
活躍必至の定番アウター。ミリタリーコートのおすすめ18選
近年の再ブレイクを経て、3シーズン使える汎用アウターの筆頭株となったミリタリーコート。コーデに絶妙なこなれ感を生んでくれるおすすめの18アイテムをお届けします。
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メンズアウターの定番といえばやっぱりミリタリーコート!
長いシーズンに対応できるうえ、全天候対応という高い利便性が魅力のミリタリーコート。もともと活動環境や用途が多岐にわたる兵士たちのために作られているからこそ、状況に応じてレイヤリング(重ね着)することを前提に作られています。戦地とは縁遠い我々の普段の生活においても、それらレイヤリングシステムは見事に機能。季節ごとの気温の変化にも対応し、便利で汎用性の高いアイテムとして活躍してくれます。
着るならこんなふうに。参考にしたいミリタリーコートの大人コーデ
まずは、ミリタリーコートを巧みに取り入れた大人コーディネートをチェックしてみましょう。ミリタリー由来のオリーブ、コヨーテ、ネイビーなどの限られたカラーと、武骨な素材感が特徴的なアイテムたちは、ワントーン、グラデーション、一点挿し色といった、トータルの配色バランスで楽しめます。また、ニットやスラックスなど異なる素材感を取り入れることで、大人っぽい印象に仕上げることも可能です。
コーデ1
上下モノトーン+異素材の好サンプル
ゆとりあるサイジングのM-65フィールドパーカーをメインに、同系色のワイドコーデュロイパンツでモノトーンにまとめたシンプルコーデ。あえて手数を抑えることでシンプルかつクールな印象にまとめつつ、インナーのチェックシャツで程良いやわらさかを加えています。素材感のギャップを巧みに取り入れたお手本コーデです。
コーデ2
ボリューム感を意識した同系色グラデーション
英国アーミーをルーツに持つダッフルコート特有の上品な印象を生かした美麗なグラデーションコーデ。チャコールからライトまで徐々に淡めの配色へと変化を持たせ、全体的に重めの素材感を程良く洗練させているのが見て取れます。ニットの下から覗くチラ見せインナーも見習いたいテクニック。
コーデ3
カジュアルダウンではなくドレスアップが吉
ダブルジャケットを思わせるピーコートには、スウェットやキャップといったカジュアルアイテムを合わせ、堅苦しさを軽減するのが正攻法。足元はレザーシューズなど、大人っぽいアイテムでバランスを整えるのが良いでしょう。
コーデ4
コートとボトムスのボリュームバランスがキモ
「ステンカラーコート」のように末広がりのAラインでは、ボトムスのバランスがとにかく重要です。こぎれいにまとめるなら”細め”、こなれた感じにまとめるなら”太め”と覚えておきましょう。特に休日のカジュアルスタイルなら、デニムやコーデュロイなどしっかりキャラ立ちした素材感でボリュームのあるボトムスがしっくりハマります。
種類別に今季の推しをピックアップ。ミリタリーコートのおすすめ18選
再燃著しいモッズコートから定番ダッフルまで、数あるミリタリーコートの中でも特に人気の高い6モデルをピックアップ。現代的にアップデートされた実力派モデルばかりを厳選します!
▼モッズコート「M-51」「M-65」
本来はUSアーミーのフィールドコートとして開発されました。1960年代に英国のモッズたちが、一張羅を汚さずにスクーターに乗るために愛用したことから、今なお”モッズコート”の愛称で親しまれています。たっぷりとしたAラインのシルエット、通称フィッシュテールと呼ばれる背面仕上げが特徴的な薄手コートの代表格です。
モッズコート1
『フリークスストア』
今の気分にジャストな膝丈ビッグシルエットを踏襲しつつ、M-65のオリジナル同様にキルティングライナーと組み合わせることで3シーズン対応を実現。ヴィンテージを研究し尽くして織り上げられた生地は、コットンナイロンでハリ感もあり、ウエスト部には便利なドローコードも完備しています。
モッズコート2
『モノマート』
M-65をベースに、単体でも使用可能なファーライニングが付属した7WAYモデル。フードとライナーを取り外し、スタンドカラーの定番ライトアウターとしての着用はもちろん、フルセットで着れば真冬のヘビーアウターとしても使えます。コットンナイロン特有のハリ感とサラリとした質感がフルレイヤードでも軽やかな印象を与えてくれます。
