
ダウンジャケットの人気ブランドとおしゃれな着こなし方【保存版】
ダウンジャケットの人気ブランドを総特集! 選ぶときに気をつけたいポイントからおすすめのブランド、そしておしゃれな着こなし方のヒントまで順を追ってお届けします。
もはやマストハブ。冬はダウンジャケットに頼るのが正解
ダウンジャケットとはその名の通り、水鳥の胸元に生えている保温性の高い羽毛(ダウン)を封入し、ダウンが偏らないようキルティングが施された生地でできたジャケットのこと。過酷な環境下で活躍するアイテムであるため、アウトドアブランドからも多くリリースされています。国内外の多くのファッションブランドがも昨今のアウトドアトレンドから今では定番商品として展開しているアイテムになり、素材や縫製、ブランドネームによって価格帯も50,000円でお釣りがくるものから数十万円するジャケットまであります。
その特徴はやはり、軽量で暖かいこと。ボリュームがあり季節感満点の見た目は支持される大きな理由ですし、高い機能も大人が求める冬アウターとして適役であることから、すっかり冬の定番アウターとして定着しました。おすすめのブランドを紹介する前に、まずはダウンの品質を確認するうえで重要なポイントを解説しましょう。
品質チェックの参考に。ダウンとフェザーの違い、そしてフィルパワーとは?
ダウンの品質を知るヒントとなるのが、封入されている素材の比率とフィルパワー。それぞれの数字が何を表すのか、チェックしていきましょう。
チェック1
ダウンとフェザーの違いと、チェックすべき割合について
ダウンジャケットの中身は主に、「ダウン」と「フェザー」で構成されています。ダウンは水鳥の胸の部分に生えているわた羽のこと。芯がなく、放射状に広がる綿毛が空気を多く含む構造になっています。フェザーは水鳥の翼部分など体を覆う羽根。こちらは芯があり、弾力性があり型崩れしにくいという特性があります。フェザーはさらにスモール(小)フェザーとラージ(大)フェザーに分けることができ、前者のほうが品質的に優れているとされています。
どちらも同じ鳥から取れる羽毛ではありますが、ダウンのほうが軽く、空気を内包しやすいという特性があります。そのため、ダウンジャケットを選ぶ際は、素材の割合をチェックすることが先決。一般的には、ダウン70~90%、フェザー10~30%の割合がよいとされており、ダウンの割合が多いほど保温効果が高くなります。
チェック2
ダウンジャケットの品質を左右するフィルパワーについて
フィルパワーとは、羽毛のかさ高を示す単位。羽毛1オンス(28.4g)当たりの膨らみ度合いを立方インチ(2.54cm立方)で示します。フィルパワーの値が大きいほど良質であるとされています。以下の評価基準を目安に参考に選んでみましょう。一般的に700フィルパワー以上あると、上質だとされています。
注意したいのが「フィルパワーが高いダウンウェア=保温性が高い」とは限らないということ。数値による差で異なるのは重量です。フィルパワーが高いと少量のダウンで軽量なウェアを作れる一方、フィルパワーの数値が低い場合は大量のダウンが必要となるため必然的に重くなります。
「軽くて暖かいダウンが欲しいので、フィルパワーが高めのモノを選ぼう」「ちょっと重くても問題なし。低めのフィルパワーでもたっぷりとダウンが入っているモノにしよう」など、選ぶ際の参考知識として覚えておくと便利です。
ダウンジャケットを買うなら人気銘柄が断然おすすめ。23ブランド46アイテムを一挙掲載
星の数ほどあるダウンジャケットのなかから、人気・実力・ブランドネームすべてにおいて大人の着こなしにふさわしいブランドよりおすすめを厳選して紹介。買って失敗のない、名作ダウンジャケットで大人の格を上げましょう。
▼ブランド1:『ザ・ノース・フェイス』
常に高機能を追及し続け、革新的な名作を生み出している『ザ・ノース・フェイス』。そのダウンの魅力は、極寒の厳しい環境にも耐えられる高い保温性。また、本格的なアウトドア仕様のスペックながら洗練されたデザインも周知の通り。オンシーズンには品切れ必至のため、狙ったモデルは常にチェックするのがベターです。
アイテム1
マウンテンダウンジャケット
『ザ・ノース・フェイス』定番の切り替えデザインが目を引く逸品。70デニールのGORE-TEX PRODUCTSの2層構造を採用した表地に加え、肩やひじ、後ろ裾端など、ダメージを受けやすい箇所には高強度の生地で補強を加え、耐久性を向上しています。中わたには汚れやほこりを徹底的に除去したクリーンなダウンを封入し保温性を確保。見た目も品質も最高級の1着です。
