旬のモヘアカーディガンに注目だ。今っぽい選び方とおしゃれメンズコーデの作り方

ソフトでやさしい雰囲気を醸し出せるカーディガン。ニットの定番デザインのひとつですが、なかでも今季は「モヘアカーディガン」が注目されています。ふわふわとした独特な風合いは、羽織るだけでリラックス感を演出し、見た目同様に着心地も最高。レイヤードの可能性をさらに広げ、今っぽい着こなしに仕上げてくれるアイテムなので、ぜひチャレンジしてみませんか？

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どちらもニットに多用される素材だからか、混同されがちなモヘアとウールですが、採取する動物や特徴が異なります。アンゴラ山羊から採取されるモヘアに対し、ウールは羊の毛全般を意味します。モヘアはウールよりも繊維の含む空気量が多く、より高い保温力を発揮。さらに独特な光沢感を持っており、毛足が長くて見た目にも暖かな印象を与えられます。ウールに比べて平らでなめらかなキューティクルというのも特徴で、皮膚への刺激がとても少なくチクチクしにくいというメリットも。

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モヘアカーディガンを今っぽく着こなすなら、サイズ感が何より重要。ジャストサイズでも間違いではないのですが、リラックスした雰囲気を存分にアピールするなら、少しゆったりめのものをセレクトするのがおすすめ。ボトムスもゆったりめを合わせたら、今っぽいムード満点なカジュアルスタイルを手に入れられますよ。

秋冬の注目アイテムのひとつということもあり、これまで以上にモヘアカーディガンのラインアップが充実しています。ここでは旬度の高いコーディネートに導いてくれる、おすすめ品を厳選。ちなみに、市販品のモヘアカーディガンは、他の繊維と混紡された素材を使用しているものがほとんどです。モヘア10～20%、多いもので50～60％で仕立てられています。

アイテム1

全体的にゆったりめに仕上げられたモヘアシャギーカーディガンは、オーバーサイズのアイテムとのレイヤードにも対応。なめらかな毛並みで肌触りも柔らかく、シンプルなデザインながらも存在感は満点です。着回し力が抜群に高いので、ワードローブにあるとヘビロテで活躍するはず。

• 『ジャーナル スタンダード』モヘア ミックス シャギー カーディガン
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アイテム2

ざっくりとした畦編みベースに丁寧に編み上げられたこちらは、モヘアの混紡率が8％とやや少なめ。ふわふわ感は健在ながらも控えめなので、特にモヘアカーディガン初挑戦の人におすすめ。ゆったりとしたサイジングで、ラフな雰囲気を醸し出せるのも魅力の1枚です。

• 『キャルオーライン』モヘア カーディガン
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アイテム3

毛足の長いモヘアで表現したチェック柄が印象的。起毛加工を何度も施しているので、チェック柄が適度にボヤけていて上品な見え方になっています。ダークトーンでまとめがちな秋冬スタイルの挿し色になり、ワンランク上のおしゃれに導いてくれるオレンジとネイビーのカラーリングにも注目を。

• 『シティ』モヘア チェック ニット カーディガン
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アイテム4

モヘア55%のこちらのカーディガンは、メランジ感のあるオフホワイトも相まって、無地ながらも存在感は抜群です。しかも裏面にポリエステルを配しているのでスムーズに着脱でき、インナーにモヘアの毛が付着しにくいのもうれしいポイント。袖口や裾は締め付け感がまったくないリブなので、リラックス感をより強調することができます。

• 『アタッチメント』ダブルフェイスモヘア　ニットカーディガン
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アイテム5

ベーシックなVネックカーディガンに、オリエンタルな総柄を落とし込んだ1枚。柔らかさと強度を兼備する希少性の高いキッドモヘアにバルキーウールをブレンドし、リュクスな肌触りと発色を実現しています。起毛加工を施したことによるふんわりと上質な風合いもポイントで、着こなしの格上げ効果も期待できますよ。

• 『グラム』キャラバンカーディガン
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アイテム6

『ジョイントワークス』でベストセラーを記録し続けている、人気のモヘアカーディガンが今年も登場。今回はカラバリがさらに増えて全6色で展開していますが、ここでは旬度の高いグリーンのパステルカラーをチョイスしました。メランジ感ある発色も特徴的で、洒落感と抜け感を同時にアピールできるはずです。

• 『ジョイントワークス』モヘア ミックス ニットカーディガン
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アイテム7

