
今こそ要検討。2タイプのレザーブレスレットで描く、大人の腕元
腕にワンポイントが欲しいけれど、シルバーブレスレットでは少し主張が強過ぎる。そんなときに役立つ、レザーブレスレットの魅力について掘り下げていきましょう。
こんな時代だからこそ。“育つ”アクセサリー、レザーブレスレットが気になります
エシカルでサステナブルな要素がファッションにも求められる昨今、とかくレザープロダクトを敬遠する人も多いもの。しかし考えてみれば、レザーは本来、食肉の副産物として発生した皮をなめして作るものであり、素材を余すことなく活用する“もったいないの精神”から生まれたエシカルな素材。また、使い込むほどに味わいを増す経年変化は革ならではの魅力であり特徴です。シーズンごとにトレンドが移りゆくファッションの世界において、長く使えば使うほど愛着を増す革製品は、ある意味で大量消費社会におけるアンチテーゼともいえる存在なのではないでしょうか。
そして貴金属と比べてナチュラルな雰囲気を持つレザーブレスレットは、コーディネートの中で悪目立ちしにくいところも魅力でしょう。そのおかげで、普段からずっと着けっぱなしにすることもできます。そのうちに体に馴染み、自分にとってお守りのようになってくれる存在でもあります。ファッションピースとしてだけでなく、自分のアイコンやアミュレット代わりに身に着けるアクセサリーとしても、レザーブレスレットはうってつけでしょう。
気軽に取り入れられる万能選手。細身のレザーブレスレット8選
バングルや腕時計との重ね着けも可能で、合わせる服も選ばないため、初めてレザーブレスレットを手に取る人におすすめしたいのが細身のデザイン。特に控えめな金具類が付いた細めのアイテムであれば、どんなコーディネートにもアクセントを添える万能選手となってくれるでしょう。
アイテム1
『ミアンサイ』ブランメル フック スターリング
細身のソフトレザーを腕に巻きつけ、スターリングシルバーのフックで留めて着用する『ミアンサイ』のレザーブレスレット。ニューイングランドのビーチにインスピレーションの源を求めるブランドだけあってどことなく海の香りを感じさせつつ、プレッピーな着こなしとの相性も良好な品の良さを湛えています。
アイテム2
『ヨウヘイノグチ』ナローブレスレット
北欧・ラップランド地域の遊牧民、サーミ族の装飾品にしてお守りでもあるドゥオッチの技法を用いて仕立てられたブレスレット。トナカイの角や革、錫糸などの材料はすべてスウェーデンから輸入し、自身のアトリエにて伝統的な技法に則ってハンドメイドで製作されています。
アイテム3
『ファンタスティックマン』ブレスレット
ネイティブアメリカンスタイルのジュエリー作りに携わってきた池口泰信氏が2013年に立ち上げた『ファンタスティックマン』。同ブランド初となる、シルバー×レザーのコンビネーションモデルがこちらです。使い込むうちに飴色へと変わるイタリアンレザーはもとより、ラスティックな風合いのシルバーバックルも魅力です。
アイテム4
『ジャム ホーム メイド』3巻レザーブレスレット
しなやかで水にも強いディアスキンを使用した程良いボリューム感のブレスレットは、エンドの結び目部分をカットして長さ調節ができるのがポイント。自分の手首のサイズに合わせたり、アンクレットとして活用したりすることも可能です。留め具はシルバー製で、さりげなくダイヤモンドがセットされている点も見逃せません。
アイテム5
『センスオブプレイス』レザーブレスレット
これぞスタンダードといった雰囲気の、フック&ループ留めのシンプルな2連ブレスレット。柔らかで薄手のレザーを細くカットして仕立てられたコードはコバが切りっぱなしになっており、ラフな質感が魅力です。気軽にコーデに取り入れられるプチプライスもうれしいですよね。
アイテム6
『アカシックツリー』マルチカラーレザーブレスレット
『ロンハーマン』や『ヒステリックグラマー』など、名だたるセレクトやブランドとコラボレーションしているドメスティックブランドによる三重巻きブレスレット。細めの編み込みコードを使用しつつも、インパクト溢れるコンチョや水牛の骨を削り出した留め具などが相まってインパクト抜群の仕上がりです。
アイテム7
『オロビアンコ』レザーブレスレット
カバン作りで培った繊細な革のあしらいと、シルバー金具の質感の良さはさすがの一言。ブラック・ブラウン・ブルーの3色展開ですが、やはりイタリアンブランドらしい発色の巧みさを味わいたいなら、ブルーが第一選択肢になるでしょう。品の良いデザインのため、ドレスウォッチとの相性も良好!