アイテム2
ショートヌプシジャケット
90年代に登山向けに開発されたヌプシジャケットを、現代的なシルエットにアップデート。当時と変わらぬ素材感やデザインが、かえって目新しさを感じさせます。フィルパワー700のダウンに加え、ドローコードやベルクロなど冷気を防ぐ工夫にも注目を。

ウェア・コーデ
今季も大本命。ザ・ノース・フェイスの人気ダウン15モデル
『ザ・ノース・フェイス』の人気ダウンを総特集。人気のバルトロライトジャケットを筆頭に極寒仕様からタウンユースな1着まで、見た目もスペックも徹底的に紹介します。
深澤 正太郎
2020.11.19

ウェア・コーデ
圧倒的存在感。ノースのマウンテンダウンジャケットを着こなしたい
アウドドア人気を牽引する『ザ・ノース・フェイス』。なかでも、象徴的デザインと圧巻の機能で人気を集めているのが「マウンテンダウンジャケット」です。
平 格彦
2020.11.17

ウェア・コーデ
ノースを代表するダウン。ヌプシジャケットの特徴、サイズ感からUSモデルまで
ダウンを中心に数々のヒットアウターを送り出す『ザ・ノース・フェイス』。なかで指折りの人気を誇る「ヌプシジャケット」にフォーカスし、魅力をとことん掘り下げます。
近間 恭子
2020.12.26
▼ブランド2:『デサントオルテライン』
日本を代表するスポーツメーカーの『デサント』が2012年に立ち上げたブランドで、「デザインはすべて機能性に従事したものである」というコンセプトを掲げています。ブランドの代名詞的な製品が、以下で紹介する“水沢ダウン”シリーズ。岩手県奥州市(旧水沢市)の水沢工場で実直に作られるダウンジャケットは、最高峰のスペックを備えています。
アイテム3
アンカー
水沢ダウンシリーズきってのロングセラーモデルといえばこちらの「アンカー」。優れた保温性はもちろんのこと、防水・透湿・防風・ストレッチなどアクティビティで求められる機能をまるっと網羅しています。フードが自在に脱着できるのもメリット。
アイテム4
マウンテニア
「マウンテニア」はブランド内屈指のハイスペックダウンに位置付けられるモデル。耐水性20,000mm、透湿性10,000g/㎡/24hrを誇るほか、悪天候下での着用も考慮し、フードには水や雪だまりを防ぐ「パラフードシステム」を搭載しています。さらに、中の羽毛は調達過程を追跡できるトレーサブルダウンのみを使用。
▼ブランド3:『カナダグース』
1957年にカナダのトロントで創業した『カナダグース』は、現在も一貫して “メイド・イン・カナダ”にこだわるアウトドアウェアブランド。その製品はカナダ北部やアラスカといった極寒地で生活する人々のほか、南極探検隊、エベレスト登山隊などのプロフェッショナルにも愛されています。最高品質の羽毛のみを使用しており、どれも暖かさは折り紙付き。
アイテム5
ジャスパー
スリムなシルエットとクラシカルなルックスが魅力的な日本規格モデル。表地には耐久撥水性に秀でたオリジナル生地のアークティックテックを用い、内側には625フィルパワーのホワイトダックダウンを充填しています。なお、フードに付属するコヨーテファーは脱着式。
アイテム6
シャトーパーカー
「ジャスパー」の前身モデルであり、本国カナダで非常に高い人気を誇るのがこの「シャトーパーカー」。使われている表地&羽毛は同様ですが、こちらの方がハーフサイズほどゆったりとしたサイズ感で、レイヤードを楽しみたい人にうってつけです。
▼ブランド4:『ナンガ』
滋賀県米原市で1941年に創業された羽毛メーカー「横田縫製」を前身とする『ナンガ』。ブランドネームはヒマラヤの高峰・ナンガバルバットに由来します。使用するのはヨーロッパ産の厳選された極上ダウンのみで、さらに羽毛洗浄や製品生産は日本国内の工場で行うなど、クオリティは一切妥協なし。それでいて価格は控えめですから、人気が出るのはある意味当然といえるかもしれません。
アイテム7
オーロラダウンジャケット
透湿・保温・撥水に優れた『ナンガ』を代表する独自素材、オーロラテックスを表地に抜擢した人気モデル。中に封入された高品質なスパニッシュダウンとともに、コンフォートな着心地を約束します。腰ポケットは内側が起毛素材となっていて、ハンドウォーマーとしても活用可能。
アイテム8
『アーバンリサーチ iD』別注オーロラ3レイヤーBZ
