
メンズ必修。ダウンジャケットの人気25ブランドとおしゃれなコーデ術【2023年秋冬最新版】
ダウンジャケットの人気ブランドを総特集! 選ぶときに押さえたいポイントからおすすめのアイテム、そしておしゃれなメンズコーデのヒントまで順を追ってお届けします。
本コンテンツはTASCLAPが制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
もはや冬のマストハブ。大人メンズは人気ブランドのダウンジャケットに頼るのが正解
ダウンジャケットとはその名の通り、水鳥の胸元に生えている保温性の高い羽毛(ダウン)を封入したジャケットのこと。もともと過酷な環境下で着用するアイテムであったこともあり、アウトドアブランドから数多くリリースされています。また昨今のアウトドアトレンドを受け、国内外の多くのファッションブランドも定番商品として展開。素材や縫製、ブランドネームによって価格帯は50,000円でお釣りがくるものから数十万円するものまであります。
ダウンジャケットの特徴はやはり、軽量で暖かいこと。季節感満点のボリュームある見た目も支持される大きな理由ですし、機能面においても大人が求める冬アウターとして適役であることから、すっかり冬の定番アウターとして定着しました。おすすめのブランドをご紹介する前に、まずはダウンの品質を確認するうえで重要なポイントについて解説しましょう。
ダウンジャケット選びの参考に。ダウンとフェザーの違い、そしてフィルパワーとは?
ダウンジャケットの品質を知るヒントとなるのが、封入されている素材の比率とフィルパワー。それぞれの数字が何を表すのか、チェックしていきましょう。
チェック1
ダウンとフェザーの違いと、チェックすべき割合について
ダウンジャケットの中身は主に、「ダウン」と「フェザー」で構成されています。ダウンは水鳥の胸の部分に生えているわた羽のこと。芯がなく、放射状に広がる綿毛が空気を多く含む構造になっています。フェザーは水鳥の翼部分など体を覆う羽根。こちらは芯があり、弾力性があり型崩れしにくいという特性があります。フェザーはさらにスモール(小)フェザーとラージ(大)フェザーに分けることができ、前者のほうが品質的に優れているとされています。
どちらも同じ鳥から取れる羽毛ではありますが、ダウンのほうが軽く、空気を内包しやすいという特性があります。そのため、ダウンジャケットを選ぶ際は、素材の割合をチェックすることが先決。一般的には、ダウン70~90%、フェザー10~30%の割合が良いとされており、ダウンの割合が多いほど保温効果が高くなります。
チェック2
ダウンジャケットの品質を左右するフィルパワーについて
フィルパワーとは、羽毛のかさ高を示す単位。羽毛1オンス(28.4g)当たりの膨らみ度合いを立方インチ(2.54cm立方)で示します。フィルパワーの値が大きいほど良質であるとされています。以下の評価基準を目安に参考に選んでみましょう。一般的に700フィルパワー以上あると、上質だとされています。
注意したいのが「フィルパワーが高いダウンウェア=保温性が高い」とは限らないということ。数値によって差が出てくるのは重量です。フィルパワーが高いと少量のダウンで軽量なウェアを作れる一方、フィルパワーの数値が低い場合は大量のダウンが必要となるため必然的に重くなります。
「軽くて暖かいダウンが欲しいので、フィルパワーが高めのモノを選ぼう」「ちょっと重くても問題なし。低めのフィルパワーでもたっぷりとダウンが入っているモノにしよう」など、選ぶ際の参考知識として覚えておくと便利です。
ダウンジャケットを買うなら人気銘柄が断然おすすめ。25ブランド50アイテムを一挙掲載
星の数ほどあるダウンジャケットから、メンズにおすすめの逸品をピックアップしてご紹介。人気・実力・ネームバリューのすべてにおいて大人にふさわしいブランドの中から、レコメンドモデルを厳選して披露していきます。さらにスタイリストの柳川さんが、プロの目線でそれぞれのアイテムについて詳しくレビュー! 買って失敗のない名作ダウンジャケットを手に入れて、冬コーデの格を上げましょう。
レビューしてくれたファッションのプロ
大人目線の西海岸カジュアルが十八番
スタイリスト
柳川 武史さん
ベテランスタイリストKim-Chang氏に師事し、2015年に独立した若手のホープ。『Safari』などのメンズ誌に加え、Web媒体やカタログ、タレントのスタイリングなどで活躍中。米国・西海岸テイストを得意とし、大人に刺さる色使いやアイテム選びに定評がある。
掲載アイテムを比較!
ダウンジャケットの人気ランキング
これから紹介する商品を、ひと足お先に人気順で披露。アイテム名をクリックすると記事内の掲載箇所に移動します。
▼ブランド1:『デサントオルテライン』
日本を代表するスポーツメーカーの『デサント』が2012年に立ち上げたブランドで、「デザインはすべて機能性に従事したものである」というコンセプトを掲げています。ブランドの代名詞的な製品が、以下で紹介する“水沢ダウン”シリーズ。岩手県奥州市(旧水沢市)の水沢工場で実直に作られるダウンジャケットは、最高峰のスペックを備えています。
アイテム1
アンカー
水沢ダウンシリーズきってのロングセラーモデルといえばこちらの「アンカー」。優れた保温性はもちろんのこと、防水・透湿・防風・ストレッチなどアクティビティで求められる機能をまるっと網羅しています。フードが自在に脱着できるのもメリット。
アイテム2
マウンテニア
「マウンテニア」はブランド内屈指のハイスペックダウンに位置付けられるモデル。耐水性20,000mm、透湿性10,000g/m2/24hrを誇るほか、悪天候下での着用も考慮し、フードには水や雪だまりを防ぐパラフードシステムを搭載しています。さらに、中の羽毛は調達過程を追跡できるトレーサブルダウンのみを使用。
柳川
ダウンはどうしてもスポーティな要素が強くなりますが、『デサントオルテライン』はシンプルかつマットな表面感で品格を漂わせてくれます。洒落感のあるマスタードカラーも美しく、まさに大人に着てほしいダウンですね。
▼ブランド2:『タトラス』
ファッションの聖地であるミラノに拠点を置く『タトラス』は、イタリア・ポーランド・日本のコーポレートブランドとして2006年に誕生。有名セレクトショップや大手百貨店でも取り扱われている超人気ブランドです。ポーランド産ホワイトグースによる極上の暖かさ、そして他とは一線を画すラグジュアリーなデザインが大きな魅力といえるでしょう。
アイテム3
ドミッツィアーノ