カート・コバーンがアルバム「MTV・アンプラグド・イン・ニューヨーク」で着用していた有名なモヘアカーディガンを、『ワイルドライフテーラー』らしい遊び心を加えて再現。1960年代のモヘアカーディガンに使われていた素材をベースに、ウールを加えることでより柔らかで深みのある風合いに。グレーの濃淡で構成された市松柄も目を引きます。

• 『ワイルドライフテーラー』総柄モヘアカーディガン
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2017年にデビューした日本ブランド『アンフィル』に、『ビショップ』が別注。生後1年以内のアンゴラ山羊から採れるスーパーキッドモヘアを使った贅沢なカーディガンで、暖かくて軽いという快適な着心地を味わうことができます。フロントボタンを省いた前立てデザインと着丈の短いゆったりとしたボックスシルエットにより、リラックスムードも満点。

• 『アンフィル』×『ビショップ』別注 ストレッチモヘアカーディガン
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アイテム9

昨年も大好評だったモヘアカーディガンは、オーバーサイズとドロップショルダーを採用した旬なサイジング。身幅や着丈などが計算し尽くされているので、ルーズになりすぎずに大人でも取り入れやすい仕上がりになっています。上品かつクリーンな発色のライトグレーも絶妙で、着こなしを選ばない汎用性の高さも◎。

• 『ベーセーストック』オーバーサイズ カラーモヘアカーディガン
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アイテム10

1993年にシアトルで設立されたアウトドアブランド『マナスタッシュ』でベストセラーモデルとなっているのが、このモヘアカーディガンです。ふわふわとしたモヘアの風合いが引き立つベーシックなデザインかつ、ゆったりめのシルエットなのであらゆるコーデに対応。挿し色として最適な鮮やかで美しいイエローの発色も魅力です。

• 『マナスタッシュ』アバディーンカーディガン
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モヘアカーディガンは着回し力が高いアイテムではあるものの、よりおしゃれに着こなすにはどうしたら良いのか気になるところ。どんどん秋が深まるこれからの季節に参考になる、洒落者たちのコーデ例をご紹介します。

コーデ1

Tシャツ×スラックスのシンプルコーデに、今どき感を高めるモヘアカーディガンをプラス。ホワイト×ブラックのモノトーンでまとめているのもポイントで、モヘアの独特な風合いがより引き立っています。ベージュのハットでおしゃれ度をさらに高めているのもお見事！

コーデ2

マスタードカラーのモヘアカーディガンを引き立てるべく、インナーのTシャツやスウェットパンツはホワイト系で統一。すべてオーバーサイズをチョイスすることで、リラックスしたムードをさらに高めているのも特筆すべきところです。足元はスニーカーを合わせたくなるところですが、レザーシューズで引き締めて大人っぽさを味付け。

コーデ3

大胆なシルエットのボトムスに、モヘアカーディガンをプラス。ゆったりとしたカーディガンとオーバーサイズのシャツのレイヤードが、今っぽいゆるさを加速させています。グレーで揃えたトップスは、どこか洗練されたムードを醸し出す効果も。

コーデ4

ブラウンの濃淡で構成されたアーガイル柄のモヘアカーディガンを、スウェットパンツでカジュアルに着崩した上級コーデ。さりげなく色味をリンクさせることで、テイストの異なるアイテム合わせも喧嘩することなくバランス良く着こなしています。インナーやソックスで効かせたホワイトが、スタイリングに絶妙な抜け感をプラス。

コーデ5

レオパード柄のモヘアカーディガンで、いつものジーンズスタイルの鮮度をアップさせた好例。ホワイト×ライトブルーの爽やかな配色で構成しているのでレオパード柄がより引き立ち、カート・コバーンを彷彿とさせるグランジスタイルに仕上がっています。

毛足の長いモヘアはふわふわとした風合いが魅力ですが、一方で毛が抜けやすいというデメリットもあります。それを防ぐには、バッグが当たるなどにより発生する摩擦を避けること。さらに水気に弱い性質もあるので、いくら肌触りが良いからといっても素肌で着用するのはNG。必ずインナーを着て、汗が直接モヘアに付くのを防ぐようにしましょう。

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続いてモヘアカーディガンのお手入れ方法も押さえておきましょう。ニットは、着用後にブラッシングするのがお決まりですが、モヘアでそれを実践すると毛が抜けてしまいます。毛並みを整えたいときは、同系色のタオルを使って毛の流れにそって撫でるようにブラッシングするのが正解。また、自宅で洗濯すると風合いが損なわれることもあるので、クリーニングに出すようにしましょう。

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