
メンズ必修。ダウンジャケットの人気24ブランドとおしゃれなコーデ術
ダウンジャケットの人気ブランドを総特集! 選ぶときに気をつけたいポイントからおすすめのブランド、そしておしゃれなコーデのヒントまで順を追ってお届けします。
もはやマストハブ。冬は人気ブランドのダウンジャケットに頼るのが正解
ダウンジャケットとはその名の通り、水鳥の胸元に生えている保温性の高い羽毛(ダウン)を封入したジャケットのこと。もともと過酷な環境下で着用するアイテムであったこともあり、アウトドアブランドから数多くリリースされています。また昨今のアウトドアトレンドを受け、国内外の多くのファッションブランドも定番商品として展開。素材や縫製、ブランドネームによって価格帯は50,000円でお釣りがくるものから数十万円するジャケットまであります。
ダウンジャケットの特徴はやはり、軽量で暖かいこと。季節感満点のボリュームある見た目も支持される大きな理由ですし、機能面においても大人が求める冬アウターとして適役であることから、すっかり冬の定番アウターとして定着しました。おすすめのブランドをご紹介する前に、まずはダウンの品質を確認するうえで重要なポイントについて解説しましょう。
ダウンジャケット選びの参考に。ダウンとフェザーの違い、そしてフィルパワーとは?
ダウンジャケットの品質を知るヒントとなるのが、封入されている素材の比率とフィルパワー。それぞれの数字が何を表すのか、チェックしていきましょう。
チェック1
ダウンとフェザーの違いと、チェックすべき割合について
ダウンジャケットの中身は主に、「ダウン」と「フェザー」で構成されています。ダウンは水鳥の胸の部分に生えているわた羽のこと。芯がなく、放射状に広がる綿毛が空気を多く含む構造になっています。フェザーは水鳥の翼部分など体を覆う羽根。こちらは芯があり、弾力性があり型崩れしにくいという特性があります。フェザーはさらにスモール(小)フェザーとラージ(大)フェザーに分けることができ、前者のほうが品質的に優れているとされています。
どちらも同じ鳥から取れる羽毛ではありますが、ダウンのほうが軽く、空気を内包しやすいという特性があります。そのため、ダウンジャケットを選ぶ際は、素材の割合をチェックすることが先決。一般的には、ダウン70~90%、フェザー10~30%の割合が良いとされており、ダウンの割合が多いほど保温効果が高くなります。
チェック2
ダウンジャケットの品質を左右するフィルパワーについて
フィルパワーとは、羽毛のかさ高を示す単位。羽毛1オンス(28.4g)当たりの膨らみ度合いを立方インチ(2.54cm立方)で示します。フィルパワーの値が大きいほど良質であるとされています。以下の評価基準を目安に参考に選んでみましょう。一般的に700フィルパワー以上あると、上質だとされています。
注意したいのが「フィルパワーが高いダウンウェア=保温性が高い」とは限らないということ。数値によって差が出てくるのは重量です。フィルパワーが高いと少量のダウンで軽量なウェアを作れる一方、フィルパワーの数値が低い場合は大量のダウンが必要となるため必然的に重くなります。
「軽くて暖かいダウンが欲しいので、フィルパワーが高めのモノを選ぼう」「ちょっと重くても問題なし。低めのフィルパワーでもたっぷりとダウンが入っているモノにしよう」など、選ぶ際の参考知識として覚えておくと便利です。
ダウンジャケットのサイズ感は「ジャストorちょっと大きめ」が合わせやすい
ダウンジャケットは短丈~ミドル丈のモノが多く、街ではインナーとのレイヤードを楽しむスタイルが人気です。そのため、小さめのサイズを選んでしまうと着用時に動きづらく、また見た目にも窮屈な印象を与えかねないので、サイズ感はジャストorちょっと大きめサイズを選ぶのが吉。写真のように、さまざまなインナーと合わせても違和感のない着こなしに仕上がります。
ダウンジャケットを買うなら人気銘柄が断然おすすめ。24ブランド48アイテムを一挙掲載
星の数ほどあるダウンジャケットから、メンズにおすすめの逸品をピックアップしてご紹介。人気・実力・ネームバリューのすべてにおいて大人にふさわしいブランドの中から、レコメンドモデルを厳選して披露していきます。さらにスタイリストの柳川さんが、プロの目線でそれぞれのアイテムについて詳しくレビュー! 買って失敗のない名作ダウンジャケットを手に入れて、冬コーデの格を上げましょう。
レビューしてくれたファッションのプロ
大人目線の西海岸カジュアルが十八番
スタイリスト
柳川 武史さん
ベテランスタイリストKim-Chang氏に師事し、2015年に独立した若手のホープ。『Safari』などのメンズ誌に加え、Web媒体やカタログ、タレントのスタイリングなどで活躍中。米国・西海岸テイストを得意とし、大人に刺さる色使いやアイテム選びに定評がある。
▼ブランド1:『ザ・ノース・フェイス』
常に高機能を追及し続け、革新的な名作を生み出している『ザ・ノース・フェイス』。そのダウンの魅力は、極寒の厳しい環境にも耐えられる高い保温性。また、本格的なアウトドア仕様のスペックながら洗練されたデザインも周知の通り。オンシーズンには品切れが続出するため、狙ったモデルは常にチェックしておくのがベターです。
アイテム1
マウンテンダウンジャケット
『ザ・ノース・フェイス』定番の切り替えデザインが目を引く逸品。70デニールのGORE-TEX PRODUCTSの2層構造を採用した表地に加え、肩やひじ、後ろ裾端など、ダメージを受けやすい箇所には高強度の生地で補強を施して耐久性を向上しています。中綿には汚れやほこりを徹底的に除去したクリーンなダウンを封入し保温性を確保。見た目も品質も最高級の1着です。
アイテム2
アンタークティカパーカ
極寒地での作業や天体観測用の防寒着として開発された、本格エクスペディション仕様のダウンパーカー。140デニールの強靭なナイロンを用いたゴアテックスボディに光電子ダウンをフィリングし、低温極地での使用にも耐えうる確かな保温力を実現しています。極度の低温下でも体熱を効率的に保温力へと変換し、体を暖めてくれる点は頼もしい限り。
柳川
見た目・機能・タフさと三拍子揃った、本格派好きの方におすすめのモデル。冷気や風の侵入を防いでくれるウエストや裾のアジャスタードローコード、リブ仕様の内袖などのディテールに対するこだわりも満載です。ボリュームあるファーは、視覚的に小顔に見せる効果も!
