングシーズンで活用可能。汎用性抜群な黒カーディガンが頼りになる!
多彩な着こなしと調和してくれるうえ、主役&インナーどちらの役割もそつなくこなせるカーディガン。シーズンの変わり目の体温調整にも使いやすく、まさしく“持っておいて損ナシ”の万能選手といえるでしょう。ボタンの開け閉めで変化をつけられるというのも強みのひとつ。とにかく、1枚あるとコーディネートの振り幅がグッと広がるので、季節を問わずぜひとも用意しておきたいところです。
そんなカーディガンの中でも大人世代が優先して手に入れておきたいのが、黒を纏ったシックな出で立ちの1枚。いとも簡単に大人っぽくスタイルアップできるというのがその最たる理由です。おまけに、定番色であるがゆえにカジュアルからきれいめまでフレキシブルに取り入れることができます。ときにはラフな着こなしを引き締めたり、ときには装いの品の良さを加速させたり……。どんな大人コーデにもハマる黒カーディガンは、メンズファッションにおいて非常に心強い存在といえるでしょう。
黒カーディガンのコーデ見本9選。スタイル別の着こなし方を攻略しよう
まずは黒カーディガンを使った着こなしサンプルからチェック! 王道的な三大スタイルごとに、参考にしてほしい模範コーデを見ていきましょう。自身の手持ち服と相談しつつ、イメージを膨らませていくのがベターです。
▼スタイル1:黒カーディガン×Tシャツで大人リラックスな着こなしに
カジュアル派の大人におすすめなのが、Tシャツとのコンビネーション。リラックス感のあるTシャツにスマートな黒カーデをオンすることで、抜け感と大人っぽさが共存したこなれ感たっぷりの着こなしに仕上がります。白無地や柄・色モノなど、さまざまなTシャツを合わせて変化を楽しんでみるのも面白いでしょう。
コーデ1
ゆるめのスタイルを黒カーデで適度に締める!
ワイドなツイルパンツにサンダルを合わせたくつろぎ感あるカジュアルスタイル。その引き締め役として機能するのが、さらりと羽織った黒カーディガンです。太パンやサンダルが放つラフさをうまく和らげ、大人顔なカジュアルスタイルに帰結しています。白Tとのコンビでコントラストを効かせたのもキモ。
コーデ2
クリーンさを狙うならボーダーTとのコンビで!
無地Tはもちろん、柄モノとだってすんなりと馴染んでくれるのが黒カーデのメリット。特にクリーンな印象を振りまくボーダーTとの相性は申し分なしです。そして、レザー素材のバッグ&ローファーで着こなしを格上げしているのも見どころ。こんな都会的なスタイルなら、好印象は間違いありません。
コーデ3
色合いのギャップで遊んだスタイリング
淡い色合いのTシャツ&パンツと、黒カーデとのカラー対比が何とも新鮮! 使っているアイテムはすべて無地ですが、しっかりとメリハリのある着こなしにまとまっています。カーディガンだけが孤立しないよう、小物でブラックを拾っているのも上級者らしい小粋なテクニック。
▼スタイル2:黒カーディガン×シャツで品の良さをアピール
きれいめなコーディネートが好きな大人には、シャツとのコンビネーションをレコメンド。そもそも品良いアイテムであるシャツですが、黒カーディガンと合わせるとその持ち味をさらに加速させることができます。プレーンな無地シャツはもちろん、ニュアンスのある柄シャツを選んでもOK!
コーデ4
品良さとくつろぎを同居させたコーディネート
バンドカラーシャツ×黒カーディガンによるレイヤリングで品良さを主張。一方、ボトムスにはワイドパンツを持ってきて、適度にリラクシングな雰囲気も同居させています。肩肘張らない洒脱なきれいめコーデは、今どきの大人にとって理想的といえるでしょう。
コーデ5
タックインで品行方正さを増幅!
