
ナイキが誇る銘品・ダンクを徹底解説。歴史やコラボ、コーデサンプルからおすすめモデルまで
『ナイキ』が誇る名作「ダンク」。誰もが街中で見たことがあるほどの定番シリーズといえるでしょう。改めてその歴史を振り返りつつ現行品やお手本コーデをご紹介します!
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『ナイキ』の「ダンク」とは? まずはその歴史を振り返る
『ナイキ』を象徴する定番モデルの証しとして、カスタマイズサービス「ナイキ バイ ユー」にもラインアップされている「ダンク」。その歴史は1985年から始まりました。
「エアジョーダン1」を生み出したことでも知られるピーター・ムーアがデザインを担当し、ファーストモデルは7色展開。NCAA(全米大学体育協会)を盛り上げるカレッジカラープログラムとして、強豪チームのイメージカラーを採用しました。大学スポーツにスポットを当てた点がかなりユニーク。さらに、当時の“バスケットボールシューズといえば白”という固定観念を打破したことでも注目されました。
ちなみに「ダンク」の機能的な特徴は、足首をホールドするアンクルスタビライザーストラップ、屈曲運動を促進するフレックスノッチ、あえてナイキエアを搭載せず接地感覚と軽量性を追求した低重心(ロープロファイル)のソールユニットなど。また、当初からハイカットとローカットをリリースしていました。
しばらく日本では入手しづらかった「ダンク」ですが、1999年になってようやく日本へ正式に上陸。まずはファーストモデルが復刻されました。さらに、「東京シティアタック」という企画もスタート。発売する都市をイメージしたカラーを採用し、限られた年の限られたショップでゲリラ販売する企画の一環です。アッパーのカラーを反転させた通称”裏ダンク”は特に人気を集め、現在の多彩なバリエーションへとつながっていきます。
2001年に人気を集めたのは、スエード製のアッパーをマルチカラーで彩った通称”クレイジーダンク”。また、2002年に登場した「ナイキ ダンク プレミアム」の初代モデルは、革張りソファをイメージしたカーフレザーを採用して話題に。「ダンク」の35周年に当たる2020年に登場したブラック×ホワイトの通称”パンダ”も大好評で、復刻されるたびに売れ筋となっています。
2002年からはスケートボードラインの「ナイキ SB」からも「ダンク」をリリース。ニー・スパやジーノ・イアヌッチといったプロスケーターのシグネチャーモデルも登場しました。
「ダンク」は他にもコラボレーションが多彩。紹介しきれないほど多くのコラボモデルがこれまでに登場しています。ブランドでは『ステューシー』、ショップでは「アトモス」や「アンディフィーテッド」との共同企画が主なところ。また、『シュプリーム』とのコラボ品はリリースされるたびに即完売するほど。そんなバッシュのレジェンドでありながら現役の人気者でもある「ダンク」の動向から今後も目が離せません!
ここで改めて。『ナイキ』の「ダンク」が人気を集める3つの理由
歴史の概要を把握したところで、「ダンク」の人気が続いている理由を改めて考察しておきましょう。ここでは3つのポイントにまとめてみました。
理由1
『ナイキ』とともに歩んできたエピソード
『ナイキ』のバスケットボールシューズを題材にした映画『エア』は1984年が舞台。「ダンク」が誕生したのもちょうどその頃で、「ダンク」の歴史は『ナイキ』がバスケットボール界において人気を高めていく歴史と重なっています。つまり、冒頭でご紹介したようなエピソードごと履けるのが、歴史的な傑作である「ダンク」の大きな魅力。背景にあるストーリーも楽しみながら履きこなしましょう!
理由2
1980年代風のストリート調デザイン
ここ数年は1990年代のストリートテイストがもてはやされてきましたが、今後はもう少し遡った1980年代のストリートスタイルも注目されそうな気配です。「ダンク」が誕生したのは1985年で、まさに1980年代を感じさせるカラフルなデザインが特徴的。たとえシンプルなコーディネートでも、足元に「ダンク」を合わせるだけでレトロなストリート感がMIXできます。もともと人気の定番スニーカーですが、さらに人気が高まる気運の「ダンク」は要チェックです。
理由3
揃えたくなる多彩なバリエーション
冒頭で解説した通り、「ダンク」はカラーのバリエーションが豊富。次から次へと新しいカラーが投入されました。そんななか、スニーカーを消耗品と考えるスケーターがどんどん買い替えたことが現在のスニーカーカルチャーにつながったとも考えられています。コラボ品や限定品なども次々とリリースされるので、ついつい何種類も揃えたくなるのは当然のこと。「ダンク」のフリークが多いのも納得です。
今買える。『ナイキ』ダンクの現行品からおすすめの10モデルを厳選
世界中で愛され、長い歴史を紡ぎながらロングセラーとなっている名作スニーカーの「ダンク」。だからこそ、現行品に限ってもいろいろな選択肢があり、どれを買って良いのか迷ってしまうほどです。そこで、大人におすすめの「ダンク」をピックアップ。普段使いしやすいタイプを軸に10種類を選りすぐりました!