▼ブランド2:『デサントオルテライン』
日本を代表するスポーツメーカーの『デサント』が2012年に立ち上げたブランドで、「デザインはすべて機能性に従事したものである」というコンセプトを掲げています。ブランドの代名詞的な製品が、以下で紹介する“水沢ダウン”シリーズ。岩手県奥州市(旧水沢市)の水沢工場で実直に作られるダウンジャケットは、最高峰のスペックを備えています。
アイテム3
アンカー
水沢ダウンシリーズきってのロングセラーモデルといえばこちらの「アンカー」。優れた保温性はもちろんのこと、防水・透湿・防風・ストレッチなどアクティビティで求められる機能をまるっと網羅しています。フードが自在に脱着できるのもメリット。
柳川
「アンカー」は知る人ぞ知る名品ですよね。シルエットはややタイトめですが、軽さと動きやすさ、さらには透湿性もピカイチです。脇下のファスナーは衣類内の熱を逃してくれるディテールなので、電車通勤の方などにはうれしい機能だと思いますよ。
アイテム4
マウンテニア
「マウンテニア」はブランド内屈指のハイスペックダウンに位置付けられるモデル。耐水性20,000mm、透湿性10,000g/m2/24hrを誇るほか、悪天候下での着用も考慮し、フードには水や雪だまりを防ぐ「パラフードシステム」を搭載しています。さらに、中の羽毛は調達過程を追跡できるトレーサブルダウンのみを使用。
柳川
ダウンはどうしてもスポーティな要素が強くなりますが、『デサントオルテライン』はシンプルかつマットな表面感で品格を漂わせてくれます。洒落感のあるマスタードカラーも美しく、まさに大人に着てほしいダウンですね。
▼ブランド3:『カナダグース』
1957年にカナダのトロントで創業した『カナダグース』は、現在も一貫してMADE IN CANADAにこだわるアウトドアウェアブランド。その製品はカナダ北部やアラスカといった極寒地で生活する人々のほか、南極探検隊、エベレスト登山隊などのプロフェッショナルにも愛されています。最高品質の羽毛のみを使用しており、どれも暖かさは折り紙付き。
アイテム5
ジャスパー
スリムなシルエットとクラシカルなルックスが魅力的な日本規格モデル。表地には耐久撥水性に秀でたオリジナル生地のアークティックテックを用い、内側には625フィルパワーのホワイトダックダウンを充填しています。なお、フードに付属するコヨーテファーは脱着式。
柳川
日本規格モデルだけあって、シルエットが日本人にぴったりな1着です。スーツのジャケットがしっかり隠れる着丈もポイントで、オンにもオフにも使える汎用性の高さが魅力ですね。細身ボトムスを合わせてYラインを構築すると、よりスタイリッシュに仕上がりますよ。
アイテム6
シャトーパーカー
「ジャスパー」の前身モデルであり、本国カナダで非常に高い人気を誇るのがこの「シャトーパーカー」。使われている表地&羽毛は同様ですが、こちらのほうがハーフサイズほどゆったりとしたサイズ感で、レイヤードを楽しみたい人にうってつけです。
柳川
ダウンのインナーは一辺倒になりがちですが、このモデルはゆとりのあるシルエットなのでさまざまなレイヤードが楽しめるのが◎。例えば、厚手のパーカーとのスタイリングも可能で、新鮮味のある着こなしに。ディテールは「ジャスパー」同様に申し分なしです。
▼ブランド4:『タトラス』
ファッションの聖地であるミラノに拠点を置く『タトラス』は、イタリア・ポーランド・日本のコーポレートブランドとして2006年に誕生。有名セレクトショップや大手百貨店でも取り扱われている超人気ブランドです。ポーランド産ホワイトグースによる極上の暖かさ、そして他とは一線を画すラグジュアリーなデザインが大きな魅力といえるでしょう。
アイテム7
ドミッツィアーノ
イタリアの名門生地メーカー、ロロ・ピアーナ社が手掛けたウール×シルク生地を用いており、実にリッチな面持ち。『タトラス』らしいスリムなシルエットとも相まって、装いをスマートな雰囲気へと導いてくれます。シルバーメタルを駆使した各所のパーツも上品な印象を演出します。
柳川
『タトラス』といえば「ドミッツィアーノ」! といえるほど、常に人気があるモデルです。シルエットがコンパクトで全体的にミニマルなところが都会的。ロロ・ピアーナ社の上質な生地は着こなしの格上げ効果を期待できます。特にテーパードパンツとの相性が良く、デートにもうってつけのダウンだと思いますよ。
アイテム8
ボルボレ
表地にナイロンを採用した定番ダウンジャケット「ボルボレ」。シンプルながらスポーティなデザインでスタイリッシュに着こなせると人気のモデルです。ウエストに少し絞りを入れたシルエットがポイントで、同ブランドらしい都会的な仕上がりに。着丈は長すぎないジャストな設定で、どんなボトムスともバランス良く着こなせます。
▼ブランド5:『西川ダウン』
良質な羽毛布団で知られる『東京西川』と、『ナノ・ユニバース』とのコラボから生まれたのが『西川ダウン(R)』。『ナノ・ユニバース』らしい都会的なデザインと、『東京西川』の高品質なダウンによる暖かさで数多くの大人に愛されています。ラインアップの多さも魅力でお気に入りの1着が見つかるはず!