イタリアの名門生地メーカー、ロロ・ピアーナ社が手掛けたウール×シルク生地を用いており、実にリッチな面持ち。『タトラス』らしいスリムなシルエットとも相まって、装いをスマートな雰囲気へと導いてくれます。シルバーメタルを駆使した各所のパーツも上品な印象を演出します。
柳川
『タトラス』といえば「ドミッツィアーノ」! といえるほど、常に人気があるモデルです。シルエットがコンパクトで全体的にミニマルなところが都会的。ロロ・ピアーナ社の上質な生地は着こなしの格上げ効果を期待できます。特にテーパードパンツとの相性が良く、デートにもうってつけのダウンだと思いますよ。
アイテム4
ボルボレ
表地にナイロンを採用した定番ダウンジャケット「ボルボレ」。シンプルながらスポーティなデザインでスタイリッシュに着こなせると人気のモデルです。ウエストに少し絞りを入れたシルエットがポイントで、同ブランドらしい都会的な仕上がりに。着丈は長すぎないジャストな設定で、どんなボトムスともバランス良く着こなせます。
▼ブランド3:『カナダグース』
1957年にカナダのトロントで創業した『カナダグース』は、現在も一貫してMADE IN CANADAにこだわるアウトドアウェアブランド。その製品はカナダ北部やアラスカといった極寒地で生活する人々のほか、南極探検隊、エベレスト登山隊などのプロフェッショナルにも愛されています。最高品質の羽毛のみを使用しており、どれも暖かさは折り紙付き。
アイテム5
ジャスパー
スリムなシルエットとクラシカルなデザインが魅力的な日本規格モデル。表地には耐久撥水性に秀でたオリジナル生地であるアークティックテックを用い、内側には625フィルパワーのホワイトダックダウンを充填しています。フードに付属するコヨーテファーは着脱式で、2通りの表情が楽しめるのもポイント。
柳川
日本規格モデルだけあって、シルエットが日本人にぴったりな1着です。スーツのジャケットがしっかり隠れる着丈もポイントで、オンにもオフにも使える汎用性の高さが魅力ですね。細身ボトムスを合わせてYラインを構築すると、よりスタイリッシュに仕上がりますよ。
アイテム6
シャトーパーカー
「ジャスパー」の前身モデルであり、本国カナダで非常に高い人気を誇るのがこの「シャトーパーカー」。使われている表地&羽毛は同様ですが、こちらのほうがハーフサイズほどゆったりとしたサイズ感で、レイヤードを楽しみたい人にうってつけです。
柳川
ダウンのインナーは一辺倒になりがちですが、このモデルはゆとりのあるシルエットなのでさまざまなレイヤードが楽しめるのが◎。例えば、厚手のパーカーとのスタイリングも可能で、新鮮味のある着こなしに。ディテールは「ジャスパー」同様に申し分なしです。
▼ブランド4:『ナンガ』
滋賀県米原市で1941年に創業された羽毛メーカー「横田縫製」を前身とする『ナンガ』。ブランドネームはヒマラヤの高峰・ナンガパルバットに由来します。使用するのはヨーロッパ産の厳選された極上ダウンのみで、さらに羽毛洗浄や製品生産は日本国内の工場で行うなど、クオリティは一切妥協なし。それでいて価格は控えめですから、人気が出るのはある意味当然といえるかもしれません。
アイテム7
オーロラダウンジャケット
透湿・保温・撥水に優れた『ナンガ』を代表する独自素材であるオーロラテックスを表地に抜擢した人気モデル。中に封入された高品質なスパニッシュダウンとともに、コンフォートな着心地を約束してくれます。腰ポケットは内側が起毛素材となっていて、ハンドウォーマーとしても活用可能。
柳川
セレクトショップと積極的にコラボするなど、『ナンガ』は注目度が抜群に高いブランドのひとつですよね。柔らかく、やさしく包み込んでくれる着心地は唯一無二。本格的なスペックを搭載していながらリーズナブルな価格で手に入るのもうれしい限り!
アイテム8
『アーバンリサーチ iD』別注オーロラ3レイヤーダウンBZ
10年以上続いている定番のコラボレーション。表地のオーロラテックスや760フィルパワーのダウンで機能性を確保しながら、都会にも溶け込む洗練されたデザインへとアップデートされています。
▼ブランド5:『ザ・ノース・フェイス』
常に高機能を追及し続け、革新的な名作を生み出している『ザ・ノース・フェイス』。そのダウンの魅力は、極寒の厳しい環境にも耐えられる高い保温性。また、本格的なアウトドア仕様のスペックながら洗練されたデザインも周知の通り。オンシーズンには品切れが続出するため、狙ったモデルは常にチェックしておくのがベターです。
アイテム9
マウンテンダウンジャケット
『ザ・ノース・フェイス』定番の切り替えデザインが目を引く逸品。70デニールのゴアテックスプロダクトの2層構造を採用した表地に加え、肩やひじ、後ろ裾端など、ダメージを受けやすい箇所には高強度の生地で補強を施して耐久性を向上しています。中綿には汚れやほこりを徹底的に除去したクリーンなダウンを封入し保温性を確保。見た目も品質も最高級の1着です。2022年秋冬シーズンより、身幅をハーフサイズ大きく、裄丈を1サイズ長くし、よりバランス良いサイズ感に。
柳川
表面にダウンパックがなく、一見するとダウンに見えないところがスマートな印象。スラックスなどの上品なアイテムとの相性も良く、街着に落とし込みやすいモデルだと思います。また、内側に設置されたドローコードの位置が高めなので、ウエストマークするとスタイルアップ効果が期待できますよ。
アイテム10
アンタークティカパーカ
極寒地での作業や天体観測用の防寒着として開発された、本格エクスペディション仕様のダウンパーカー。200デニールの強靭なナイロンを用いたゴアテックスボディに光電子ダウンをフィリングし、低温極地での使用にも耐えうる確かな保温力を実現しています。極度の低温下でも体熱を効率的に保温力へと変換し、体を暖めてくれる点は頼もしい限り。
柳川
見た目・機能・タフさと三拍子揃った、本格派好きの方におすすめのモデル。冷気や風の侵入を防いでくれるウエストや裾のアジャスタードローコード、リブ仕様の内袖などのディテールに対するこだわりも満載です。ボリュームあるファーは、視覚的に小顔に見せる効果も!
▼ブランド6:『西川ダウン』
良質な羽毛布団で知られる『西川』と、『ナノ・ユニバース』とのコラボから生まれたのが『西川ダウン(R)』。『ナノ・ユニバース』らしい都会的なデザインと、『西川』の高品質なダウンによる暖かさで数多くの大人に愛されています。特筆すべきは、『西川』独自の技術「フレッシュアップ(R)加工」による、軽量性、保温性、耐久性に優れたダウン。ラインアップの多さも魅力でお気に入りの1着が見つかるはず!
