
コートの印象はベルトの結び方で変わる! メンズにおすすめの4パターンとは?
コートスタイルをおしゃれに格上げするなら、付属のベルト(紐)の結び方をアレンジするのが有効。大人の男性でも取り入れやすい方法を4種類に厳選してご紹介します。
本コンテンツはTASCLAPが制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
コートのベルトの結び方をマスターして、洒落感アップを叶えよう
トレンチコートをはじめ、ベルト(紐)付きのコートを着る機会は意外と多いですよね。そのときに迷うのが、ベルトをどう結ぶか。付属のバックルに通すのが一般的かもしれませんが、周りと差をつけるならちょっとしたアレンジを加えるのも手。しかも、ビジネスシーンではきちんと感のある結び方、休日はこなれ感のある結び方にすれば、同じコートでも印象を変えることができるんです。とくれば、コートのベルトの結び方はいくつか覚えておくのが得策。さっそくチェックしていきましょう!
まずはここから!
ベルトは前と後ろ、どちらで結ぶ? 脱ぐ頻度や着用時期から考えよう
まずコートのベルトを結ぶ際に迷うのが、フロント(前面)とバック(背面)のどちら側で結ぶか、ということ。基本的にどちらで結んでも問題ないですが、コートを脱ぎ着することが多いなら、そのときどきでベルトをほどく必要がないようバックで結ぶのがベスト。また、冬は着心地でも見た目でもウォーム感を演出したい場面があるので、そうしたときにはコートのボタンを締めてフロントで結ぶのがおすすめです。
コートの印象が劇的に変わる! まずはフロント側の結び方2パターンをレクチャー
フロント側でのベルトの結び方から見ていきましょう。今回ピックアップした2つの結び方は、オンにもオフにも対応できるのがポイント。フロントはパッと目につく場所でもあるので、きれいに仕上げることも意識するようにしましょう。
教えてくれたのは……
スタイリスト・小林知典さん
雑誌や広告、Webなどの幅広いフィールドで活躍中。カジュアルからビジネスまであらゆるファッションへの造詣が深く、Tシャツのたたみ方をはじめとする”ハウツー”モノも得意。
▼パターン1:リラックスした雰囲気を醸し出すなら「ひと結び」
コートのベルトの結び方で最も簡単なのが、シンプルな「ひと結び」です。ホールド感は期待できないものの、独特なリラックス感を醸し出せるのが何よりの魅力。また、フロントボタンを閉めていると適度なきちんと感を演出できるので、ビジネススタイルで取り入れても問題ありません。
手順1
ベルトをフロントにセット
まずはベルトをベルトループに通して、フロントにセットします。このとき、ベルトの長さは揃えず、バックルのないほうを少し長めにとるようにしましょう。
手順2
ベルトを交差させる
続いて、ベルトをバックル側が下になるように交差させます。フロントの真正面ではなく、少しズラした位置にセットするのがポイントです。
手順3
ベルトをひと巻きして、整えたら完成
バックル側を持ちながら、もう片方の手で剣先を下から上にひと巻きしていきます。最後に全体を整えたら「ひと結び」の完成です。
小林
ベルトはあまりきつく結ばず、リラックス感を高めるのがおすすめです。
▼パターン2:機能面とおしゃれさを兼ね備えた「シンプルノット」
コンパクトな結び目が特徴的な「シンプルノット」は、特に大人の男性に人気の結び方。その理由は、クラシックで上品、さらにはきちんとした印象を与えることができるからです。それでいてほどけにくいという機能的な面も併せ持っているのもうれしいポイント。スーツなどのかっちりとした着こなしとも相性が良いので、仕事でもコートを着る機会が多い人はぜひ押さえておきましょう。
手順1
バックルにベルトを通す
バックルを正面にセットして、ベルトを通していきます。男らしさを演出するなら、あまりきつく締めないのがベター。
