ラブ&ピースなボヘミアンスタイルがブームの予感!

ラブ&ピースなボヘミアンスタイルがブームの予感!

ウィメンズでは、’70年代を中心としたレトロファッションが人気。そして、メンズにおいてもその余波が。そこで、’70年代を象徴するボヘミアンスタイルに注目してみよう。

菊地 亮

2015.08.30

アウター
シャツ

今季のレトロブームを牽引するボヘミアンスタイル

1970年代といえば世界情勢が大きく変化した時代。象徴的出来事にベトナム戦争があげられるだろう。そのカウンターカルチャーとして派生したひとつがボヘミアンルック。そして、ラブ&ピースを掲げ、反戦を唱えるヒッピーたちのユニフォームとなり、そして時代の象徴となったのである。

今シーズンはウィメンズを中心に話題の的

1970年代のファッションはひと言でいえば“多様性”。ヒッピーやフォークロアなど、各地の伝統や文化がさまざまな形で表現されてきた。ボヘミアンもまた同様で、チェコの地名、ボヘミアに由来。当時は欧州のジプシーの多くが同地出身で、彼らのルックがトレンドに。それを現代的解釈として取り入れたのが、今のウィメンズの最先端だ。

今季的“ボヘミアン”を紐解くキーワード

スタイリングを考えるなら、当時のスタイルを踏襲するのではなく“今”へどのように落とし込んでいくかがポイントに。そこで、“らしさ”がのぞくアイコニックなアイテムなど、重要なキーワードをピックアップ。それらを改め復習することにより、前時代的ではない新たなボヘミアンスタイルを作り上げたい。

Keyword1フリンジ

フリンジとは、肩掛けやドレスなどの一部に配した房や紐の飾り。ジャケットの胸元に付けられたものや、馬に乗る際に付けるひざ当てのフリンジは、雨に濡れた際にそこへ水が集中することでアイテムを渇きやすくするという目的もある。その独特な動きのある飾りは見た目にも楽しく、コーディネートのアクセントにもぴったりだ。

『アメリカンラグ シー』のデニムフリンジノーカラーシャツ

7.5オンスの程良い厚みのあるソフトな風合いのデニム生地を採用したフリンジシャツ。肩がドロップしたシルエットで、着丈も長めに設定されているので、ロングカーディガンのような感覚で羽織りたい。

『ショット』×『アメリカンラグ シー』のレザージャケット

1928年に初めてジップ開閉式レザージャケットを生み出し、第2次世界大戦時に軍用ピーコートやフライトジャケットで一躍名声を高めたことで知られる『ショット』。こちらはその中のジャケットをベースに製作。スナップボタンをボディカラーと相性のいい無地に変更し、裏地には玉虫色セレクトしている。

『シップスジェットブルー』のチェックシャツ

『シップスジェットブルー』で展開する、オリジナルのチェックシャツを、今季のトレンドのひとつであるオンブレチェック柄で。裾に配したフリンジや襟元をオープンカラー、さらには、ポケットをフラップ型にするなどユーズドライクな意匠もひと際目を引く。そのシルエットはやや大きめに設定しているためリラックスして着られる。

Keyword2スエード

ヨーロッパの遊牧民から着想を得ているルックだけに、レトロで牧歌的な空気が流れるアイテムがメイン。素材でいえば、スエードが中心で、ナチュラルで見た目にもやさしい素材だけにイメージをガラリと変えてくれる。こちらは、『レミ レリーフ』お得意のウエスタンシャツを牛の裏革で製作した、希少なハンドメイドのもの。

『レミ レリーフ』スエードシャツ

『レミ レリーフ』が定番として展開しているデニムウエスタンシャツをベースに、最近では珍しい牛革をスエードに加工したのが珍しい1枚。多少のごわつきはあるものの、それ以上にかっこよさが光るシャツは売り切れ必至のアイテムだ。

『マージン』のスエードジャケット

上質なゴートスエードレザーを贅沢に使用し、背抜のライニングをセットしたウエスタンデザインの1枚。今年らしいスタンドカラーを採用することで、首元をすっきりと見せることが可能。アクセサリー類はもちろん、ストールなどを取り入れてももたつかずあわせることができるのも高ポイントだ。

『ショット』×『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』のスエードジャケット

レザージャケットの老舗『ショット』に別注したスエードジャケットは、アメカジアイテムとしてお馴染みのGジャンタイプを採用。しかし、いわゆるアメカジ然とした仕上げではなく、キメ細かなスエード素材は品のあるタッチに留意し、色味も洗練されたベージュをチョイス。洗練されたサイズ感も相まって、タウンユースな着こなしにもってこい。