アイテム11
ラムレザーG2ダウン
『西川ダウン(R)』の代表モデルである「G2ジャケット」をより街顔にモディファイし、表地をラムレザーに載せ替えた本作。革自体を極限の薄さに仕上げることで、ラムレザー特有のしっとり感を残しながら最大限の軽量化を図っています。
柳川
上質なレザー製で周りと差がつくエッジの効いたダウンジャケットですね。ハードさとスポーティさを兼備し、合わせるボトムスを選ばず幅広いスタイリングが楽しめます。ディテールを含めてオールブラックなので、街では素材に変化をつけたモノトーンコーデがハマりそう。
アイテム12
スポーティーフードダウン
斜めに傾けた止水ファスナーが特徴的なスポーティなデザイン。それでいて、微光沢かつマットな質感で高級感漂うルックスに仕上げられた本作は、まさに大人にうってつけの1着です。適度なストレッチ性を備えており、ストレスフリーな着心地も持ち味。程良く絞られたシルエットもポイントでスタイリッシュに着こなせます。
▼ブランド7:『ファーストダウン』
アメリカで誕生した『ファーストダウン』は、ヒップホップ専門誌「THE SOURCE」での掲載をきっかけに大ブレイク。音楽やファッションに精通した人たちから絶大な支持を集め、1990年代のNYのストリートシーンを席巻しました。現在は日本のアパレルメーカーが製造販売を行なっており、当時の雰囲気は残しつつも現代的にアップデート。1990年代ファッションがリバイバルしていることもあり、ますます注目度が高まっています。
アイテム13
バブルダウンジャケット
名作「バブルダウンジャケット」は、『ファーストダウン』の代名詞的モデル。ボリュームあるデザインとレトロな配色が特徴で、さらにキルトレスの裏面とのリバーシブル仕様になっているので着回し力も抜群です。防水性や撥水性などに優れた表地や700フィルパワーのダウンなど、クオリティも申し分なし。
アイテム14
ラップダウンパーカー
「バブルダウンジャケット」に比べるとボリュームは控えめで、日常使いもしやすいフーデッドタイプ。ホワイトとブラックのバイカラーも『ファーストダウン』らしく、洗いざらしのコットンのような表地と相まって、スポーティなデザインながらどこか上品な雰囲気も醸します。
柳川
「ラップダウンパーカー」は、『ファーストダウン』の隠れた名品。700フィルパワーを感じさせないくらいに見た目のボリュームを抑えつつ、高めに設定された襟元はストリートスタイル好きに刺さるディテールだと思います。また個人的には、極寒の冬の海などで撮影をすることもあるので、耳や頭をおおうことができるフード付きは高ポイントです。
▼ブランド8:『ウールリッチ』
1830年に設立されたアメリカ最古のアウトドアブランド。ペンシルバニア州ブラムランに、米国内初の毛織工場を建設したことから同ブランドの歴史はスタートします。バッファローチェックのウール生地がアイコンとして有名な『ウールリッチ』ですが、「アークティックパーカ」を筆頭としたダウン製品も傑作揃い。防寒性&デザインともに秀でており、大人の良き盟友となるはずです。
アイテム15
アークティックパーカ
アラスカのパイプライン作業員用に、1970年代に考案された「アークティックパーカ」。現行品はシルエットがモダンに刷新されており、街着としても実にスタイリッシュです。表地にはフッ素樹脂加工で撥水性を高めた60/40クロスを採用。たっぷりと封入された羽毛や、ふわふわのコヨーテファーのおかげで防寒性もハイレベルです。
柳川
『ウールリッチ』の「アークティックパーカ」は、不朽の名作のひとつ。アラスカの作業着として考えられたというヒストリーも男ゴコロをくすぐりますし、アパレル業界でも長く愛用している人が多い印象です。ちなみにパパラッチ写真などでもよく見かけるので、ハリウッドセレブの間でも人気のモデルといえるでしょう。
アイテム16
カターディンダウンジャケット
1990年代のマウンテンジャケットのデザインをイメージしつつ、ディテールや機能は今どきにアップデート。ダウンバッフルは『ウールリッチ』独自の山型シェブロンステッチキルトにすることで、ダウンの偏りを防ぎながらも体積はより大きく取っているので保温性にも優れています。シンプルなルックスなので、きれいめボトムとも好マッチ。
柳川
温故知新に溢れる、こんなダウンを待っていました! と言いたくなる1着ですね。ゴアテックス インフィニアムを採用しているので、防風、防水性が高く、多少の雨でもダウンが濡れずにすむのはうれしいです。止水ジップを部分的に使っている点や、ハの字にセットされた大きめのポケットなど機能にもこだわりが光ります。
▼ブランド9:『ピレネックス』
フランスはピレネー山脈の麓サン・セベにて、羽毛メーカーとして1859年に創業。当初は寝具類の生産を行っており、1960年代以降はOEMメーカーとしてシュラフなどのキャンプ用品やアパレル製品の生産にも着手します。そして、1990年代にオリジナルブランド『ピレネックス』を発表。現在ではフランスを代表するダウンブランドへと成長を遂げました。原毛から製品まで一貫して自社工場で生産できる、希少な存在でもあります。
アイテム17
アヌシー
運動性を重視した立体的なカッティングと、大人っぽいミドル丈を特徴とする人気型。高密度に織られたポリエステルギャバジンは、撥水性のある特殊フィルムがラミネートされているので小雨程度なら難なく対応します。羽毛には軽量でロフト感のあるフランスダックダウンを使用。
柳川
肩周りや袖に立体的なパターンを採用しているので、ジャケットの上に羽織ってもストレスなく着られるのが優秀。比翼仕立てなどですっきりとした外観には、フランスブランドらしい品の良さを感じます。毛足の長いラクーンは高級感を高めるのにも一役買ってくれますよ。
アイテム18
ベルフォール
「アヌシー」と同じくミドルレングスとなっており、ビジネスコーデにも難なくフィット。袖口から外気が侵入するのを防ぐインナーリブを使用するなど、気の利いたディテールも◎です。内部には700フィルパワーのフレンチダックダウンがたっぷりと詰められていて、保温性もかなりのモノ。
▼ブランド10:『ケープハイツ』
1990年に米国・ニューイングランド州で誕生。当時は『エルエルビーン』や『コロラド』などアウトドアブランドのOEM生産を手掛けるファクトリーでしたが、1994年に自社ブランド『ケープハイツ』を始動させます。ちなみに、日本に上陸したのは2014年のこと。シンプルデザインとハイレベルな機能を融合したダウンは、アウトドアのみならずファッションシーンでも支持されています。