アイテム9
ラムレザーダウン
『西川ダウン(R)』の代表モデルである「G2ジャケット」をより街顔にモディファイし、表地をラムレザーに載せ替えた本作。革自体を0.6mmという極限の薄さに仕上げることで、ラムレザー特有のしっとり感を残しながら最大限の軽量化を図っています。今季はフード脱着仕様。
柳川
上質なレザー製で周りと差がつくエッジの効いたダウンジャケットですね。ハードさとスポーティさを兼備し、合わせるボトムスを選ばず幅広いスタイリングが楽しめます。ディテールを含めてオールブラックなので、街では素材に変化をつけたモノトーンコーデがハマりそう。
アイテム10
スポーティーフードダウン
止水ファスナーやファスナーガレージなどのディテールが特徴的なスポーティなデザイン。それでいて、微光沢かつマットな質感で高級感漂うルックスに仕上げられた本作は、まさに大人にうってつけの1着です。適度なストレッチ性を備えており、ストレスフリーな着心地も持ち味。程良く絞られたシルエットもポイントでスタイリッシュに着こなせます。
▼ブランド6:『ナンガ』
滋賀県米原市で1941年に創業された羽毛メーカー「横田縫製」を前身とする『ナンガ』。ブランドネームはヒマラヤの高峰・ナンガパルバットに由来します。使用するのはヨーロッパ産の厳選された極上ダウンのみで、さらに羽毛洗浄や製品生産は日本国内の工場で行うなど、クオリティは一切妥協なし。それでいて価格は控えめですから、人気が出るのはある意味当然といえるかもしれません。
アイテム11
オーロラダウンジャケット
透湿・保温・撥水に優れた『ナンガ』を代表する独自素材であるオーロラテックスを表地に抜擢した人気モデル。中に封入された高品質なスパニッシュダウンとともに、コンフォートな着心地を約束してくれます。腰ポケットは内側が起毛素材となっていて、ハンドウォーマーとしても活用可能。
柳川
セレクトショップと積極的にコラボするなど、『ナンガ』は注目度が抜群に高いブランドのひとつですよね。柔らかく、やさしく包み込んでくれる着心地は唯一無二。本格的なスペックを搭載していながらリーズナブルな価格で手に入るのもうれしい限り!
アイテム12
『アーバンリサーチ iD』別注オーロラ3レイヤーダウンBZ
10年以上続いている定番のコラボレーション。表地のオーロラテックスや760フィルパワーのダウンで機能性を確保しながら、都会にも溶け込む洗練されたデザインへとアップデートされています。
▼ブランド7:『ウールリッチ』
1830年に設立されたアメリカ最古のアウトドアブランド。ペンシルバニア州ブラムランに、米国内初の毛織工場を建設したことから同ブランドの歴史はスタートします。バッファローチェックのウール生地がアイコンとして有名な『ウールリッチ』ですが、「アークティックパーカ」を筆頭としたダウン製品も傑作揃い。防寒性&デザインともに秀でており、大人の良き盟友となるはずです。
アイテム13
アークティックパーカ
アラスカのパイプライン作業員用に、1970年代に考案された「アークティックパーカ」。現行品はシルエットがモダンに刷新されており、街着としても実にスタイリッシュです。表地にはフッ素樹脂加工で撥水性を高めた60/40クロスを採用。たっぷりと封入された羽毛や、ふわふわのコヨーテファーのおかげで防寒性もハイレベルです。
柳川
『ウールリッチ』の「アークティックパーカ」は、不朽の名作のひとつ。アラスカの作業着として考えられたというヒストリーも男ゴコロをくすぐりますし、アパレル業界でも長く愛用している人が多い印象です。ちなみにパパラッチ写真などでもよく見かけるので、ハリウッドセレブの間でも人気のモデルといえるでしょう。
アイテム14
GTX ニューアークティックパーカ
「アークティックパーカ」には、全体のシルエットや着丈を調整することでよりモダンにアップデートした「ニューアークティックパーカ」も存在します。2012年の登場ですが、スーツにもマッチする洗練された出で立ちから現在では定番のひとつとして数えられています。こちらは、そんな新定番にさらにゴアテックスを纏わせた高機能版。持ち前の保温性能に加え、冬スタイルを快適にする透湿・撥水性能も備えています。
柳川
よりスタイリッシュになったモデルですね。着丈をアップデートしたこともあってビジネススタイルでも活躍し、スーツやジャケパンのハズしのダウンジャケットとしてもおすすめです。メンテナンスをしながら大切に着ると、10年選手になると思いますよ。
▼ブランド8:『ピレネックス』
フランスはピレネー山脈の麓サン・セベにて、羽毛メーカーとして1859年に創業。当初は寝具類の生産を行っており、1960年代以降はOEMメーカーとしてシュラフなどのキャンプ用品やアパレル製品の生産にも着手します。そして、1990年代にオリジナルブランド『ピレネックス』を発表。現在ではフランスを代表するダウンブランドへと成長を遂げました。原毛から製品まで一貫して自社工場で生産できる、希少な存在でもあります。
アイテム15
アヌシー
運動性を重視した立体的なカッティングと、大人っぽいミドル丈を特徴とする人気型。高密度に織られたポリエステルギャバジンは、撥水性のある特殊フィルムがラミネートされ小雨程度なら苦にしません。羽毛には軽量でロフト感のあるフランス産ダックダウンをチョイス。
柳川
肩周りや袖に立体的なパターンを採用しているので、ジャケットの上に羽織ってもストレスなく着られるのが優秀。比翼仕立てなどですっきりとした外観には、フランスブランドらしい品の良さを感じます。毛足の長いラクーンは高級感を高めるのにも一役買ってくれますよ。
アイテム16
ベルフォール
「アヌシー」と同じくミドルレングスとなっており、ビジネスコーデにも難なくフィット。袖口から外気が侵入するのを防ぐインナーリブを使用するなど、気の利いたディテールも◎です。内部には700フィルパワーのフレンチダックダウンがたっぷりと詰められていて、保温性もかなりのモノ。
▼ブランド9:『ケープハイツ』
1990年に米国・ニューイングランド州で誕生。当時は『エルエルビーン』や『コロラド』などアウトドアブランドのOEM生産を手掛けるファクトリーでしたが、1994年に自社ブランド『ケープハイツ』を始動させます。ちなみに、日本に上陸したのは2014年のこと。シンプルデザインとハイレベルな機能を融合したダウンは、アウトドアのみならずファッションシーンでも支持されています。