手順2
ベルトを二つ折りにする
バックル側に向けてベルトを二つ折りにしていきます。その幅が大きすぎるとフェミニンになってしまうので注意が必要。
小林
二つ折りの幅は、9~12cmくらいを目安にするとバランス良く仕上がりますよ。
手順3
ベルトを下から通す
二つ折りした部分を押さえながら、剣先をウエストに回しているベルトに下から通していきます。
小林
二つ折りが崩れないよう、片手でしっかり押さえるようにしましょう。
手順4
ループにベルトを通していく
ベルトを通した際にできたループに剣先を通します。そのループが崩れないよう、押さえた手は通しているときも離さないように。
手順5
結び目をキュッと締めて完成
剣先と二つ折り部分を引っ張って、キュッと固く締めていきます。最後にカタチを整えることも忘れずに。
脱ぎ着しやすく後ろ姿のアクセントに。続いてバック側の結び方2パターンを披露
コートのフロントを開けて着る場合、ベルトの処理に困る人は多いことでしょう。そんなときは後ろで結ぶのがベストな選択。結び方次第でバックスタイルのポイントになり、全方位でおしゃれな雰囲気を醸し出せますよ。
▼パターン1:ベルトのシワを気にする必要なし「タイ&ハング」
ベルト部分に備えられたバックルを利用して結んでいく「タイ&ハング」。結び目を端にセットするのでこなれた雰囲気を醸し、さらに動くたびに垂らしたベルトが優美に揺れるため、バックスタイルをより印象的に見せることができます。結び目はゆるく仕上げるので、ベルトのシワを気にする必要がないのも◎。
手順1
ベルトを裏返してベルトループに通す
コートからベルトを外し、裏返してから再度ベルトループに通していきます。この手順を省くと「タイ&ハング」は完成しないので、必ず行うようにしましょう。
手順2
バックルにベルトを通していく
続いて、いつもと同じようにバックルにベルトを通します。ちなみに着用したままは難しいと思うので、コートをハンガーに掛けた状態で行ってもOK。
手順3
剣先をベルトの下から通す
二重になったベルトを押さえながら、バックル側に折ります。その後にベルトの下から上に剣先を通していきましょう。
小林
剣先を通す際、バックルとベルトを押さえておくとカタチが崩れにくいですよ。
手順4
剣先を上からループに通す
手順3でできたループに剣先を上から通します。バックルが隠れるように通すのが、きれいに仕上げるコツ。
手順5
剣先を引っ張り、結び目を右端に寄せたら完成
カタチが崩れないよう、剣先を引っ張って結び目を作っていきます。最後に右端にセットしたらフィニッシュ!
▼パターン2:程良くラフな後ろ姿を演出する「ダブルテール」
一見すると蝶々結びのようですが、蝶々結びよりもシンプルで大人も取り入れやすい「ダブルテール」。こなれた印象を与える結び方であるものの、あくまでもバックスタイルなのでかっちりとしたビジネススタイルでも難なく対応します。また、しっかり結ぶのでほどけにくく、脱ぎ着の際に結び直す必要がないのもうれしいところ。
手順1
剣先が上になるようベルトを交差させる
ベルトループにベルトを通し、右側にずらしてバックル側が短くなるように調整。その後に剣先が上になるように交差します。
手順2
剣先を下から上に通す
バックル側も一緒に腰に回したベルトに剣先を巻きつけていきます。片方の手はバックル側を持ちながら、下から上に巻きつけていきましょう。
手順3
剣先をもう1周させてループを作る
剣先を腰に回しているベルトにもう一度巻きつけていきます。この後の手順に必要なループも作るようにしましょう。
小林
きつく巻きつけるとループが作れないので、2周目はゆるめに巻くのがポイントです。
手順4
ループに剣先を通し、結び目を作ったら完成
剣先をループに通し、バックル側と一緒に引っ張って結び目を作ります。仕上げにカタチを整えたら完成!
