
キルティングコートはしっかり温かくてスマート見え。大人が今着たいおすすめ10選
今季も冬アウターの本命はダウン。ですが大人の中には「着こなしをスマートに見せたい」なんていう声もチラホラ……。はい、そんなときこそキルティングコートの出番です!
冬スタイルをスタイリッシュに彩る、キルティングコートという選択肢
軽くて暖かいアウターを挙げるなら、なんだかんだダウンが一番でしょう。ただ、ダウン特有のボリューム感のせいで着こなしが難しかったり、電車の中で邪魔になったり……。特にビジネスシーンで使うアウターはすっきりスマート、が望ましいもの。
そう考えると、やっぱり「キルティングコート」がちょうどいいんです。キルティングとは2枚の布地の間に羊毛や羽毛、化繊綿などの詰め物を入れて差し縫いにした生地のこと。昔からハンティングや乗馬用のウェアに用いられてきました。
キルティングが使われたコートは一般的なダウンよりも薄手ゆえに軽く、スタイリングの印象もすっきりスマートに。さらに、中綿のおかげでタウンユースでの保温性も十分。現在では、ジャケットやスーツに合わせるビジネスアウターとして浸透しています。
一方で、ミリタリー調デザインのものも増えており、カジュアルコーデに似合うモデルもどんどん増殖中。今やキルティングコートは、オン・オフ問わず定番アウターとして不動の地位を築いているのです。
着たときの印象を左右。キルティングコートを選ぶ際に気を付けたい3つのポイント
キルティングコートを選ぶうえで重視するべきポイントは、「シルエット」「ステッチのかたち」「中綿の種類」。シルエットやキルティングの形状は着用するシーンに、中綿のバリエーションは保温性にかかわる要素です。この3点を踏まえて、自分にぴったりの一着を見つけましょう。
ポイント1
【シルエット】ビジネス想定ならシュッと細め、カジュアルならワイドなAラインを
ここ数シーズン、ビッグシルエットがトレンドとなっていることもあって、キルティングアウターもワイドなAラインを描くゆったりシルエットのものが増えています。ただ、スーツに羽織るビジネスアウターとして使う場合はジャストサイズが基本。アームホールも太すぎないモデルを選んですっきり見せるのがベターです。
ポイント2
【ステッチ】ひし形か、ひょうたん形か。ステッチのかたちで印象ががらりと変わる
キルティングアウターのステッチは、直線的なひし形がスタンダード。その一方で、最近は曲線的なステッチのものもよく目にします。どこかひょうたんを思わせるこのタイプはミリタリーウェアをルーツとするもので、色もカーキやオリーブグリーンのものが主流。ひし形のステッチよりもカジュアル色が強くなるので、オフで着るキルティングコートに向いています。
ポイント3
【フィリング】薄手でもしっかり保温。寒がりはシンダウンやシンサレート採用モデルを
出で立ちがすっきり見えることがキルティングコートのウリですが、やっぱりアウターですから、保温性は譲れないところ。そんな声に応えるべく、さまざまなブランドが高機能中綿を使ったモデルをリリースしています。例えばこちらのキルティングコートには3M社の「シンサレート」を使用。微細な繊維構造によって優れた断熱性を生み出すこの素材は、体の熱を外に逃さず、かつ湿気を通すことで服内部を快適に保つ高機能中綿です。他にも、ダウンの保温性はそのままに、薄いシート状になった「シンダウン」が使われたモデルもよく見かけます。
オン・オフそれぞれで提案。キルティングコートの着こなしとおすすめアイテム
キルティングコート選びのツボがわかったら、次は今買える注目モデルをチェックしていきましょう。シルエットやステッチのかたちのほか、着丈やカラー、ディテールなどの要素を踏まえて、オンとオフ、それぞれにマッチするキルティングコートをご紹介します。
▼ビジネススタイルでおすすめしたいキルティングジャケット
キルティングコートをビジネスアウターとして使うなら、身幅やアームホールがスリムに設定された1着がおすすめ。素材は高密度に織られたナイロンやポリエステルで、カラーはスーツスタイルに馴染みやすいネイビーやブラック、素材の光沢があるものが良いでしょう。おもにビジネスアウターとして着るなら、ステッチは直線的なひし形がベターです。
着丈もポイントのひとつ。中には、ハーフコートのような着丈が短めのものもありますが、ロング丈の方がドレッシーな印象が強くなります。着丈が短めの場合でも、中に着たジャケットの裾がはみ出さない程度の着丈は欲しいところ。こうしたポイントを押さえたキルティングコートは、スーツとの相性ばっちりですが、ビジネス専用というわけではありません。ニットやシャツを合わせたきれいめカジュアルのアウターとしても重宝するでしょう。
1着目
『バブアー』ニューバーレー
ワックスドジャケットで知られる英国ブランドはキルティングコレクションも人気。ロング丈の「ニューバーレー」は、ジャケット譲りの大型のコーデュロイ衿と上品な光沢を帯びた高密度ナイロン素材が特徴。若干ゆったりめのシルエットに加え、肩を動かしやすいラグランスリーブのため、スーツの上に羽織っても窮屈さを感じにくいでしょう。
2着目
『ラベンハム』ブランドン
キルティングアウターの代名詞というべき英国ブランドから、人気のコートタイプをご紹介。微光沢のある生地は弱撥水性のある100%リサイクルポリエステルで、パイピングにはオーガニックコットンのリサイクル生地を使用。アイコンともいうべき2インチダイヤモンドキルティングも上品なイメージを強めます。
3着目
『オーケンコール』ロングフーデッドコート
2020年にスコットランドで誕生した新鋭アウターブランドの定番モデルは、立体感のある大きなフードと、前身頃のパッチポケットがアイキャッチ。エレガントな光沢を放つボディは、ラグジュアリーメゾン御用達のイタリア・オルテメックス社の高密度ナイロン製です。ゆったりとしたAラインシルエットも今の気分にしっくりきます。MADE IN UK。
