きれいに仕上がるTシャツのたたみ方。ショップ式やコンパクト式など3種類&長袖用をマスター!

きれいに仕上がるTシャツのたたみ方。ショップ式やコンパクト式など3種類&長袖用をマスター!

Tシャツはオールシーズンで活躍するだけに、複数枚所有している人も多いはず。それらをきれいに、かつすっきり保管するべく、正しいたたみ方をマスターしておきましょう。

2023.09.17
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近間 恭子

執筆者

バッグ・革小物をメインに執筆記事は200本以上

近間 恭子
ライターのアシスタントを経て、2003年に独立。「MEN’S CLUB」や「MonoMaster」などの男性誌をはじめ、女性誌やWEB、カタログで活動している。ビジネスからカジュアルまでのメンズファッション全般を得意としているが、最近は趣味がこうじて旅企画も担当。 記事一覧を見る
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何枚も持っているものだから。Tシャツのたたみ方はいくつか覚えておくと便利!

何枚も持っているものだから。Tシャツのたたみ方はいくつか覚えておくと便利!

突然ですが、みなさんはTシャツをどのように収納していますか? なかにはハンガーにかけている人もいると思いますが、Tシャツとのサイズが合っていないと型崩れの原因になることも。お気に入りのTシャツを長く愛用するなら、やはりたたんで保管するのがベスト。また、たたみ方をいくつか覚えておくと、自分の生活スタイルや目的に合わせた最適なたたみ方ができるので便利です。半袖はもちろん、最近愛用者が増えているロンTのたたみ方もご紹介するのでこの機会にぜひマスターしてください!

ポイント

意外と大事。Tシャツをたたむ前にきちんとシワを伸ばしておこう

意外と大事。Tシャツをたたむ前にきちんとシワを伸ばしておこう

きれいにたたんで保管していたのに、いざ着用してみるとTシャツがシワシワ……なんてことありませんか? その原因は、ズバリ、シワをしっかり伸ばさないままたたんでしまったから。それだといくらたたみ方が完璧でも台無しなので、たたむ前にきちんとシワを伸ばしておくことが大切です。基本的には手で伸ばせばOKですが、頑固なシワにはアイロンなどを活用しましょう。

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見た目重視から収納力重視まで。半袖Tシャツのたたみ方3選

Tシャツをたたむのが苦手という人は多いかもしれませんが、コツさえつかめば意外と簡単。ここでは基本から応用編まで、覚えておくと便利な3つのたたみ方を伝授します。それぞれのプロセスはもちろん、メリットなども詳しく解説するので要チェック!

教えてくれたのは……

スタイリスト・小林知典さん

スタイリスト・小林知典さん

雑誌や広告、Webなどの幅広いフィールドで活躍中。カジュアルからビジネスまであらゆるファッションへの造詣が深く、Tシャツのたたみ方をはじめとする”ハウツー”モノも得意。

▼パターン1:誰でも簡単にできる基本のたたみ方

▼パターン1:誰でも簡単にできる基本のたたみ方

Tシャツのたたみ方の基本といえるのが、最終的に長方形になるようにたたんでいく方法。これは両端を一辺ずつ折っていくのが特徴で、シャツやニットといった他のトップスにも応用できるので、覚えておいて損はありません。もちろん何枚か重ねて収納できるので、すっきり保管できるのもポイントです。

