キルティングジャケットと言えばココ。ラベンハムの定番&別注モデルを総まとめ

キルティングジャケットと言えばココ。ラベンハムの定番&別注モデルを総まとめ

クラシック回帰の流れを受け、人気再燃のキルティングジャケット。その定番ブランドといえば『ラベンハム』です。オン・オフ使える頼もしい逸品たちは、大人の良き相棒に!

山崎 サトシ

2019.10.24

ラベンハム(LAVENHAM)
アウター
ジャケット
別注・コラボレーション

『ラベンハム』のキルティングジャケット。そのはじまりは“馬”でした

『ラベンハム』は、イギリスのサフォーク州にあるラベンハムという小さな村で設立されたブランド。幕を開けたのは1969年で、当時エリザベス女王に仕える女官であったミセス・エリオット氏によって興されました。

ブランドのルーツとなったアイテムは、ロゴマークにも使われているホースブランケット。当時のホースブランケットはジュート素材が主流で、保温性が悪かったことから改良を求める声が上がっていました。そこで彼女はナイロンキルティングを使ったホースブランケットを発案。軽さ・保温性・耐久性を備えていたことから、瞬く間に需要が広がっていきます。

その後、乗馬愛好家たちからこの素材で作られたジャケットへの要望が高まり、1972年にナイロンキルティングジャケットを発表。1978年には名作と名高い「ダイヤモンド・キルティング・ジャケット」をリリースし、本国イギリスでの人気を不動のものに。そしてイタリアやフランスでのブレイクを経て、今では世界中で愛されるキルティングジャケットブランドとなりました。

なぜ定番化? 『ラベンハム』ならではのこだわりと魅力ってココなんです

今でこそ定番として知られる『ラベンハム』のキルティングジャケットですが、長きにわたって愛されている理由は、やはり同ブランドならではの魅力があるから。今もなお大人の心を惹きつける3つの魅力に迫ります。

魅力1信頼の置ける100%自社生産

『ラベンハム』のキルティングジャケットは、すべてサフォーク州のサドバリーにある自社ファクトリーにて製作されています。生地の生産からソーイングに至るまで徹底してこの工場で管理されているため、製品のクオリティは常に高いレベルで安定。さらに、非常に厳しい検品を通過したものが市場へと送り出されます。

魅力2豊富な素材のバリエーション

「ダイヤモンド・キルティング・ジャケット」をリリースして以降、ファッション性の強化にも力を入れている『ラベンハム』。当初はナイロン素材での展開が主でしたが、今ではウールやカシミヤ、コットンなどさまざまなバリエーションがラインアップされています。もちろん、軽さ・保温性といったキルティングジャケット本来の魅力はしっかりとキープ!

魅力3オールラウンドに合わせられる振り幅の広さ

無駄な装飾を省いたシンプルなルックスを特徴とするキルティングジャケットは、どんなテイストのコーディネートともすんなりマッチ。その上、ビジネスコートとしてスーツの上にも着られます。平日~週末まで万能に合わせられる振り幅の広さもストロングポイントです。

定番から新作まで。『ラベンハム』のキルティングジャケット一覧

ブランドの歴史を彩ってきた大定番から新作モデルまでをピックアップ。いずれのアイテムも優れた着回し力を有しているので、ワードローブに1着は欲しいところ。言うまでもなく、スタイリングセンスの格上げ効果も抜群です!

アイテム1デンハム

ブランドのクラシックモデルである「ミルデン」をデザインベースとしつつ、シルエットを現代的にブラッシュアップした新定番。スーツの裾がちょうど隠れるミドル丈で、表地のポリエステルは光沢感控えめで落ち着いた風合いです。適度な撥水性も備えているので、雨の日でも憂いなく着用することが可能。

アイテム2レイドン

スマートな着こなしを叶えてくれるタイトフィットモデルがレイドンです。計算されたパターンが、スタイルを美しく見せてくれます。加えて、サイドベンツ仕様となっているため動きやすさも備えた、才色兼備なアウターといえます。ジーンズはもちろん、クリーンなスラックスまで対応する汎用性の高さもあり、大活躍必至!

アイテム3レクサム

2016年の秋冬シーズンからメンズコレクションに仲間入りしたモデルで、スリムシルエットのスーツと合わせることを考えて作られています。英国のテーラリング技術を用いた立体的なパターン設計のおかげで、シャープなフィット感ながらも無駄な窮屈さを感じることはありません。もちろん休日のカジュアルシーンにも対応します。

アイテム4デンストン2S

フードが取り外し可能となっている2WAYジャケット。着こなしに応じてアレンジできる使い勝手の良さから、年齢を問わず支持されています。その便利さに加えて、やや小ぶりの襟&ミドル丈を特徴とする、バランスの良いフォルムも美点。秋冬の主役として申し分ないアイテムです。

アイテム5ウェイブレッド

2019年のニューモデル「ウェイブレッド」は首元を覆うスタンドカラーが特徴的。やや長めの丈感でビズスタイルとも相性が良く、カジュアルコーデに合わせてもスマートに仕上がる優れモノ。フロントボタンの留め具合によって違った印象が楽しめる、汎用性の高さが魅力です。