アイテム19
ルタック
『ケープハイツ』のダントツ人気No.1モデルに君臨する「ルタック」。前身頃に入った大胆な斜めの切り替えと、中央に鎮座するブランドタグが一際目を引きます。やや細身のシルエットなうえに羽毛のボリューム感も抑えめですから、きれいめ派の大人にはうってつけのモデルです。表地の80/20クロスは耐久性と撥水性に富んでいます。
柳川
このダウンはフッ素樹脂加工が施されているので、撥水性と撥油性に優れているんです。どちらも汚れを落としやすい効果があるので、さまざまなシーンでガシガシ着ることができますね。控えめなボリューム感やシルエットなので都会的な1着をお探しの人におすすめです。ブランドタグをフロント中央にセットしているのも印象的。
アイテム20
サミット
クラシカルなデザインで人気を集めている同ブランドの定番モデル「サミット」。こちらも表地に80/20クロスを採用しており、撥水性と耐摩耗性に優れています。内ポケットやドローコードなどうれしい機能も搭載。適度にゆったりしたシルエットで着心地も申し分なく、シンプルゆえにどんなスタイリングにもマッチします。
▼ブランド11:『ワイルドシングス』
『ワイルドシングス』は1981年にスタート。アルピニストたちに向けて実用的なギアを製作するところから始まり、今では米国を代表するアウトドアブランドとして成長を遂げています。「軽くタフであること」を指針としたアイテムの数々はいずれも機能的。高機能でありながら街向けのデザインであることも人気ブランドとして台頭している要因です。
アイテム21
デナリジャケット
1983年に誕生して以来、同ブランドのフラッグシップモデルとして君臨する「デナリジャケット」。高水準の防水透湿性・保温性・軽量性を備え、過酷な自然環境下にも対応できるのが最大の特徴です。現行モデルにはイーベントという最高峰の透湿性を兼備した完全防水素材が使われています。そして、中綿素材には保温性に加えて撥水・速乾性にも秀でる人工羽毛のプリマロフトを起用。旗艦モデルにふさわしい圧巻のスペックを叶えています。それでいて“山男”っぽくない、スマートなデザインも見事に両得。
柳川
見た目はシンプルですが、内側がミリタリーを感じる波型のキルティングなのがかっこいい。着てみると程良いボリューム感なので、ストンと落ちるスリムストレートのパンツと好相性。足元はワラビーブーツなどでボリュームを持たせると、さらにバランスの良いダウンスタイルが手に入れられますよ。
アイテム22
ダクロンシャモニー
1990年代に登場した『ワイルドシングス』を代表する「シャモニージャケット」。こちらはそのディテールを忠実に再現しつつ、サイズ感や生地を改良して中綿入りにアップデートさせています。封入されているのはダウンではないですが、寝具向けに開発された中綿なので非常に軽くて保温性も抜群。
柳川
『ワイルドシングス』のコンセプトである”軽くてタフでなければならない”を体現したようなモデルですね。見た目はキャッチーなのに想像以上に軽く、防寒性にも優れていることに驚きです。サイズは通常よりも大きめの設定なので、普段より小さめをセレクトしても良さそう。
▼ブランド12:『ムーレー』
2006年にイタリア・ヴェローナでスタートしたラグジュアリーアウターブランド。『ムーレー』の顔であるダウンジャケットは、最高レベルのフィルパワーを誇るホワイトグースのダウンのみを使用しています。ボタンやファスナーといったパーツへのこだわりも妥協がなく、スポーティなダウンとは一線を画すクラス感が漂う仕上がり。まさに大人の男性にうってつけのブランドです。
アイテム23
ザビエール
大人にぴったりなテーラードタイプのダウンは、細かく仕上げたキルトステッチがモダンな印象を与えます。最高品質のグースダウンは、直接封入するインジェクション方式を採用。優れた保温性はそのままに、軽やかな着心地を味わうことができます。また、ボリュームを抑えているので冬はインナー使いするのもおすすめ。
柳川
イタリアブランドらしい艶やかなダウンですね。スポーティになりやすいアイテムを、あえてテーラード型にすることで大人顔になっているのが秀逸。タートルネックニットなどをインナーに合わせて、品良く着こなしたくなります。真冬はウールコートのインナーにして、異素材レイヤードを楽しむのも良いですね。
アイテム24
シーロ
ボタンの幅を狭めたセミダブルブレスト仕様が特徴的な『ムーレー』の最高傑作と称される「シーロ」。襟元の取り外し可能なレッキスラビットファーと、メリノウールに最高品質のカシミヤをブレンドした表地が相まって、纏うだけでワンランク上の着こなしへと導いてくれるはずです。
▼ブランド13:『エフシーイー』
2010年にデザイナーの山根敏史氏によって前身ブランドの『フィクチュール』がスタートし、2016年より現在のブランド名に。東京コレクションにも参加経験のある、有力ファッションブランドです。そのダウンウェアは、アウトドアスペックを擁しながらアーバンライフに難なく溶け込むシックさも兼備。目の肥えた大人をもうならせています。
アイテム25
『ナンガ』別注 エアフライト ボムジャケット
国内屈指のダウンファクトリー『ナンガ』とのエクスクルーシブライン。定番の「ボムジャケット」は、『エフシーイー』がダウン向けに開発したハイスペックなオリジナル生地であるエフライトを使用。耐水性や透湿性はハイエンドレインウェアと同様のスペックを持ち、さらには軽量でストレッチ性も備えているので着心地は抜群です。760フィルパワーのヨーロッパの高品質なダウンを封入。
柳川
このダウンを手に取ってまず驚いたのが軽さです。ボリューミーなのに非常に軽く、さらに着丈が短めに設定されているので今の気分にもぴったり。ラグランスリーブの肩の落ち具合もトレンド感がありますね。『ディッキーズ』のパンツなどでスケーターライクに着こなすとかっこいいですよ。
アイテム26
『グラミチ』別注 インスレイションジャケット
『グラミチ』とのコラボダウンは、回収ペットボトルを原料にしたリサイクルポリエステル素材製。撥水加工が施されているので、小雨程度の雨なら難なく弾いてくれます。ちなみに中綿はダウンではなく、通気性と保温性に優れた高機能パンチング中綿。よりサステナブルを重視したいという人におすすめの1着です。
柳川
