ハイゲージニットはオンにもオフにも馴染む冬の名優。その汎用性に酔いしれる

ビジネスとカジュアル、両方の役どころを完璧に演じてくれるハイゲージニット。持ち味を生かすコツを知っておくと、これからの季節のおしゃれが一段と楽しくなりますよ。

遠藤 匠

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2020.11.18

ビズからカジュアルまでもってこい。ハイゲージニットの魅力とは

ビズからカジュアルまでもってこい。ハイゲージニットの魅力とは

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ニットという服は当たり前ですが、カットソーのような布帛ではなく織物。毛糸を編み込むことにより生まれる編み目が、ほっこり感と上品さとを演出しています。ただ、その印象は編み方によって微妙に変わるもの。ざっくり太い毛糸で編まれていれば前者のほっこり感が際立ちます。これがいわゆるローゲージニットと呼ばれるもので、厚みもあるのでどちらかというとカジュアル使いがメインになります。一方で編み目が細かくなると、後者の上品さが前面に押し出されます。これが本記事ご紹介するハイゲージニット。薄手なのでインナーに着てもシルエットに影響が出にくく、ビジネスシーンだってこなせてしまいます。実は1着持っていると何かと便利な、着回し力に優れたトップスなのです。

ビズからカジュアルまでもってこい。ハイゲージニットの魅力とは 2枚目の画像

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着回し力が高いハイゲージニットとはいえ、その本領が発揮されるのはやはりきれいめコーデ。編み目が目立たず、ほんのり光沢を放つその表面は、写真のようなジャケットスタイルをも上品に引き立ててくれます。スラックスにも合わせやすく、シャツと比べると肩の力も抜けて見えるので、タイドアップが必須ではない職場はもちろん、カフェでのリモートワークにもうってつけ。ドレス感を簡単に出せるので、デート服としても頼りになりそうです。このコーデで着ているようなタートルネックならパッと着るだけでコーデが完成するので、お出かけ前にコーデに悩まずにすむ、という利点もありますよ。

薄手だからこそいろいろ使える。覚えておきたいハイゲージニットのコーデテク

一口にハイゲージニットといっても、その印象はデザインなどによっても変わります。ここでは、それぞれの持ち味を生かすヒントをコーディネート実例とともに見てみましょう。

コーデテク1

クルーネックならこれ。カラーインナーを挿して、レイヤードを楽しむ

クルーネックならこれ。カラーインナーを挿して、レイヤードを楽しむ

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首元から見せるインナーによって印象変化を楽しめるのが、クルーネックの良いところ。とりわけハイゲージニットは発色が良いので、この写真のようにあえて色柄モノのチェックシャツの襟をちょい見せすると印象がグッと華やぎます。これが白シャツでももちろん悪くはないのですが、やや無難な印象でもったいないかもしれません。シャツに限らず、カラフルなロンTを首元からチラ見えさせるだけでも効果的ですよ。

コーデテク2

ハイゲージニットと好相性。タートルネックと合わせて、ウォーミーに

ハイゲージニットと好相性。タートルネックと合わせて、ウォーミーに

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クルーネックの印象変化を楽しむ技としてもう1つおすすめしたいのが、この写真のようにハイネックインナーとのマッチング。ローゲージニットだとボリュームが出過ぎてしまいがちですが、ハイゲージは薄手なのですっきり着こなすことが可能です。首元がシュッとした印象になると同時に、冬らしい温かみのある着こなしに落とし込めます。ニットとタートルネックが同系色だと馴染み過ぎてしまうので、対照的な色を合わせてコントラストをつけるのがレイヤード巧者への近道です。

コーデテク3

意外な相性。ハイゲージのタートルネックにシャツを挿してみる

意外な相性。ハイゲージのタートルネックにシャツを挿してみる

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レイヤードなしで絵になるタートルネックニットですが、意外なマッチングの良さを楽しめるのが、まさかのシャツ挿しテク。この写真のように中にシャツを着て、首元から襟をひょいっと出してみるとどうでしょう。絶妙なニュアンスが生まれて、こなれた印象が手に入ります。繰り返しになりますが、デニムシャツのような厚みのあるシャツをインできるのもニットが薄手だから。シャツの襟は、先端がちょっと見えるくらいの出し加減が好バランスです。シャツの裾も出すことで、統一感が生まれます。

