基本の”き”から総整理。ニット、セーターの着こなし徹底解説

基本の”き”から総整理。ニット、セーターの着こなし徹底解説

色やデザインのバリエーションが豊富で、暖かなニットは、秋冬の着こなしに欠かせないアイテム。そこで改めて、基本中の基本となる知識とコーデサンプルをお届けします。

2015.09.17
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編集イトウ

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男性ヘア&ファッション誌でエディターとしてのキャリアをスタート。ジーンズと白の無地T、スニーカーがお決まりです。 記事一覧を見る
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そもそもニットって? セーターとは何が違うの??

そもそもニットって? セーターとは何が違うの??

編物を指す言葉として、日本にはメリヤスという言葉がありました。しかし、戦前までは靴下や肌着という意味合いが強かったため、広く衣料品に使う言葉として新たにニットという言葉が使われるようになったのです。ちなみに、ニットというのは編物の総称であるので、Tシャツやカットソー類、ジャージといったアイテムもこれに含まれます。

セーターは毛糸などで編んだ上着のことで、主にプルオーバータイプのものを指します。

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編物と織物の違いとは?

編物と織物の違いとは?

洋服を始めとした生地には、大きく分けて“ニット(編物)”と“布帛(織物)”に分けられます。

ニットは1本の糸でループを作りながら編み込まれているのが特徴。このループによってタテにもヨコにも伸縮し、さらに空気を含んで保温力を発揮したり、通気性を高めたりといった機能も備えています。

布帛はタテ糸とヨコ糸の2本の糸を交差して織られる生地のことで、伸縮性はニットに欠けるものの丈夫で、アウターやパンツ類で多く採用されています。

最近はストレッチ素材であるポリウレタンを混紡したタイプも多くあり、伸縮性の高い生地も多く見られるようになりました。

ニットはいつから着られる? 目安となる気温が知りたい!

ニットはいつから着られる? 目安となる気温が知りたい!

ニットといってもいわゆるウール素材のものか、リネン素材やコットン生地か、そして気象条件や標高などにもよって異なりますが、目安としては日中平均気温が20度以下とすると良いでしょう。

昼は暑くて着られないなんてときは肩がけして、朝や夜は着用するなどアレンジしてみるのも良いかもしれません。

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クルーネック、Vネック、カーディガン…。今さら聞けないメンズニットの種類・形

ニットアイテムというとクルーネックのセーターをはじめとして多くの種類・形が展開されていますが、ここではメンズの定番的なニットをご紹介。どれも1着あると重宝するタイプなので、大人の男性ならぜひ入手しておきましょう。

タイプ1

クルーネックセーター

クルーネックセーター

頭から被るようにして着用するプルオーバータイプのニットをベースに、ネックの開き具合が丸く開いているタイプをクルーネックセーターといいます。ネックラインのなかでももっともオーソドックスなタイプで、クセが少なく、誰でも取り入れやすいのがうれしいところ。

タイプ2

Vネックセーター

Vネックセーター

頭から被るようにして着用するプルオーバータイプのニットをベースに、ネックの開き具合がVの字に開いたタイプをVネックセーターといいます。クルーネックと比べてやや広めに開いているので顔周りがスッキリと見せられます。

タイプ3

タートルネックセーター、ハイネックセーター、ボトルネックセーター

タートルネックセーター、ハイネックセーター、ボトルネックセーター

頭から被るようにして着用するプルオーバータイプのニットをベースに、ネック部分が首を覆うように高くなっているタイプをタートルネックセーターといいます。亀(タートル)が甲羅から首を出す様に似ることからこう呼ばれています。
ちなみに二重に折り返して着用するタイプをタートルネック、一重で着用するものをハイネック、一重で首を完全には覆わないタイプをボトルネックといいます。

タイプ4

カーディガン

カーディガン

前開き式のセーターのこと。19世紀中ごろに起きたクリミア戦争のバラクラヴァの戦いで、英国陸軍軽騎兵旅団長の第7代カーディガン伯爵ジェイムズ・ブルデネルが考案したアイテム。負傷者でも着脱しやすいように、保温のための重ね着として切られていたVネックセーターを前開きにし、ボタンを留めたとしたのがその始まりといわれています。

男性が取り入れやすいカラーは?

室外はインナーに、室内ではコーディネートの主役として活躍するニットは、アウターやパンツなどの色味を考慮して選ぶのが、ニット選びで失敗しないポイント。秋冬のメンズファッションはブラックやネイビーなどのダーク系がメインとなるので、以下のようなカラーのニットがおすすめ。

Color1

ホワイト

ホワイト

今季のトレンドカラーとして春夏から人気のホワイトカラーは、暗くなりがちな秋冬コーデのアクセントとして活躍してくれます。また、大人の男性には欠かせない清潔感のアピールにも一役買ってくれるのもうれしいところ。