パンツではなく、ダウンジャケットで『グラミチ』とコラボしているのがニクいところ。ハンティング風の3Dポケットが旬なディテールですね。内側にも大小異なるポケットを備えているのでバッグ要らず。リサイクル素材を使用するなどサステナブルな思考も素敵です。
▼ブランド14:『スノーピーク』
前身となる「山井幸雄商店」が新潟県三条市で設立されたのは1958年のこと。もともとは金物問屋でしたが、登山用具やキャンプギアの開発を経て、現在では日本を代表するアウトドアメーカーとして成長を遂げました。日本ブランドならではの生真面目な作りと、街でも映えるスタイリッシュなデザインを兼備しているのが同ブランドの大きな魅力。
アイテム27
タキビダウンジャケット
“さっと羽織れる防寒具”をイメージした「タキビダウン」シリーズの1着。難燃性に優れたアラミド100%の独自開発の生地を使用しているので、その名の通り焚き火の際に着用することができます。前立てはあえて簡易的なドットボタンのみにするなど、キャンプシーンでの使い勝手を高める工夫も満載。
柳川
『スノーピーク』といえば「タキビダウン」でしょ! というくらい人気のジャケットですよね。その名前とおり焚き火シーンでも安心して着用できる難燃性に優れていながら、シティでも馴染むデザイン力の高さは、さすがの一言! ドローストリングで裾を絞れるのもうれしいポイントで、冷気の遮断力を上げるのはもちろん、着丈をスタイリングによってアレンジできるのが最高です。
アイテム28
インディゴ C/N ダウンコート
オリエンタルなディテールを落とし込んだ個性的なデザインが目を引くダウンコート。日本の職人技を駆使して作られたオリジナル生地は、天然染めによってペーパーライクな独特な風合い。長く着用していくことで風合いが増していく、ジーンズのような経年変化も楽しむことができるのも魅力です。
▼ブランド15:『ダイワピア39』
世界のフィッシングシーンをけん引する釣り具メーカー「ダイワ」が、大自然と都市生活をつなぐ位置付けとして展開するアパレルブランド『ダイワピア39』。フィッシングウェアに見られる要素を現代のワードローブへと巧みに落とし込み、モダンなリラックスフィットで仕上げられたワードローブが揃います。素材やディテールワークに、日常シーンを快適に過ごせるような機能が盛り込まれている点も支持を集めている理由のひとつ。
アイテム29
テックバックパッカーダウンパーカー
丸みを帯びたボリューム感あるシルエットと、高密度で織られた光沢感のあるリップストップ素材が相まってどこかクラシカルなムードのこちら。両サイドに搭載された大ぶりなポケットは、デザイン上のアクセントとして機能しつつ、優れた収納性を実現しています。フードはデタッチャブル仕様で、表情の変化が楽しめるのも◎。
アイテム30
テックリバーシブルMA-1
米軍の初期型MA-1をデザインソースにしつつ、中綿としてダウンが封入された1着です。実はリバーシブルで着られる両A面仕様で、表面は取り外し可能なシガレットポケットやICSコードループなどを備えたフライトジャケット型、裏面は大小さまざまなポケットを配したフィッシングジャケット型。その日の気分に応じて使い分けができ、コーデの幅が広がります。
▼ブランド16:『ロッキーマウンテン フェザーベッド』
1960年代後半にアメリカ・ワイオミング州で誕生した『ロッキーマウンテン フェザーベッド』。1980年代後半にブランドはクローズしてしまいましたが、世界的なヴィンテージコレクターでもある寺本欣児氏率いるサーティーファイブサマーズ社によって復活。1枚革のウエスタンヨークや天然のムートンを使用した襟などは継承しつつ、サイジングやマテリアルに現代のエッセンスを加えたダウンウェアを発信しています。
アイテム31
クリスティジャケット
『ロッキーマウンテン フェザーベッド』を象徴する「クリスティジャケット」に、『ジャーナル スタンダード』が別注。レザーヨークやドットボタンなどを特別仕様に仕上げることで、オリジナルとは一線を画す唯一無二のルックスに。膨大なアーカイブを参考にしながら選定した、こだわりの配色にも注目です。
柳川
アメカジ好きなら絶対に外せないブランドですよね。しかも人気セレクトショップ『ジャーナル スタンダード』別注とくれば、かなり注目度が高い1着だと思います。座っても腰が隠れる裾のカットなど、男らしさだけでなく、考えたれたディテールも名品と呼ばれる所以。
アイテム32
ヘリテージ
「ヘリテージ」コレクションのダウンジャケットは、ムートンを省いたすっきりとした襟元と美しいシルエットが特徴。ヨーロッパ産の撥水ダウンを使用しているので、抜群の保温性を発揮してくれます。存在感あるイエローをベースにした配色は、アーカイブからインスパイアされた限定カラー。
▼ブランド17:『モンクレール』
1952年にフランスのグルノーブル郊外で誕生した『モンクレール』は、言わずと知れたプレミアムダウンの火付け役ブランド。中綿には厳しい基準をクリアした極上のホワイトグースが使用され、そのクオリティは指折りです。さらに、高級感溢れるデザインとタウンユースしやすいスマートシルエット。冬コーデを格上げする最良の一手となってくれます。
アイテム33
マヤ
ブランドのアーカイブをアレンジした人気モデル「マヤ」。表地に採用しているリュクスなシャイニーナイロンは、『モンクレール』を象徴する素材のひとつ。シルエットは細身&ショート丈となっているのでボトムスとのバランスが取りやすく、スタイリッシュな装いが簡単に完成します。フードは取り外せるので、スタイルに応じたアレンジを。
柳川
誰もが1度は袖を通してみたいブランドですよね。定番モデルの「マヤ」は、コンパクトでボトムスとのバランスが取りやすいです。今っぽく着こなすなら、細身のジーンズなどタイトなボトムスではなく、スウェットパンツなどのリラックス感あるボトムスをサラッと合わせるのがおすすめです。
アイテム34
フーデッドニットダウンジャケット
ナイロンダウンとニットによる大胆な切り替えが目を引く、カーディガンタイプの逸品。それ1着で個性的なコーディネートを演出できるGOODアイテムです。また、一般的なダウンジャケットよりも薄手の作りとなっているので、インナーとして活用するのもOK。
柳川
腕の可動域が広いニッティングの袖を採用したダウンなので日常使いはもちろん、ドライブなどのシーンにもフィットすると思います。袖にミリタリーなアクセントになるシガーポケットを配するなど、あえてフレンチらしくまとめていないのが逆に良いですね。
▼ブランド18:『デュベティカ』