アイテム17
ルタック
『ケープハイツ』のダントツ人気No.1モデルに君臨する「ルタック」。前身頃に入った大胆な斜めの切り替えと、中央に鎮座するブランドタグが一際目を引きます。やや細身のシルエットなうえに羽毛のボリューム感も抑えめですから、きれいめ派の大人にはうってつけのモデルです。表地の80/20クロスは耐久性と撥水性に富んでいます。
柳川
このダウンはフッ素樹脂加工が施されているので、撥水性と撥油性に優れているんです。どちらも汚れを落としやすい効果があるので、さまざまなシーンでガシガシ着ることができますね。控えめなボリューム感やシルエットなので都会的な1着をお探しの人におすすめです。ブランドタグをフロント中央にセットしているのも印象的。
アイテム18
サミット
クラシカルなデザインで人気を集めている同ブランドの定番モデル「サミット」。こちらも表地に80/20クロスを採用しており、撥水性と耐摩耗性に優れています。内ポケットやドローコードなどうれしい機能も搭載。適度にゆったりしたシルエットで着心地も申し分なく、シンプルゆえにどんなスタイリングにもマッチします。
▼ブランド10:『ワイルドシングス』
『ワイルドシングス』は1981年にスタート。アルピニストたちに向けて実用的なギアを製作するところから始まり、今では米国を代表するアウトドアブランドとして成長を遂げています。「軽くタフであること」を指針としたアイテムの数々はいずれも機能的。高機能でありながら街向けのデザインであることも人気ブランドとして台頭している要因です。
アイテム19
デナリジャケット
1983年に誕生して以来、同ブランドのフラッグシップモデルとして君臨する「デナリジャケット」。高水準の防水透湿性・保温性・軽量性を備え、過酷な自然環境下にも対応できるのが最大の特徴です。現行モデルにはイーベントという最高峰の透湿性を兼備した完全防水素材が使われています。そして、中綿素材には保温性に加えて撥水・速乾性にも秀でる人工羽毛のプリマロフトを起用。旗艦モデルにふさわしい圧巻のスペックを叶えています。それでいて“山男”っぽくない、スマートなデザインも見事に両得。
柳川
見た目はシンプルですが、内側がミリタリーを感じる波型のキルティングなのがかっこいい。着てみると程良いボリューム感なので、ストンと落ちるスリムストレートのパンツと好相性。足元はワラビーブーツなどでボリュームを持たせると、さらにバランスの良いダウンスタイルが手に入れられますよ。
アイテム20
ハッピージャケット 2トーン
『ワイルドシングス』の定番ショート丈ダウンである「ハッピージャケット」に対し、『ロアーク リバイバル』で人気を博すカバーオールの「アックスマンジャケット」の要素をドッキング。フードを外すと、後者の特徴であるボアフリース襟のダウンブルゾンとしても着用できます。ツートーンの配色が目を引く表地は強度が高く、撥水性にも優れる「ディクロス デュー」のリップストップ仕様。軽量にしてハリのある生地で、フィリングしたダウンのロフトをしっかり保ってくれます。
▼ブランド11:『イエティ』
羽毛の一大産地であるポーランドで1989年に発足。多くのアルピニスト&クライマーから支持されるほか、他ブランドのOEMや軍用ジャケット生産の経験も豊富な本格的ダウンブランドです。製品で使用しているのは、優れた保温性&透湿性を有する最上級のポーリッシュグースダウン。極上の着心地を体感できます。
アイテム21
カラーレスダウンジャケット
モックネックやパーカーといったインナーと相性が良く、インナーダウンとしても使い勝手の良いノーカラータイプ。ダイヤキルトでレトロ感に拍車をかけたコットンナイロンのボディは、撥水加工済み。左袖のロゴパッチや背ヨークのプチロゴ刺繍といった見どころがあるおかげで、インナーダウン見えも回避できる点もうれしいポイントです。
柳川
ノーカラーのクルーネック仕様なので、普通のアウターと同じようにレイヤードが楽しめます。インでもアウトでも活躍するところも高ポイントですし、日本ではこのようなデザインのダウンがとっても重宝すると思いますよ。どこかレトロな雰囲気があるので、タック入りのパンツと合わせたい気分です。
アイテム22
ノルディックダウンジャケット
グローバルラインから発売された1stモデルを現代的にアップデート。表面は、ナチュラルな風合いが魅力のコットンナイロン素材で撥水性も備えています。内部にはクリスタルダウンと呼ばれる最高級の羽毛を封入。非常に高い断熱性を発揮します。
▼ブランド12:『エフシーイー』
2010年にデザイナーの山根敏史氏によって前身ブランドの『フィクチュール』がスタートし、2016年より現在のブランド名に。東京コレクションにも参加経験のある、有力ファッションブランドです。そのダウンウェアは、アウトドアスペックを擁しながらアーバンライフに難なく溶け込むシックさも兼備。目の肥えた大人をもうならせています。
アイテム23
『ナンガ』別注 エアフライト ボムジャケット
国内屈指のダウンファクトリー『ナンガ』とのエクスクルーシブライン。定番の「ボムジャケット」は、『エフシーイー』がダウン向けに開発したハイスペックなオリジナル生地であるエフライトを使用。耐水性や透湿性はハイエンドレインウェアと同様のスペックを持ち、さらには軽量でストレッチ性も備えているので着心地は抜群です。760フィルパワーのヨーロッパの高品質なダウンを封入。
柳川
このダウンを手に取ってまず驚いたのが軽さです。ボリューミーなのに非常に軽く、さらに着丈が短めに設定されているので今の気分にもぴったり。ラグランスリーブの肩の落ち具合もトレンド感がありますね。『ディッキーズ』のパンツなどでスケーターライクに着こなすとかっこいいですよ。
アイテム24
『グラミチ』別注 インスレイションジャケット
『グラミチ』とのコラボダウンは、回収ペットボトルを原料にしたリサイクルポリエステル素材製。撥水加工が施されているので、小雨程度の雨なら難なく弾いてくれます。ちなみに中綿はダウンではなく、通気性と保温性に優れた高機能パンチング中綿。よりサステナブルを重視したいという人におすすめの1着です。
柳川
パンツではなく、ダウンジャケットで『グラミチ』とコラボしているのがニクいところ。ハンティング風の3Dポケットが旬なディテールですね。内側にも大小異なるポケットを備えているのでバッグ要らず。リサイクル素材を使用するなどサステナブルな思考も素敵です。
