一生に1度は履きたい靴。コードバンの“オールデン”がなぜ人気なのか

一生に1度は履きたい靴。コードバンの“オールデン”がなぜ人気なのか

アメリカントラッドにおいて不可欠な存在であり、米国の靴文化を象徴する靴ブランド『オールデン』。カーフやスエードも気になるが、まずはコードバンを手に入れたい。

NAKAYAMA

2019.10.17

オールデン(ALDEN)
レザーシューズ

オールデンとは。ブランドの生い立ちと、その魅力

オールデンとは。ブランドの生い立ちと、その魅力

Z-CRAFTZ-CRAFT

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1884年にアメリカ・マサチューセッツ州ミドルボロウでチャールズ・H・オールデン氏により設立されたシューメーカー。創業当初はカスタムメイドブーツや受注生産による紳士用の靴を製造していたとか。革新的な履き心地と選りすぐりの最上級素材を用いて作られた靴は、アメリカントラッドを語るうえで欠かせない存在になった。ここ日本では、OEMを手掛けていた『ブルックスブラザーズ』のローファーより火が付き、人気が広がっていったという説もある。

以下では『オールデン』の中でも、特に人気の高いコードバンのモデルについてその特徴を掘り下げる。靴好きなら、1度は所有してみたいあこがれの靴。その魅力の源泉はどこにあるのか。

▼魅力1:“革のダイヤモンド”と称される美しいツヤ感

▼魅力1:“革のダイヤモンド”と称される美しいツヤ感

プリティウーマンプリティウーマン

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コードバンとは、農耕用馬の臀部から採れた皮革のこと。1頭から採れる量はごくわずかなため、その透明感のある輝きも相まって革のダイヤモンドと称される。その希少な素材を用いつつ、約200にも及ぶ作業工程を経てようやく最高峰のシューズは完成するのだ。製造で半年はかかる計算なので、オーダーだと予約待ちを合わせると注文から手元に届くまで1年近くかかる。

▼魅力2:経年変化を楽しめるので長年溺愛できる

▼魅力2:経年変化を楽しめるので長年溺愛できる

WEARWEAR

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履くほどに、磨くほどに、特有のツヤは味わい深くなる。シューケアをしっかりすることで10年20年と履き続けることができ、靴が自分色に染まっていくさまを楽しめるのもコードバンの魅力だ。ただ水染みができやすい素材であるため、雨の日の使用は極力避けたほうがベター。エイジングがわかりやすいのはブラウンだが、水染みが気になるならブラックを選ぶのが良いだろう。

▼魅力3:素晴らしい履き心地をもたらすラスト

▼魅力3:素晴らしい履き心地をもたらすラスト

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さまざまな足のタイプでも適宜にフィットして、均整回復を可能にする整形法を開拓した『オールデン』。その中で、土踏まずを感触良く圧迫してくれる独自の木型、モディファイドラストを開発したのは同ブランドの大きな功績だ。他ブランドには決して真似できない作りで、唯一無二の存在として世界中から愛される。

心して履きたい。『オールデン』珠玉のコードバンシューズ5選

それでは『オールデン』で何を買うべきか、という問いに対しては以下の5足をプッシュしてみたい。セレクトショップなどでも特に目にすることが多く、着こなしにおける汎用性の高いモデルばかりだ。

アイテム1プレーントゥーシューズ

プレーントゥーシューズ

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ブランドを代表する人気のプレーントゥモデル。木型は1番スタンダードで、ゆったりとした履き心地が特徴のバリーラストを採用している。ストレスフリーな履き心地に上質なコードバンが相まって、極上のひと時を味わえること間違いなし。

アイテム2タッセルモカシン

タッセルモカシン

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タッセルローファーの原点ともいわれるモデル。定番のコインローファーに比べてドレッシーなデザインで、カジュアルシーンだけでなくビジネススタイルにも合わせやすい。木型は『オールデン』の中で最も小さいアバディーンラストを使用。細身のシルエットがコーディネートの引き締めに効果的。

アイテム3ローファー

ローファー

agioagio

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名作揃いの『オールデン』の中でも傑作と言われるモデルで、同ブランドを代表する木型の1つ“ヴァンラスト”が使われている。細身でシェイプの利いたいわゆるアメリカ靴とは異なり、ひものないローファーを意識したゆったりと足を通しやすい形状となっている。ホーウィン社のコードバンを用いることで、履けば履くほど馴染むコードバンならではの形状記憶の性質が、多くのブランドが展開するローファーとは一味違うことを証明してくれる。

アイテム4チャッカブーツ

チャッカブーツ

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グッドイヤーウェルト製法で仕上げられた人気の定番モデル。990と同じく汎用性の高い木型バリーラストで仕上げられているため、履き心地は申し分なし。コードバン特有の上品な光沢感がチャッカブーツに落とし込まれた逸品だ。ブーツタイプは屈曲時のシワも深く入るため、美しい波打つような形状に仕上がる。

アイテム5ウイングチップ

ウイングチップ

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つま先の切り替えに使用される革片が翼のような形をしているウイングチップタイプ。こちらはそのウィング部分がぐるりと靴を一周する、アメリカンブローグと呼ばれるタイプになる。カントリー感が薄く、ドレスライクに使えるのが特徴だ。そんな大人な印象のアッパーに、コードバンを採用したモデル。アメリカ国内をはじめ世界中の靴を愛する人々に親しまれている。

男の着こなしに渋みを与える『オールデン』。ファッショニスタの着こなしをチェック

時にドレッシーに、時にカジュアルに。圧倒的な存在感を誇るプロダクトゆえに、着こなしのジャンルを選ばず格上げが可能なのも『オールデン』の魅力だ。ここでは3体の着こなしを例に、そのふり幅の広さをご紹介。

着こなし例1アメリカントラッドを日本的解釈で表現

アメリカントラッドを日本的解釈で表現

WEARWEAR

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長く愛用され風合いが増した『オールデン』を添えて、本場のトラディショナルを想わせる秋冬スタイルに仕上げた。ブルゾンは『バラクータ』、シャツは『アイクベーハー』、パンツは『インコテックス』、ネクタイは『ブルックスブラザーズ』と、着用者のこだわりを雄弁に物語るラインアップ。

着こなし例2肩ひじ張らない大人カジュアルで飾る

肩ひじ張らない大人カジュアルで飾る

WEARWEAR

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爽やかなカラーリングのチェックシャツを基軸に、ストレートのデニムパンツを合わせて落ち気のあるカジュアルコーデにスタイリング。そこに落とし込んだツヤのあるVチップの『オールデン』が、カジュアルな着こなしをグッと大人に押し上げている。シャツとサングラスは『トムブラウン』、ジーンズは『バンドオブアウトサイダーズ』。

着こなし例3ラフにハーフパンツに合わせるのもオツ

ラフにハーフパンツに合わせるのもオツ

WEARWEAR

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最後は夏らしく、ハーフパンツに合わせた着こなしを。先端に向かって細身に仕上げたアバディーンラストのタッセルローファーを素足で合わせている。レオパード柄のシャツをきっちりきこなしたエッジの利いた着こなしの中で、足元から一気にドレス感を匂わせている。

フリーランスのエディター、デザイナー、ライターとしてファッション誌を中心に活動中。同時に、アートと社会貢献を繋げるプロジェクト「八(eight)」を手掛ける。
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