
出張バッグ14選。選び方と1泊、2泊、1週間の期間別おすすめ
ビジネスシーンにおいて出張はつきもの。現地では臨機応変な対応が求められる。ならば、出張用のバッグ選びにも相応の配慮が必要。行き先や期間に沿った相棒を備えたい。
ハードワーカーこそ、出張バッグはマストハブ
今や、ネットインフラの拡充によりコミュニケーションツールは無数に広がった。リモートで作業を行うケースも少なくない。とはいえ、現場把握やクライアントワークのために出張することもあるだろう。年間のスケジュールに組み込まれている場合もあれば、突然のケースもある。国内か、はたまた海外か。日帰りか、長期滞在か。できる男はあらゆるシーンを想定し、それに見合ったバッグを常に準備しているものだ。
出張バッグの選び方。押さえたいのは、この3ポイント
ひとえに出張といっても、期間や行き先によって持ち物の種類や分量は変化する。あらゆるシーンを想定し適切なバッグを備えておくことが肝要で、それによりいざというときに即行動へと移せるのだ。自身のラインアップに一抹の不安を覚えたら、以下の押さえておくべきポイントを意識し、ぜひとも追加購入を検討していただきたい。
ポイント1
容量:出張バッグにおいて“大は小を兼ねる”は通用しない
海外出張を視野に入れると、大型のスーツケースは持っておくにこしたことはない。とはいえ、日帰りや1泊出張では手に余る。しかも、勝手をよく知るオフィスとは違い、出先では想定外の事態も考えられる。必要最低限の装備で、いかに効率よく行動できるか。出張では、“大は小を兼ねる”といった定石が通用しないケースもあると心得たい。
ポイント2
素材:タフさが求められるビジネスマンの出張。だからこそ素材にこだわりを
ビジネスの場において第一印象がモノをいう、とは常々言われてきた常識。ただ、出張ともなると同様に意識しておくべきことがある。移動が増え、土地勘のない場所を走り回ることも考えられるし、都市部とは気温が大きく異なる土地へ行く場合もあるだろう。そうなると、やはりタフさは大いに我々を安心させ、仕事へ集中させる要因となるはずだ。
ポイント3
収納:“PC専用スペース”は現代だからこそ必須
もはや、社外でもパソコンは必携。メールのチェックやスケジュールの確認は言うに及ばず、現地での調べ物、データ整理、資料作成なんてこともざらにある。プレゼンをする機会だってあるかもしれない。ならば、精密機器を外部の衝撃から守るための専用スペースは重要な確認事項。バッグ内でかさばるコード類の収納スペースもチェックしたい。
出張期間別にセレクト。出張バッグのおすすめ14選
出張バッグに必要なポイントは概ねわかってもらえただろう。では、どのシーンを想定し、いったいどんなアイテムを手に入れるべきか。ここでは、考えうる場面に沿い、前述のポイントを踏まえたアイテムを紹介する。
▼ケース1:日帰り&1泊2日には多用途バッグを
日常と変わらない持ち物で事足りる日帰り出張。必要なものは現地調達でもカバーできる1泊出張。さほど用意するアイテムがない短期の出張ならば、大荷物を受け止める容量よりも、さまざまな役割を兼任するオールマイティな2WAYや3WAYバッグが重宝する。移動時はリュックタイプで、クライアントとの打ち合わせはブリーフケースで。その柔軟さができる男を暗にほのめかす。
アイテム1
『ミステリーランチ』3WAYブリーフケースエクスパンダブル
タフさや機能性に定評のある『ミステリーランチ』から登場の逸品は、ブリーフ・ショルダー・リュックの3役を兼任。しかも、500Dのコーデュラナイロンで仕立てられており耐久性も抜群だ。容量は22L~27Lまで拡張でき、デイリーユースにトラベルにとフレキシブルに順応。15インチ対応のPCスリーブに多彩な小物用ポケットなど、仕分け力も随一だ。
アイテム2
『マキャベリック』3WAYビジネスバッグ
取り外しできるショルダーベルト、本体に格納可能なリュックストラップが付属する3WAYバッグ。その取り回しの良さに加えて優れた収納力も魅力で、外側に8つ、内側に5つのポケットを装備する。しかも、スーツケースハンドルへの取り付けができるため、大型出張の際にもお役立ちだ。素材には頑強なコーデュラナイロンをチョイスし、耐久性にも隙なく配慮。
アイテム3
『グラミチ』クライミング2WAYトートバッグ
クライミングロープを使用したハンドルは、アウトドアをバックボーンに持つ『グラミチ』ならではの小粋なディテール。シンプルな中にもさりげなく個性を落とし込んでいる。持ち手だけでなくウェビングテープを使ったショルダーベルトも付属するので、シーンや荷物量に応じてアレンジしたい。表地にはタフなアウトドアシーンにも耐える高強度素材・リサイクルダイナテックロビックを起用。
