
ビアンキは世界最古の自転車メーカー。その歴史とともに人気モデルを乗りこなそう
自転車レースから街乗りまで、幅広いニーズに対応したモデルを揃える『ビアンキ』。世界最古の歴史に裏打ちされた技術と性能を、自分の脚で体感してみてはいかがでしょう。
本コンテンツはTASCLAPが制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
自転車の本場、イタリア生まれの『ビアンキ』とは?
大きな前輪に直接ペダルが取り付けられたベロシペードという形式から、今の自転車と同じくチェーンを介して後輪に駆動力を伝えるセーフティ型自転車がイギリスで発明されたのが1885年のこと。それと時を同じくしてイタリアのミラノで誕生し、今や現存する自転車メーカーでは世界最古の歴史を有するのが『ビアンキ』です。
『ビアンキ』は創業130年を超える歴史の中で、常に革新的な技術開発を行ってきたメーカーです。1915年には前後にサスペンションの付いたフルサス(フルサスペンション)自転車を開発し、今では定番自転車のひとつとなったマウンテンバイクも、もともと第一次世界大戦中にイタリア軍の要請を受けて同社が開発した自転車が原点。レースシーンにおいてもジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランス、アテネ五輪などを制してきた本格派ブランドなのです。
他の自転車ブランドと一線を画す、『ビアンキ』ならではの特徴を知っておく
老舗ならではの逸話や独自の美学で彩られ、数々のレースシーンでの活躍を支えてきた独自の技術がふんだんに盛り込まれているのが『ビアンキ』の自転車。早速その魅力や特徴をチェックしていきましょう。
特徴1
『ビアンキ』といえば。目に鮮やかな“チェレステカラー”
『フェラーリ』がロッソ・コルサと呼ばれる赤のボディにこだわりを持つように、ボディカラーを通じて伊達を表現するのがイタリアの乗り物の常ではないでしょうか。同様に『ビアンキ』を象徴するのがチェレステ(空色)。このわずかに緑がかった青色が誕生した経緯は諸説あり、一説には『ビアンキ』が創業したときに在位していたマルゲリータ王妃の瞳の色をイメージしているとも、第一次世界大戦後に余った戦車用ペンキを薄めて流用したから、ともいわれています。
また、普通ブランドカラーといえばその色味はCMYKの比率まで厳密に決められているものですが、『ビアンキ』の場合は毎年その色味が微妙に異なっているのも特徴。その理由は職人がミラノの空を見上げてその年の色味を決めているから、ともいわれています。その真偽のほどはさておき、いかにも老舗らしいロマンに溢れつつ、マニュアル作業でモノ作りを行っていないことがうかがえるエピソードでではないでしょうか。
特徴2
最高のパフォーマンスを支える“レパルトコルサ”
『ホンダ』がHRCというレース部門を持つことで技術開発を促進しているように、『ビアンキ』においても“レパルトコルサ”という部署を設けてレースシーンで勝つための技術開発を行っています。その技術はプロスポーツ選手だけでなくアマチュアユーザー向けの製品にも随時フィードバックされており、最もハイエンドなレパルトコルサモデルは日本でも2010年から特別なディーラー限定で販売されています。
特徴3
10万円台から200万円台までの幅広い、ロードバイクの車種
完成車で優に100万円を超える最上級モデルの「スペシャリッシマ」を頂点にしつつも、1番安いエントリーモデルであれば10万円台から購入可能なのが『ビアンキ』のロードバイクです。しかも、ほぼ10万円刻みで用意されているといっても良いほど豊富なグレード設定になっており、価格帯に合わせてカウンターヴェイルという振動を防ぐ特許素材やトリプルハイドロフォーミング法というトップチューブの整形法などの独自技術が使用されています。また、フレームや変速機などは価格帯と比して豪華なパーツが奢られる傾向にあり、その点でもコスパに優れているといえるでしょう。
特徴4
ロードバイク以外の車種も、豊富に用意
『ビアンキ』といえば、レースで活躍しているロードバイクをイメージしがち。ですが、その技術をフィードバックした多彩なモデルも作っています。例えばキッズバイクであれば5万円を切る価格で購入可能で、さらには街乗りに適したクロスバイクやツーリングモデル、MTBから電動自転車までラインアップ。ニーズに合わせた幅広い価格帯とジャンルを網羅する、いわば総合自転車ブランドといえるのが『ビアンキ』なのです。
自転車に気軽に乗りたい人向け。『ビアンキ』のおすすめ街乗りモデル5選
幅広い価格帯と車種の用意があるのが『ビアンキ』の特徴であることは、説明の通り。その中から、まずは気軽に街乗りを楽しみたい人におすすめしたい5つのモデルをご紹介します!
