職人気質なステュディオ・ダ・ルチザンのジーンズ

“職人工房”の真髄が詰まった歴史的名品の数々を生み出している『ステュディオ・ダ・ルチザン』。30年以上変わらぬ意志とこだわりを見せる日本のジーンズブランドを紹介。

2015.08.17
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菊地 亮

執筆者

無類のスポーツ好き。得意ジャンルは革靴

菊地 亮
地方の出版社にて編集を経験した後、独立。フリーのエディター・ライターとしてメンズファッションを中心に、スポーツ、グルメ、音楽など幅広い分野で活動。現在は、生まれ故郷である岩手県、そして東北の魅力を発信すべく東奔西走中。 記事一覧を見る
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30年以上も継続するブレない意志と絶え間ない探求

メンズカジュアルの定番とされるジーンズであっても、時代の流れや流行によって様相だけでなく、とりまく環境や生産方式にも変化が見られた。転換期のひとつが、「大量生産、大量消費」という価値観が浸透した高度経済成長期。しかし、その大きな潮流の中にあって同ブランドはブレることなく本物だけを追求してきた。

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『ステュディオ・ダ・ルチザン』とは

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FRISBEE

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フランス帰りのデザイナーにより1979年に設立された同ブランドが、手始めに着手したのはジーンズの本質を取り戻すことだった。効率性重視の波にのまれかけていた旧式の力織機を再稼働させ、昔ながらのオーセンティックな1本を製作。それから数十年の時は流れたが、その信念は変わらず今の時代に脈々と引き継がれている。

“職人工房”の真髄が詰まった歴史的名品の数々

『ステュディオ・ダ・ルチザン』はフランス語で“職人工房”の意。そこに、昔気質のモノ作りに対する真摯な姿勢が見て取れる。特にジーンズは、誕生以降実に30年以上にわたり親しまれてきたブランドを代表するアイテム。質の高いコレクションで知られるが、中でもレプリカジーンズの金字塔と称賛させる定番は知っておいて損はない。

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ブランドのアイデンティティを凝縮した原点ともいえるジーンズ。86年デビューのこちらのベースとなったのは、ヴィンテージのフレンチワークパンツ。そのパターンを米国的な5ポケットジーンズに落とし込んでいる。クラシックさの中に、フレンチ特有のスタイリッシュさが漂う1本は酸いも甘いも心得た大人がはくにはちょうどいい。

Detail1

30年以上変わらぬ意志とこだわりを見せる生地&パターン

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手間ひまをかけ旧織機で織り上げた原反はこだわりの根幹で、その膨大なストックから厳選されたものを、岡山県児島の熟練職人たちが手作業で裁断。ベースとなるパターンは長年蓄積された経験によって生み出されたもので、1本ずつ手作業で縫い上げている。その緻密な縫製には、ジャパンメイドの真髄が見て取れるだろう。

Detail2

30年以上も色褪せず魅力を放つ美しい天然藍

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こちらへ使用している生地は、インド藍を使い24回も染色を繰り返して仕上げたもの。その色彩は、ジーンズ創世記に見られた“蒼”をイメージしている。そして、はきこむほどにより鮮やかさを増していくのである。そんな深みのあるインディゴブルーは、フレンチテイストも加味され、非常に美しく洗練された印象を受ける。

Model2

D1677

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ジーパンセンターサカイ通販

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日本製に誇りをもちながら、それだけにとどまらないところにこのブランドのスゴさがある。端的に表しているのがブランドの初期の名作として名高いD1677。素材選び、裁断や縫製といった職人技など、日本の伝統へのオマージュによって生み出されたこちらは“幻の名作”として語り継がれてきたもの。それが昨今復活を遂げたのだ。

Detail1

伝統的な藍染めの手法を踏襲した真の日本デニム

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国内における天然藍の主要地のひとつが徳島の阿波地方。同地で古来より継承されてきた枷壷という藍染め用の壺に、幾重にも束ねられたムラ糸を入れ、蓼正藍で職人たちの手により染められた生地を使用しているのがこのジーンズ。機械染めでは成し得ない、手染めならではの深みのあるブルーには思わず目を見張る。

Detail2

縫製にいたるまで往年のディテールも忠実に再現

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ジーパンセンターサカイ通販

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バックポケットの裏にあしらわれた当て布、負荷のかかる部分へ入念に入れたステッチなど、細部も忠実に再現。革パッチもまた同様で、現行モデルに付くパッチではなく当時のものを採用している。過去のモデルのリバイバルではあるが、その趣はまったく色褪せない。その事実からも、誕生当時から完成度が高かったことを指し示す。

Model3

SD-101

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EARTH MARKET

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ブランドのコレクション内で、もっともスタンダードなオリジナルストレートモデル。15オンスの厚生地は旧シャトル織機で織られたもので、しっかりとしたはき心地を堪能でき、ヒゲやアタリがくっきりと表れるのが特徴。また、サンフォライズド、スキューの両加工を施しておらずヴィンテージジーンズのようなシルエットの変化も。

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第2次世界大戦時に作られたリーバイスの名作、通称“大戦モデル”は永遠の名品。そこで作られたのが“もしも第1次世界大戦時にジーンズが作られていたら”という自由な発想から生まれたこちら。むき出しリベットやサスペンダーボタンなど、当時の参考資料をもとに作り込まれており、新定番としてのポテンシャルも十分。

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