アイテム4
『オークリー』デジタル ブリーフケースM
こちらの3WAYバッグは耐水性・耐久性・防塵性に優れた特殊なコーディング素材が使われていて、デリケートなデジモノも安心して収納可。内部にはクッション素材で覆われたラップトップ用ルームも搭載されている。他にも、リフレクター仕様の引き手やアイウェア用ポケット、通気構造の背面パッドなど、実用的なディテールを随所に投影した。
▼ケース2:2泊3日には30~45Lのバッグ&スーツケースが重宝する
2泊となると相応の準備は必要だ。Tシャツや下着は複数持ち歩き、会食など仕事以外の時間もできることからスーツ以外のコーディネートも用意しておいたほうがいいだろう。社内や家族へのお土産を購入することで、帰りの荷物が増えることも想像できる。そうなると、30~45Lの容量が1つの目安となるだろう。
アイテム5
『バッハ』ドクターダッフル40
ヨーロッパ発のバッグブランド『バッハ』による1品は、ダッフル&リュックの2WAYデザイン。メインコンパートメントをワンタッチで開閉できるうえ、オープン状態をそのまま保持しておくことができるので、荷物の出し入れは極めてイージーだ。内側にはメッシュポケットを装備し、小物の仕分けもいたってスムーズ。1000Dのコーデュラナイロンによる、ハイレベルなタフネスも持ち味となっている。
アイテム6
『ブリーフィング』×『ビームスプラス』別注G-10 ハードケース ニュー
フレームには耐衝撃性に優れるポリプロピレン、ボディには軽量かつ高強度なポリカーボネートを使用。安定性の高い低重心ホイールやぐらつきにくいハンドル、ウォールポケットとしても使える内装の仕切りパネルなど、細部の仕様もこだわり抜かれている。ネイビーを基調としたシックなデザインも好印象で、こなれた旅姿を演出してくれそうだ。容量は35L。
アイテム7
『マムート』カーゴ トロリー 30
1862年、スイスに誕生したアウトドアブランドは堅実かつ高品質なプロダクトに定評がある。こちらもまた同様で、キャリーバッグタイプながらサイドハンドルがつき、機内持ち込みも可能なコンパクトサイズがうれしい。とはいえ、大小多数のポケットにPC専用ポケットも装備。大きく頑丈なホイールも移動時に大助かりだ。
▼ケース3:1週間の出張バッグは85L以上が安心
長期出張では、さまざまな人間と出会い、現地での長距離移動も往々にして考えられる。となれば、フォーマルウェアは当然常備しつつ、動きやすいカジュアルな服装も数パターン用意。海外となれば時差ボケ対策も踏まえ、街中をランニングできるようにスポーティなアイテムも必要になってくるかもしれない。リラックスできる空間演出のアイテムも加えるとなると、85L以上の容量を目安に選んだ方がいいだろう。
アイテム8
『サムソナイト』シーライト スピナー75
ブランドを代表する看板シリーズ「シーライト」からお目見え。ボディには『サムソナイト』の特許素材・カーヴを使い、圧倒的な堅牢性と驚きの軽さを実現している。同素材はトラックに轢かれてもほぼ元の状態に回復するなど、圧巻の復元性も兼備。さらに、スムーズに回転するダブルホイールのおかげで移動もラクラクだ。内装にはリサイクレックスと呼ばれる、ペットボトルを再生したエコ素材をピックアップ。容量は94L。
アイテム9
『ゼロハリバートン』ジオ アルミニウム 3.0
米国屈指の老舗ラゲッジブランドより登場。象徴的なダブルリブ加工が施されたアルミニウムボディは、多少の衝撃をもろともしないハイレベルな強度を誇っている。ただ頑丈というだけでなく、キズや凹みが味となるというのもアルミニウム素材の大きな美点だ。そしてこのハードケースは、置き忘れや紛失、盗難に対応した独自プログラム「ゼロ グローバルトラッキングプログラム(ZGT)」の対象モデル。2,200 以上の空港を含む世界最大の遺失物事務所のネットワークとリンクしており、万一のロストバゲッジの際も安心だ。容量は95L。
アイテム10
『ロンカート』キャリーバッグ 100L
MADE IN ITALYらしい、流麗な気品漂うフォルムが美しい『ロンカート』のキャリーバッグ。ボディには柔軟で耐久性にも優れるピュアポリカーボネートを使用。スムーズな移動を生むダブルキャスター、握りやすく外部からの圧力による破損も回避するフラットハンドル、不正なこじ開けや水にも強さを発揮するダブルファスナーなど、細部への作り込みも素晴らしい。
アイテム11
『レジェンドウォーカー』キャリーケース