▼ブランド13:『スノーピーク』
前身となる「山井幸雄商店」が新潟県三条市で設立されたのは1958年のこと。もともとは金物問屋でしたが、登山用具やキャンプギアの開発を経て、現在では日本を代表するアウトドアメーカーとして成長を遂げました。日本ブランドならではの生真面目な作りと、街でも映えるスタイリッシュなデザインを兼備しているのが同ブランドの大きな魅力。
アイテム25
ファイヤーレジスタンス ダウン ロングプルオーバー
難燃性のあるアラミド繊維を織り込んだリップストップ生地を用いた、焚き火対応のロングダウン。プルオーバーとはいえ、首元から斜めに走るファスナーがみぞおち付近まで開き、ベンチレーションの役割を果たすので体温調節は問題なく行え、脱ぎ着も苦になりません。表地は透湿防水素材で、フィリングしたダウンも撥水ダウンゆえ、アウトドアにおいても雨や結露による羽毛の保温力低下を気にすることなく過ごせます。
柳川
難燃・防水・防風の三拍子揃ったダウンながら、日常的に街でも着られるデザインが秀逸。比翼の横にセットされた斜めのファスナーポケットや、身頃の裾にあしらわれたドローコードなど、機能性を高めるこだわりが詰まった1着ですね。
アイテム26
ファイヤーレジスタンス ダウン コート
こちらも同じく、アラミド繊維混のファブリック&800フィルパワーのホワイトグースダウンを抜擢。あらゆるシーンで、コンフォートを確約してくれます。ロング丈のコートタイプですから、スーツの上に羽織る通勤アウターとしても重宝するはずです。
柳川
ハードな環境でのキャンプなどには、腰周りも暖かく包み込んでくれるコートタイプが良いですよね。フロントポケットは携帯や財布などが入る大容量になっていて、グローブをした状態でも出し入れしやすいのもポイントです。
▼ブランド14:『ダイワピア39』
世界のフィッシングシーンをけん引する釣り具メーカー「ダイワ」が、大自然と都市生活をつなぐ位置付けとして展開するアパレルブランド『ダイワピア39』。フィッシングウェアに見られる要素を現代のワードローブへと巧みに落とし込み、モダンなリラックスフィットで仕上げられたワードローブが揃います。素材やディテールワークに、日常シーンを快適に過ごせるような機能が盛り込まれている点も支持を集めている理由のひとつ。
アイテム27
テックバックパッカーダウンパーカー
丸みを帯びたボリューム感あるシルエットと、高密度で織られた光沢感のあるリップストップ素材が相まってどこかクラシカルなムードのこちら。両サイドに搭載された大ぶりなポケットは、デザイン上のアクセントとして機能しつつ、優れた収納性を実現しています。フードはデタッチャブル仕様で、表情の変化が楽しめるのも◎。
アイテム28
テックリバーシブルMA-1
米軍の初期型MA-1をデザインソースにしつつ、中綿としてダウンが封入された1着です。実はリバーシブルで着られる両A面仕様で、表面は取り外し可能なシガレットポケットやICSコードループなどを備えたフライトジャケット型、裏面は大小さまざまなポケットを配したフィッシングジャケット型。その日の気分に応じて使い分けができ、コーデの幅が広がります。
▼ブランド15:『バテンウェア』
ニューヨークで2011年に始動した『バテンウェア』は、日本人デザイナーの長谷川晋也氏が指揮をとるファッションブランド。同氏のライフスタイルに深く根付いているサーフやアウトドアなどをキーワードに、機能的で質の高い日常着を展開しています。アイテムがすべてMADE IN USAというのも見逃せない美点のひとつ。
アイテム29
バテンダウンパーカー V.2
1970年代のアメリカのアウトドア用ダウンパーカーを着想源に、現代的にアレンジした「バテンダウンパーカー」。2022年秋冬より130年の歴史を持つ日本の工場を新たなパートナーに迎え、クオリティ・ディテールともにアップデートさせています。耐風性や撥水性も高く、体温を逃さない水平キルティングなどのこだわりも満載です。
柳川
レトロクラシックなデザインが愛くるしいダウンジャケットですね。1970年代っぽいタン色のドローコードを採用しているのも、このモデルにマッチしています。後ろ身頃のダウンパックのピッチを少し変えるなど、細部にもこだわりが詰まっています。
アイテム30
バテンダウンデッキジャケット
リリース以降、何度もアップデートを繰り返している定番人気のダウンブルゾン。若干のシルエット調整が加えられ、着丈を少し長めに改良、そして身幅にもゆとりを持たせたことで、長すぎず短すぎもしないウエスト丈に仕上がっています。表地には65/35のポリコットンを使用。マウンテンパーカーに見られるクラシックな素材で経年変化も味わいも楽しめます。
▼ブランド16:『モンクレール』
1952年にフランスのグルノーブル郊外で誕生した『モンクレール』は、言わずと知れたプレミアムダウンの火付け役ブランド。中綿には厳しい基準をクリアした極上のホワイトグースが使用され、そのクオリティは指折りです。さらに、高級感溢れるデザインとタウンユースしやすいスマートシルエット。冬コーデを格上げする最良の一手となってくれます。
アイテム31
マヤ
「マヤ」はブランドのアーカイブをアレンジした人気モデル。表地で用いられているリュクスなシャイニーナイロンは『モンクレール』を象徴する素材です。シルエットはモダンな細身&ショート丈仕様となっており、スタイリッシュな装いが簡単に完成します。フードは外せるので、スタイルに応じたアレンジを。
柳川
誰もが1度は袖を通してみたいブランドですよね。定番モデルの「マヤ」は、コンパクトでボトムスとのバランスが取りやすいです。ただ、細身のジーンズなどだとひと昔前の着こなしに見えてしまうので、スウェットパンツなどのリラックス感あるボトムスをサラッと合わせるのが良いですね。
アイテム32
フーデッドニットダウンジャケット
ナイロンダウンとニットによる大胆な切り替えが目を引く、カーディガンタイプの逸品。それ1着で個性的なコーディネートを演出できるGOODアイテムです。また、一般的なダウンジャケットよりも薄手の作りとなっているので、インナーとして活用するのもOK。
柳川
腕の可動域が広いニッティングの袖を採用したダウンなので日常使いはもちろん、ドライブなどのシーンにもフィットすると思います。袖にミリタリーなアクセントになるシガーポケットを配するなど、あえてフレンチらしくまとめていないのが逆に良いですね。