アイテム1
ダンク ロー レトロ(パンダ)
バッシュ感が強いのはハイカット版ですが、デイリーユースならボリューム控えめなローカットが重宝するでしょうか。その中でも使いやすいのはモノトーンで、適度なインパクトが欲しいなら”パンダ”がイチ押しです。合わせやすいのに個性も感じさせるバランスが絶妙で、人気が高いカラーなのも納得。独特なディテールが際立つ配色で、1足目の「ダンク」としてもおすすめです。
アイテム2
ダンク ロー レトロ(ブラック×ホワイト)
履きやすさを優先するなら、アッパーをワントーンでまとめたこんなタイプが狙い目。ブラックをベースにしつつ、白いスウッシュを利かせたカラーリングがクールかつスポーティです。シンプルなカラーパレットだからこそ、レザーならではの上質感が際立っているのもポイント。「ダンク」らしからぬ配色で新鮮味を感じさせるのにシンプルで汎用性も抜群。というパラドックスを秘めたデザインが魅力的です。
アイテム3
ダンク ロー レトロ(ホワイト)
こちらはさらにシンプルなカラーリングを採用したタイプです。ホワイトをベースにしつつ、スウッシュをライトグレーにしてさりげないアクセントに。そうはいってもほとんど白のワントーンなので、ローテク系の白いレザースニーカーとしてオールマイティに使えます。また、カラーソックスを合わせるとよく映えるのもポイント。ショートパンツが欠かせない季節にも活躍してくれます。
アイテム4
ダンク ロー レトロ SE(ホワイト×ブルー)
「ダンク」ならではのツートンカラーが存在感を放っているカラーリング。アイキャッチになるほどのインパクトがあるので、コーディネートのスポーティなスパイスとして適任です。その一方、2色のうち1色がホワイトでクリーンな雰囲気。軽快感もあって普段使いしやすいルックスです。さらにホワイト×ブルー系カラーの組み合わせでマリン調のコーディネートにもマッチ。デッキシューズ代わりに使える配色で、春夏シーズンに最適です。
アイテム5
SB ズーム ダンク ロー プロ(ホワイト×ブラック×レーザーブルー)
『ナイキ』のスケートボードラインでリリースされている「ダンク」は、衝撃吸収性能を強化。インソールにズーム エアを内蔵することで、見た目からは想像がつかないほどのクッション性を実現しています。しかも、こちらのモデルはさらなるアップグレード版。薄型のアウトソールによって優れたボードコントロールを可能にしています。また、3色使いのカラーリングが新鮮で、スケートボードをやらない人からも支持されているのも納得です。ちなみに、靴底に配置されたバスケットボール用のピボットサークルは、「ダンク」共通のディテールです。
アイテム6
ダンク ロー レトロ BTTYS(グリーン×イエロー)
かなりフレッシュなカラーリングは、「ダンク」が登場した当初に展開されていたカレッジカラープログラムのキャンペーン「Be True to Your School」のオマージュ。1980年代を感じさせるポップなカラーパレットが、コーディネートのスパイスとしてうってつけです。履きこなすのが難しい配色に思えますが、他のアイテムをシンプルにまとめれば意外とまとまりますよ。
アイテム7
ダンク ハイ レトロ(ホワイト×レッド)
「ダンク」ならではのバスケットボールテイストを強調したいなら、やっぱりハイカット。存在感の強い定番的なカラーパレットではなく、アッパーをワントーンでまとめたこんなタイプならコーディネートするのも簡単です。ハイカットを選んでも合わせるパンツが限定されることはなく、パンツの裾が広めならそのまま被せればOK。また、パンツの裾先を軽く「ダンク」の履き口に差せば、こなれ感が漂います。
アイテム8
ダンク ハイ レトロ SE(ライトグリーン×ホワイト)
「ダンク」ならではのバイカラーデザインを取り入れたい場合は、ライトカラー×ホワイトがおすすめ。カラーリングのコントラストが弱まることで履きやすくなるからです。ここでは、ライトグリーン×ホワイトをセレクト。インパクトがありながらも悪目立ちせず、爽やかで落ち着きを感じさせるバランスが絶妙です。実は、イメージソースは職人による手作りのお酒。靴底の色味はコルクを表しています。エレガントなラベルを表現したゴールドのタンタグ&ヒールストラップもさりげないアクセントに。
アイテム9
ダンク ハイ レトロ プレミアム(ホワイト×ベージュ)
こちらはホワイト×ベージュのカラーリングがシックでマイルドな1足です。スウッシュを象っているのはひび割れたレザーで、塩で洗ったような加工感が特徴。2023年にNBAのオールスターゲームが開催されるソルトレークシティを表現しています。ウォッシュ加工のキャンバス生地を採用したアッパー、独自のソルトウォッシュ加工を施したミッドソールなどがクラフト感を醸し、大人っぽい雰囲気です。
アイテム10
ダンク ハイ レトロ プレミアム(ベージュ)
上質な素材を使った「ナイキ ダンク プレミアム」は大人に最適。冒頭で解説した「ダンク」の歴史でも触れたように、初代モデルは革張りソファをイメージしたカーフレザーを用いていました。こちらの現行品も、高品質なレザーをアッパーに採用。柔らかく加工して履きやすく仕上げられています。ナチュラルなエイジング感もあり、買ったその日から大人なコーディネートにマッチ。「ダンク」ならではのディテールが凹凸感で表現され、抑えめにスポーツ感を醸しています。
