
大人のスーツケースはブランドにこだわろう。旅を豊かにする名品15選
旅の行程において相棒的役割を果たしてくれるスーツケース。安心して身を委ねられる1品を選びたいものです。人気と実力を兼ね備えた、大人におすすめのブランドをご紹介!
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大人の持つべきスーツケース、その条件とは?
スーツケースは、旅の顔。その人の旅のあり方を雄弁に物語ってくれる、重要な存在です。10代~20代においては、モノを持ち運ぶことができればとコストパフォーマンス重視で選ぶ方も多かったかもしれません。しかし、立ち居振る舞いに品格が求められる大人になったなら、とくに歴史や知名度のあるブランドやメーカーを持つことを心がけるべきでしょう。見た目の高級感や安定したデザインに加え、旅先の思わぬところで会話の糸口に……なんてことも望めます。
また、スーツケースはデザイン性も大切ですが、なんといっても耐久性が一番。その理由は国内はともかく、海外の空港では丁寧な扱いは期待できないからです。なお、余談ですが海外のラグジュアリーリゾートホテルに傷だらけでステッカーだらけのスーツケースで訪れるのはNG。多少の傷は味ですが、エレベーター前の騒がしい部屋や低層階の日の当たらない部屋をあてがわれかねません。そういった意味でも、技術革新や品質管理に余念の無い、傷つきにくく壊れにくいアイテムを数多く展開しているブランドを選ぶべきなのです。
間違いのない名門ばかり。スーツケースの人気ブランド15選
それでは、いよいよスーツケースの名門ブランドをご紹介しましょう。海外の老舗メーカーから、国内の知る人ぞ知るブランドまで、今どきのトラベルスタイルに似合うモデルを厳選しました。さらにトラベルフォトライターとして活躍する田島知華さんが、これまでにさまざまなスーツケースを使用してきた経験をもとに各モデルをレビュー!
掲載アイテムを比較!
スーツケースの人気ランキング
これから紹介する商品を、ひと足お先に人気順で披露。アイテム名をクリックすると記事内の掲載箇所に移動します。
ブランド1
『グローブ・トロッター』
筆入れでお馴染みの「象が乗っても壊れない」というテーマは、実は『グローブ・トロッター』が世界で初めて打ち出したもの。それほど丈夫なスーツケースを展開しています。ヴァルカンファイバーと呼ばれる特殊な紙を使い、四隅をレザーで補強する独特なデザインで、遠くからでも一目瞭然。こちらは優雅な大人の船旅をイメージしたコレクション「クルーズ」のトラベルケースです。外装は英国王室のオフィシャルカラー、ロイヤルブルーを採用し、内装はロイヤルブルー×ホワイトのストライプ柄が配置されています。
ブランド2
『ゼロハリバートン』
1969年、月の石を持ち帰るためにNASAに依頼された『ゼロハリバートン』のアルミニウムケースは、プロユースの名に恥じない高い耐久性が売りです。ビジネスユースに持てば持ち主の信頼感にもつながり、海外のクライアントからの第一印象にも期待が持てるというもの。世界中を飛び回る商社マンの定番品である理由は、ここにあります。
たじはる
『ゼロハリバートン』といえば強度と高級感を兼ね備えたブランドとして有名です。「ジオ アルミニウム3.0」は、壊れるようなことがあっては絶対に困るビジネスマンに多く選ばれる高強度なシリーズ。双輪タイプのキャスターで、安定感や走行性にも優れています。空港から公共交通機関での移動が多くても安心。
ブランド3
『リモワ』
世界で初めてのポリカーボネート製スーツケースを2000年にリリースしたのが『リモワ』。人気が高いため、空港のターンテーブルで黒の『リモワ』が重なって判別できないこともあります。この「エッセンシャル」シリーズは、一般的なガラスの250倍の強度を誇るポリカーボネートを採用しています。また、マイナス100度~100度までの温度の変化にも対応。軽量性に優れているのに加え、4輪のマルチホイールシステムで軽やかに移動できます。『リモワ』はLVMHグループに属しているため、修理などの対応も迅速。ブランドの評価がますます高まっています。
たじはる
『リモワ』の中でも軽量モデルの「エッセンシャル」はカラバリが豊富。その中でも軽量な「エッセンシャル ライト」は女性にも人気です。今までさまざまなスーツケースを使ってきましたが、『リモワ』はタイヤの走行性が抜群! 安定感があり、小回りも利きます。私も長年愛用していて、旅行日数に合わせて選べるようにサイズ違いで揃えています。
ブランド4
『サムソナイト』
軽量かつ衝撃耐性に優れた『サムソナイト』の特許素材「カーヴ」を使用した「シーライト」シリーズをピックアップ。同素材はトラックに轢かれてもほぼ元の状態に回復するという、驚きの復元力を誇ります。2008年の発売以来長年愛された「コスモライト」の美しいシルエットはそのままに、ホイールやハンドルをリニューアル。より移動がスムーズになり使い心地の良さもグレードアップされています。
たじはる
「シーライト」は本体が軽いので、大荷物の方や移動が多い方におすすめ。特にこの「シーライトスピナー55」は約2kgという軽さに加え、機内にも持ち込めて便利です。USBポートもあってこまめな充電が必要な場面でも安心。軽量かつかゆいところに手が届く機能が多いので、次にスーツケースを買うなら『サムソナイト』にしようと思っています!