手順1

後ろ身頃が表になるようにTシャツを平置きしてシワを伸ばす

後ろ身頃が表になるようにTシャツを平置きしてシワを伸ばす

Tシャツの後ろ身頃を表に、床やテーブルなどの上に平置きしてシワを伸ばしておきましょう。

小林 知典

小林

袖や裾などの縫い目を揃えておくと、よりきれいに仕上がりますよ。

手順2

袖を内側に向かって折っていく

袖を内側に向かって折っていく

次に袖だけを内側に向かって折ります。身頃も一緒にたたんでいく方法もありますが、こちらのほうが崩れにくいので、慣れていない人でもやりやすいでしょう。

手順3

身頃を内側に折りたたむ

身頃を内側に折りたたむ

襟元を起点に身頃を内側に折っていきます。裾と折り目はきちんと垂直になるように折るのが、美しく仕上げるコツ。

小林 知典

小林

ネックから3~5cmくらいのところを目安にして折り目をつけしましょう。

手順4

反対側も同じ手順で折りたたんでいく

反対側も同じ手順で折りたたんでいく

反対側も同じ手順で折りたたんでいく 2枚目の画像

もう片方も手順3と同じ方法で折りたたんでいきましょう。ネックから折り目までの幅が、左右対称になるように設定することを忘れずに。

手順5

裾を1/5程度折る

裾を1/5程度折る

サイズ感によって多少異なるものの、そのまま半分に折るとバランスが悪く、保管時にも場所をとってしまいます。半分にたたむ前に裾は1/5程度折り返すようにしましょう。

手順6

身頃を半分にたたんで整えたら完成

身頃を半分にたたんで整えたら完成

身頃を半分にたたんで整えたら完成 2枚目の画像

最後に、表から見たときに裾部分が見えてしまわないよう気を付けながら、身頃を半分に折りたたみます。プロセスの際についてしまったシワを伸ばすなどして、全体を整えたら完成!

▼パターン2:時短派必見。ショップ風のたたみ方

▼パターン2:時短派必見。ショップ風のたたみ方

基本のたたみ方より、もっと素早くたためる方法が知りたい。そんな時短派にはショップ風のたたみ方がうってつけ。慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、マスターしたらなんと5秒ほどでたためるんです。これなら一度に複数枚をたたんでも苦にならないですし、短縮できた時間を自分のために使うこともできますよ。

手順1

前身頃を表にセットし、肩線と真ん中部分を摘まむ

前身頃を表にセットし、肩線と真ん中部分を摘まむ

基本のたたみ方とは違って前身頃を表に、自分の体に対して横向きにセット。ネックから3~5cmくらいの肩線と真ん中部分を摘まみます。

手順2

つまんだまま上下を重ねる

つまんだまま上下を重ねる

つまんだまま上下を重ねる 2枚目の画像

Tシャツをつまんだ手はそのままに、裾を肩線に向けて折りたたんでいきます。前身頃ではなく、後ろ身頃側で裾と肩線を重ねるようにしましょう。

小林 知典

小林

折りたたむ際、摘まんだ手を絶対に離さないのがポイントです。

手順3

全体を持ち上げてカタチを整えていく

全体を持ち上げてカタチを整えていく

つまんだままTシャツを持ち上げたら、カタチを整えていきましょう。両端を少し引っ張ったり、軽く揺らしたりすると、両手がふさがっていても整えやすいはずです。

手順4

左右対称になるようにもう片方をたためば完成

左右対称になるようにもう片方をたためば完成

左右対称になるようにもう片方をたためば完成 2枚目の画像

もう片方の袖をそのまま下に折り込むようにTシャツを置いていきます。左右が対称になるようにカタチを整えながら、片方の袖を出したらフィニッシュ!

小林 知典

小林

袖は出さなくてもOKですが、出すとショップ感が高まるのでおすすめです。

▼パターン3:コンパクトに保管できるミリタリーロール

▼パターン3:コンパクトに保管できるミリタリーロール

限られた収納スペースに効率良く収納でき、旅行のパッキングでも重宝するミリタリーロール。これは実際に軍隊などで活用している方法で、ロール状にコンパクトにたたむのに意外とシワになりにくく、型崩れもしにくいという便利なたたみ方なんです。しかも縦に置いても自立するので、タンスやケースなどに立てて収納ができるのも優秀。

手順1

平置きして裾を裏返す

平置きして裾を裏返す

まずはTシャツを後ろ身頃が表になるように平置きし、裾を裏返しておきます。裏返す幅が短いと最後に固定できなくなってしまうので、その幅は身頃の1/5程度を目安に。

手順2

基本のたたみ方と同じようにたたんでいく

基本のたたみ方と同じようにたたんでいく

基本のたたみ方と同じようにたたんでいく 2枚目の画像

基本のたたみ方と同じようにたたんでいく 3枚目の画像

次は、上記パターン1でご紹介した基本のたたみ方と同じ。袖を内側に折り返してから身頃をたたむ工程を、両サイドともに行っていきます。

手順3

ネックから裾に向かって巻いていく

ネックから裾に向かって巻いていく

ネックから裾に向かってクルクルとロールさせます。やや外側に両手をセットすると、両サイドがきちんと重なって仕上がりもきれいですよ。

小林 知典

小林

ゆるく巻くとカタチが崩れることもあるので、少しきつめに巻くようにしましょう。

手順4

裏返した裾部分を返して全体をくるんで完成

裏返した裾部分を返して全体をくるんで完成

裏返した裾部分を返して全体をくるんで完成 2枚目の画像

裾部分までTシャツを巻いていったら、裏返した部分を返して全体を包んでいきます。最後に全体を整えたら完成です!