カーディガン・シャツ・パンツ・ブーツに至るまで、一貫して無彩色にこだわったアーバンな装い。さらに、シャツをすっきりとタックインすることで上品な印象を効果的に増幅しています。あえてオーバーサイズなボトムスを選んで、美しいAラインシルエットを描き出しているのも流石の一言。
コーデ6
ギンガムを覗かせて爽やかにスタイルメイク
真面目顔な無地シャツも良いですが、爽やかさを振りまくギンガムチェックシャツを駆使してみるのもひとつの手。黒カーデの下から覗かせるだけで、絶大なアクセント効果を発揮してくれます。チラ見せしたシャツを目立たせるために、他アイテムはシンプルにまとめるのがお約束。
▼スタイル3:旬なワントーンでミニマルに装う
定番の着こなしであるだけでなく、今季のトレンドスタイルとしての顔も併せ持つワントーンコーディネート。ミニマルで洗練された雰囲気を描き出せるのが最大の魅力です。単調に見えたり重々しく見えたりといった懸念もありますが、洒落者たちは着こなしの妙技でうまくそのデメリットを克服しています。
コーデ7
表情のあるアイテムで黒単色の“のっぺり感”を回避
スエード調素材の風合い豊かなカーディガンやドレープの効いたボトムスなど、表情のあるアイテムを有効活用。その結果、オールブラックコーデ特有の単調さが見事に払拭されています。素材感でのメリハリ出しはワントーンコーデにおける必須テクニックですので、ぜひ真似したいところ。
コーデ8
ブラック基調だからこそ柄が効く!
ワントーンスタイルの持つクールさは生かしつつ、柄カーディガンをチョイスすることでリズムの良い着こなしに仕立てています。柄の色味は抑えられているので、適度なスパイスとなりつつも悪目立ちすることはありません。白スニーカーでの抜け感出しもセンス良し!
コーデ9
ショーツによる肌見せで軽快さを注入
ブラックワントーンの着こなしであっても、膝上ショーツで肌見せしてあげれば軽快な面持ちに帰結! なおかつ、黒ならではの大人感も入手できるので、まさに“いいとこ取り”な着こなしといえます。足元には軽快感を後押ししてくれるサンダルをセレクト。
今着たい黒カーディガン。大人にフィットする15枚をご紹介
最後は、人気ブランドから現在リリースされている黒カーディガンをピックアップ。王道の無地からワンポイント、柄入り、変化球素材まで幅広くお披露目していきますので、好みのアイテムを見つけ出してみてください。どれも長~く活躍してくれることは間違いナシですよ。
アイテム1
『ビームス ライツ』ギザコットン ニュースプレンダーツイスト カーディガン
繊維の長い高級綿・ギザコットンが惜しみなく使われた1枚。毛羽が少なく、独特なとろみ感があるのが特徴です。シンプルかつ薄手の作りゆえに、活躍するシチュエーションは実に多彩! また、余計なもたつきのない美シルエットも見逃せない要素です。ワードローブの核となってくれること確実なので、押さえておいて損はないでしょう。
アイテム2
『ナノ・ユニバース』LB.03 ソロナスムース Vネックカーディガン
アメリカのデュポン社が開発したソロナを使った高機能ニット。熱や紫外線に強く、ストレッチ性や回復性に優れ、シワになりにくくて型崩れしづらくソフトな風合いも備えています。しかも、植物由来の素材を用いているのでサステナブル。製造プロセスでの環境負荷も抑えています。美しい目面の編み地に仕上げているので、シンプルなデザインのカーディガンはクリーンな印象。適度にワイドなシルエットで、アウターとしても使いやすい出来栄えです。
アイテム3
『ラコステ』×『シップス』別注コットンカーディガン
かつて1970年代に『ラコステ』が展開していたアクリルカーディガンを、コットン素材へとアップデートした別注モデル。胸元には『シップス』だけのエクスクルーシブ仕様である“青ワニ”が堂々と鎮座しています。加えて、パール編みの生地ならではのきれいな畝も印象的な要素。シルエットはややゆったりめに設定されています。
アイテム4
『トゥモローランド』オーガニックリネン Vネックカーディガン
イタリア製の上質なリネンを使ったハイゲージニットを採用。芯を白く残す中白染めを施しているため微かなフェード感があり、ブラックなのに表情があります。適度に厚みのある生地感で、1枚でも安心感のある作り。ほど良くゆとりのあるシルエットに加え、スタンダードなVネック仕様のデザインもユーティリティに使えるポイントです。