落下衝撃テストをはじめとした8つもの厳しい品質項目をクリアしているキャリーケースにつき、頑強さは折り紙付き。不意の衝撃からボディを守るアルミコーナーパッドや自分に合う高さに調節できる多段階式キャリーバーといった、気の利いた意匠も大人に刺さる。写真のような定番色から明るい色味のものまで、カラバリは全6色をラインアップ。容量は85L。
▼番外編:携行したいサブバッグは、見た目と機能で選びたい
ホテルをベースにしながらその周辺を移動する際に持ち歩くものといえば、スマホや財布、文庫本といった細かいものが中心。そこでスーツケースをガラゴロするわけにはいかない。となれば、かさばらず、機能的で、大人びたビジュアルを備えたサブバッグがあるとこの上なく便利だ。
アイテム12
『ベルーフ バッゲージ』ジッピー 2.0 サコッシュ
サイクリストのためのバッグを作り続けてきた『ベルーフ バッゲージ』。その特性を存分に発揮するこちらは、コンパクトなサイジングながら立体的なパターンによって容量もしっかり確保。本体の素材にはX-PACを、YKK製の止水ファスナーを取り入れているため、軽量ながら耐久性や耐水性にも優れる。
アイテム13
『ザ・ノース・フェイス パープルレーベル』ボタニカルプリント メッシュウエストバッグ
“ちょっとそこまで”な場面で重宝する小ぶりのウエストバッグ。ボディには軽くて丈夫なメッシュポリエステルが使われているため、旅先でもストレスなく携行できる。メインポケットに加えて、上部にはカギやスマホの収納に便利な小型ファスナーポケットを装備。版画作家の大河原健太氏による、雰囲気の良いボタニカルグラフィックもポイントだ。
アイテム14
『コートエシエル』サコッシュバッグ
日本のみの限定で販売される『コートエシエル』のサコッシュ。ミニマルなモデルながら、iPad Airも収納可能なサイズが心強い。素材に使われているのは、同ブランドではお馴染みのECO YARN。撥水性もある素材だけに、出先の急な天候の変化にも余裕で対応できる。スタイルを選ばず合わせられるシックなビジュアルも出色。
この記事の掲載アイテム一覧(全14商品)
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『ミステリーランチ』 3WAYブリーフケースエクスパンダブル
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『マキャベリック』 3WAYビジネスバッグ
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『グラミチ』 クライミング2WAYトートバッグ
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『オークリー』 デジタル ブリーフケースM
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『バッハ』 ドクターダッフル40
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『ブリーフィング』×『ビームスプラス』 別注G-10 ハードケース ニュー
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『マムート』 カーゴ トロリー 30
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『サムソナイト』 シーライト スピナー75
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『ゼロハリバートン』 ジオ アルミニウム 3.0
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『ロンカート』 キャリーバッグ 100L
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『レジェンドウォーカー』 キャリーケース
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『ベルーフ バッゲージ』 ジッピー 2.0 サコッシュ
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『ザ・ノース・フェイス パープルレーベル』 ボタニカルプリント メッシュウエストバッグ
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『コートエシエル』 サコッシュバッグ
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