モッズコート3
『ワイパー』
オリジナルのM-65にも見られる、シェル、ライナー、フードの3点独立セットを忠実に再現した復刻モデル。レイヤリングシステムを活用することで、春秋冬の3シーズンをフォロー。ライナーを装着せずにボリュームダウンを図ったり、フードを付けずにスタンドカラーで楽しんだり、着回し幅の広さも継承しています。
▼トレンチコート
”トレンチ”、すなわち塹壕戦で採用されたことから命名された英国生まれのミリタリーコートです。前開きはダブル、ウエストにはベルトタイを備えたスプリングコートの代表格にして、オン・オフともに使えるため、ビジネスシーンでも重宝されています。カジュアルに取り入れるなら、やや大きめチョイスでビッグシルエットがおすすめです。
トレンチコート1
『バーバリー』
19世紀半ば頃、トーマス・バーバリーによって設立され、今やトレンチコートの代名詞ともなったギャバジン素材を開発したオリジネーターです。トレンチコートの雛形となる「タイロッケンコート」を生み出し、後に陸軍からの依頼を受けて開発されたのが、今日のトレンチコートのプロトタイプでした。トレンドなどに流されず一生物を手に入れたい、そんな方におすすめの1着です。
トレンチコート2
『アクアスキュータム』
先のバーバリーと並び、トレンチコートの名門に挙げられる英国生まれの高級紳士服ブランドから。こちらも第一次大戦時に英軍へと納入したコートが高く評価され、戦後にはファッションの文脈でも語られるほどに優れた完成度を誇っています。若干お硬いニュアンスこそあれ、スタイリング次第ではカジュアルにも十分な振り幅を持っています。
トレンチコート3
『エマクローズ』
両胸のガンフラップや背面のヨークなど、トレンチコートの伝統的なディテールを踏襲しつつ、サイジングや素材感を現代的にアップデートしたモダンな仕上げが印象的です。身幅やアームホールにゆとりを持たせたビッグシルエットなので、ニットやスウェットパーカーなどボリュームあるインナーでもサマになるよう設計されています。
▼モンスターパーカー
米軍特殊部隊が採用するPCUというレイヤリングシステムのなかでも、寒冷地域に向けたレベル7に位置する通称モンスターパーカー。ダウンよりも保温性が高いといわれるプリマロフトの中綿を採用し、軽量化と保温性を両立させた近代ミリタリーの傑作です。タウンユースなら、インナーはTシャツでも十分なほど暖かいです。
モンスターパーカー1
『ワイルドシングス』
USアーミー、USMCなどリアルな現場でも採用されている本格派ブランドのタウンユースモデル。軍納入品のオーバースペックを街着向けに洗練させ、耐久撥水加工をしたナイロン生地を採用することで悪天候にも対応。サイジングもスマートに再設定され、より取り入れやすい仕上がりとなっています。
モンスターパーカー2
『プラスフェニックス』
1952年に日本で誕生したスキーウェアブランドが手掛けるアザーレーベルから。スキーウェアで培った技術や仕様を踏襲するように、表地には75デニールのGORE-TEX INFINIUMを2層構造で贅沢に使い、優れた防風、防水性を確保。程良いボリューム感と高い保温性を備えた特殊なハイテク中綿を採用しています。
モンスターパーカー3
『フランクリン クライミング』
1995年アメリカのオレゴン州にて設立され、世界中のクライマーから支持を集めるアウトドアブランド。UVカット、撥水、防風といったアウトドア直系のパフォーマンスと、タウンユースを意識したシンプルなデザインを高次元で融合させたモダンミリタリー。高機能な中綿を使用し、薄手でも保温力は抜群です。
▼ピーコート
英国海軍を発祥に、20世紀にはUSネイビーでも採用されたダブルブレストのメルトンコート。ミリタリーだけでなく、フランスの漁師や甲板作業員などにも愛用され、大きく開いたノッチドラペルとハンドウォーマーポケットを特徴としています。1990年代に多くのストリートブランドがサンプリングしたことで、急速に市民権を得たカジュアルコートです。
ピーコート1
『ショット』
USネイビーにも納入していた名門の定番モデル「#740」をタウンユースとして軽量化したジャパンモデル。ピーコートの象徴でもあるアンカーボタンやダブルブレストはそのままに、街着として取り入れやすいよう軽快な印象に仕上げています。さらにうれしいMADE IN USA!