10年以上続いている定番のコラボレーション。表地のオーロラテックスや760フィルパワーのダウンで機能性を確保しながら、都会にも溶け込む洗練されたデザインへとアップデートしています。
▼ブランド5:『ウールリッチ』
1830年に設立されたアメリカ最古のアウトドアブランド。ペンシルバニア州ブラムランに、米国内初の毛織工場を建設したことから同ブランドの歴史はスタートします。バッファローチェックのウール生地がアイコンとして有名な『ウールリッチ』ですが、「アークティックパーカー」を筆頭としたダウン製品も傑作揃い。防寒性&デザインともに秀でており、大人の良き盟友となるはずです。
アイテム9
アークティックパーカー
アラスカのパイプライン作業員用に向けて、1970年代に考案されたアークティックパーカー。現行品はシルエットがモダンに刷新されており、街着としても実にスタイリッシュです。表地にはテフロン加工で撥水性を高めた60/40クロスを採用。たっぷりと封入された羽毛や、ふわふわのコヨーテファーのおかげで防寒性もハイレベルです。
アイテム10
シエラロングジャケット
タウンユースを想定したシンプルデザイン。スーツジャケットが隠れる長めの着丈ゆえに、ビジネスニーズにも難なくマッチします。つまり、これ1着があればオン・オフと幅広く活用できるでしょう。ストレッチが効いた生地のおかげで着心地に関しても申し分ありません。
▼ブランド6:『ピレネックス』
フランスはピレネー山脈の麓サン・セベにて、羽毛メーカーとして1859年に創業。当初は寝具類の生産を行っており、1960年代以降はOEMメーカーとしてシュラフなどのキャンプ用品やアパレル製品の生産にも着手します。そして、1990年代にオリジナルブランド『ピレネックス』を発表。現在ではフランスを代表するダウンブランドへと成長を遂げました。原毛から製品まで一貫して自社工場で生産できる、希少な存在でもあります。
アイテム11
アヌシー
運動性を重視した立体的なカッティングと、大人っぽいミドル丈を特徴とする人気型。高密度に織られたポリエステルギャバジンは、撥水性のある特殊フィルムがラミネートされ小雨程度なら苦にしません。羽毛には軽量でロフト感のあるフランス産ダックダウンをチョイス。
アイテム12
ベルフォール
「アヌシー」と同じくミドルレングスとなっており、ビズコーデにも難なくフィット。袖口から外気が侵入するのを防ぐインナーリブを使用するなど、気の利いたディテールも◎です。内部には700フィルパワーのフレンチダックダウンをたっぷりと詰められ、保温性もかなりのモノ。
▼ブランド7:『ケープハイツ』
1990年に米国・ニューイングランド州で誕生。当時は『L.L.ビーン』や『コロラド』などアウトドアブランドのOEM生産を手掛けるファクトリーでしたが、1994年に自社ブランド『ケープハイツ』を始動させます。ちなみに、日本に上陸したのは2014年と比較的最近のこと。シンプルデザインとハイレベルな機能を融合したダウンは、アウトドアのみならずファッションシーンでも支持されています。
アイテム13
ルタック
『ケープハイツ』のダントツ人気No.1モデルと君臨する「ルタック」。前身頃に入った大胆なナナメの切り替えと、中央に鎮座するブランドタグが一際目を引きます。やや細身のシルエットなうえに羽毛のボリューム感も抑えめですから、きれいめ派の大人にはうってつけのモデルです。表地の80/20クロスは耐久性と撥水性に富んでいます。
アイテム14
マンスフィールド
N2Bフライトジャケットをモチーフとしたミリタリーテイストなダウン。男っぽい着こなしにドンピシャでハマってくれるアイテムです。表面には水を弾くテフロンコーティングが施されており、雨の日でもOK。着丈はやや短めに設定され、すっきりと着こなせます。
▼ブランド8:『イエティ』
羽毛の一大産地であるポーランドで1989年に発足。多くのアルピニスト&クライマーから支持されるほか、他ブランドのOEMや軍用ジャケット生産の経験も豊富な本格的ダウンブランドです。製品で使用しているのは、優れた保温性&透湿性を有する最上級のポーリッシュグースダウン。極上の着心地を体感できます。
アイテム15
ノルディックダウンミッドコート
ざっくりと着たい、リラックスシルエットのダウンコート。コットンナイロン素材によるナチュラルな風合いや、保温性を高めるボアライニングのフードも見どころとなっています。そして封入されている羽毛は、クリスタルダウンと呼ばれる最高級のもの。非常に高い断熱性を備えています。