ニットブランドからコスパな逸品まで。ハイゲージニット厳選10着

糸からこだわり抜いたハイレベルなアイテムにも惹かれますが、気楽に普段使いできるコスパの高い1着にも捨てがたい魅力があるものです。そのどちらも叶えられる選択肢を、ずらりと揃えてみました。

アイテム1

『ジョンスメドレー』カーショー

『ジョンスメドレー』カーショー

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英国王室御用達ブランドとして名高い『ジョンスメドレー』の代名詞といえば、この「カーショー」。30ゲージという超ハイゲージで繊細に編み立てたメリノウールのボディは非常にしなやかなで、体にやさしくフィットします。鮮やかな発色を、8色ものカラーバリエーションで楽しめるのもニットメーカーならではでしょう。イタリアンフィットという細身のモデルもありますが、これは肩幅と身頃をゆったり仕上げ、着丈をハーフサイズ長めに設計したモダンフィット。全体的に程良いゆとりを持たせた、時代感のあるシルエットになっています。

アイテム2

『ジョンスメドレー』30ゲージ スタンダード モックネック

『ジョンスメドレー』30ゲージ スタンダード モックネック

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『ジョンスメドレー』には、クルーネックと並ぶ人気アイテムであるモックネックという選択肢もあります。首筋に沿って立ち上がる筒リブはやや高めですが、ハイネックほど首が詰まって見えないさじ加減が秀逸です。ニット自体は、30ゲージのメリノウール製。袖ぐりなどの着心地を左右する部分は、ハンドメイドで仕上げられています。これくらいハイゲージになると光沢感がさらに際立ち、光の当たり方によって多彩な表情を楽しめます。

アイテム3

『ドルモア』12ゲージ タートルネックニット

『ドルモア』12ゲージ タートルネックニット

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こちらはスコットランドの名門で、現在はイタリアに生産拠点を構える『ドルモア』のタートルネックニット。メリノウールを贅沢に使ったニットに後染めを施し、味わい深い色彩を表現しています。先染めの糸を用いたニットが上品さを感じる色味なのに対し、こちらはところどころに濃淡が浮かび、その独特の色彩がこなれた雰囲気を印象付ける要素となっています。ジーンズのようなカジュアル顔のパンツにも、スッと馴染んでくれることでしょう。

アイテム4

『キャバン』コットンカシミヤ クルーネックプルオーバー

『キャバン』コットンカシミヤ クルーネックプルオーバー

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トレンドを感じさせる淡いパステルカラーが目を引くこちらを手がけたのは、『キャバン』。ニットメーカーとして創業したバックグラウンドを持つ『トゥモローランド』が、40周年を迎えた記念すべき年(2018年)に立ち上げた肝入りのニットブランドです。ふっくら感のある編み地とドロップショルダーが映えるゆったりシルエットが特徴的で、カシミヤをブレンドしたコットンのやわらかさを十分に堪能させてくれます。

アイテム5

『トゥモローランド』カシミヤシルクハイゲージ クルーネックニット

『トゥモローランド』カシミヤシルクハイゲージ クルーネックニット

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見た目からもやわらかさが伝わってくるこちらのニットは、カシミヤシルクを贅沢に使った1着。37ゲージという超ハイゲージで編み立てられているので、とろけるような着心地を味わえます。肩線を落としつつ、身頃や袖にゆとりを持たせたルーズフィットシルエットによりトレンド感も加味。しなやかな編み地との相乗効果で、リラックス感を底上げしてくれます。

アイテム6

『エストネーション』2WAYハイゲージニット

『エストネーション』2WAYハイゲージニット

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シンプル顔のタートルネックと思いきや、筒リブとボディがまさかのセパレート設計。筒リブを外してしまえば、クルーネックとしても着用できる二刀流デザインです。ニット自体は、細番手のエキストラファインメリノウールを採用し、さらりとした肌触りに編み立てています。この高品質なウールが天然の除湿効果を発揮してくれるので、動いて汗ばんだときもベタつかず、快適な着心地を楽しめます。

