
気温10度の日は何を着る? 服装のポイントと最低気温・最高気温に合わせたコーデ例
春から冬、そして春にかけての着こなしは、“気温10度”をどう攻略するかがカギとなります。最低気温・最高気温のそれぞれにフォーカスし、服装の攻略法を詳しく解説!
服装を考える前に。気温10度ってどんな時期?
関東より西のエリアを基準とすると、11月~4月頃が気温10度に当たるシーズン。さらに具体的にいうと、最高気温が10度前後になるのが12月~2月頃、最低気温が10度前後になるのが11月、3月~4月頃です。当然ですが、同じ10度であってもそれが最高気温なのか・最低気温なのかで服装は大きく変化。そういった事情を踏まえつつ、当記事では実践すべきスタイルを指南していきます。
気温10度の日の服装として、アウターは何が最適か?
最高10度・最低10度どちらでもキーアイテムとなってくるのがアウターです。最高気温が10度であれば朝晩は1桁台の気温まで冷え込みますから、寒風を防げる厚手の重アウターが必要不可欠となります。一方で最低が10度となると日中は20度近くまで上がる可能性もあるので、アウターはさらりと羽織れるやや薄手のものが◎でしょう。
「最高気温10度」の服装選びのポイントとコーデ例
ではまずは、最高気温10度の日の服装について具体的にナビゲートしていきましょう。特に意識したいポイントは以下で挙げている2つ。これらを頭に入れながらコーディネートすれば、冬場をコンフォートに乗り切れるはずです。
ポイント1
ヘビーアウターを着るからこそインナーは厚手すぎないものを
ダウンや肉厚のコートなど、防寒力に長けたヘビーアウターが最高気温10度の時期においては主役となります。そこに厚手のインナーを合わせてしまうのは、実はトゥーマッチ! 保温性が高くなりすぎて、汗をかいてしまう可能性があります。そのため、基本的にインナーは肉厚すぎないものがベター。もし防寒性が不安なら、インナーダウンやカーディガンのような脱着しやすいものを間に挟むと良いでしょう。
ポイント2
“2つの首”をカバーして熱が逃げるのを防ぐ
防寒効率を上げるなら、皮膚が薄く熱が逃げやすい箇所である首&手首を温めてあげるのが効果的! それだけで体感温度が飛躍的にアップしますし、ストールやグローブといった防寒小物はスタイルアクセントとしても効果を発揮してくれます。付け外しがイージーというメリットもあるので、積極的に取り入れたいところ。
▼「最高気温10度」の日に最適なコーディネート見本
ファッショニスタたちが実践している真冬コーデを早速チェック! 防寒性と洒落感を好バランスで両立した着こなしは必見です。カジュアルからきれいめまで、幅広いコーディネートをご紹介していきます。
最高気温10度のコーデ1
白ニットで防寒コーデにさりげなく抜け感を
中綿ブルゾンをメインとして、ボア製のネックウォーマー&グローブの合わせ技で防寒性をさらにアップ。寒さ厳しい真冬をものともしないスタイリングを完成させています。白を基調としたクリーンなニットを覗かせて、重さを和らげているのも着こなし巧者ならでは!
最高気温10度のコーデ2
チラ見えカーデがスタイルのアイキャッチに
存在感ある総柄カーディガンを、カットソーとダウンジャケットでサンドイッチ。無地中心のさっぱりしたスタイルの中で、そのデザインが良いスパイスとなっています。カーディガンは脱ぎ着が楽なアイテムなので、ウェア内環境の調整もいたってイージー。
最高気温10度のコーデ3
小物との色合わせで一体感を描出
マフラー&グローブはどちらもアウターカラーとリンク。さらに、マフラーに関してはインナーの色とも連動しています。この絶妙な色合わせのおかげで、一体感たっぷりな着こなしに。ボトムスには清々しいホワイトパンツをピックアップして、ダウンのヘビーさを払拭しています。
最高気温10度のコーデ4
上品スタイルにひとさじのカジュアル感を注入
ステンカラーコートにスリムパンツ、レザーブーツなど品行方正なアイテムを駆使してスタイルメイク。ただし、インナーにチャイナジャケット風のユニークなインナーダウンを挟むことで、ひとさじの遊び心も好演しています。カラーはモノトーンで統一し、大人っぽさはしっかりとキープ!