アイテム16
ノルディックダウンジャケット
上で紹介したコートのバリエーションモデル。表地&ダウンは同じものが使われていますが、丈が短いジャケット型なぶん、より軽快なスタイルを実現できます。フードが便利なデタッチャブル式となっているのも強み。
▼ブランド9:『ナノ・ユニバース』
良質な羽毛布団で知られる『東京西川』と、『ナノ・ユニバース』とのコラボから生まれたのが西川ダウン。『ナノ・ユニバース』らしい都会的なデザインと、『東京西川』の高品質なダウンによる暖かさで数多くの大人に愛されてきました。そんな同ブランドが2020年にリニューアル。防風性と撥水性を誇る「シールド」と、ダウンと機能的な綿を採用した「ハイブリッド」、そしてコラボレーションに特化した「ビジョン」という3つのレーベルに分かれて展開されることになりました。
アイテム17
西川ダウン シールド マツミ ダウン
ルックスは洗練されたマウンテンパーカー。最低限のステッチワークによるミニマルなデザインは、実に『ナノ・ユニバース』らしい配慮です。もちろん機能面も一級品。機能素材のソロテックス(R)を、裏面にはポリウレタンコーティングを施し、防風性を備えた素材を採用しています。また、ダウンはフレンチダックを採用。保温性にも軽量性にも長けた、タウンユースにうってつけの1着に仕上げています。
アイテム18
西川ダウン ハイブリッド マウンテンコート
ダウンを採用しつつも、分量を調整することでサラッと羽織ることが可能なコートタイプにデザイン。こちらも表面はソロテックス(R)を採用しているため、マットな表情となっています。「ビズコーデにうってつけの冬アウターが欲しい」という方におすすめです。
▼ブランド10:『タトラス』
ファッションの聖地であるミラノに拠点を置く『タトラス』は、イタリア・ポーランド・日本のコーポレートブランドとして2006年に誕生。有名セレクトショップや大手百貨店でも取り扱われている超人気ブランドです。ポーランド産ホワイトグースによる極上の暖かさ、そして他とは一線を画すラグジュアリーなデザインが大きな魅力といえるでしょう。
アイテム19
ドミツィアーノ
イタリアの名門生地メーカー、ロロ・ピアーナが手掛けたウール×シルク生地を用いており、実にリッチな面持ち。『タトラス』らしいスリムなシルエットとも相まって、装いをスマートな雰囲気へと導いてくれます。シルバーメタルを駆使した各所のパーツも上品な印象を演出します。
アイテム20
『ナノ・ユニバース』別注コンゴ
ゆったりめのシルエットを特徴とする人気モデル「コンゴ」を、『ナノ・ユニバース』がアレンジ。生地をイタリアメーカー製の上品なウールにアレンジすることで、都会的な雰囲気を強めています。しかも、撥水加工・防汚加工・シワ防止加工が施された生地ですから、機能面も秀逸です。
▼ブランド11:『エフシーイー』
2010年にデザイナーの山根敏史氏によって前身ブランドの『フィクチュール』がスタートし、 2016年より現在のブランド名に。東京コレクションにも参加経験のある、有力ファッションブランドです。そのダウンウェアは、アウトドアスペックを擁しながらアーバンライフに難なく溶け込むシックさも兼備。目の肥えた大人をもうならせています。
アイテム21
N3B タイプエージャケット
『ナンガ』と協業したエクスクルーシブラインから展開される、N3B型のダウンジャケット。ハイクラスな欧州産羽毛が使われ、あったかさはお墨付きです。生地は『エフシーイー』が開発したオリジナルファブリックで、レインウェアと同等の防水透湿性を有しています。そのうえ、伸縮性も抜群。
アイテム22
アークティック ダウンジャケット
“サステイナブル”がキーワードとなる今作は、表地にエコな100%リサイクルポリエステル素材をセレクト。防水透湿フィルムをラミネートし、耐候性にもアプローチしています。おまけに、良質なホワイトグースダウンを240gも封入しているので、街中ならばインナーが薄手でも十分に暖かさを感じられるでしょう。
▼ブランド12:『バテンウェア』
ニューヨークで2011年に始動した『バテンウェア』は、日本人デザイナーの長谷川晋也氏が指揮をとるファッションブランド。同氏のライフスタイルに深く根付いているサーフやアウトドアなどをキーワードに、機能的で質の高い日常着を展開しています。アイテムがすべてMADE IN USAというのも見逃せない美点の1つ。
アイテム23
バテンダウンパーカー
