日本が世界に誇るジーンズブランド、ウエアハウス
ジーンズは米国抜きには語れない。ただ、オリジンに勝るとも劣らない質を、国内の匠たちは示してきた。そんな世界から称賛される日本ブランド『ウエアハウス』を紹介。
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時の経過をも具現化し、今に伝えるヴィンテージの求道者
我々大人と古着との関係は根深い。古着屋の店頭にズラリと並ぶアイテムを見ながら、その背景に宿るアメリカンカルチャーへ想いを馳せてきた人も少なくないだろう。そして、ジーンズは紛れもなくその代表格だった。その今も色褪せない憧れを形にしてきたブランド、それがこの『ウエアハウス』である。
『ウエアハウス』とは
“ヴィンテージ古着の忠実な復刻”。設立して20年近く経った今でも、ブランドの理念は変わらない。塩谷兄弟の手により設立され、以降1着のヴィンテージとの出会いを大切にし、糸1本から、生地、縫製、洗いを含めた加工にいたるまで徹底的に研究し生み出してきた1本。そのこだわりは当時の空気感や匂いにまでいたる。
定番モデルながら2013年に幕を落とした旧1001XX
1995年の設立から、17年もの間作り続けられてきた『ウエアハウス』のフラッグシップモデル。1930年代の米国デニムに見られた各種ディテールを踏襲しながら、美しさと男らしさを備えた、ややゆとりのあるストレートシルエットを採用。2013年のリニューアルを機に廃盤となった同作は、徐々にその価値を高めていくはずだ。
Detail
アメリカの綿生地主要地帯を旅し、作り上げた唯一無二の生地
製作前に、1930年代のデッドストックバナー(水通しされていないデニムの原反)を解体し、自然なムラ糸を再現すべく徹底解析。当時の風合い、質感、色落ちを追い求めるため、米国の綿布製作主要地帯(テネシー、アリゾナ、テキサス)、通称コットンベルトまで足を運び、様々なコットンをブレンドして生地を製作している。
Detail2
生地だけではない、徹底的に追い求めた1930年代のディテール
各所に入れられたリベットは、10円玉のように褐色へと変化していく未コーティングの銅素材。そこへ、薄くブランド名を打刻している所作も30年代当時の名残だ。ベルトループは芯を加えず生地の折り返しと縫製で製作。レングスの巻き縫い巾や運針数も、米国で製作される際に使用するインチサイズに合わせて設定している。
2013年のリニューアルにより新たに生まれ変わった新生1001XX
17年間、ロングセラーを続けてきた1001XXの歴史に幕を下ろし、新たな歴史を紡ぐべく新生1001XXが誕生したのは2年ほど前。使用する生地は不動ながら、バックポケットの縫製が一筆書きへと変更され、ベルトループがオフセットに。シルエットはというと、第二次大戦後に製造された裾幅がやや細くなったテーパード型にシフト。
新旧の1001XX、その違いを検証
1995~2012の1001XX
創業から長きにわたり愛され続けた大定番シルエット
旧モデルのシルエットのベースとなったのは、1940年代後半に見られるやや余裕のあるストレートシルエット。そこから、腰回りのダボつきを取り除き、フィット感を高めるべく股上をやや浅目に設定するなど、履き心地を考慮しながら現代的にアップデートしてきた。いわば、どのコーデにも合うオールマイティシルエット。
2013以降の1001XX
リニューアル後は脚の美しさを浮き上がらせる今どきなテーパード型に
大戦後に製造されたジーンズの特徴でもある、裾に向けてやや先細ったシルエットを採用したのが新生1001XX。腰回りにゆとりを加えながら、裾は1.4㎝もシャープに。それにより、ワタリから裾にかけて非常にすっきりとしたシルエットに仕上げられている。まさに、履きやすさと美脚の双方をハイレベルで表現した1本だ。
フラッグシップモデル1001XX以外のモデルも秀逸
ブランドの定番モデルである1001XXのほか、『ウエアハウス』は他モデルもヴィンテージを追求した至極の1本となっている。ここではその中でも注目したいモデルを2つ厳選する。
1000XX
“限りなきディテールの追求”をコンセプトに掲げる『ウエアハウス』において、この1000XXはそれらを超越した1本を生み出そうという新たな試みの元に誕生したモデル。“酸化デニム”“隠しリベットの際縫い”など、ヴィンテージジーンズの粋を極めてきたブランドならではの新鮮なアプローチが光るジーンズに。
800
ヴィンテージへの傾倒が顕著なこれまでのラインアップとは対極をなすジーンズ。趣はエレガントかつコンテンポラリーで、シックな細身のストレートは大人でも胸を張れる1本だ。そのうえ、隠しリベットや異番手縫製など、細部には米国工業化の黄金時代とも言われる50年代を象徴する意匠を加え、“らしさ”ものぞかせた。
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- ウエアハウス(WAREHOUSE)
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- ジーンズ
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