かつて『モンクレール』で手腕を振るったジャンピエロ・バリアーノ氏を中心に、2002年にイタリアのベニスで設立されたダウン専業ブランド。フランス国内で育ったグレイグースから採取される貴重な胸元の産毛を使用し、最高クラスのクオリティを実現しています。アウトドアブランドとは一味違った、美しいシルエットも注目したいポイント。
アイテム35
ディオン
ブランド屈指の人気型ダウンといえば、前身頃からフード上部まで続くファスナーが特徴的なこの「ディオン」。表地の素材のバリエーションは多彩ですが、なかでも上質なシャイニーナイロンを使ったモデルは、揺るぎない定番アイテムとしてシーンで支持を集めています。ダウンアウター特有のもたつきを排除した端正なフォルムも好印象。
柳川
シャイニーナイロンは『デュベティカ』らしいエッセンスですよね。軽やかなショート丈なので、日本人にも非常にマッチするモデルだと思います。ウールなどのマットな素材感のアイテムと合わせて異素材MIXコーデに仕上げるとおしゃれ上級者に見えますよ。
アイテム36
ジェライオネ
N-3Bフライトジャケットをベースにした「ジェライオネ」は、ブランドを代表する人気モデル「ジェライント」の後継モデル。表地には高密度ポリエステルコットンが使われ、ミリタリー感を盛り上げるのに一役買っています。『デュベティカ』のアイコンである、フードまで続くダブルファスナーのフルジップデザインも健在。
柳川
男らしくて美しい! というのが、このダウンの第一印象。表地のミリタリーな表情が男ゴコロをくすぐりますし、着膨れすることなく着用できるところや絶妙なミドル丈、着る人を選ばないきれいなシルエットなど、見どころが満載です。細身から太めまで、幅広いボトムスと相性が良いのも◎。
▼ブランド19:『ヘルノ』
イタリア北部の自然豊かな街レーザで、1948年にジョゼッペ・マレンツィ氏が創設したラグジュアリーアウターブランドが『ヘルノ』。イタリアブランドらしいエレガンスなデザインで多くの人々を魅了しています。アイテムの価格帯は高めですが、その分クオリティはお墨付き。“一生モノ”としてライフスタイルに寄り添ってくれるはずです。
アイテム37
エスキモー
光沢感を抑えたマットなナイロンファブリックが使われており、大人っぽい着こなしとマッチング良好。スマホをはじめとした手回り品の整理がしやすい、多ポケットな作りも印象的な逸品です。その上、ボリューミーな見た目とは裏腹に着心地は驚くほどに軽やか。
アイテム38
N-3B ダウンコート
2020年よりスタートしたサステナブルな「グローブ」コレクションから、N-3Bフライトジャケットをベースにしたモデルをピックアップ。ダブルファスナーやループ付きボタンなどはそのままに、袖のポケットをそぎ落とすことで『ヘルノ』らしい洗練された表情に。きれいめボトムスとも相性が良く、まさに大人にぴったりの1着です。
柳川
ボタンまでも生分解できる素材で作られた「グローブ」ラインは、未来のために個人的にも注目しているラインです。武骨で男らしいイメージのあるN-3Bも、『ヘルノ』のフィルターを通すとソリッドで上品なデザインに仕上がっていますね。大人の色気も醸し出せるダウンだと思いますよ。
▼ブランド20:『タイオン』
ダウンの新定番ブランドとして注目を浴びている『タイオン』は、2016年に誕生した日本発のインナーダウン専門ブランド。高いクオリティに対し、圧倒的なコストパフォーマンを実現しており、アウターとしてもサマになる高機能なインナーダウンを幅広く展開しています。どんな着こなしにも使えるシンプルに徹したデザインも特徴。
アイテム39
スポーツクラシック フロントジップ ダウンパーカー
着回し力の高いクラシックでシンプルなデザインの前開きダウンパーカー。カンガルーポケットの裏地はフリース素材なのでハンドウォーマーとしても使用できるなど、見た目とは裏腹の便利な機能も備えています。1着で着るのはもちろん、冬はスウェットパーカーのようにスタイリングできるのも優秀。
アイテム40
ミリタリー リバーシブル ダウンジャケット
ダウンとボアの二重構造になったリバーシブル仕様。それぞれデザインも異なり、着こなしや気分によって表情を変えることができます。両サイドに入れられたファスナースリットは、インナーを覗かせるなどのレイヤードを楽しめるだけでなく、可動域を広げて動きやすくなる効果も。
柳川
ダウンジャケットでリバーシブル仕様とは珍しい! しかも裏面はボアジャケットなので印象をガラリと変えることができる、まさに一石二鳥のジャケットですね。ミリタリー好きに刺さるヘチマキルトを採用しているところにもこだわりを感じます。
▼ブランド21:『クレセントダウンワークス』
1974年にシアトルにて創業したアウトドア界の老舗。大量生産が当たり前となった現代においても、米国内の自社工場にてハンドメイドでダウンジャケットを生産しています。中綿のダウンにフェザーを10~50%混ぜるのが一般的な中、『クレセントダウンワークス』の中綿は最高品質のグースダウン100%を徹底。それゆえに、包み込まれるような暖かさを体感できます。
アイテム41
フーデッドプルオーバー
パーカー感覚でガバッと羽織れるプルオーバースタイル。裾とフードにはドローコードが配されているため、シルエットは自分好みにコントロールできます。シェルは引き裂き強度に秀でたナイロンリップストップで、中には高級グースダウンをたっぷりと充填!
柳川
『クレセントダウンワークス』の“アメリカ製”や“ハンドメイド”というキーワードに、刺さる男性は多いはず。ハンドポケットがダウンパックの柄と合わせて縫われているのは、一流の作り方である証しです。プルオーバータイプは人と被らないですし、裾を絞ると着丈をアレンジできるのも良いですね。
アイテム42
クラシコパーカ 60/40
1960~70年代にかけてアメリカ西部から人気に火がついた「クラシコパーカ」は、『クレセントダウンワークス』の定番。ヒップまで隠れる長めの着丈なので着回しやすく、ホワイトグースダウンと相まって防寒性も抜群です。表地はどこかレトロな雰囲気を放つ、コットンとナイロンを混紡した60/40クロス。
▼ブランド22:『シエラデザインズ』
1965年にカリフォルニア州で産声を上げた、アメリカきっての名門アウトドアブランド。マウンテンパーカーの原点的存在として有名ですが、ダウンジャケットも定番アイテムとして負けず劣らずの人気です。頑強な60/40クロスを使った表地に、保温性抜群の良質な羽毛、そしてトレンド不問なクラシックデザインなど、大人の刺さる要素が満載!