Keyword3ボヘミアン柄

歴史ある民族衣装から着想を得て作られたアイテムが多いため、必然的にそのデザインにはそれぞれの民族の柄が落とし込まれる。ボヘミア地方の伝統的衣装からインスパイアされたボヘミアンルックのアイテムは、リゾートファッションのようにリラックス感があり、フラメンコの衣装もそれらのアイテムが基盤とされているとか。

『チャイハネ』プリントシャツ

インドの伝統的な技法である、ブロックプリントを現代的な柄で表現したメンズシャツ。職人による手作りなので、まったく同じモノは1つとしてない1点モノ。袖はハンパ丈なので、今の時期から着用可能だ。

『グラム』のジャネットシャツ

フォークロアテイストをモダンに昇華したジャネットシャツ。シャツの首回りを取り囲むよう配したのは、ボディと同系色のボヘミアンプリント。ともすると派手になりがちなモチーフを、色を同調させつつ厚盛りで配すことでイノセントな雰囲気に纏めた大人でも取り入れられる1枚。

『ギルドプライム』のボーホープリントシャツ

レトロでボヘミアンな雰囲気のオリジナルプリントを全体に配した1枚は、ドレープ感のある柔らかな素材で仕上げて雰囲気あるデザインに。えりやカフスをブラックカラーにすることで、カジュアル過ぎる印象が引き締まり、大人でも着られるシャツへと昇華した。

Keyword4ポンチョ

アクティブに動き回るジプシーたちにとって、アウターもまたそれに見合ったものでなければならなかった。そこで多く用いられたのがポンチョである。カラフルな色使いや刺繍など、それぞれの部族によってそのアイデンティティを吹きこまれたアイテムは、今季のアウターとしても活躍必至。それにより周りとの差別化も図れる。

『アン』フリンジウールポンチョ

ネイティブ調の柄を大胆にデザインしたウールポンチョ。いつものジーンズスタイルに取り入れるだけで、コーディネートの鮮度を上げることができる優れモノ。

『マーダーライセンス』のブロックチェックポンチョ

ゆったりとしたシルエットと、目を引くブロックチェックが印象的なポンチョ。秋口の羽織り物としてはもちろん、カットソーやGジャンなどとレイヤードしたスタイリングがおすすめ。

『チャオパニック』のチェックポンチョ

繊細なラインでデザインされたチェック柄のポンチョ。ベーシックな柄ながら、存在感を十二分に発揮してくれるので1枚で主役級。レイヤードが楽しめるこれからの時期に欠かせないアイテムだ。

    KEYWORD関連キーワード
    RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事
    ワードローブの必需品。オックスフォードシャツの着こなし方と注目ブランド

    ワードローブの必需品。オックスフォードシャツの着こなし方と注目ブランド

    オーセンティックなアイテムこそ奥が深いのがメンズファッション。男の定番服であるオックスフォードシャツも、その特徴と選び方を知っておけばより品良く着こなせます。

    平 格彦

    ハンターのローファーは雨でも晴れでも履ける万能シューズ

    ハンターのローファーは雨でも晴れでも履ける万能シューズ

    雨の日に重宝するレインブーツ。ですが、着こなしを考えるとなかなか取り入れづらいもの。そこでおすすめしたいのが、英国生まれのブランド『ハンター』のローファーです。

    八木 悠太

    コーチジャケットが着回しやすい! ハズさないブランド&コーデ術

    コーチジャケットが着回しやすい! ハズさないブランド&コーデ術

    90年代ファッションやスケートカルチャーへの関心から、コーチジャケットが注目されている。シンプルで着回しやすい万能アウターの注目ブランドと着こなし方を解説しよう。

    菊地 亮

    レザーリュックなら、オフの着こなしもシックにキマる

    レザーリュックなら、オフの着こなしもシックにキマる

    手も空いて機能的な反面少し子供っぽさもあるリュックですが、レザー製を選べば大人の日常着ともマッチ。TASCLAP世代に似合う上質な革リュックをレコメンドします。

    山崎 サトシ

    ダウン級! 軽くて暖かいインサレーションウェアに注目

    ダウン級! 軽くて暖かいインサレーションウェアに注目

    真冬から春先まで活躍するインサレーションウェアに注目。「インサレーションとは」という基本や特徴、選び方、おすすめなどを多角的に紹介します。

    平 格彦

    定番を攻略せよ。無地スウェットをおしゃれに着こなす3つのヒント

    定番を攻略せよ。無地スウェットをおしゃれに着こなす3つのヒント

    あっさりとした表情の無地スウェットは合わせやすい反面、センス良くコーディネートするのが意外と難しいアイテム。どう着こなすとおしゃれに映るのか、解説します。

    山崎 サトシ

    BACK