
ミリタリーシャツは程良く品良く着こなすのが断然今っぽい
ここにきて男っぽさ薫るミリタリーシャツの注目度がふたたび高まっています。今ならどんな1枚を選び、どうコーデに組み込めばいいのでしょうか。最新事情をご紹介します。
男らしくて品もあるミリタリーシャツを大人コーデの味方に
ミリタリーシャツはその名の通り、軍隊用に開発されたシャツのことを指します。フラップつきのパッチポケット、ワッペン、肩章(エポーレット)といった仕様が特徴的ですが、もともとバリエーションが多いうえにファッションアイテムとしてアレンジも加わっていますので、ディテールは多種多様。ただし、共通してミリタリーテイスト独特の男っぽさとシャツならではの適度な品格を備えているのが魅力です。
最旬スタイルに導く、ミリタリーシャツの選び方
今シーズン選ぶべきミリタリーシャツを4つの視点でご提案。どれか1つでも押さえておけば十分ですが、複数のポイントを備えたタイプなら鮮度が一層高まります。すぐにでも旬なコーディネートを築くことができるので、自分らしくて今季らしいミリタリーシャツ選びの参考にしてみてください。
ポイント1
シンプルに削ぎ落とした大人顔のデザイン
エポーレットやワッペンといった要素を省略し、シンプルな面持ちにアレンジされたミリタリーシャツが狙い目。大人なムードを演出しやすい一方で、ドレスシャツよりは武骨でワイルドという絶妙なバランスが、今の気分にマッチします。
ポイント2
トレンドの迷彩柄でミリタリー感を強調
ベースのデザインがシンプルなミリタリーシャツなら、カモフラージュ柄を選んでも大人っぽく着こなせます。本来のミリタリーテイストが強調できるうえにトレンドの柄でもあるので、スタイリングに独特なスパイスを効かせることが可能です。
ポイント3
人気が続くオープンカラーで鮮度アップ!
旬なリラックス感と男らしいニュアンスを兼備するオープンカラーの人気が続いています。ということで、トレンド感を強調するならオープンカラーのミリタリーシャツが最強。実は定番形の1つで、着こなしやすいデザインでもあります。
ポイント4
バンドカラーでとことん都会的に着こなす
襟羽根のないバンドカラー仕様のミリシャツならば、グッとファッショナブルな印象。都会的なミリタリースタイルを狙うのであれば、こちらもおすすめのタイプといえるでしょう。通常のシャツと比べて、襟のボリュームがない分、すっきりと着こなせるのもメリットの1つです。
コーデ実例に学ぶ。ミリタリーシャツを今どきで大人っぽく着こなす7つのコツ
ミリタリーシャツを使って旬なコーディネートを築く際のポイントをご紹介。どんなアイテムと合わせるか、トップスとボトムスの配色はどうするかなど、複数のヒントとその実例を、ぜひ参考にしてください。
着こなしのコツ1
スラックスを合わせて上品な着こなしに
パンツのなかでもっとも上品なスラックスを合わせれば必然的に大人っぽく仕上がります。堅苦しいのが苦手な人には、はき心地が快適なスラックス顔のイージーパンツが実用的でおすすめ。ダークトーンを選んで引き締めるのがセオリーです。
品の良いイメージのベージュのミリタリーシャツを選びつつ、ダークネイビーのスラックスを合わせて大人っぽく仕上げたコーディネート。アンクル丈のスラックスなら適度に抜け感が生まれ、軽やかな印象に仕上がります。
着こなしのコツ2
ホワイトを効かせてクリーンなミリタリースタイルに
大人らしいミリタリースタイルを築くためには、清潔感をMIXするのも常套手段。その代表的なテクニックの1つが、クリーンなホワイトを差す方法です。インナーやパンツで白を取り入れるのが手軽な正攻法です。
白いパンツを使用し、クリーンさを演出した好例。カーキのミリタリーシャツとまっさらなホワイトが軽やかなイメージを生み出しています。インナーにボーダーTシャツを合わせてマリンな印象も追加しています。
着こなしのコツ3
ブラックで引き締めてクールなコーディネートに
ブラックを活用して着こなしを上品に引き締めるのも定番テクニック。ミリタリーシャツを大人っぽく着こなす際にも有効で、活用しない手はありません。スリムなシルエットのパンツでブラックを取り入れると、フォーマルかつシックな印象が簡単に手に入るのでおすすめです。
ベーシックカラーのみを使いながら、カーキとブラックのコントラストをつけることで、メリハリのある着こなしに仕上げてます。小物でさりげなくシルバーを取り入れているのも、おしゃれですね。
着こなしのコツ4