小林
仕上がりは剣先が長めになっていると、こなれ感をより高めることができますよ
コートのベルトをさらにアレンジ。こんな結び方も覚えておくと便利です
最後に、上記で紹介した結び方+αで覚えておくと便利な方法もレクチャー。より実践しやすく、それでいておしゃれなムードを漂わせることができるので、ぜひ取り入れてみてください。
テクニック1
手軽にまとめられる。「ポケットイン」もアリです!
脱ぎ着するたびにベルトを結び直すのが面倒に感じる人は多いことでしょう。そんなときにおすすめなのが、ポケットインというテクニックです。この方法はかなり簡単で、ベルトの両端をポケットに入れるだけ。しかもフロントボタンは閉めても開けてもOKなので、あらゆる着こなしやシーンで重宝するんです。ちなみにポケットに手を出し入れしていると、ベルトが飛び出てしまうことがあるので注意。
テクニック2
結びっぱなしでOKなのにきちん感を演出できる「バッグフロント結び」
男女ともに人気のバックフロント結びは、ベルトを垂らさずに後ろでコンパクトにまとめる方法です。そのプロセスはいたって簡単で、バックルにベルトを通した後、腰に巻いたベルトの下から剣先を左右のベルトループに通すだけ。すっきりとした後ろ姿に仕上がるのでどんな着こなしとも相性が良いですが、同時にきちんとした印象も与えられるので、特にビジネススタイルで取り入れるのがおすすめです。
テクニック3
こなれ感をさらに倍増させるなら、ラフな前開けスタイルで
上記で紹介したフロントの結び方はすべてフロントボタンを閉めていますが、いずれもボタンを外した前開けスタイルにも対応。これにより、こなれ感をよりアップさせることができるんです。ただ、フロントを重ねているとこなれ感は半減してしまうので、写真のようにあえて重ならないように仕上げるのがベター。さらに結び目もフロントを少し開けた側にセットするとバランスが良いですよ。
コート32,890円(税込)/ユニバーサルランゲージ(スーツスクエア TOKYO GINZA店TEL:03-6264-4704)
Photo_Takehiro Sakashita
Styling_Tomonori Kobayashi
PICK UP
編集部の注目
1着で4通り以上の使い方!? 平日から週末まで、“変幻自在アウター”をとことん着回そう
オンとオフの境界線がなくなりつつある今、必要なのはどちらにも対応するアウター。そこで出番となるのが『ブラックレーベル・クレストブリッジ』が誇る二大アウターです。
SPONSORED by ブラックレーベル・クレストブリッジ
続きを読む
おしゃれで快適、が新基準。リピーター続出の“スニーカーライク”な進化系革靴を履こう
革靴は重くて硬い……そんな常識は『テクシーリュクス』には当てはまりません。正統派の顔付きながら、軽くてしなやかな履き心地。進化系革靴が多大な恩恵をもたらします。
SPONSORED by アシックス商事
続きを読む
今ビジネスマンが指名買い。あの“売れ筋メガネ”の限定モデルがお仕事コーデを格上げする
見た目の印象は信頼につながる大事な要素。なかでも顔周りは特に気を使っておきたいポイントです。今こそ『ポリス』のメガネを有効活用して、デキる男を演出しませんか?
SPONSORED by ポリス
続きを読む
袖ありかベストか、それが問題だ。タイオンに学ぶ“使える”インナーダウンの選び方
冬に欠かせないインナーダウンですが、なかでも抜群の品質を誇る『タイオン』は鉄板の選択肢。ジャケット&ベストの両型が揃うので、各々の特性を把握しつつ選びましょう。
SPONSORED by タイオン
続きを読む
STAFF STYLING
スタッフスタイリング
VIDEO
注目動画
ACCESS RANKING
アクセスランキング
ITEM RANKING
アイテムランキング
小林
ベルトを正面から少しズラして交差させると、こなれ感を高めることができますよ。