最高気温10度のコーデ5
モコモコフリースで見た目にも温もり満点!
見た目も着心地も暖かい『パタゴニア』のフリースダウンジャケットが主役。アウターの主張あるルックスを効果的に生かすべく、シャツ×デニムのコンビネーションでプレーンに着こなしています。スタンドカラー仕様の1着ゆえ、首からの冷えも隙なくガード!
最高気温10度のコーデ6
防寒とキャラ出しを兼ねるオーバーサイズコート
セミダブルのコートは周囲の視線を奪う“超”ビッグサイズ。それ1着でキャラの立った着こなしへと導いてくれます。体をすっぽりと覆うようなシルエットですから、保温性もパーフェクト! まさに一挙両得なコーディネートといえるでしょう。
最高気温10度のコーデ7
きっちりチェスターを適度にリラックス
トラディショナルなチェスターコートと、スエード調の端正なテーパードパンツによるマッチアップ。大人らしいスマートな雰囲気を生み出しています。インナーにはシャツを持ってくるのがセオリーですが、あえてノーカラーのインナーブルゾンをピックアップ。着こなしにほんのりとリラックス感を注入しています。
最高気温10度のコーデ8
機能素材を取り入れて快適性を担保
軽くて暖かい光電子ダウンを充填した『ザ・ノース・フェイス パープルレーベル』のジャケットに、防風性に特化したゴアテックスインフィニウム使いのグローブなど、機能的なアイテムをフル活用。シンプルに見えて快適性抜群なコーデを作り上げています。カーゴパンツで旬なミリタリー感を取り入れたのもカギ。
最高気温10度のコーデ9
鮮烈マフラーがワントーンスタイルに映える!
抑揚を抑えたストイックなワントーンスタイルがベース。だからこそ、鮮烈なカラーリングのストールがアクセントとして圧倒的な視覚効果を発揮しています。派手色に少し抵抗がある、という人でもこのような小物での1点使いならば挑戦しやすいはずです。
最高気温10度のコーデ10
ラフに大判ストールを垂らしてこなれ感をプラス
オーバーサイズなダッフルコート&イージーパンツによる気負わない装い。首元からラフに垂らしたストールも、着こなしのこなれ感を高める一因となっています。ボリューム感ある大判の巻物は、こんな感じでわざと“結ばない”のも有効的な使い方です。
「最低気温10度」の服装選びのポイントとコーデ例
続いては最低気温10度にフォーカスしていきましょう。時期的には春や秋頃ということで、真冬のシーズンよりも日中と夜の寒暖差が懸念されます。そのギャップをどう乗り切るかが、攻略の重要なキーに!
ポイント1
ライトアウターを使った重すぎないレイヤードで
朝晩はひんやりとしながらも、日中はポカポカ。春や秋といった最低気温10度のシーズンは、その温度差を念頭に置くことが肝要です。それなりに冷え込む朝晩ですが真冬ほどの凍える寒さではないので、上着はマウンテンパーカーやGジャン、薄手のコートといったライトアウターが適役。程良い防寒性ですから、よほど気温が上がらない限り日中でも快適に過ごせるでしょう。また、もし上着を脱ぐとなった場合にも、ボリューミーすぎないライトアウターなら比較的携行しやすいはずです。
ポイント2
ジップorボタンでフロントを開けられるアウターがベター
最低気温10度の時期は寒暖の変化が大きいので、アウターはウェア内環境をコントロールしやすいフロントオープンタイプが望ましいでしょう。少し暑ければジップorボタンを開けて、寒い場合には閉じるという風に、状況に応じてアレンジできます。脱ぎ着がしやすいというところもこのタイプのメリットといえます。プルオーバータイプだと気温差への適応がやや難しいので、注意が必要です。
▼「最低気温10度」の日に最適なコーディネート見本
着こなしの調整が難しい時期ですが、街行く洒落者たちは巧妙なレイヤードテクニックで乗り切っています。トレンドに振ったり、大人顔にまとめたりとその装いはさまざまですので、自分のスタイルに合う着こなしを参考にしてみてください。
最低気温10度のコーデ1
今っぽさを内包したミリタリースタイル