ジーンズを合わせた王道のアメカジスタイルで
ミリタリーシャツはアメカジの王道アイテムでもあります。ヴィンテージ、レトロ、クラシックといったニュアンスが注目されている今だからこそ、ジーンズを合わせてヴィンテージライクなアメカジスタイルを築くのもおすすめです。
ミリタリーシャツと絶妙にマッチするインディゴ染めのジーンズをチョイス。シンプルで定番なアメカジスタイルですが、トップスをややオーバーサイズにすることで旬度を向上。その分、ボトムスは細身にしてバランス良く仕上げています。
着こなしのコツ5
ワントーンでまとめて、洗練された雰囲気を呼び込む
ミリタリーシャツ特有の武骨さを緩和させたいなら、ワントーンで上下をまとめるのも好手。着こなしに使用する色数を最小限に抑えることによって、スマートな印象を呼び込むことができます。その際は、上下どちらもシンプルなアイテムを選ぶのがセオリー。
上下ともネイビー系カラーでリンクさせ、洒脱なコーディネートをメイク。あえて“メリハリを付けない”ことで、ラギッド過ぎない落ち着いた雰囲気を創出しています。重々しく映らないよう、ややゆるめのサイズ感でほんのりと脱力させているのもカギ。
着こなしのコツ6
トレンド感を加速するワイドパンツとのマッチアップ
流行ド真ん中なワイドパンツとのマッチングであれば、即座に旬顔な装いに帰結。ミリタリーシャツの土っぽさをいなす意味でも非常に効果的なスタイリングです。より品良さを意識するならば、ウールなどの風合い良い素材のワイドパンツを選ぶのが良いでしょう。
ルーズなサイズバランスによって、ミリタリースタイルに今っぽさを注入。また、ボトムスがウール使いの上品顔なので、大人感もきちんと担保できています。インナーのタックインだったり、足元の肌見せだったりと、着こなしにリズムを生み出すテクニックにもぜひ注目を。
着こなしのコツ7
スウェットパンツで脱力してもるのも得策
ミリタリーシャツはハードな印象なので、それを緩和するように着こなすとバランスが整います。見た目も着心地もソフトなスウェットパンツは最適。ラフな印象になり過ぎないよう、シンプルなシャツとパンツを選べば意外とすんなりまとまります。
適度にゆったりしたスウェットパンツを着用。裾がリブになっていないタイプを選ぶことで、ラフに見え過ぎるのを防いでいます。また、ミリタリーシャツの中に白のタートルネックを合わせることで、クリーンな品格を加味。余裕があるけどルーズ過ぎないシルエットも絶妙です!
旬のミリタリーシャツ、推しの15アイテムをピックアップ
前述した選び方のポイントを踏まえつつ、今すぐ買えるおすすめの15枚を一挙にご紹介。どのモデルも人気ブランドが手掛けているだけあって、大人好みのあか抜けたデザインに仕上がっています。間違いなく、ワンランク上のミリタリースタイルへと導いてくれるはず!
アイテム1
『レミ レリーフ』ミリタリーシャツ(ノーマル)
究極のアメリカンベーシックを追求する『レミ レリーフ』の定番ミリタリーシャツ。アレンジ版や別注品も多い人気アイテムです。両胸のフラップ付きポケットがミリタリー調を醸成。スクエアカットの裾と短めの着丈は、裾をタックアウトしての着用を想定しています。1960年代の主流だった硫化染めを行い、エイジングが楽しめるように計算。
アイテム2
『キャル オー ライン』ユーティリティシャツ
こちらも王道的なミリタリーシャツ。1960年代のファティーグシャツをモチーフにしつつ、アウターとしても着こなしやすいルーズなシルエットに仕上げられています。左胸にはブランドネームの“CAL O LINE”を表す“C.O.L.”のプリント入り。ステンシル調のグラフィックがミリタリー感を高めています。
アイテム3
『グラミチ』シェル キャンプシャツ
抜け感あるオープンカラー仕様と、独特な形状の胸ポケットが目を引くカモフラシャツ。『グラミチ』が手掛ける1枚らしく、耐久撥水性のあるデュラブルナイロンを使うことでアウトドア対応の機能性を確保しています。おまけに、適度にゆとりあるシルエットでレイヤードコーデへの対応力も抜群!
アイテム4
『アーミーツイル』プレーンウィーブ ビッグシャツ
1990年代のミリタリーシャツを連想させるディテールを採用しつつ、今っぽいビッグシルエットにアレンジした1枚です。『アーミーツイル』は1940年代にストアブランドとして誕生し、アーミーツイル生地を使ったシャツやチノパンツをアメリカ軍に供給。最近は別注品が増えるなど、注目を集めています!