▼ブランド17:『デュベティカ』
かつて『モンクレール』で手腕を振るったジャンピエロ・バリアーノ氏を中心に、2002年にイタリアのベニスで設立されたダウン専業ブランド。フランス国内で育ったグレイグースから採取される貴重な胸元の産毛を使用し、最高クラスのクオリティを実現しています。アウトドアブランドとは一味違った、美しいシルエットも注目したいポイント。
アイテム33
ディオニシオ
ブランド屈指の人気型ダウンといえば、前身頃からフード上部まで続くファスナーが特徴的なこの「ディオニシオ」。表地の素材のバリエーションは多彩ですが、なかでも上質なシャイニーナイロンを使ったモデルは、揺るぎない定番アイテムとしてシーンで支持を集めています。ダウンアウター特有のもたつきを排除した端正なフォルムも好印象。
柳川
シャイニーナイロンは『デュベティカ』らしいエッセンスですよね。軽やかなショート丈なので、日本人にも非常にマッチするモデルだと思います。ウールなどのマットな素材感のアイテムと合わせて異素材MIXコーデに仕上げるとおしゃれ上級者に見えますよ。
アイテム34
M65
『AKM』とのコラボによって誕生した本作は、ダウンではありそうでなかったM-65型。最高品質ダウンの証しである “キャトルフロコン”を取得したグレイグースダウンは少量でも高保温力が期待できるという強みを生かし、モコモコ感一切なしのタイトシルエットに仕上げています。エポーレットやフラップに本革のパイピングをあしらうなど、細部の作り込みからもクラス感が感じられる1着です。
▼ブランド18:『ヘルノ』
イタリア北部の自然豊かな街レーザで、1948年にジョゼッペ・マレンツィ氏が創設したラグジュアリーアウターブランドが『ヘルノ』。イタリアブランドらしいエレガンスなデザインで多くの人々を魅了しています。アイテムの価格帯は高めですが、その分クオリティはお墨付き。“一生モノ”としてライフスタイルに寄り添ってくれるはずです。
アイテム35
エスキモー
光沢感を抑えたマットなナイロンファブリックが使われており、大人っぽい着こなしとマッチング良好。スマホをはじめとした手回り品の整理がしやすい、多ポケットな作りも印象的な逸品です。その上、ボリューミーな見た目とは裏腹に着心地は驚くほどに軽やか。
アイテム36
フーデッド ダウン チェスターコート
高機能素材を駆使する「ラミナーシリーズ」から登場の1着。防風&撥水性を備えるウインドストッパー素材をラミネートした、ハイスペックなポリエステル生地が採用されています。上品なチェスターコート型ゆえ、スラックスなどの品良いパンツとも相性良好。
柳川
『ヘルノ』の中で1番気になるのが、高スペックで安心感がある「ラミナーシリーズ」。シルエットはイタリアらしくスマートで、かつチェスター型なので着回し力が抜群に高いです。ドレスからカジュアルなアイテムまで相性が良く、大人のダウンとしてクローゼットにあると便利なはず。
▼ブランド19:『アークティックエクスプローラー』
ロシアで2013年に設立されたダウンブランドで、昨今は日本でも人気急上昇中。世界的に有名な北極探検家であるアルトゥール・チリンガロフ氏を父に持つ、クセニヤ・チリンガロフ氏がブランドオーナーを務めています。アイテムはすべてMADE IN RUSSIAで、北極・南極といった極地でも着用可能なほどにハイスペック。
アイテム37
ベルーガ ダウンジャケット
モッズコートをモデリングしてデザインされた「ベルーガ」。マイナス30度まで対応できる防寒性や耐水性を装備し、無駄な装飾などを省くことで軽量化を実現した本作は、日常使いしやすいミニマルな仕上がり。また、オーバーサイズになっているので、旬度溢れる冬スタイルを手に入れられますよ。
柳川
日本ではまだまだ知名度が低いかもしれませんが、周りと差別化を図るなら、『アークティックエクスプローラー』は間違いなくおすすめ。フィッシュテールなどのモッズコートに見られるディテールが、ダウンらしくなくて逆にかっこいいですね。細身のジーンズとサイドゴアブーツで粋な男を演出するのも◎。
アイテム38
スペツナズ
同ブランドを代表する人気モデル「チル」と同じハイスペックダウンの快適さを、ブルゾン感覚で着られる本作。短くなった着丈に対し、前ポケットのフラップが大型になり、左胸にマチ付きポケットが追加されたことで、ミリタリーテイストを感じさせる男前なデザインに。それでいてダウン量の絶妙な調整によって街映えするコンパクトなシルエットに仕上がっています。
▼ブランド20:『クレセントダウンワークス』
1974年にシアトルにて創業したアウトドア界の老舗。大量生産が当たり前となった現代においても、米国内の自社工場にてハンドメイドでダウンジャケットを生産しています。中綿のダウンにフェザーを10~50%混ぜるのが一般的な中、『クレセントダウンワークス』の中綿は最高品質のグースダウン100%を徹底。それゆえに、包み込まれるような暖かさを体感できます。
アイテム39
フーデッドプルオーバー
パーカー感覚でガバッと羽織れるプルオーバースタイル。裾とフードにはドローコードが配されているため、シルエットは自分好みにコントロールできます。シェルは引き裂き強度に秀でたナイロンリップストップで、中には高級グースダウンをたっぷりと充填!
柳川
『クレセントダウンワークス』の“アメリカ製”や“ハンドメイド”というキーワードに、刺さる男性は多いはず。ハンドポケットがダウンパックの柄と合わせて縫われているのは、一流の作り方である証し。プルオーバータイプは人と被らないですし、裾を絞ると着丈をアレンジできるのも良いですね。
アイテム40
クラシコパーカ 60/40
1960~70年代にかけてアメリカ西部から人気に火がついた「クラシコパーカ」は、『クレセントダウンワークス』の定番。ヒップまで隠れる長めの着丈なので着回しやすく、ホワイトグースダウンと相まって防寒性も抜群です。表地はどこかレトロな雰囲気を放つ、コットンとナイロンを混紡した60/40クロス。
▼ブランド21:『シエラデザインズ』
1965年にカリフォルニア州で産声を上げた、アメリカきっての名門アウトドアブランド。マウンテンパーカーの原点的存在として有名ですが、ダウンジャケットも定番アイテムとして負けず劣らずの人気です。頑強な60/40クロスを使った表地に、保温性抜群の良質な羽毛、そしてトレンド不問なクラシックデザインなど、大人の刺さる要素が満載!