ピーコート2
『ユニオンステーション』
ピーコート最大の弱点でもある重量問題を解消すべく、定番のウールメルトンではなくフリースメルトン素材にアップデート。着丈をやや長めに設定することで汎用性を広げつつ、身幅やアームホールなど窮屈さを排除したリラックスフィットに仕上げています。
ピーコート3
『フィデリティー』
フラップポケットを備えることで利便性と程良いユルさを加えたオーセンティックな10ボタンモデル。肉厚ながらも軽めに設えたメルトンボディ、襟元にはチンストラップも装備し、防風、防寒性を高めています。滑りの良いサテンの総裏地が重ね着時もストレスフリーです。
▼ダッフルコート
第二次大戦中に英国海軍の防寒コートして開発され、戦後にその余剰品が一般市場に流れたことで、ブリティッシュトラッド、アメリカントラッドの文脈でも語られるようになりました。その起源はベルギーの民族衣装にあるといわれ、前開きにはトグルを用いるのが特徴。オン・オフ兼用可能な広い守備範囲が魅力です。
ダッフルコート1
『グローバーオール』
戦後に国防省からの委託を受け一般販売を請け負ったのち、自社製品としてダッフルコートの製造を始めた英国の名門。キャメルカラーのメルトン、麻ひも仕様のトグル、オフセットされた前開きなど、ダッフルコート本来の伝統的なディテールを随所に残した「モンティ」は一度は袖を通したい名作です。
ダッフルコート2
『モンゴメリー』
1898年に英国で創業した老舗から。伝統的なダッフルコートをベースとしつつもビッグシルエットな中綿ダウンで都会的に仕上げたアップデートモデル。耐久性・摩耗性に優れたコーデュラを使用したタイプライター生地に、750フィルパワーの本格ダウンを合わせ、暖かいのに軽いを実現した次世代ダッフルの筆頭株です。
ダッフルコート3
『ロンドントラディショナル』
ロンドン郊外に自社工場を持ち、英国製産にこだわる世界最高峰のファクトリーブランド。目の詰まったウールメルトン、水牛の角を使用したトグルボタンなど、基本的なディテールを踏襲しながらも、やや細身に仕上げることで洗練された印象に。レングスも短めなので取り回しも良く、オン・オフ問わず使えます。
▼「N-3B」
第二次大戦中、極寒地仕様のフライトジャケットとしてUSエアフォース主導で開発されたN-3シリーズの最後期型。パイロット用に設計された「N-2」シリーズと異なり、メカニックやグランドクルーに向けたロング丈が特徴であり、その高い防寒性と武骨なデザインから今なお高い人気を集めています。
「N-3B」1
『アルファ インダストリーズ』
ナイロンフライトジャケットの名門が手掛けるジャパンフィットモデル。光沢のあるヘビーナイロンツイルにパイルライニングやファー付きフードと、基本要素はしっかりなぞりつつ、タウンユース向けに軽量化を図ったロングセラーモデルです。アームや身幅もタイトに絞られ、現代的なシルエットへとモダナイズされています。
「N-3B」2
『アヴィレックス』
USエアフォースのオフィシャルサプライヤーとしても知られる名門から、ヘビーナイロンツイルをマットな質感の異素材で切り替えたバイカラーモデル。両サイドにはジップスリットを配し、着用時のアレンジも可能なうえ、ボアライニング装備で保温性もしっかり確保。ゆったり設計なのでニットやインナーダウンも無理なく取り入れられます。
「N-3B」3
『ワイパー』
福岡に拠点を置くミリタリーショップが長年蓄積された知識と経験の下に立ち上げたオリジナルブランド。ヴィンテージアーカイブを研究し尽くし、胸のファスナー横にボックスタブが付属し、フロントボタンが4つ備わった初期型モデルを忠実に再現。ややタイトに仕上げることで、現代的なニーズに沿ったサイジングにまとめています。
この記事の掲載アイテム一覧(全18商品)
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『フリークスストア』 M-65 ライナーセットモッズコート
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『モノマート』 M-65モッズコート
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『ワイパー』 米軍タイプM-65モッズコート
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『バーバリー』 トレンチコート
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『アクアスキュータム』 ダブル トレンチコート
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『エマクローズ』 TRストレッチ オーバーサイズ ヨークトレンチコート
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『ワイルドシングス』 モンスターパーカータイプ2
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『プラスフェニックス』 モンスターパーカー2
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『フランクリン クライミング』 クライム ブロック モンスターパーカー
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『ショット』 Pコート
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『ユニオンステーション』 フリースメルトンPコート
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『フィデリティー』 10B ピーコート
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『グローバーオール』 ダッフルコート モンティ
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『モンゴメリー』 アヴァディーン ダウン ダッフルコート
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『ロンドントラディショナル』 Martin Slim メンズダッフルコート
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『アルファ インダストリーズ』 N-3B タイトジャケット
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『アヴィレックス』 ブロッキング カスタム N-3 ジャケット
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『ワイパー』 ヴィンテージ N-3Bフライトジャケット
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