ブランド5
『トゥミ』
『トゥミ』のすべてのアイテムには固有の番号が与えられているため、登録すれば紛失時に照会できるトレイサープログラムが保証されています。スーツケースなど海外での紛失が珍しくないアイテムにおいては、うれしいポイントですよね。こちらの「テグラライト」シリーズのスーツケースは、熱可塑性ポリプロピレン複合素材テグリスをボディに採用した逸品。NASCARレース車両、NFLプレイヤーのプロテクターにも用いられるこの素材は、軽量で高耐久、衝撃吸収性にも富んでいるまさにスーツケースにもってこいのマテリアルなんです。
たじはる
「テグラライト」コレクションは耐久性に優れていてハードな旅行とも相性良し。本体にもともと備わっている拡張機能は、荷物が増えてしまっても心強いです。中が見えるメッシュのポケットも重宝! 私自身、旅行中にどのポケットに何を入れたかわからなくなるときがあるので、このポケットになってから助かっています。
ブランド6
『プロテカ』
『プロテカ』は国内有数の鞄メーカー「エース」のオリジナルブランド。10周年の全面リニューアルを期に、デザインオフィス「nendo(ネンド)」の代表、佐藤オオキ氏がデザインを手掛けています。高感度なデザインと革新的なテクノロジーを兼ね備えたハイテクノロジーなスーツケースを取り揃えていて、象徴的なシリーズが「360T」。独自開発のベアロンホイール搭載キャスターにより、スムーズな動きはもちろん、持ち運び時の静音性の高さも特筆すべき点で、あらゆる面でイノベーティブです。
たじはる
「360T」シリーズはその名の通り、360度オープンシステムが備わっています。四方のいずれにも開くので、狭いスペースでも開け方次第で対応できる優れモノです。サイズ展開も豊富なので宿泊数に合わせてサイズを選べます。MADE IN JAPANというのも安心できるポイント。
ブランド7
『デルセー』
『デルセー』はフランスの老舗ブランド。世界第2位のシェアを誇るビッグネームで、デザイン性と機能性を両立するコレクションを用意しています。この「セグ―」シリーズは縦型のフロントオープンポケットを搭載。スーツケースのメインコンパートメントは閉じたままノートPCやモバイル機器を取り出せるため、サブのバッグを持ち歩かずとも空港のラウンジでスマートに仕事ができるんです。また、マチ幅を開けば容量もアップ。現地でのお土産など、荷物が増えても安心です。
たじはる
フランスの空港で特によく目にするのが『デルセー』のスーツケース。男女問わず選びやすいデザインです。こちらの「セグ―」は、拡張機能やフロントポケット、自由自在に動かせる360度回転ダブルホイールなど、旅先で助かる機能が満載です。
ブランド8
『ブリーフィング』
ビジネスマンに人気の『ブリーフィング』は、ミルスペックに準拠した機能美が魅力のラゲッジレーベル。ショルダーバッグやブリーフケースにも使われている象徴的な素材・バリスティックナイロンを使ったキャリーケースもリリースしていますが、「SDシリーズ」のハードケースは軽量で耐久性も高いポリカーボネート製。同ブランドらしいシンプルで男っぽいデザインは踏襲しています。静音キャスターを採用しながら、サイドのレバーでタイヤロックも可能。傾斜地の移動はもちろん、電車やバスなどへ持ち込んでも安全かつ安心です。
ブランド9
『サンコー』
明治26年創業の老舗旅行鞄メーカー、サンコー鞄のシグネチャーブランド。100年以上もの間、常に変化するトラベルスタイルに対応してきましたが、現在のラインアップで人気のあるフラッグシップシリーズが「スーパーライト」です。剛性や強度に秀でたマグネシウム製のフレームを起用し、極限の軽さを実現。ポリカーボネートをさらに進化させた「HTポリカ」をボディに使用し、キャスターまで軽量化を追求するなど、細部までこだわった完成度を誇っています。
ブランド10
『リカルド ビバリーヒルズ』
2018年に日本上陸を果たした『リカルド ビバリーヒルズ』は、1978年にアメリカ・ビバリーヒルズでスタートした老舗ブランド。推したいのは、航空機にも使われる高品質アルミニウムボディに静音設計のダブルホイール、2つのTSAロックなど、細部にまでこだわり抜かれた「エルロン」です。
たじはる
アルミ製のスーツケースというと重量感があるイメージですが、こちらは軽量かつ強度が高いため多くのビジネスマンに選ばれています。マット仕上げでシックなデザインが大人の旅にぴったり。2サイズの展開なので他のブランドと比べると少なめではありますが、よく利用するサイズがあれば狙い目です。
ブランド11
『ブリックス』
イタリアを代表するトラベルバッグブランドの『ブリックス』は、1952年に創業。イタリアらしいエレガントなデザインと、旅行時に求められる機能性を兼備したプロダクトを展開しています。スーツケースの代表作は「ベラージオ」で、レトロな面持ちが魅力。ポリカーボネートとイタリアンレザーのコンビネーションが独特な雰囲気を放っています。機能性は現代的で、止水ジップやTSAロックなども起用。まさに才色兼備な出来栄えです。
ブランド12
『バーマス』
1919年にドイツで生まれた『バーマス』は、堅実な職人技に裏打ちされた圧倒的なクオリティと耐久性が特徴。シンプルかつ機能的な作りに加え、比較的リーズナブルな価格も大きな魅力です。スタンダードなモデルの「ヘリテージ」はアップデートを遂げて進化。強度と弾力性を合わせ持つ「ポリカーボネートプラス」、より静かで快適な走行を実現する「Lisof 静音ダブルホイールキャスター」、手軽に充電できるUSBポートなどが特徴的です。