4着目
『ドレステリア』ミダ キルティングコート
イタリア・トスカーナの歴史や文化にインスパイアされたデザインが人気のブランド『ミダ』。『ドレステリア』による別注キルティングコートは、若干ゆったりめの丸みを帯びたAラインシルエットがエレガントなイメージを醸成します。生地には50デニールのハイマルチ糸で織られた高密度ナイロンタフタを使用。しなやかでマットな質感が高級感を演出します。
5着目
『トラディショナルウェザーウェア』メルト
あの『マッキントッシュ』の系譜を受け継ぐ英国ブランドだけに、キルティングコートは大得意。定番の「メルト」は体をすっぽり包み込むロング丈と立体的な大型フードが特徴。長めに設定されたサイドベンツのボタンを外して羽織れば、動きやすいだけでなく、スリットが着こなしのアクセントとしても一役買います。ナイロンと中綿はリサイクルポリエステル製。
▼カジュアルスタイルでおすすめしたいキルティングジャケット
カジュアル使いがメインなら、ブラックやネイビー以外のキルティングコートを選ぶのも手。特に今シーズンはカーキやオリーブも人気を博しています。ストリート色の強い今どきカジュアルに合わせるなら、ビッグシルエット、反対にきれいめのカジュアルには、ジャスト~スリムなシルエットが相性良し。
カジュアルスタイルがメインなら、こうしたヒネリのきいたディテールを持つキルティングコートも選択肢のひとつに。例えば、レディースでも注目を集めるノーカラー。首元がすっきり見えることで、着こなしが重く見えるのを防げるほか、多彩なレイヤードも楽しめる優れモノです。
6着目
『ユニバーサルオーバーオール』キルティング Vネック パイピングコート
アメリカ・シカゴのワークウェアブランドが作るキルティングコートはディテールに注目。襟はヴィンテージのワークコートに見られるノーカラーで、ステッチはミリタリー由来のひょうたん形というラギッドテイスト満点の1着です。生地は軽くて丈夫なリップストップナイロンで、中綿には保温性・ストレッチ性・耐シワ性に優れたソロナが使用されています。
7着目
『マウンテンスミス』アスペン キルティングコート
昨年、アパレルラインが始動したアメリカ・コロラド発のアウトドアバッグブランド。そのキルティングコートは、取り外しが可能なポケットが特徴的です。アームやポケットはひし形、ボディはひょうたん形というステッチパターンの切り替えもアクセントに。表地はソフトでストレッチ性優れたソロテックスで、中綿は軽量の特殊構造ポリエステル・エコを使用。
8着目
『マウンテンイクイップメント』キルテッド フィッシュテイル コート
英国マンチェスターで創業したアウトドアブランドから登場したのは、珍しいモッズコート風のキルティングコート。今どきなオーバーサイズで、背中の裾にあしらわれたフィッシュテイルのドローコードとスナップボタンを使えば、シルエットの微調整も可能。フロントが比翼仕立てになったシンプルデザインのおかげで、オンのスタイリングにもマッチするでしょう。
9着目
『レミ レリーフ』ひょうたんキルトコート
究極のアメリカンベーシックを志向する日本ブランドから。一見シンプルながら、ひょうたん形のステッチやフードと一体化したスタンド襟、大ぶりなフラップポケットなどミリタリーライクな味付けが随所に。後ろ身頃にはハンティングウェア由来の大型のゲームポケットを装備します。肩幅・アーム・身幅ともにゆったりで、厚手のニットの上にもすっきり羽織れます。
10着目
『ネーム』キルテッド ダウンコート
独創的なデザインに定評のあるドメスティックブランドのキルティングコートはひと味違います。ベースはフロントがバックル開閉式になったダッフルコート。ボディは防風性に優れたパラシュートナイロン製で、ダイヤモンドパターンとジグザグパターンのステッチがモダンなイメージを醸し出します。2通りの着こなしが楽しめるリバーシブル仕様もポイント。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『バブアー』 ニューバーレー
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『ラベンハム』 ブランドン
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『オーケンコール』 ロングフーデッドコート
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『ドレステリア』 ミダ キルティングコート
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『トラディショナルウェザーウェア』 メルト
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『ユニバーサルオーバーオール』 キルティング Vネック パイピングコート
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『マウンテンスミス』 アスペン キルティングコート
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『マウンテンイクイップメント』 キルテッド フィッシュテイル コート
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『レミ レリーフ』 ひょうたんキルトコート
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『ネーム』 キルテッド ダウンコート
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