1970年代に販売されていたオーセンティックなアウトドアダウンパーカーからインスパイア。シェルは撥水性&強度を両得したリップストップポリエステル製で、中には720フィルパワーのダックダウンを充填しています。動きやすさを考慮したラグランスリーブもキーポイント。
アイテム24
バテンダウンデッキジャケット
昨年も好評だったダウン入りデッキジャケットが今季もお目見え。前回のモデルよりもシルエット&着丈にゆとりを持たせているため、重ね着しやすくなっています。表地には着るほどに味が深まるコットンナイロンクロスをピックアップ。フロントは表情付けしやすいダブルジップ仕様となっています。
▼ブランド13:『アークティックエクスプローラー』
ロシアで2013年に設立されたダウンブランドで、昨今は日本でも人気急上昇中。世界的有名な北極探検家であるアルトゥール・チリンガロフ氏を父に持つ、クセニヤ・チリンガロフ氏がブランドオーナーを務めています。アイテムはすべて“MADE IN RUSSIA”で、北極・南極といった極地でも着用可能なほどにハイスペック。
アイテム25
チル
日本人向けに開発されたモデルゆえに、余計なもたつきがなくジャストフィットで着られます。ただし、マイナス30℃までの気候に対応する防寒性を備えるなど、その機能性はいたって質実剛健。フードには毛並みの良いロシアンラクーンファーがあしらわれています。
アイテム26
ファナット
耐久・耐水性に優れたリップストップクロスが表地に使われているため、シーンをまたいでタフに活躍。厳しい審査基準をクリアしたグースダウンが封入されているので、暖かさに関しても非の打ちどころがありません。余計な要素を排除したストイックなデザインで、汎用性もGOOD。
▼ブランド14:『クレセントダウンワークス』
1974年にシアトルにて創業したアウトドア界の老舗。大量生産が当たり前となった現代においても、米国内の自社工場にてハンドメイドでダウンジャケットを生産しています。中綿のダウンにフェザーを10%~50%程度混ぜるのが一般的な中、『クレセントダウンワークス』の中綿は最高品質のグースダウン100%を徹底。それゆえに、包み込まれるような暖かさを体感できます。
アイテム27
フーデッドプルオーバー
パーカー感覚でガバッと羽織れるプルオーバースタイル。裾とフードにはドローコードが配されているため、シルエットは自分好みにコントロールできます。シェルは引き裂き強度に秀でたナイロンリップストップで、中には高級グースダウンをたっぷりと充填!
アイテム28
『アヴィレックス』別注ダウンパーカー
米国屈指のミリタリーブランドによるカラー別注モデル。フライトジャケットを想起させるオリーブカラーを纏っており、男っぽく着こなせます。表地にはアウトドアジャケットの定番素材である60/40クロスをセレクト。同素材は着るほどに深みが増幅するという特性もあるので、育て甲斐も十分です。
▼ブランド15:『スノーピーク』
前身となる「山井幸雄商店」が新潟県三条市で設立されたのは1958年のこと。もともとは金物問屋でしたが、登山用具やキャンプギアの開発を経て、現在では日本を代表するアウトドアメーカーとして成長を遂げました。日本ブランドならではの生真面目な作りと、街でも映えるスタイリッシュなデザインを兼備しているのが、同ブランドの大きな魅力。
アイテム29
ファイヤーレジスタンス ダウン プルオーバー
焚火時の着用を想定して開発されており、表地には難燃性のあるアラミド繊維を織り込んだリップストップ生地を使用。火に強いだけでなく、撥水性&防風性もフォローしているので、自然でも街でも快適に着られます。羽毛には800フィルパワーを有する高品質ホワイトグースダウンを選定。
アイテム30
ファイヤーレジスタンス ダウン コート
こちらも同じく、アラミド繊維混のファブリック&800フィルパワーのホワイトグースダウンを抜擢。あらゆるシーンで、コンフォートを確約してくれます。ロング丈のコートタイプですから、スーツの上に羽織る通勤アウターとしても重宝するはずです。
▼ブランド16:『シエラデザインズ』
1965年にカリフォルニア州で産声を上げた、アメリカきっての名門アウトドアブランド。マウンテンパーカーの原点的存在として有名ですが、ダウンジャケットも定番アイテムとして負けず劣らずの人気です。頑強な60/40クロスを使った表地に、保温性抜群の良質な羽毛、そしてトレンド不問なクラシックデザインなど、大人の刺さる要素が満載!
