色落ちに定評あり! ドゥニームのジーンズコレクション

色落ちに定評あり! ドゥニームのジーンズコレクション

1950〜70年代の古き良きヴィンテージジーンズをモチーフとする『ドゥニーム』。ジャパンプライドが息付く逸品は、大人のワードローブにこそふさわしい存在です。

山崎 サトシ

2018.02.08

ドゥニーム(Denime)
ジーンズ
メイドインジャパン・国産

古き良きアメリカを体現するジーンズのトップブランド『ドゥニーム』

『ドゥニーム』は1988年に設立された、日本を代表する老舗デニムブランド。『リーバイス』に魅せられたデザイナー・林芳亨氏が手がけていた時代から、現在では入手困難なモデルも多い1950〜1970年代のヴィンテージをモチーフとしたコレクションを発信しています。とくに当時の空気感を忠実に再現した珠玉のジーンズは、こだわり派の大人にぴったり。また、素材からこだわり抜いた品質の高さも多くの人々から支持される大きな理由で、生産は信頼の置ける日本国内のファクトリーにて行われています。

『ドゥニーム』のジーンズといえば、色落ちに定評あり

このブランドの魅力を語る上で触れておきたいのが“色落ち”。『ドゥニーム』のデニムは非常に色の濃淡が出やすく、はき込むほどにリアルヴィンテージのような趣深いニュアンスへと風合いが変化していきます。その秘密のひとつが、使用している織機。国内にわずかしかない昔ながらの貴重な旧式の力織機を使って織り上げ、はっきりとした凹凸を生み出しているんです。昨今の高速織機と比べて生産効率は非常に悪いのですが、強い打ち込みから生まれるコシとムラが極上の経年変化を生んでくれるというワケです。

そしてもうひとつのキーポイントが染色。インディゴ染料を深く濃くしっかりと繊維に浸透させるため、幾度も染色工程を繰り返します。色落ち感を楽しめるように糸の内部には染め上げない白い部分を残す必要があるので、絶妙なサジ加減が必要です。こうして丹念に仕上げられた染糸を経(たて)糸に、そしてナチュラルな白の生糸を緯(よこ)糸に使用することで、美しいタテ落ちを実現。一般的なデニムに比べて『ドゥニーム』のモデルは非常に色が濃いため最初は色落ちを感じにくいのですが、はき込むほどに濃淡がはっきりと浮き出てきます。

『ドゥニーム』を語る上で欠かせない定番モデル3本

ブランドの顔とも呼べる3つの定番モデルをピックアップ。初めて『ドゥニーム』に触れる方はここからチャレンジするのがおすすめです。長く深く付き合っていける、頼れる名品をさっそくご覧あれ。

定番1XX

1988年のブランド創設時よりラインアップされている看板ジーンズ。“XX”とは、エクストラエクシードの略で、最高品質のデニムであることを示しています。1950年代のヴィンテージをモチーフに生地やソーイング、パーツ類に至るまで細かく再現しており、やや太めのミドルストレート&股上深めの男らしいシルエットでも魅了する1本です。さらに、14.5オンスと厚みのあるタフな生地感も特徴的。一般的な12オンスのデニム地と比べて、より大きなシワが刻まれます。ノンウォッシュタイプのモデルで、いちから味出しを楽しみましょう。

定番266

XXに続いて販売されたのがこの66モデル。『ドゥニーム』のコレクションの中で最もリピート率が高い、人気NO.1デニムです。股上が深めで、テーパードの効いた『リーバイス』501後期のシルエットに近いデザインになっています。とはいえ、腰周りにゆとりのあるフォルムは昨今のトレンド。着こなしを選ばない1本に仕上がっています。

定番366XX

XXと66のハイブリッドモデル。XXと同様の肉厚な生地を使用しており、濃淡のはっきりと出る美しい色落ちを味わえます。シルエットは66よりもやや細身の設定で、膝下にテーパードを効かせることで美麗なレッグラインを描き出しました。少し浅めに設定した股上でウエスト周りもすっきり。スマートにはきこなせるデニムと言えるでしょう。

もっと知りたい。『ドゥニーム』のジーンズコレクションをお披露目

先ほど紹介した3大定番モデル以外にも、『ドゥニーム』のジーンズは良作揃い。普段の着こなしに取り入れたいモデルを最後に一挙お披露目します。どれもはき込むほどにさまになるジーンズです。

XXをベースとして、シルエットをモダンなスリムストレートにブラッシュアップ。もちろん、タロン社製ジップや各所のイエローステッチなど、ヴィンテージを感じさせるディテールはしっかりと息づいています。なお、今作はワンウォッシュ仕上げなのではき始めでもゴワつきは感じさせず、洗濯しても縮まないのでジャストサイズで選べます。

スリムストレートXXのバリエーションモデル。股上をより深くし、フロントをボタンフライで仕上げた本格派の1本です。カウハイドのレザーパッチ、打ち抜きタイプのカッパーリベットといったオーセンティックなディテールも見どころ。縫製は貴重なヴィンテージミシンを駆使して行われています。リジッドから育つのが待てない! という方には、よりリアルな色落ちにもこだわったウォッシュドモデルがおすすめです。

アイテム3505

少し深めの股上と、シュッとしたテーパードフォルムが印象的な人気モデルの505。使用されているデニム生地は毛羽立ちの強さとザラ付きを併せ持っており、独特の奥深い経年変化を堪能できます。『ドゥニーム』を離れた林氏が現在携わっている『リゾルト』にも生かされている、肝入りのディテールです。ブロンズ製のボタン&リベット、タロンジップなど細部の仕様にもこだわりあり。

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MADE IN JAPANの実力派。リゾルトのジーンズ全型とその魅力

アイテム4606

606は引き締まったタイトシルエットできれいめ派の大人から絶大な支持を集めているモデル。文字通り、『リーバイス』の606モデルをほうふつとさせるレッグラインです。さらっと軽やかなタッチの12オンス生地で仕立てているので、これからのシーズンにもおあつらえ向き。ユーズド加工による淡いブルーカラーも春っぽいイメージをグッと加速します。

ブランドの展開するデニムの中で最も細身のフォルムですが、ストレッチ素材につき窮屈さとは無縁です。一般的にストレッチデニム素材は伸縮性の高いポリウレタンを混紡するケースが多いのですが、このペンシルフィットモデルではあえてポリエステルをMIX。はきやすさとデニム生地らしい硬さを高バランスで両立させています。

アイテム6スリムフィット

リーズナブルな価格で本格的なジャパンメイドデニムを楽しめる「ファーストドゥニーム」シリーズから発信される1本。股上浅めのスリムフィットモデルは、端正なフォルムで都会的にはきこなすことができます。セルビッチモデルなので裾をくるりとロールアップして、赤耳をチラ見せするのも良いでしょう。

同じく「ファーストドゥニーム」シリーズよりリリース。プライスを抑えながらも、国産の高品質なセルビッチデニムを使用しています。ウエストやもも周りには余裕を持たせていますが、膝下にはかなり強めにテーパードが掛かっており、メリハリの効いたシルエットになっています。

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