アイテム8
『クランプ』二重巻きスモーキークォーツレザーブレスレット
靴底に用いられる特厚のレザーをカンナで削り出して丸みを持たせた太めのレザーコードを使用した、二重巻きのブレスレット。ひし形の金具はシルバー925を使用し、トップに革と好相性を描くスモーキークォーツがセットされています。繊維も緻密で硬さのある革のため、使い込んだときの経年変化も楽しみです。
シンプルスタイルの救世主。コーデ改革に効く、ワイドなレザーブレスレット5選
90年代後半から2000年代初頭に『ウルフズヘッド』のスタッズブレスレットが大ブームを巻き起こしたように、強烈な存在感を放つレザーブレスレットはスタイリングにインパクトをプラスしてくれる救世主ともいえる存在。とはいえアイテムの迫力に負けないよう、自分のスタイルを理解したうえで身に着けることが肝要でもあります。シンプル&ノームコアからデコラティブなファッションへと流れが変わりつつある今こそ、パンチ力のあるアクセサリーをうまく取り入れて、オリジナルな着こなしを実践してみましょう。
アイテム1
『モトラトリー』×『ビームス』別注 レザー ターコイズブレスレット L
革人形作家の家系に産まれた本池兄弟が作る革小物&シルバーアクセサリーブランドの『モト』が実験的かつ挑戦的なプロダクトメイキングをおこなうライン『モトラトリー』。同ブランドと、『ビームス』がタッグを組んだ別注アイテムがこちらです。ネイティブアメリカンのシルバーバングルをモチーフに、経年変化が楽しみなヌメ革へとアレンジされています。
アイテム2
『マリアルドマン』 アークネッツ別注 SAMI-M17
サーミ族の手芸品が溢れるスウェーデンで育ち、現在はパリで居住するデザイナーが作るドゥオッチはフォーキーで温かみのある仕立てが魅力。ベースになるトナカイのレザーにセレクトショップの「アークネッツ」がピックしたカラーフェルトを挟んで錫糸を織り込んだ別注モデルです。
アイテム3
『GDC』ネイティブレザーブレスレット
スタイリストの熊谷隆志氏がディレクターを務める『GDC』のレザーブレスレットは、ブランドアイコンである八角星の刻印入りのレザーにオリジナルのコインチャームがアクセント。ディアスキンコードとビーズで留めるストラップの仕様もネイティブ感に溢れています。
アイテム4
『ノースワークス』10セントドランクスマイル レザー ブレスレット
シンプルな三つ編みのレザーメッシュのブレスレットに、スナップボタンとしてあしらわれたブランド定番のドランクスマイルがワンポイント。スマイルマークの金具は10セントコインを素材に1点ずつ職人が切り出したもので、コインを改造してジュエリーに仕立てるのは70年代のヒッピージュエリーにルーツを持つ技法です。
アイテム5
『ブラックトライアングルデザイン』ショックコード&レザーダブルブレスレット
特殊加工を施した、風合いの異なる2種類のレザーを使用したブレスレット。パンキッシュでモードなデザインが魅力です。ブランドと並行して国内外からダークミュージック/クィアシーンのパーティをオーガナイズしているデザイナーだけあって、どこかフェティッシュなエッセンスも感じられます。
ケアをするよりも“劣化させない”ことを念頭に置いて付き合うべし
靴やレザージャケットは定期的に手入れをするものの、レザーブレスレットの手入れはつい忘れがち……という人も少なくないでしょう。とはいえブレスレットは肌に密着するものであり、手洗いのたびに濡れるなどダメージを受けやすいアイテムでもあります。経年変化も革の魅力と割り切って、ひび割れを防ぐためのオイルを定期的に入れるだけで済ませるのもアリですが、なるべく新品の状態を長く維持したい人は、買ったときにレザー用の撥水スプレーを吹き付けておくのがおすすめ。汚れや汗が浸透しにくくなるため、きれいな状態を長く維持することが可能です。また、夏場は家に戻ったら乾いたタオルで汗をやさしく拭き取ってあげたり、定期的にレザー用のクリーナーで拭きあげたりしていれば、汚れで黒ずむ心配も減るでしょう。
この記事の掲載アイテム一覧(全8商品)
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『ジャム ホーム メイド』 3巻レザーブレスレット
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『センスオブプレイス』 レザーブレスレット
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『アカシックツリー』 マルチカラーレザーブレスレット
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『オロビアンコ』 レザーブレスレット
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『クランプ』 二重巻きスモーキークォーツレザーブレスレット
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『モトラトリー』×『ビームス』 別注 レザー ターコイズブレスレット L
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『GDC』 ネイティブレザーブレスレット
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『ブラックトライアングルデザイン』 ショックコード&レザーダブルブレスレット
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