アイテム31
ダウンシエラジャケット
1966年に発表された名作「シエラジャケット」を基盤としたダウンアウター。アメリカ製のタフな60/40クロスを用いていて、頑丈さは申し分ありません。さらに、風の侵入を防ぐべく、前合わせ部分はジップ&ボタンの二重仕様となっています。フードはボタンを外せば簡単に脱着可。
アイテム32
3WAY マウンテンパーカー
60/40クロスのマウンテンパーカーに、デタッチャブル仕様のインナーダウンをドッキング。 組み合わせたりそれぞれ単体で着たりと、オケージョンに応じて3WAYで着こなせるため、高いコスパを有しています。秋・冬・春と3シーズン活用したいアイテムです。
▼ブランド17:『カリマー』
アルピニズム発祥の国であるイギリスに本拠を置く『カリマー』は、1946年にサイクルバッグメーカーとして誕生。1950年代に入るとアウトドア用のリュックを発表し、今ではウェアやシューズまでトータルで製品展開しています。高い機能性に加えて、欧州ブランドらしい洗練されたデザインも持ち味としており、大人の日常着としても実に有能です。
アイテム33
ネビスパーカー
厳冬期の登山にも対応できる、ブランドの定番人気ダウン。表地は2レイヤーの防水ナイロンがベースとなっていますが、運動性が求められる背面は伸縮性&通気性に富むポーラテック ネオシェルで切り替えられています。内側には650フィルパワーのダウンを充填。
アイテム34
マキシマダウンコート
アウターの上からでも羽織れるミドル丈のハーフダウンコートは、ベーシックデザインで着回し力はピカイチ。合計4つのポケットを搭載し、収納力に秀でているのも魅力的です。表地には軽さと耐久性を両立したタスランタイプライターをチョイス。
▼ブランド18:『ヘルノ』
イタリア北部の自然豊かな街レーザで、1948年にジョゼッペ・マレンツィ氏が創設したラグジュアリーアウターブランドが『ヘルノ』。イタリアブランドらしいエレガンスなデザインで多くの人々を魅了しています。アイテムの価格帯は高めですが、その分クオリティはお墨付き。“一生モノ”としてライフスタイルに寄り添ってくれるはずです。
アイテム35
4ポケット マット フードダウンジャケット
光沢感を抑えたマットなナイロンファブリックを使っており、大人っぽい着こなしともマッチング良好。スマホを始めとした手回り品の整理がしやすい、多ポケットな作りも印象的な逸品です。そのうえ、ボリューミーな見た目とは裏腹に着心地は驚くほどに軽やか。
アイテム36
フーデッド ダウン チェスターコート
高機能素材を駆使する「ラミナーシリーズ」から登場の1着。防風&撥水性を備えるウインドストッパー素材をラミネートした、ハイスペックなポリエステル生地が採用されています。上品なチェスターコート型ですから、スラックスなどの品良いパンツとも相性良好。
▼ブランド19:『マムート』
マンモスロゴをアイコンとする『マムート』といえば、アウトドア界きっての実力派としてお馴染み。モンブランやマッターホルンといった名峰に囲まれる国スイスにて、1862年に幕を開けました。当初は農業ロープのメーカーでしたが、やがてクライミングロープの開発に着手。のちに、アウトドア製品も手掛けるようになりました。特に750フィルパワー以上の高品質羽毛が使われたダウンは、看板アイテムとなっています。
アイテム37
Uetliberg IN Jacket AF Men
丈夫で耐水性もあるパーテックスナイロンを表地に、750フィルパワーの良質なグースダウンを中綿にチョイスしており、機能面は万全! ポケット&襟の内側が心地良いフリース素材となっていたり、フードが襟元に内蔵されていたりと、ディテールへの配慮も抜かりありません。
アイテム38
ZUN HS Thermo Hooded Parka AF Men
ロゴまで一貫してワントーンでまとめているため、タウンユースにも馴染む都会的な面持ちに仕上がっています。さらに、レイヤーナイロンを使うことで防水性もきちんと担保。シルエットはレギュラーフィットで適度にゆとりがあり、厚手のインナーも余裕を持って着込めます。