アイテム43
ダウンシエラジャケット
1966年に発表された名作「シエラジャケット」をベースとしたダウンアウター。アメリカ製のタフな60/40クロスを用いているため、耐久性も申し分ありません。風の侵入を防ぐべく、前立てはファスナー&ボタンの二重仕様になっているのも特筆すべきところ。フードはボタンを外せば簡単に着脱可。
柳川
アメリカ製の60/40クロスを使っているなど、アメカジど真ん中のダウンです。ハンドポケットの内側にはファスナー仕様の隠しポケットがあり、鍵などの大切なモノを入れるのに最適。ネイビーのスウェット×ジーンズでワントーンを構成すると、大人のアメカジスタイルが完成しますよ。
アイテム44
インヨー ダウンジャケット
マウンテンパーカーでお馴染みの60/40クロスを用いたダウンが誕生したのは、1971年のこと。絶大な人気を博したものの、上質なダウンの確保が困難となり、1990年代に惜しまれつつも廃番となっていました。それを現代に甦らせたのが本作。確かな品質を誇る700フィルパワーのダウンを用い、40年以上の歴史を持つ米国の工場で縫製しているこだわり満載の1着ゆえ、暖かさとタフな作りには全幅の信頼を寄せられます。
▼ブランド23:『カリマー』
アルピニズム発祥の国であるイギリスに本拠を置く『カリマー』は、1946年にサイクルバッグメーカーとして誕生。1950年代に入るとアウトドア用のリュックを発表し、今ではウェアやシューズまでトータルで製品展開しています。高い機能性に加えて、欧州ブランドらしい洗練されたデザインも持ち味としており、大人の日常着としても実に有能です。
アイテム45
ネビスパーカー
厳冬期の登山にも対応できる、ブランドの定番人気ダウン。表地は2レイヤーの防水ナイロンがベースとなっていますが、運動性が求められる背面は伸縮性&通気性に富むポーラテック ネオシェルで切り替えられています。内側には650フィルパワーのダウンを充填。
柳川
背面にポーラテック ネオシェルが使われているので、ストレッチ性が高く動きやすいのが良いですね。また、内側に大容量のメッシュポケットやファスナーポケットを備え、手ぶら派にもおすすめのダウンです。ラウンドカットした裾が腰周りを包み込んでくれるのもうれしい限り。
アイテム46
2Lインシュレイション ジャケット
インナーポケットに本体をコンパクトに収納できる、持ち歩きにも便利なパッカブル仕様。封入されているのはプリマロフト(R) ゴールド インサレーションと中綿ですが、ダウンに匹敵する復元力と抜群の保温性を発揮してくれます。表地には防水透湿性フィルム入りのメカニカルストレッチ素材を採用。
柳川
一際目を引くオレンジカラーが今の気分ですね。落ち着いた発色のボトムスはもちろん、薄い水色やイエローなどと合わせてレトロな配色に仕上げたり、存在感あるダウンでいて意外と汎用性も高いです。チェストポケットが多いなど、アウトドアブランドならではのディテールも秀逸。
▼ブランド24:『マムート』
マンモスロゴをアイコンとする『マムート』といえば、アウトドア界きっての実力派としてお馴染み。モンブランやマッターホルンといった名峰に囲まれる国スイスにて、1862年に幕を開けました。当初は農業ロープのメーカーでしたが、やがてクライミングロープの開発に着手。のちに、アウトドア製品も手掛けるようになりました。特に750フィルパワー以上の高品質羽毛が使われたダウンは看板アイテムとなっています。
アイテム47
グラビティ イン フーデッド ジャケット
グースダウンを惜しみなく封入したボリューミーな見た目とは裏腹に、重さ約470gと超軽量を実現しているのは、パーテック ダイヤモンドヒューズという新素材を使用しているから。さらに耐摩耗性や撥水性にも優れているので使い勝手も抜群です。フロントはベンチレーション的な役割も果たすダブルファスナー仕様。
アイテム48
アイスフォール ソー サーモ フーデッドジャケット
優れた防水性と軽量性、透湿性を備えたPERTEX SHIELDを表地に、グースダウン(ダウン90%、フェザー10%)をたっぷりと充填した超本格派。極寒地域にも対応する保温力はもちろん、補強バイザー付きのヘルメット対応フード、クライミングハーネス対応の2WAYフロントファスナーといった特別機能も搭載されています。それでいて見た目はシンプルなのでタウンユースもしやすいはず。
柳川
着丈はヒップにかかるくらいの少し長めに設定されていますが、実際に着てみるとややコンパクトなシルエット。ダウンながらもすっきりした印象で着こなすことができますよ。後ろ身頃の真ん中にブランドロゴが入っていて、背中で語れるところも魅力ですね。
▼ブランド25:『マーモット』
カリフォルニア大学のアラスカ氷河を研究するプロジェクトで知り合ったエリック・レイノルズ氏とデイヴ・ハントリー氏、そして友人のトム・ボイス氏によって1974年に発足。1976年には当時ほぼ無名だったゴアテックスをいち早く寝袋に採用するなど、常に挑戦的なモノ作りを実践し支持を集めてきました。ダウンはどのモデルも700フィルパワー以上の羽毛が使われ、防寒性は◎。しかも、羽毛そのものに撥水加工を施しているため、悪天候下でも強さを発揮します。
アイテム49
パルバット インフィニアム パーカー
1990年代に一世を風靡した名品「パルバットパーカー」を現代的にアップデート。防風・保温・透湿性をフォローする最先端素材ゴアテックス インフィニアムを、新たに表地として取り入れています。クラシカルなデザインと最先端機能が融合した1着は、大人の良き相棒に。
柳川
昔の名品がさらに進化して展開されているのは、単純にうれしいですよね。このダウンはボリューム感とフード周りの立体感が秀逸で、印象的な着こなしへと導いてくれます。シームレス仕様なので見た目がシンプルで、合わせるコーデを選ばないのもGOOD。
アイテム50
モンスーン ダウンパーカー
雨や汗による水分を含むと保温力が低減するダウンの弱点を、テクノロジーで解消したのが本作。750フィルパワーを誇るダウンは、羽毛自体に撥水加工を施したフレンチ ホワイトダック ダウン ディフェンダーを採用。表地も東レが開発した防水透湿素材のダーミザクス スラブテックゆえ、濡れたことによってダウン自体のかさ高が失われる心配がありません。またこの生地は、従来のシャカシャカ感のあるシェル素材とはまた違う、リネンライクな風合いも新鮮です。
ダウンジャケットのサイズ感は「ジャストorちょっと大きめ」が合わせやすい
ダウンジャケットは短丈~ミドル丈のものが多く、街ではインナーとのレイヤードを楽しむスタイルが人気です。そのため、小さめのサイズを選んでしまうと着用時に動きづらく、また見た目にも窮屈な印象を与えかねないので、サイズ感はジャストorちょっと大きめサイズを選ぶのが吉。写真のように、さまざまなインナーと合わせても違和感のない着こなしに仕上がります。
おしゃれショップスタッフが着こなす!