アイテム7

『クルチアーニ』JU2400

『クルチアーニ』JU2400

粋な着こなし 楽天市場店

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イタリア最高峰の紡績メーカーであるカリアッジ社を傘下に持つ『クルチアーニ』だけあって、こちらのクルーネックもひと味違う出来栄え。ボディは27ゲージなのに対し、筒リブには9ゲージの太リブ編みを採用。単体で着ても洒落感を演出できるだけでなく、アウターの首元のアクセント作りにも一役買ってくれます。エキストラファインメリノウールが放つシルクのような光沢に加え、カシミヤのような滑らかなタッチも出色です。

アイテム8

『ビーミング by ビームス』ハイゲージクルーネックニット

『ビーミング by ビームス』ハイゲージクルーネックニット

Rakuten Fashion

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ハイゲージニット特有のきれいな色味を楽しめるこちらも、シンプルなようでいてこだわりが満載。継ぎ目のないホールガーメント製法の採用で、ストレスのない着心地を実現しています。身頃の両脇にサイドラインのような装飾的な編み柄を施すなど、見どころの演出にも抜かりがありません。ニット自体は12ゲージで編み立てられた細番手のコットン製で、毛羽立ちを低減するための特殊加工が施されています。

アイテム9

『ステュディオス』ハイゲージブライトタートルネックニット

『ステュディオス』ハイゲージブライトタートルネックニット

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再生繊維であるテンセル特有のエアリーでしなやかな風合いを楽しめるのが、このタートルネック。このテンセルは持続可能な方法で栽培されたパルプを原材料とする繊維で、微生物によって分解されて土に還るサステナブルな素材でもあります。速乾性に優れ、シワや毛玉がつきにくいという実用性の高さも魅力です。発色が非常に美しい素材でもあるので、カラフルな配色を品良く取り入れたいときにおすすめです。

アイテム10

『エディフィス』リラックス バスク ニット

『エディフィス』リラックス バスク ニット

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国内有数のニットファクトリーとして知られる『ウメダ ニット』と『エディフィス』がタッグを組んだこちらは、ありそうでなかったバスクシャツ風のデザインが新鮮。襟の両端が船底のように開いたボートネックを再現しつつ、袖や身頃に良い感じのたるみが見られるゆったりとしたシルエットが絶妙です。袖口もリブなしの幅広フォルムで、少しまくっても雰囲気良く着られます。

編み目が細かいからこそ要注意。ハイゲージニットの取り扱い方とは

編み目が細かいからこそ要注意。ハイゲージニットの取り扱い方とは

リビングート 楽天市場店

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ハイゲージニットを着るうえで気になるのが、洗濯などのケア。せっかく良いモノを手に入れても、下手に自宅で洗うと縮んだり、型崩れしたりしてしまいそうで怖いですよね。基本は信頼できるクリーニング店でのドライクリーニングが安心ですが、ポイントさえ押さえれば自宅の洗濯機で洗うことも可能です。まずは洗濯ネットを用意。これは、たたんだニットがなるべく隙間なく収まるサイズ感を選ぶことが大切。ネットの中で暴れさせないことで、型崩れや繊維の傷みを防げます。洗濯する際は、洗濯機のドライコースや手洗いコースに設定。洗剤は繊維の傷みや縮みを防げるおしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を使いましょう。食べこぼしなどのピンポイントの汚れがあるときは、洗濯する前に市販のシミ抜きで落としておくか、汚れている部分を表側になるようにたたんでおくと、汚れが落ちやすくなります。

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山崎 サトシ

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遠藤 匠

紺ブレもビーサンも守備範囲。雑食系服飾ライター

遠藤 匠
モノ雑誌と男性ライフスタイル誌の編集を経て、現在はフリーライターとしてメンズファッション誌、ライフスタイル誌、WEBを中心に執筆。ファッション遍歴は、渋カジから英国系テーラードを経て、再びアメカジに回帰。現在は無国籍状態に。
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