薄手のモッズコートを爽やかなサックスブルーのバンドカラーシャツにオン。大人っぽさと旬なミリタリーテイストが同居するセンスフルな着こなしとなっています。土っぽく見えがちなミリタリーアウターも、組み合わせ次第では都会的に装えるという好例です。
最低気温10度のコーデ2
アメカジ×アウトドアの異テイストMIX
デニムシャツを筆頭に、カーゴパンツやベースボールキャップといったアメカジスタイルの定番アイテムを取り入れたコーディネート。そこにマウンテンパーカーを羽織れば、今っぽいアメカジ×アウトドアの異テイストMIXコーデをメイクできます。シャツ&アウターとも前開きなので、温度調節だってラクラクです。
最低気温10度のコーデ3
モックネック×ノーカラーの組み合わせがハイセンス
真冬では脇役的な存在のインナーダウンですが、最低気温10度の時期はメインアウターとして躍動してくれます。こちらの着こなしは、首元に高さのあるモックネックニットにノーカラー型のインナーダウンを重ねることで、立体的なレイヤリングを形成。シンプルながらあか抜けたムードを感じさせます。
最低気温10度のコーデ4
スウィングトップでほんのりとスポーティに
ゴルフ用ウェアとしてのルーツを持つスウィングトップは、品とスポーティさを両取りできるアイテム。しかも、肉厚すぎない生地感ですから最低気温10度の時期にはうってつけです。シャツや白パンなどきれいめ感あるアイテムと組み合わせれば、簡単に大人らしいあか抜けたスポーツMIXスタイルを生み出せます。
最低気温10度のコーデ5
上品でも堅苦しくない、そのバランスが絶妙!
品行方正なラペル付きジャケットですが、柔らかなニット素材なので堅苦しさは感じさせません。そして、足元に持ってきた『ニューバランス』のランニングシューズもキーポイント。着こなしにスポーティ感が加わり、グッと洒脱さが増していきます。モノトーンカラーでまとめて、印象をすっきりとさせているのもナイステクニック!
最低気温10度のコーデ6
濃紺Gジャンでスマートなカジュアルスタイルを構築
本来はワークテイストの色濃いGジャンですが、落ち着いた濃紺カラーであればこの通りスマートに着こなせます。ボトムスもプレーンなデザインでまとめつつ、足元にピックしたパイソン柄の「オールスター」が小気味良いアイキャッチに。Gジャンより少し丈長なインナーを選び、着こなしに奥行きを出しているのも印象的です。
最低気温10度のコーデ7
ライダースジャケットを都会的に料理
防風性に長けたライダースジャケットは、風の強い春先のコーディネートにぴったり。ハードに見えがちなアイテムですが、ホワイトパンツなどクリーンなアイテムと組み合わせればその武骨感は簡単に和らげられます。あえてインナーをタックインして、きっちり感を高めるのも攻略法としてアリ!
最低気温10度のコーデ8
ブルー基調の装いに挿し色で個性を加味
ナイロンジャケットとユーズド加工のデニムがブルー系カラーでリンク。両アイテムが同系色だからこそ、中に着用したロンTの発色が一層引き立っています。このようなインナーでの色遊びは悪目立ちのリスクが比較的少ないので、チャレンジする価値は大!
最低気温10度のコーデ9
ダウンベスト×パーカーでストリート風味に装う
ダウンジャケットだと春・秋に着るには重すぎですが、袖なしのベストタイプならヘビーすぎず良い塩梅! パーカーとレイヤードすれば、'90sテイストなストリートスタイルに仕上がります。黒のベストに対して派手色のパーカーを合わせ、リズミカルに装っているのも特徴的。
最低気温10度のコーデ10
アウターの色をワンポイントで拾う上級テク!
ロンT&パンツをダークトーンで同調させたスタイルに、発色の効いたマウンテンパーカーを投下。シックな色が基調だからこそ、アウターの発色がグッと鮮明なものになっています。胸元のプリントでマウンパのイエローを拾うなど、小粋な色合わせもぜひ真似したいところ。
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