アイテム5
『アダム エ ロペ』エクストラドライタッチ クルーネック オーバーサイズ カーディガン
Vネックだけでなく、クルーネックのカーディガンも定番です。この1枚は、身幅やアームに適度な余裕を与えることで、着こなしやすいバランスに。フロントの開き具体によってさまざまなアレンジが楽しめるカーディガンに仕上げています。一見クリーンに見えますが、度目を詰めた片畦編みの生地は表情が豊か。アームホール&脇線をアウトリンキング(接合部を外に出す仕様)にして、ちょっとしたラフ感を演出しています。さらに、何げない個性もプラス。裾&袖口のリブ上部に矢振り(ジグザグ模様)の編み地を加えてアクセントを加えています。
アイテム6
『アニエスベー』カーディガンプレッション
クルーネックのカーディガンといえば、『アニエスベー』では人気のロングセラー。スウェットシャツのフロントが開いたら便利では? という発想を起点にしつつ、ルネッサンスの時代に着られていた服や神父服を着想元に、ボタンの間隔を詰めて並べています。また、シルエットはコンパクトで素材はカットソー生地。そのため、フロントをすべて閉じれば長袖のTシャツ感覚でも着こなせます。着丈が長めのインナーを合わせ、レイヤードを楽しむのもおすすめ!
アイテム7
『シティ』アルパカカーディガン
デザインはオーセンティックなVネックカーディガンですが、メイン素材がアルパカ。保温性、軽量性、柔軟性に秀でたアルパカの中でも、一層ソフトでやさしいタッチのベビーアルパカを起用しています。さらに、特別な加工によってシャギー(起毛)し、柔らかい風合いを実現。温かみも感じさせる1枚に仕上げています。国内有数のニット産地、新潟県見附市で50年以上の歴史を誇るニッターで編み上げるなど、クオリティの追及に余念がない逸品です。
アイテム8
『ペニーズ』フォックス パイル カーディガン
こちらのカーディガンに採用しているのは、コットン素材がメインのパイル地。フワフワしたタッチに加えて軽量性、速乾性、イージーケアなどの特徴を兼備しています。着心地だけでなく見た目もカジュアルな生地ですが、ブラックなら落ち着きがあって幅広いコーディネートに応用可能。1枚あると何かと便利です。実は、ベースとなっているのは1980年代に生産されたアーカイブ。オーバーサイズとドロップショルダーでリラックス感を高め、アップデートしています。
アイテム9
『シーグリーン』ビッグワッフルカーディガン
ロサンゼルスと東京が拠点の『シーグリーン』は、サーフ、ワーク、トレッキング、ネイティブアメリカンなどの要素を落とし込んだアイテムが特徴的。編目の大きなビッグワッフルが定番生地のひとつで、このカーディガンにも採用しています。国内に数台しかない編み機を使用しつつ、表面にコットン、裏面にポリエステルを用いて立体的で肌触りの良い生地を実現。ゆったりしたフォルムでリラックス感を強調しています。
アイテム10
『バトナー』×『アダム エ ロペ』ギマ ストローヤーン メッシュ カーディガン
山形県寒河江市のニットウェアブランド『バトナー』に、『アダム エ ロペ』が別注をかけて生まれた逸品です。編目をあえてゆるくしてメッシュ状にすることで、通気性を確保しているのがポイント。適度にワイドなシルエットですが、アウターとしてもインナーとしても使いやすく、1年を通じて重宝します。シアー感のある生地は今季のトレンドでもあるので、明るいトーンのインナーを合わせて透け感を楽しむのもおすすめです。
アイテム11
『スノーピーク アパレル』アクティブ コンフォート カーディガン
ここ数年で増えているのが、ナイロンやポリエステルを使った機能素材のカーディガン。この1着もナイロンが主体の生地を使っています。ハリ感があるのに4WAYストレッチも兼備。立体構造で仕立てて動きやすさを高めています。さらに、耐久撥水加工もプラス。フロントはスナップボタンで着脱しやすく、裾はドローコード入りでシルエットやフィット感がアレンジできます。つまり機能性が抜群で、アウトドアからデイリーユースまで幅広いシーンに対応!