▼ブランド20:『マーモット』
カリフォルニア大学のアラスカ氷河を研究するプロジェクトで知り合ったエリック・レイノルズ氏とデイヴ・ハントリー氏、そして友人のトム・ボイス氏によって1974年に発足。1976年には当時ほぼ無名だったゴアテックスをいち早く寝袋に採用するなど、常に挑戦的なモノ作りを実践し支持を集めてきました。ダウンはどのモデルも700フィルパワー以上の羽毛が使われ、防寒性は◎。しかも、羽毛そのものに撥水加工を施しているため、悪天候下でも強さを発揮します。
アイテム39
パルバット インフィニウム パーカー
1990年代に一世を風靡した名品「パルバットパーカー」を現代的にアップデート。防風・保温・透湿性をフォローする最先端素材ゴアテックス インフィニアムを、新たに表地として取り入れています。クラシカルなデザインと最先端機能が融合した1着は、大人の良き相棒に。
アイテム40
『ジャーナルスタンダード』別注 パルバットパーカー
この別注モデルも「パルバットパーカー」がベースモデル。ゴアテックス インフィニアムの採用に加えて、ダウンルームのキルティングステッチを無くしたシームレス仕様にすることで、より冷気の遮断効率を高めています。内側には750フィルパワーを誇るフレンチダックダウンを封入しているので、保温性も抜群。
▼ブランド21:『モンクレール』
1952年にフランスのグルノーブル郊外で誕生した『モンクレール』は、言わずと知れたプレミアムダウンの火付け役ブランド。中綿には厳しい基準をクリアした極上のホワイトグースが使用され、そのクオリティは指折りです。さらに、高級感あふれるデザインとタウンユースしやすいスマートシルエット。冬コーデを格上げする最良の一手となってくれます。
アイテム41
マヤ
「マヤ」はブランドのアーカイブをアレンジした人気定番モデル。表地で用いられているリュクスなシャイニーナイロンは『モンクレール』を象徴する素材です。シルエットはモダンな細身&ショート丈仕様となっており、スタイリッシュな装いが簡単に完成します。フードは外せるので、スタイルに応じたアレンジを。
アイテム42
フーデッドニットダウンジャケット
ナイロンダウンとニットによる大胆な切り替えが目を引く、カーディガンタイプの逸品。それ1着で個性的なコーディネートを演出できるグッドアイテムです。また、一般的なダウンジャケットよりも薄手の作りとなっていますから、インナーとして活用するのもOK。
▼ブランド22:『デュベティカ』
かつて『モンクレール』で手腕を振るったジャンピエロ・バリアーノ氏を中心に、2002年にイタリアのベニスで設立されたダウン専業ブランド。フランス国内で育ったグレイグースから採取される貴重な胸元の産毛を使用し、最高クラスのクオリティを実現しています。アウトドアブランドとは一味違った、美しいシルエットも注目したいポイント。
アイテム43
ディオニシオ
ブランド屈指の人気型ダウンといえば、前身頃~フード上部まで続くファスナーが特徴的なこの「ディオニシオ」。表地の素材バリエは多彩ですが、中でも上質なシャイニーナイロンを使ったモデルは、揺るぎない定番アイテムとしてシーンで支持を集めています。ダウンアウター特有のもたつきを排除した、端正なフォルムも好印象。
アイテム44
デイニオル
イタリアの生地メーカーであるジピテックス社が手掛けた、マットかつ滑らかな風合いのファブリックを表地にピックアップ。スリム&ショートの美麗なシルエットとも相まって、実にあか抜けた印象です。フロントはニュアンス付けの容易なダブルジップスタイル。
▼ブランド23:『ワイルドシングス』
『ワイルドシングス』は1981年にスタート。アルピニストたちに向けて実用的なギアを製作するところから始まり、今では米国を代表するアウトドアブランドとして成長を遂げています。「軽くタフであること」を指針としたアイテムの数々はいずれも機能的。高機能でありながら街向けのデザインであることも人気ブランドとして台頭している要因です。
アイテム45
デナリジャケット