Color2

ネイビー

ネイビー

こちらもトレンドであり定番カラーであるネイビー。ホワイトと同様に清潔感の演出には欠かせないネイビーもまた、男性のワードローブに必須のカラー。今季ならアウター、パンツをネイビーで統一して、ニットのインナーに取り入れるシャツでアクセントをつけても◎。

Color3

ベージュ

ベージュ

季節感を出しやすく、上品さも振りまいてくれるのがベージュです。また秋冬のメンズファッションにも馴染みやすく、ジーンズなどのネイビー、秋冬のアウターカラーとして一般的なブラックやネイビーとも相性◎。

Color4

ブラック

ブラック

ホワイトと同じくモノトーンカラーはメンズのド定番カラー。秋冬のメンズファッションはアウターやパンツも暗くなりやすいので、取り入れる際はどこかに明るめのカラーを取り入れましょう。

Color5

グレー

グレー

ホワイトほど爽やか過ぎず、ブラックほど重たくなく、どんなカラーアイテムにもハマる万能色のグレーはニットでもマストカラー。グレーといってもバリエーション豊富ですが、おすすめは霜降り感のあるグレー。これなら1枚でものっぺりせず、表情豊かに見えます。

気温別! ニットを取り入れたメンズの秋冬着こなしサンプル

15度から20度くらいのニットを主役にした着こなしと、15度以下でアウターを取り入れたコーディネートをそれぞれご紹介。

▼気温目安:15度から20度。ニットを主役にしたコーデサンプル

Style1

▼気温目安:15度から20度。ニットを主役にしたコーデサンプル

WEAR

WEAR

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ベーシックなケーブルニットをブルージーンズと合わせたシンプルコーデ。ハットや『ナイキ』のハイテクスニーカー、ターコイズのネックレスでトレンド感をさり気なくMIXしたバランス感は見事。

Style2

▼気温目安:15度から20度。ニットを主役にしたコーデサンプル 2枚目の画像

WEAR

WEAR

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ブラックニットにブラウン系のパンツ&ブーツで、重たくなり過ぎないよう調整。ニットのインナーに派味わいのあるナチュラルカラーのシャツを取り入れて、着こなしに統一感を出したのがポイント。

Style3

▼気温目安:15度から20度。ニットを主役にしたコーデサンプル 3枚目の画像

WEAR

WEAR

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ベージュニットに合わせて、足元はスエードのサボシューズをチョイス。それぞれ起毛した素材感がコーディネートに温かみを演出し、季節感なる着こなしに昇華してくれます。

Style4

▼気温目安:15度から20度。ニットを主役にしたコーデサンプル 4枚目の画像

WEAR

WEAR

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グレーのニットにパンツのコーデュロイ、スエードのブーツとウォーム感たっぷりな素材でまとめた着こなし。温かみある素材を組み合わせたスタイリングは着用者はもちろん、見た目にも温かみが合って◎。

Style5

▼気温目安:15度から20度。ニットを主役にしたコーデサンプル 5枚目の画像

WEAR

WEAR

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ネイビーのニットカーディガンにネイビーのスラックス、ネイビーのカットソーとネイビーでまとめているのが今年らしいスタイリング。ソックスにホワイトを取り入れて、着こなしにメリハリをつければ上級者の着こなしに。

▼気温目安:15度以下。ニットをインナーに取り入れた着こなしサンプル

Style1

▼気温目安:15度以下。ニットをインナーに取り入れた着こなしサンプル

WEAR

WEAR

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タートルネックニットは今年注目度の高いアイテム。若々しいイメージのストリートミックススタイルに取り入れるだけで、グッと大人っぽく昇華したグッドサンプル。

Style2

▼気温目安:15度以下。ニットをインナーに取り入れた着こなしサンプル 2枚目の画像

WEAR

WEAR

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ネイビー×グレーの2色で仕上げた上級スタイル。寒色系の組み合わせは相性が良く、クールなイメージに仕上げたい時に適した配色です。

Style3

▼気温目安:15度以下。ニットをインナーに取り入れた着こなしサンプル 3枚目の画像

WEAR

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セットアップスタイルのインナーには、ユニークなデザインのニットを取り入れて、ファニーな要素を取り入れるのもあり。カチッとしているイメージを程良くカジュアルに落とし込み、タウンな着こなしに導いてくれます。

Style4

▼気温目安:15度以下。ニットをインナーに取り入れた着こなしサンプル 4枚目の画像

WEAR

WEAR

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デニムジャケットにベージュチノのアメカジなスタイリングに、ネイビーベースのニットとシャツを取り入れて大人の雰囲気に。アウターを羽織った今のスタイルはもちろん、上着を脱いだ時もおしゃれにキマる好例。

Style5

▼気温目安:15度以下。ニットをインナーに取り入れた着こなしサンプル 5枚目の画像

WEAR

WEAR

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真冬に欠かせないダウンジャケットのインナーには、モヘアを混紡した雰囲気のあるニットをチョイス。大人っぽい色合いの球心柄がさり気なくコーディネートのアクセントとして活躍しています。

ニットの種類を総まとめ。編み方や素材の違いがまるわかり

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