ブランド13
『エース』
さまざまなバッグブランドを展開している日本のメーカー、「エース」の名を冠したオリジナルブランド。すべての移動を旅と捉え、その旅を快適にするための最適なカタチを提供しています。スーツケースのラインアップも多彩ですが、シンプルなデザインで人気なのは「コーナーストーン2-Z」。角の丸みを小さくし、すみずみまで荷物が入るように設計されています。小ぶりなタイプには、マチ幅が拡張できるエキスパンダブル機能や、パソコンなどが収納しやすい大きなフロントポケットも採用。
たじはる
言わずと知れたMADE IN JAPANの鞄メーカー。「コーナーストーン2-Z」は見た目と機能性のどちらもこだわりたい方にぴったり。全体的にシンプルでスタイリッシュなデザインです。スクエアなフォルムは他のスーツケースにない要素なので選ぶときの良いポイントになります。また、日本メーカーなので不具合が生じた際も安心。
ブランド14
『グレゴリー』
アウトドア系のデイパックなどが人気の『グレゴリー』は、カリフォルニア発のバックパックブランド。トラベルバッグもリリースしていて、スーツケースも2タイプ展開しています。共通している特徴が「クアドロ球状ホイールシステム」。どの方向にもスムーズに移動できる機動性が魅力です。ここでピックアップしたのは「クアドロプロ」で、よりハイスペックなタイプ。取り外し可能なアクティブシールドコンパートメントが付属し、汚れた衣類やギアを隔離して収納できます。
ブランド15
『ハーシェル サプライ』
2009年にカナダで生まれた『ハーシェル サプライ』もリュックが人気のブランドですが、実はさまざまなバッグをラインアップ。スーツケースには「トレード」というシリーズ名がついています。必要な機能は押さえつつ、シンプルな面持ちにまとめられているのがポイント。少し細長いフォルムのタイプも展開していて、立てることで持ち運びしやすい重量バランスになります。また、カジュアルなバッグを得意とするブランドらしく、柄モノも充実。ダークなカモフラージュ柄がクールでおすすめです。
この記事の掲載アイテム一覧(全15商品)
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『グローブ・トロッター』 クルーズ GTCRURN18TC
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『ゼロハリバートン』 ジオ アルミニウム3.0
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『リモワ』 エッセンシャル
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『サムソナイト』 シーライト スピナー55
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『トゥミ』 ショートトリップエクスパンダブルキャリーオンスーツケース
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『プロテカ』 360T
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『デルセー』 セグー 2.0
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『ブリーフィング』 SD
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『サンコー』 スーパーライト
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『リカルド ビバリーヒルズ』 エルロン
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『ブリックス』 ベラージオ
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『バーマス』 ヘリテージ
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『エース』 コーナーストーン2-Z
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『グレゴリー』 クアドロプロ ハードケース 28
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『ハーシェル サプライ』 トレード キャリーオン
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たじはる
『グローブ・トロッター』は憧れの名門。しっかりと強度があって長く使えるので、一生モノの旅の相棒になります。「クルーズ」コレクションはターンテーブルでも一目で見つけられるカラー。スーツケースは自宅での置き場に困ることもありますが、これならインテリアとして飾ってもOK!