アイテム12
『サニーレーベル』撥水 セットアップ対応 Vネックカーディガン
こちらのカーディガンもポリエステル100%で生地感はソリッド。撥水加工を施している高機能な1着です。スポーティになりすぎないようシンプルなデザインに仕上げているのがポイント。ブラックなら色味からも落ち着きを得られます。化繊を使ったカーディガンはセットアップのパンツも用意していることが多いのですが、このアイテムも共地の「3Dイージーパンツ」を展開。上下で揃えておくとコーディネートのバリエーションが広がります。
アイテム13
『ワンミニットワンセカンド』Vネックニットカーディガン ウィズ ハート
ベースはシンプルなVネックカーディガンですが、左袖の先にブランドのイニシャル”1M1S”と書かれたハート型のアイコンワッペンをセット。さりげないワンポイントが効いています。生地はオーセンティックな畦編みを採用し、凹凸感や清涼感がたっぷり。年間を通じて使いやすい厚みに調整しています。抗菌防臭加工のロンフレッシュを施した糸を使用しているため、気兼ねなくヘビーローテーションが可能。
アイテム14
『パブリックトーキョー』ダブルブレストニットブルゾン
少し肉厚なニット生地を採用しつつ、フロントをダブルブレストに。カーディガン、ジャケット、ブルゾンを融合したような独特なアウターに仕上げています。上品な印象ですが、ワイドなシルエットを採用することでトレンドライクなリラックス感も加味。ダブルブレストのジャケットを着こなしたことがない人でもチャレンジしやすいバランスで、ダブルならではのクラシックな雰囲気や体型カバー能力が体感できます。
アイテム15
『ラッピンノット』ジップニットカーディガン
こちらもデザインにヒネりのある1枚。フロントからネック周りにつながるダブルジップがシャープなアクセントとして効いています。上下の開き具合によってアレンジできるのも大きな魅力。特に首周りは印象がかなり変わります。ドロップショルダーと適度なワイドシルエットによるリラックス感も特徴的。コーディネートの主役を任せられる逸品です。『ラッピンノット』を手掛けているのは新潟県五泉市で50年以上の歴史を紡いできた日本有数のニットファクトリー「ウメダニット」で、クオリティもお墨付き。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『ビームス ライツ』 ギザコットン ニュースプレンダーツイスト カーディガン
-
『ナノ・ユニバース』 LB.03 ソロナスムース Vネックカーディガン
-
『ラコステ』×『シップス』 別注コットンカーディガン
-
『トゥモローランド』 オーガニックリネン Vネックカーディガン
-
『アダム エ ロペ』 エクストラドライタッチ クルーネック オーバーサイズ カーディガン
-
『アニエスベー』 カーディガンプレッション
-
『シティ』 アルパカカーディガン
-
『ペニーズ』 フォックス パイル カーディガン
-
『シーグリーン』 ビッグワッフルカーディガン
-
『バトナー』×『アダム エ ロペ』 ギマ ストローヤーン メッシュ カーディガン
-
『スノーピーク アパレル』 アクティブ コンフォート カーディガン
-
『サニーレーベル』 撥水 セットアップ対応 Vネックカーディガン
-
『ワンミニットワンセカンド』 Vネックニットカーディガン ウィズ ハート
-
『パブリックトーキョー』 ダブルブレストニットブルゾン
-
『ラッピンノット』 ジップニットカーディガン
掲載アイテムをもっと見る(3商品)
KEYWORD関連キーワード