袖の処理がポイント。長袖Tシャツの基本のたたみ方も知っておこう!

袖の処理がポイント。長袖Tシャツの基本のたたみ方も知っておこう!

半袖のTシャツ同様、1枚でもレイヤードでも活躍するロンTもワードローブに欠かせないアイテムですよね。基本的に長袖も半袖とさほどたたみ方は変わりませんが、気をつけるべきは袖をどう処理するか。半袖よりもかさばるので、いかにすっきりたたむかがポイントになります。また、袖を適当にたたんでしまうとシワの原因にもなるので注意が必要。

手順1

後ろ身頃が表になるように平置き

後ろ身頃が表になるように平置き

まずは後ろ身頃を表に、床やテーブルなどに平置きにします。その際に身頃だけでなく、袖のシワも伸ばしておくようにしましょう。

手順2

袖と身頃を内側に向かって折る

袖と身頃を内側に向かって折る

半袖とは違って、長袖は袖も身頃も一緒に内側方向に折っていきます。その後の工程もやりやすくなるよう、袖はきちんと伸ばしておくのがベター。

手順3

袖を下方向にたたんでいく

袖を下方向にたたんでいく

次に袖部分のみを下方向にたたんでいきます。この工程の後も袖のシワはしっかり伸ばしておくようにしましょう。

小林 知典

小林

袖はアームホールの線に合わせてたたむのがポイントです。

手順4

もう片方も同じ手順でたたんでいく

もう片方も同じ手順でたたんでいく

もう片方も手順3と同じようにたたんでいきます。袖同士が重なるようにセットするのが、左右対称に仕上げる秘訣。

手順5

2つに折りたたんで片方の袖をフロントに出したら完成

2つに折りたたんで片方の袖をフロントに出したら完成

2つに折りたたんで片方の袖をフロントに出したら完成 2枚目の画像

ロンTの裾を持ち上げて、2つに折りたたんでいきましょう。最後に上に重ねた袖をフロントからチラッと覗かせてフィニッシュ!

小林 知典

小林

オーバーサイズのロンTは、半袖のように裾を少し折り返すと好バランスに仕上がります。

プロに聞きました。時短&仕上がりクオリティが高くなるテクニックとは?

最後にTシャツをたたむ際に、プロが実践しているテクニックをご紹介。取り入れることで時短になったり、仕上がりのクオリティも格段にアップできたりするので、ぜひチェックしてみてください。

テクニック1

クリアファイルを使えば、簡単にきれいにたためる!

クリアファイルを使えば、簡単にきれいにたためる!

クリアファイルを使えば、簡単にきれいにたためる! 2枚目の画像

Tシャツを重ねて保管する場合、すべてを同じ大きさにたたむのはかなり難しいですよね。そこでおすすめなのが、プロが撮影の際などに実践しているクリアファイルを台紙代わりに使う方法。使い方はいたって簡単で、平置きしたときに首元に合わせてクリアファイルを縦に置くだけ。その後は基本のたたみ方をしていけば、同じサイズ感にたたむことができ、さらには仕上がりもきれいなんです。

テクニック2

慣れてきたら……。ショップ店員のように立ちながらたためれば、さらに時短化できる

慣れてきたら……。ショップ店員のように立ちながらたためれば、さらに時短化できる

ショップ店員が立ったままTシャツなどをたたむ姿に「かっこいい!」と憧れを抱いたことがある人もいるはず。さすがに初心者には難しいですが、実はこのテクニックはかなりの時短になるんです。ポイントは、自分の体をテーブルに見立てたたむこと。最後にTシャツの上部を持ちながら、太ももに軽く打ちつけると、ビシッと仕上げることができます。基本のたたみ方に慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみてください。

Photo_Takehiro Sakashita
Styling_Tomonori Kobayashi

探しやすくて取り出しやすいTシャツ収納術。便利なグッズや使い方も紹介!

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