アイテム5
『ワイルドライフテーラー』コットンヘリンボーン ミリタリーシャツ
少し前振りにした袖など、テーラーメイドのカッティングを融合してスタイリッシュに昇華した逸品です。ベースはユーティリティシャツの原型であるアメリカ軍M-47 HBTジャケット。コットンヘリンボーンツイル地やドーナツボタンなど、1940年代を再現したディテールからヴィンテージ感が漂っています。
アイテム6
『ブルーワーク』ブロークンツイル オープンカラーシャツ
ミリタリーのパジャマシャツからインスピレーションを受けて製作。3本針ステッチやタフな高密度コットンクロスといった質実剛健な要素を取り入れる一方、ふくらみのあるシルエットでリラクシングなムードを香らせています。そのうえ、この高密度生地は経年変化が楽しみやすく、じっくりと自分好みの風合いに育てて行くことが可能。
アイテム7
『マージン』ツイル ユーティリティシャツ
こちらもユーティリティシャツがモチーフですが、ポリエステル×レーヨン×ポリウレタンのツイル生地を採用。モダンかつ上品なニュアンスに仕上げられています。ストレッチが効いているので、着心地はストレスフリー。シルエットはやや大きめ程度で、コート類のインナーとしても重宝します。
アイテム8
『ロスコ』ヘビーウェイト フランネルシャツ
テネシー州を拠点とする老舗ミリタリーブランドによる逸品。肉厚で保温性に優れたヘビーフランネル生地が駆使された1枚ゆえに、ライトアウターに近い感覚で袖を通せます。本格派ブランドだけあって作りも極めて頑丈で、ガシガシ着て・洗ってもヘタれることはありません。
アイテム9
『トゥモローランド』グランテックス ミリタリーバンドカラー
バンドカラーにフライフロント、さらにはくつろぎ感あるオーバーシルエットなど、今の要素をギュッと詰め込んだモデル。無闇に飾り立てないプレーンなデザインで、汎用性に関しても申し分なしです。合わせるボトムスを選ばないので、ヘビロテの有力候補となるのは確実!
アイテム10
『オールセインツ』スポッター
オールドスクールなミリタリーシャツを彷彿とさせるデザイン。ボディのコットンはヘビーウォッシュ加工で仕上げられており、最初からヴィンテージさながらの風合いを堪能できます。男らしさを存分に宿した1枚ですが、すらっとしたフィット感のためきれいめのコーディネートとも親和性良好!
アイテム11
『プロッパー』BDUシャツ
1967年に創業し、アメリカ軍などのユニフォームなどを生産してきた『プロッパー』。本格派のミリタリーウェアを展開していて、このBDUシャツも定番品の一つです。ちなみに“BDU”とはいわゆる戦闘服のことで、Battle Dress Uniform(バトル・ドレス・ユニフォーム)の略。BDUシャツはBDUジャケットとも呼ばれ、4つのフラップポケットやフライフロントなどが特徴です。
アイテム12
『ブルックスブラザーズ』コットン ビンテージ ミリタリーシャツ
アメトラの雄として世界中にファンを持つ『ブルックスブラザーズ』。特にシャツが人気の同ブランドですが、ミリタリーシャツも外せない一品です。製品洗いを施したヴィンテージライクなルックスは、通好みな雰囲気。それでいて胸囲と腕回りを細くし、モダンな印象に仕上げています。
アイテム13
『ギローバー』×『ビームス』別注ミリタリーシャツ
高品位なドレスシャツのファクトリーとして名高い『ギローバー』が仕立てたミリタリーシャツ。どこかエレガントな雰囲気ですが、そんな中でアシンメトリーな胸ポケットが個性を主張しています。『ビームス』の別注によりシルエットに余裕を与え、裾をスクエアカットにアレンジ。
アイテム14
『アヴィレックス』ミリタリー ガーメンツ ユーティリティ ロングスリーブ シャツ
いくつものフライトジャケットをアメリカ軍に納入してきたという歴史を持つ『アヴィレックス』。本格派のブランドが作るミリタリーシャツはともすれば男くさくなりがちですが、こちらはゆったりとしたシルエットで今っぽく仕上げています。また、薄めのツイル素材を使用しているため、ロングシーズン楽しるところもポイント。
アイテム15
『ワークノットワーク』ショートスリーブバンドカラーユーティリティシャツ
シンプルなデザイン、バンドカラー、半袖仕様などによってミリタリーシャツを軽快にモディファイ。動きやすさも意識してピボットスリーブを採用しています。大きなフラップポケットが低めに位置にレイアウトされ、ミリタリー感も十分。カラーはオフホワイトとネイビーの2色で、どちらも爽やかさを感じさせます。
この記事の掲載アイテム一覧(全14商品)
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『レミ レリーフ』 ミリタリーシャツ(ノーマル)
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『キャル オー ライン』 ユーティリティシャツ
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『グラミチ』 シェル キャンプシャツ
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『アーミーツイル』 プレーンウィーブ ビッグシャツ
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『ワイルドライフテーラー』 コットンヘリンボーン ミリタリーシャツ
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『ブルーワーク』 ブロークンツイル オープンカラーシャツ
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『マージン』 ツイル ユーティリティシャツ
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『ロスコ』 ヘビーウェイト フランネルシャツ
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『トゥモローランド』 グランテックス ミリタリーバンドカラー
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『オールセインツ』 スポッター
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『プロッパー』 BDUシャツ
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『ブルックスブラザーズ』 コットン ビンテージ ミリタリーシャツ
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『ギローバー』×『ビームス』 別注ミリタリーシャツ
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『アヴィレックス』 ミリタリー ガーメンツ ユーティリティ ロングスリーブ シャツ
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