アイテム1
レッコ
トップチューブが低く乗り降りしやすい、スローピングフレームを採用したミニベロ。素材は軽量かつ剛性感のあるアルミを使用し、前カゴの装着も可能です。タイヤは20インチ径で1.75インチとやや太めなため安定感もあり、ミニベロならではのクイックなハンドリングも相まって街乗りにピッタリの1台に仕上がっています。
アイテム2
マグマ7.2
マウンテンバイクのレースシーンでも活躍している『ビアンキ』ですが、こちらはその中でも10万円を切る価格で手に入るエントリーモデル。今やマウンテンバイクでは主流になりつつある27.5インチのタイヤに2×9段変速を搭載しており、街中からオフロード走行まで幅広く対応可能です。普段は街乗りで使いつつ、林道などのオフロード走行デビューを目指すのにもおすすめ。
アイテム3
Cスポーツ2 ディスク
『ビアンキ』のクロスバイクの中でも、1.5インチ幅のタイヤを採用し、安定感ある走りが特徴なのが「Cスポーツ」シリーズ。なかでもこちらは油圧式ディスクブレーキを搭載しており、泥除け用のダボ穴も用意されているため雨の日でも安心です。ブレーキやシフトのワイヤー類もフレーム内を通すなど、シンプルで美しい処理も魅力。
アイテム4
ローマ2
より速度重視の「クロスバイク」シリーズ『ローマ』の中でも、シマノ製のマウンテンバイク向けコンポーネント(ブレーキや変速機などパーツ類一式のこと)を採用した最上位モデルがこちら。日本市場向けに開発されたモデルのため普段の暮らしに必要かつ十分な使い勝手のみならず、ロードバイクを思わせる軽量で細身なフレームや700×28Cのタイヤにより、スポーツライディングにも対応できるスペックを備えています。
アイテム5
ピラータ 26
キッズバイクシリーズでありながら16インチから26インチまで幅広いホイールサイズをラインアップする「ピラータ」シリーズ。こちらの26インチホイールなら適合身長目安は140~160cmと女性や小柄な大人でも乗れるサイズ。トップチューブが後ろ下がりなマウンテンバイク的なダイヤモンドフレームのためまたぎやすく、シートも低めなので前傾せずにゆったりと乗ることが可能です。
ガッツリ走らせたい人はこちら。『ビアンキ』のおすすめロードモデル5選
やはり『ビアンキ』といえばロードバイク。購入に決断力が必要な3桁万円のハイエンドモデルから10万円台まで、幅広い価格帯が用意されているので思わず目移りしてしまいます。また、完成車から選ぶのではなく、フレーム単体を手に入れて好きなコンポーネントから自分だけの1台を組み上げるのも楽しいでしょう。
アイテム1
ヴィアニローネ7 ディスク
ロードバイクカテゴリの中でもエントリーモデルにあたるのが「ヴィアニローネ」。溶接後に再度金型で一体成型する『ビアンキ』独自のトリプルハイドロフォームドテクノロジーを採用したアルミフレームは、耐久性と剛性の向上、さらには美しい仕上がりを実現しています。こちらはシマノのロードバイク用コンポーネントであるソラを搭載した油圧式ディスクブレーキ仕様です。
アイテム2
インフィニートXEディスク
ロードバイクの中でもハンドル位置がより体に近い位置に設計された骨太なカーボンフレームを採用することで、長距離レースに対応したエンデュランスレーサーにあたるのが「インフィニート」シリーズです。こちらの「XEディスク」は『ビアンキ』が得意とする衝撃吸収素材カウンターヴェイルの採用を見送ることでコストパフォーマンス性を向上させたモデル。標準では28Cのタイヤが装備されていますが、最大32Cの太さまで変更できるクリアランスを備えているのも特徴です。
アイテム3
アルカデックス
『ビアンキ』が2021年に発表した「アルカデックス」は未舗装路も走れるドロップハンドルのスポーツバイクにあたるグラベルロードモデル。55サイズで1.1kgという軽さを誇るフルカーボンフレームは700×42もしくは650×47サイズのタイヤを使用可能で、オン・オフ問わずに走ることができ、機敏に反応するスポーツ性能を秘めています。
アイテム4
ゾルダープロ
障害物を設置したオフロードコースを走るシクロクロス競技用に開発された、同競技のトップサイクリストであるワウト・ファンアールト選手の愛車がこちら。あらゆる地形や悪路を駆け抜けたいサイクリストにおすすめなのはもちろん、ときに自転車を持ち上げる必要があるシクロクロス競技で勝つために肩で担ぎやすいフレーム設計になっているのもポイント。つまりエレベーターに乗せたり自転車を担いで階段を上ったりしやすいため室内保管しやすく、都市型ライダーにおすすめなのです。
アイテム5
スペシャリッシマ ディスク アルテグラ
数々のレースで輝かしい記録を築いてきた『ビアンキ』が、その技術の限りを尽くして作ったのがこの「スペシャリッシマ」です。マテリアル・サイエンス社と共同開発した高性能振動除去システムであるカウンターヴェイルをはじめ、『ビアンキ』が作り上げてきた独自技術が盛り込まれており、フレーム単体の重量もディスクモデルで750gと超軽量。そう聞くとさぞ尖った上級者向けの1台かと思いきや、極めてフレンドリーで素直な乗り味に仕上がっています。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『ビアンキ』 レッコ
-
『ビアンキ』 マグマ7.2
-
『ビアンキ』 Cスポーツ2 ディスク
-
『ビアンキ』 ローマ2
-
『ビアンキ』 ピラータ 26
-
『ビアンキ』 ヴィアニローネ7 ディスク
-
『ビアンキ』 インフィニートXEディスク
-
『ビアンキ』 アルカデックス
-
『ビアンキ』 ゾルダープロ
-
『ビアンキ』 スペシャリッシマ ディスク アルテグラ
掲載アイテムをもっと見る(-2商品)
KEYWORD関連キーワード
- ビアンキ(Bianchi)
- 自転車