『ナイキ』のダンクを巧みに活用した、大人なお手本コーデ5選
最後は、「ダンク」を使った大人っぽい模範コーデをご紹介します。モノトーン系などの落ち着いた「ダンク」を選んでコーディネートに馴染ませるのが基本形。存在感のあるカラーを選んでコーディネートのスパイスとして活用するのが応用形です。
コーデ1
白×黒をキーにしたリラクシングなシャツスタイル
「ダンク」を使った大人っぽいコーディネートのベースにしてほしい理想形。「ダンク」のパンダカラーを、白いシャツ×黒いバッグで表現して統一感を生み出し、大人なムードを高めています。シンプルなコーディネートに見えますが、実は色使いだけでなく小技も秀逸。適度にゆとりのあるシャツのシルエットや、チノパンツの裾をたるませたはきこなしなどで、こなれ感を漂わせています。
コーデ2
赤いダンクを挿し色として効かせた好サンプル
「ダンク」は鮮やかなカラーのバリエーションが豊富。ということで、コーディネートの挿し色として足元に加えるテクニックも定番的かつ実用的です。難しい着こなしに思えますが、シンプルで落ち着きあるアイテムばかりを組み合わせれば、子供っぽくなることはありません。また、このお手本ではセットアップを活用。上下をブラックで揃えて落ち着きを確保し、赤系の「ダンク」を利かせたバランスがお見事です。
コーデ3
白×サックスブルーでシンクロして爽やかに演出
おすすめのダンクをご紹介したパートで、ホワイト×ライトカラーの配色が履きこなしやすいと解説しましたが、ここで使っているのはまさにそんなカラーリング。挿し色として活用するのではなく、コーディネートとリンクさせて「ダンク」の魅力を全身に拡大しています。ホワイト×レーザーブルーという色使いの「ダンク」はかなり爽やか。その魅力を白いインナー×サックスブルーのシャツで再現し、ラフなのに清潔感のあるコーディネートに仕上げています。
コーデ4
トラッド調のチェック柄を合わせて大人っぽく昇華!
「ダンク」はバスケ調やストリート調の強いアイテムですが、他のテイストとマッチしないわけではありません。馴染ませるには、シンプルな配色かリンクするカラーを選ぶのがポイント。このお手本では、パンダカラーの「ダンク」とモノトーン系アーガイルチェックのカーディガンを色で仲介しています。その結果、ラフなコーディネートにトラッドな柄を溶け込ませることに成功。 ワイドパンツの裾を「ダンク」に被せ、強烈な存在感を部分的に隠してバランス調整しているのも巧妙です。
コーデ5
ショートパンツ×ソックスでおしゃれな夏スタイルに
バイカラー使いがインパクトを放っている「ダンク」は、ショーツスタイルのアクセントとしても最適。シンプルなコーディネートに合わせれば自動的にスパイスとして活躍してくれます。このお手本のように、パンダカラーで全身を統一しても「ダンク」の存在感は絶大。少し色味の異なるソックスを合わせ、足元に視線を誘導したテクニックも秀逸です。「ダンク」自体を挿し色にするだけでなく、ソックスを利かせる着こなしもマスターすれば、ショートパンツを使ったコーディネートの幅が一気に広がります。
この記事の掲載アイテム一覧(全10商品)
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『ナイキ』 ダンク ロー レトロ(パンダ)
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『ナイキ』 ダンク ロー レトロ(ブラック×ホワイト)
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『ナイキ』 ダンク ロー レトロ(ホワイト)
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『ナイキ』 ダンク ロー レトロ SE(ホワイト×ブルー)
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『ナイキ』 SB ズーム ダンク ロー プロ(ホワイト×ブラック×レーザーブルー)
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『ナイキ』 ダンク ロー レトロ BTTYS(グリーン×イエロー)
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『ナイキ』 ダンク ハイ レトロ(ホワイト×レッド)
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『ナイキ』 ダンク ハイ レトロ SE(ライトグリーン×ホワイト)
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『ナイキ』 ダンク ハイ レトロ プレミアム(ホワイト×ベージュ)
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『ナイキ』 ダンク ハイ レトロ プレミアム(ベージュ)
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