アイテム41
ダウンシエラジャケット
1966年に発表された名作「シエラジャケット」を基盤としたダウンアウター。アメリカ製のタフな60/40クロスを用いていて、頑丈さは申し分ありません。さらに、風の侵入を防ぐべく、前合わせ部分はジップ&ボタンの二重仕様となっています。フードはボタンを外せば簡単に脱着可。
柳川
アメリカ製の60/40クロスを使っているなど、アメカジど真ん中のダウンです。ハンドポケットの内側にはファスナー仕様の隠しポケットがあり、鍵などの大切なモノを入れるのに最適。ネイビーのスウェット×ジーンズでワントーンを構成すると、大人のアメカジスタイルが完成しますよ。
アイテム42
インヨー ダウンジャケット
マウンテンパーカーでお馴染みの60/40クロスを用いたダウンが誕生したのは、1971年のこと。絶大な人気を博したものの、上質なダウンの確保が困難となり、1990年代に惜しまれつつも廃番となっていました。それを現代に甦らせたのが本作。確かな品質を誇る700フィルパワーのダウンを用い、40年以上の歴史を持つ米国の工場で縫製しているこだわり満載の1着ゆえ、暖かさとタフな作りには全幅の信頼を寄せられます。
▼ブランド22:『カリマー』
アルピニズム発祥の国であるイギリスに本拠を置く『カリマー』は、1946年にサイクルバッグメーカーとして誕生。1950年代に入るとアウトドア用のリュックを発表し、今ではウェアやシューズまでトータルで製品展開しています。高い機能性に加えて、欧州ブランドらしい洗練されたデザインも持ち味としており、大人の日常着としても実に有能です。
アイテム43
ネビスパーカー
厳冬期の登山にも対応できる、ブランドの定番人気ダウン。表地は2レイヤーの防水ナイロンがベースとなっていますが、運動性が求められる背面は伸縮性&通気性に富むポーラテック ネオシェルで切り替えられています。内側には650フィルパワーのダウンを充填。
柳川
背面にポーラテック ネオシェルが使われているので、ストレッチ性が高く動きやすいのが良いですね。また、内側に大容量のメッシュポケットやファスナーポケットを備え、手ぶら派にもおすすめのダウンです。ラウンドカットした裾が腰周りを包み込んでくれるのもうれしい限り。
アイテム44
マキシマダウンコート
アウターの上からでも羽織れるミドル丈のハーフダウンコートは、ベーシックデザインで着回し力はピカイチ。合計4つのポケットを搭載し、収納力に秀でているのも魅力的です。リサイクルダウンにリサイクルナイロンを使用したサステナブルな1着。
▼ブランド23:『マムート』
マンモスロゴをアイコンとする『マムート』といえば、アウトドア界きっての実力派としてお馴染み。モンブランやマッターホルンといった名峰に囲まれる国スイスにて、1862年に幕を開けました。当初は農業ロープのメーカーでしたが、やがてクライミングロープの開発に着手。のちに、アウトドア製品も手掛けるようになりました。特に750フィルパワー以上の高品質羽毛が使われたダウンは看板アイテムとなっています。
アイテム45
ユトリベルク インサレーション ダウンジャケット
丈夫で耐水性もあるパーテックスナイロンを表地に、750フィルパワーの良質なグースダウンを中綿にチョイスしており、機能面は万全! ポケット&襟の内側が心地良いフリース素材となっていたり、フードが襟元に内蔵されていたりと、ディテールへの配慮も抜かりありません。
アイテム46
アイスフォール ソー サーモ フーデッドジャケット
優れた防水性と軽量性、透湿性を備えたPERTEX SHIELDを表地に、グースダウン(ダウン90%、フェザー10%)をたっぷりと充填した超本格派。極寒地域にも対応する保温力はもちろん、補強バイザー付きのヘルメット対応フード、クライミングハーネス対応の2WAYフロントファスナーといった特別機能も搭載されています。それでいて見た目はシンプルなのでタウンユースもしやすいはず。
柳川
着丈はヒップにかかるくらいの少し長めに設定されていますが、実際に着てみるとややコンパクトなシルエット。ダウンながらもすっきりした印象で着こなすことができますよ。後ろ身頃の真ん中にブランドロゴが入っていて、背中で語れるところも魅力ですね。
▼ブランド24:『マーモット』
カリフォルニア大学のアラスカ氷河を研究するプロジェクトで知り合ったエリック・レイノルズ氏とデイヴ・ハントリー氏、そして友人のトム・ボイス氏によって1974年に発足。1976年には当時ほぼ無名だったゴアテックスをいち早く寝袋に採用するなど、常に挑戦的なモノ作りを実践し支持を集めてきました。ダウンはどのモデルも700フィルパワー以上の羽毛が使われ、防寒性は◎。しかも、羽毛そのものに撥水加工を施しているため、悪天候下でも強さを発揮します。
アイテム47
パルバット インフィニアム パーカー
1990年代に一世を風靡した名品「パルバットパーカー」を現代的にアップデート。防風・保温・透湿性をフォローする最先端素材ゴアテックス インフィニアムを、新たに表地として取り入れています。クラシカルなデザインと最先端機能が融合した1着は、大人の良き相棒に。
柳川
昔の名品がさらに進化して展開されているのは、単純にうれしいですよね。このダウンはボリューム感とフード周りの立体感が秀逸で、印象的な着こなしへと導いてくれます。シームレス仕様なので見た目がシンプルで、合わせるコーデを選ばないのもGOOD。
アイテム48
モンスーン ダウンパーカー
雨や汗による水分を含むと保温力が低減するダウンの弱点を、テクノロジーで解消したのが本作。750フィルパワーを誇るダウンは、羽毛自体に撥水加工を施した「フレンチ ホワイトダック ダウン ディフェンダー」を採用。表地も東レが開発した防水透湿素材の「ダーミザクス スラブテック」ゆえ、濡れたことによってダウン自体のかさ高が失われる心配がありません。またこの生地は、従来のシャカシャカ感のあるシェル素材とはまた違う、リネンライクな風合いも新鮮です。
ダウンジャケットを大人らしく着こなすためのヒント集
おしゃれで暖かい冬の最終兵器ともいえるダウンジャケットですが、ただ羽織ればOKというわけではありません。よりスタイリッシュなコーデを作るための6つのヒントを参考にしてみてください。
ヒント1
山男感が気になるなら、ダウン以外は街顔アイテムに
ダウン特有の山っぽさを消すことに難しさを感じるならば、思い切ってダウン以外の服を街寄りに振り切るのが吉。こちらのように、ニットやスラックスを合わせてあげるだけで都会的なカジュアルに落とし込めます。また、足元をアクティブさと上品さを兼備した白スニーカーにすれば、ダウンと街顔アイテムのちょうど良いつなぎ役になってくれます。
ヒント2
あえてのワイドパンツで、ダウンのボリュームを味方につける
上半身にどうしてもボリューム感が出てしまうのはダウンの宿命。これをいなすためにパンツでバランスを取るのが常套手段ですが、今なら潔く太めのワイドパンツを合わせてみるのも有効打に。上半身から足元に向かってストンと落ちるシルエットを描くことで、ダウンのモコモコ感が悪目立ちせず、しかも時代感のあるスタイルに仕上がります。インナーや靴を白にして抜け感を作っておけば、重たい印象にも傾きません。
ヒント3
ストリート感ある小物の投入で、ダウンの着こなしにも旬感を
ダウンを街映えさせようと思うと、シンプルな装いに持っていきがち。こうした引き算の発想も決して悪くはないのですが、平凡な印象にまとまっておしゃれとしての面白みが失われてしまうことも。こうした落とし穴を回避するのに有効なのが、ストリート感のある小物を足すこと。今ならバケットハットやボリュームスニーカーをサクッと投下するだけで、旬を感じる装いを一瞬で作れます。
ヒント4
大人顔コートに仕込んで、レイヤード巧者の仲間入り
きれいめな装いがメインなので、どうしてもダウンに苦手意識が……。という人に試してほしいのが、ダウンのインナー使い。このようにステンカラーコートの中に仕込んであげるだけで、レイヤード巧者な印象と暖かさの両徳を狙えます。インナーダウンとして使いやすいノーカラータイプならコートの襟にも干渉しないので無理なく着こなせ、こなれた印象に仕上がります。
ヒント5
アウトドア顔ダウンは、自己主張控えめな服で引き立てる
ダウン自体のアウトドア感が強めな場合は、合わせる服の主張は抑えめにするのが吉。テイストを合わせすぎると街で浮いたり、服同士がケンカしたりして収拾がつかないことに。ここは奇をてらわず、他のアイテムをモノトーンでまとめ、ダウンを引き立ててあげるのが賢明です。その上で、カーゴパンツやサングラスといったダウンと相性の良い男らしいアイテムを加えても、雰囲気良くまとまります。
ヒント6
ボリューム感をいなす裏技として、逆V開きが効果大!
ダウン特有のボリューム感をいなす方法は、実は多種多様。細身のパンツでメリハリをつけるといった手法がお馴染みですが、もっと手っ取り早く効果を出せるのがこちらの逆Vの前開きです。トップのボタンだけを上留めするだけ(ダブルジップの場合は上側だけ閉じる)なのですが、これだけで全体のシルエットに緩急を作ることが可能。これならパンツのシルエットなどは特に意識する必要もなく、拍子抜けするくらい簡単にダウンのボリューム感を味方につけられます。
