この秋の本命は、着回し力抜群のファティーグパンツ

この秋の本命は、着回し力抜群のファティーグパンツ

ファッションの定番キーワード“ミリタリー”。秋になると毎年のように浮上しますが、今年はとりわけ注目の的。その中でもファティーグパンツが、着回しやすくて便利です!

平 格彦

2015.10.15

ボトムス
ワークパンツ
ミリタリーファッション

王道にしてトレンドのファティーグパンツが今季の狙い目

メンズファッションの定番要素である“ ミリタリー ”は、どんな着こなしとも相性が抜群。特に今シーズンは注目を浴びていて、男臭さを中和してマイルドに取り入れるスタイルがもてはやされています。そこで注目したいのが“ファティーグパンツ”。アーミー感がちょうど良く、持ち前のルーズなシルエットも今季的です。

そもそもファティーグパンツとは?

“fatigue”は軍隊における“労働、雑役”といった意味。そうした役割を担う隊員用のパンツを指していました。軍の料理担当が使用していたことから (パン職人が使用していたなど諸説あり)“ ベイカーパンツ ”とも呼ばれています。特徴は、五角形の大きなパッチポケット。カーキ色のチノクロスを用いたタイプが基本形です。

ルーズなシルエットを生かしてはきこなすのがポイント

Style1

ファティーグパンツのルーズなシルエットを強調するなら、トップスはコンパクトにまとめるのがイチ押し。ライダースジャケットは打ってつけです。白を挿した抜け感も絶妙。

Style2

パンツもトップスもルーズですが、全体のバランスが絶妙でスタイリッシュな印象。ラフになり過ぎないよう、革靴や小物で格上げしたテクニックも盗みたいところです。

Style3

これからの季節はダウンベストを使ったレイヤードもおすすめ。ベストの面積が小さいのでトップスがコンパクトに見え、ルーズなファティーグパンツも引き立って新鮮な印象です。

Style4

ミリタリーテイストのファティーグパンツは男らしい印象。その土っぽさを軽減するため、ホワイト系のシャツを合わせてマイルドに仕上げるのが今シーズンの定番のひとつです。

Style5

着回しやすいファティーグパンツはジャケットスタイルに用いることも可能。ジーンズやチノパンで着崩すよりも新鮮で、今季らしく映ります。革靴を合わせれば、より一層上品に。

マイルドなミリタリー感とルーズなシルエットが魅力のファティーグパンツ5選

Item1『ガンホー』の4POCKET FATIGUE

アメカジの定番ブランドが展開するファティーグパンツは、太過ぎず細過ぎないシルエットが特徴的。軍用品に使われるバックサテン地を用いているため耐久性があり、長く愛用できること請け合いです。また、使い込むほどに味感も深まっていきます。この秋は、あえてワンサイズ上げてルーズにはきこなすのもおすすめ!

Item2『ジャーナル スタンダード』のバックサテンベイカーパンツ

こちらもオーセンティックな1本。1940年代のベイカーパンツをベースにしつつ、ゆるめのテーパードシルエットでモダナイズしています。ムラ糸のバックサテン地を製品硫化染めしているため、風合いが豊か。アタリや色落ちが出やすい染料を使用しているため、着込んでいくことで独特な表情が際立っていきます。

Item3『ヒステリックグラマー』のハイゲージ裏毛ベイカースウェットパンツ

リラックスしたムードを演出するなら、スウェット地のベイカーパンツも狙い目です。例えばこの1本は、極限まで度目を詰め、天竺の表面を薄く起毛した高級感のある素材を使用。ストレッチ性に優れているため、驚くほど軽やかなはき心地に仕上がっています。マイルドなミリタリーテイストが今季らしい雰囲気です。

ヒステリックグラマーのおすすめ15選。加工デニムからおすすめのウェアまで

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設立から35年以上が経つ現在も、独自のスタンスを貫く『ヒステリックグラマー』。ブランドの顔であるデニムから注目の最新アイテムまで、余すところなくナビゲートします。

山崎 サトシ

Item4『コーエン』のデニムストレッチベイカーパンツ

異素材狙いなら、加工感のあるデニムも今季らしくておすすめです。しかもこのアイテムは、デニム工場で縫製しているため、ジーンズ特有のパッカリング(凹凸感のある縫い目)や色落ち具合なども楽しむことができます。シルエットは、細過ぎず太過ぎないストレート型。伸縮素材なので動きやすい仕上がりです。

Item5『シップス』のコットン/ウール イージー ファティーグ パンツ

コットン×ウール生地を採用することで土くささを中和し、品良く仕上げたファティーグパンツ。上品過ぎずカジュアル過ぎないバランスが今っぽいアイテムです。ウエストにはドロコードが通っているので、イージーパンツのようにリラックスしてはきこなせます。また、シルエットが定番的で着回しやすさも抜群です。

出版社を経て独立。「Men’s JOKER」と「RUDO」は創刊から休刊までほぼ毎号で執筆。さらに「MEN’S CLUB」「GQ」「GOETHE」など、60以上のメディアに関わってきた。横断的、俯瞰的に着こなしを分析するのが得意。そんな視点を活かし、「着こなし工学」としての体系化を試みている。
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