1983年に誕生して以来、同ブランドのフラッグシップモデルとして君臨する「デナリジャケット」。高水準の防水透湿性・保温性・軽量性を備え、過酷な自然環境下にも対応できるのが最大の特徴です。現行モデルにはイーベントという最高峰の透湿性を兼備した完全防水素材が使われています。そして、中綿素材には保温性に加えて撥水・速乾性にも秀でる人工羽毛のプリマロフトを起用。旗艦モデルにふさわしい圧巻のスペックを叶えています。それでいて“山男”っぽくない、スマートなデザインも見事に両得。
アイテム46
モンスターパーカ-
アウドドアブランドが提案するモンスターパーカーの中で最も注目を浴びるアイテム。表地は高密度なポリコットン、中綿には高機能なプリマロフトを採用しています。左袖のロゴはリフレクタープリントでモダンにアレンジ。
ダウンジャケットを大人らしく着こなすためのヒント集
おしゃれで暖かい冬の最終兵器ともいえるダウンジャケットですが、ただ羽織ればOKというわけではありません。着こなすための6つのヒントを参考にしてみてください。
ヒント1
ラフな装いに合わせるときは、マットな質感を選ぶとより大人顔に
ジーンズにチェックシャツといったラフな着こなしにダウンジャケットを取り入れるときは、ウール生地などマットな質感のモノを選ぶと大人っぽさを醸し出すことができ、落ち着いた印象を与えることができます。
ヒント2
フード付きダウンと合わせるときは、パーカーを合わせない
フード付きダウンジャケットには、スウェットシャツやニット、シャツなどフードのないトップスと合わせるのが鉄則。パーカーなどを取り入れてフードが重なってしまうとダボついてしまうので、インナーにはクルーネックを採用するのが吉。
ヒント3
スリムパンツを合わせて、メリハリある着こなしを目指したい
細身タイプのダウンジャケットが多く登場しているとはいえ、多少なりともボリュームが出てしまうのはこのアウターの宿命。着こなしをバランスよくまとめたいなら、細めパンツを合わせて全身がVラインになるようまとめるのがベター。逆に太めパンツを合わせてメリハリをつけるのもありですが、やや若い人向けのテクニックかもしれません。
ヒント4
脱・量産型! 小物を取り入れてセンスUPを図る
もう一歩踏み込んだおしゃれに挑戦するなら、ニット帽やメガネなどの小物でセンスアップを狙いましょう。アイテムを選ぶ際は、季節感に合う小物を選んでください。
ヒント5
コート×インナーダウンの組み合わせは、大人コーデに有効的
どうしてもダウンジャケットが苦手……。そんな人におすすめしたいのが、昨年市民権を得たインナーダウン。大人の着こなしと相性のよいコートやテーラードジャケットのインナーに取り入れることで、コートの印象を崩さずに保温性をゲットできるおいしいアイテムです。
ヒント6
大人っぽさもトレンド感もアピールできる、タートルネックが好相性
冬コーデに欠かせないニットのなかでも、上品顔の1着といえばタートルネック。カジュアルになりやすいダウンジャケットのインナーに加えれば、簡単に大人顔の着こなしに。ローゲージのゆるっとしたニットを投入すれば、トレンド感も加味することが可能です。

ウェア・コーデ
インナーダウンはアウトドアブランドで。選ぶ理由とおすすめ10選
秋冬にマストハブなインナーダウンは、アウトドアブランドから狙うのが正解。その理由とともに、インナーダウンの指名買いリストを発表します。
平 格彦
2020.11.05

ウェア・コーデ
ダウンベストのコーデを楽しむ。秋冬春のおしゃれな着こなし実例集
ダウンベストは、取り入れ方次第で3シーズン活躍する優れもの。万能アイテムをどうレイヤードするか、その実践的な活用術を紹介したい。
大中 志摩
2021.01.19

ウェア・コーデ
今こそ、ダウンベスト。ラフに羽織れる人気ブランドの1着に熱視線
街使いにちょうど良い保温力を得られ、レイヤード巧者への近道にもなるのが、ダウンベストのメリット。冬のおしゃれの本命として、見逃せないその魅力をご紹介します。
遠藤 匠
2020.12.16
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