この記事の掲載アイテム一覧(全48商品)
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『ザ・ノース・フェイス』 マウンテンダウンジャケット
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『ザ・ノース・フェイス』 アンタークティカパーカ
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『デサントオルテライン』 アンカー
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『デサントオルテライン』 マウンテニア
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『カナダグース』 ジャスパー
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『カナダグース』 シャトーパーカー
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『タトラス』 ドミッツィアーノ
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『タトラス』 ボルボレ
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『西川ダウン(R)』 ラムレザーダウン
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『西川ダウン(R)』 スポーティーフードダウン
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『ナンガ』 オーロラダウンジャケット
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『ナンガ』×『アーバンリサーチ iD』 別注オーロラ3レイヤーダウンBZ
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『ウールリッチ』 アークティックパーカ
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『ウールリッチ』 GTX ニューアークティックパーカ
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『ピレネックス』 アヌシー
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『ピレネックス』 ベルフォール
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『ケープハイツ』 ルタック
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『ケープハイツ』 サミット
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『ワイルドシングス』 デナリジャケット
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『ワイルドシングス』 ハッピージャケット 2トーン
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『イエティ』 カラーレスダウンジャケット
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『イエティ』 ノルディックダウンジャケット
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『エフシーイー』×『ナンガ』 別注 エアフライト ボムジャケット
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『エフシーイー』×『グラミチ』 別注 インスレイションジャケット
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『スノーピーク』 ファイヤーレジスタンス ダウン ロングプルオーバー
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『スノーピーク』 ファイヤーレジスタンス ダウン コート
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『ダイワピア39』 テックバックパッカーダウンパーカー
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『ダイワピア39』 テックリバーシブルMA-1
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『バテンウェア』 バテンダウンパーカー V.2
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『バテンウェア』 バテンダウンデッキジャケット
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『モンクレール』 マヤ
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『モンクレール』 フーデッドニットダウンジャケット
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『デュベティカ』 ディオニシオ
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『デュベティカ』 M65
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『ヘルノ』 エスキモー
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『ヘルノ』 フーデッド ダウン チェスターコート
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『アークティックエクスプローラー』 ベルーガ ダウンジャケット
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『アークティックエクスプローラー』 スペツナズ
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『クレセントダウンワークス』 フーデッドプルオーバー
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『クレセントダウンワークス』 クラシコパーカ 60/40
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『シエラデザインズ』 ダウンシエラジャケット
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『シエラデザインズ』 インヨー ダウンジャケット
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『カリマー』 ネビスパーカー
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『カリマー』 マキシマダウンコート
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『マムート』 ユトリベルク インサレーション ダウンジャケット
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『マムート』 アイスフォール ソー サーモ フーデッドジャケット
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『マーモット』 パルバット インフィニアム パーカー
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『マーモット』 モンスーン ダウンパーカー
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柳川
表面にダウンパックがなく、一見するとダウンに見えないところがスマートな印象。スラックスなどの上品なアイテムとの相性も良く、街着に落とし込みやすいモデルだと思います。また、内側に設置されたドローコードの位置が高めなので、ウエストマークするとスタイルアップ効果が期待できますよ。