ダウンの人気コーデランキング
※掲載の金額はデータ更新日時点のものです。
ダウンジャケットを大人らしく着こなすためのヒント集
おしゃれで暖かい冬の最終兵器ともいえるダウンジャケットですが、ただ羽織ればOKというわけではありません。よりスタイリッシュなコーデを作るための6つのヒントを参考にしてみてください。
ヒント1
山男感が気になるなら、ダウン以外は街顔アイテムに
ダウン特有の山っぽさを消すことに難しさを感じるならば、思い切ってダウン以外の服を街寄りに振り切るのが吉。こちらのように、ニットやスラックスを合わせてあげるだけで都会的なカジュアルに落とし込めます。また、足元をアクティブさと上品さを兼備した白スニーカーにすれば、ダウンと街顔アイテムのちょうど良いつなぎ役になってくれます。
ヒント2
あえてのワイドパンツで、ダウンのボリュームを味方につける
上半身にどうしてもボリューム感が出てしまうのはダウンの宿命。これをいなすためにパンツでバランスを取るのが常套手段ですが、今なら潔く太めのワイドパンツを合わせてみるのも有効打に。上半身から足元に向かってストンと落ちるシルエットを描くことで、ダウンのモコモコ感が悪目立ちせず、しかも時代感のあるスタイルに仕上がります。インナーや靴を白にして抜け感を作っておけば、重たい印象にも傾きません。
ヒント3
ストリート感ある小物の投入で、ダウンの着こなしにも旬感を
ダウンを街映えさせようと思うと、シンプルな装いに持っていきがち。こうした引き算の発想も決して悪くはないのですが、平凡な印象にまとまっておしゃれとしての面白みが失われてしまうことも。こうした落とし穴を回避するのに有効なのが、ストリート感のある小物を足すこと。今ならバケットハットやボリュームスニーカーをサクッと投下するだけで、旬を感じる装いを一瞬で作れます。
ヒント4
大人顔コートに仕込んで、レイヤード巧者の仲間入り
きれいめな装いがメインなので、どうしてもダウンに苦手意識が……。という人に試してほしいのが、ダウンのインナー使い。このようにステンカラーコートの中に仕込んであげるだけで、レイヤード巧者な印象と暖かさの両徳を狙えます。インナーダウンとして使いやすいノーカラータイプならコートの襟にも干渉しないので無理なく着こなせ、こなれた印象に仕上がります。
ヒント5
アウトドア顔ダウンは、自己主張控えめな服で引き立てる
ダウン自体のアウトドア感が強めな場合は、合わせる服の主張は抑えめにするのが吉。テイストを合わせすぎると街で浮いたり、服同士がケンカしたりして収拾がつかないことに。ここは奇をてらわず、他のアイテムをモノトーンでまとめ、ダウンを引き立ててあげるのが賢明です。その上で、カーゴパンツやサングラスといったダウンと相性の良い男らしいアイテムを加えても、雰囲気良くまとまります。
ヒント6
ボリューム感をいなす裏技として、逆V開きが効果大!
ダウン特有のボリューム感をいなす方法は、実は多種多様。細身のパンツでメリハリをつけるといった手法がお馴染みですが、もっと手っ取り早く効果を出せるのがこちらの逆Vの前開きです。トップのボタンだけを上留めするだけ(ダブルジップの場合は上側だけ閉じる)なのですが、これだけで全体のシルエットに緩急を作ることが可能。これならパンツのシルエットなどは特に意識する必要もなく、拍子抜けするくらい簡単にダウンのボリューム感を味方につけられます。
この記事の掲載アイテム一覧(全50商品)
画像をタップクリックするとアイテム詳細が表示されます
-
『デサントオルテライン』 アンカー
-
『デサントオルテライン』 マウンテニア
-
『タトラス』 ドミッツィアーノ
-
『タトラス』 ボルボレ
-
『カナダグース』 ジャスパー
-
『カナダグース』 シャトーパーカー
-
『ナンガ』 オーロラダウンジャケット
-
『ナンガ』×『アーバンリサーチ iD』 別注オーロラ3レイヤーダウンBZ
-
『ザ・ノース・フェイス』 マウンテンダウンジャケット
-
『ザ・ノース・フェイス』 アンタークティカパーカ
-
『西川ダウン(R)』 ラムレザーG2ダウン
-
『西川ダウン(R)』 スポーティーフードダウン
-
『ファーストダウン』 バブルダウンジャケット
-
『ファーストダウン』 ラップダウンパーカー
-
『ウールリッチ』 アークティックパーカ
-
『ウールリッチ』 カターディンダウンジャケット
-
『ピレネックス』 アヌシー
-
『ピレネックス』 ベルフォール
-
『ケープハイツ』 ルタック
-
『ケープハイツ』 サミット
-
『ワイルドシングス』 デナリジャケット
-
『ワイルドシングス』 ダクロンシャモニー
-
『ムーレー』 ザビエール
-
『ムーレー』 シーロ
-
『エフシーイー』×『ナンガ』 別注 エアフライト ボムジャケット
-
『エフシーイー』×『グラミチ』 別注 インスレイションジャケット
-
『スノーピーク』 タキビダウンジャケット
-
『スノーピーク』 インディゴ C/N ダウンコート
-
『ダイワピア39』 テックバックパッカーダウンパーカー
-
『ダイワピア39』 テックリバーシブルMA-1
-
『ロッキーマウンテン フェザーベッド』 クリスティジャケット
-
『ロッキーマウンテン フェザーベッド』 ヘリテージ
-
『モンクレール』 マヤ
-
『モンクレール』 フーデッドニットダウンジャケット
-
『デュベティカ』 ディオン
-
『デュベティカ』 ジェライオネ
-
『ヘルノ』 エスキモー
-
『ヘルノ』 N-3B ダウンコート
-
『タイオン』 スポーツクラシック フロントジップ ダウンパーカー
-
『タイオン』 ミリタリー リバーシブル ダウンジャケット
-
『クレセントダウンワークス』 フーデッドプルオーバー
-
『クレセントダウンワークス』 クラシコパーカ 60/40
-
『シエラデザインズ』 ダウンシエラジャケット
-
『シエラデザインズ』 インヨー ダウンジャケット
-
『カリマー』 ネビスパーカー
-
『カリマー』 2Lインシュレイション ジャケット
-
『マムート』 グラビティ イン フーデッド ジャケット
-
『マムート』 アイスフォール ソー サーモ フーデッドジャケット
-
『マーモット』 パルバット インフィニアム パーカー
-
『マーモット』 モンスーン ダウンパーカー
掲載アイテムをもっと見る(38商品)
KEYWORD関連キーワード
柳川
「アンカー」は知る人ぞ知る名品ですよね。シルエットはややタイトめですが、軽さと動きやすさ、さらには透湿性もピカイチです。脇下のファスナーは衣類内の熱を逃してくれるディテールなので、電車通勤の方などにはうれしい機能だと思いますよ。