人気ショップ&ブランドによる別注も豊作

有力セレクトショップ&ブランドとのコラボレーションモデルも豊富にスタンバイ。『ラベンハム』らしい安定感はそのままに、差別化を狙えるのがうれしいところ。どれも完売が見込まれるアイテムだけに、早めに入手しておきたいですね。

『ラベンハム』×『シップス』

不動の定番モデルたるレイドンを基盤として、着丈を4cm長くアレンジした「ケディントン」。わずかな違いですが、一段とスーツと合わせやすくなっています。写真は”セーラー”と名付けられた『シップス』らしい別注カラーで、ブルー系の鮮やかな色味が印象的です。

『ラベンハム』×『ジャーナル スタンダード レリューム』

定番モデルの「デンハム」をアレンジ。通常よりも着丈を長く設定することで、スーツ着用シーンでのさらなる利便性アップを追求しています。コート感覚で羽織ることができるため、カジュアルスタイルにおいても新鮮に着こなせます。

『ラベンハム』×『エディフィス』

通常は表地と同色になっているライニングを、シックなグレーカラーに変更。一見インラインモデルと同じに見えますが、動きに合わせてチラリと覗く裏地がさりげないアクセントになっています。フロントを開けて着こなしたいところですね。

『ラベンハム』×『ブリティッシュメイド』

特徴は、自宅で手洗いが可能なところ。ファインデニール糸を高密度に織り上げた生地で、クリーニングを繰り返しても撥水効果が持続します。襟やバインディングの素材をコーデュロイからボディと共地に変更しており、色落ちが気にならないのもうれしいポイントです。

『ラベンハム』×『フレッドペリー』

英国ブランド同士のタッグから生まれたモッズパーカー。本来はミリタリー感が強くなりがちなアイテムですが、『ラベンハム』のキルティング素材を使うことできれいめな印象に昇華。首元には『ラベンハム』と『フレッドペリー』、2つのタグが並びます。

ビジネスからカジュアルまで。着こなしサンプルを一挙見せ!

前述の通り、オン・オフを問わない万能性を備えている『ラベンハム』のキルティングアウターを使ったコーデサンプルを、カジュアル&ビジネスの両スタイルで紹介していきます。どの着こなしにも『ラベンハム』をセンス良く着こなすためのヒントが満載です!

▼ビジネススタイルに『ラベンハム』のキルティングジャケットを取り入れた好サンプル

まずはビジネス編からスタート。『ラベンハム』はセットアップスーツにもジャケパンコーデにもマッチしてくれます。基本的に仕事着としてキルティングジャケットを着る場合は、ネイビーやブラックなどのダークトーンを選ぶのがベターといえるでしょう。

グレーのセットアップと同色のキルティングジャケットを選択し、統一感あるビジネススタイルを構築。その一方、シャツ&タイでは華やかなチェック柄を取り入れて華やぎもうまく落とし込んでいます。スエード靴で温かみのある雰囲気を出したのもGOOD。

『ラベンハム』のアウターと中のジャケットをキャメルカラーでまとめて、秋冬っぽいムードを創出。単調なビジネススタイルにならないよう、発色の鮮やかなタイをアクセントとして据えました。また、ジャケットに付くフードがほんのりと抜け感を描き出しています。

すっきりシャープな『ラベンハム』のキルティングジャケットならば、ボリューム感あるストールと組み合わせても重々しく見えてしまう心配はありません。ハウンドトゥース柄のタイを取り入れ、キルティングジャケットのもつトラッド感を強めたのもポイントです。

▼カジュアルスタイルに『ラベンハム』のキルティングジャケットを取り入れた好サンプル

続いてはカジュアル編の着こなしをチェック。上品なコーディネートに馴染ませるのはもちろん、ラフな着こなしを引き締める場合にも『ラベンハム』が活躍します。意外にもスウェットパンツやデニムといったアクティブテイストのボトムスとも好相性を発揮!

スウェットパンツにキャップ、さらにはスニーカーと、スポーティなアイテムを多用。それでいて大人っぽいイメージなのは、上に羽織った『ラベンハム』のおかげ。アクティブ感が色濃くなる派手なカラーは避け、落ち着いた色合いでシックさを高めたのも技アリです。

ヴィンテージ加工のラフな薄青デニムと、ブリティッシュトラッド顔なキルティングジャケットの競演。アイテム数を押さえたミニマルな着こなしですが、異テイストMIXのおかげで十分にメリハリを感じさせます。足元はどちらのアイテムともマッチするスエードスニーカーを抜擢。

コーディネートの主役となるのは「デンストン2S」。きれいめの装いにリラックス感を打ち出すべく、フード付きの状態で着用しました。ボトムスにはライトベージュのチノパンをもってきて、全体を巧みにトーンアップ。薄手のキルティングジャケットとも相まって、重苦しさを感じさせない秋冬コーデに帰結しています。

アフロ歴15年のファッションライターで、趣味はヴィンテージモノの収集とソーシャルゲーム。メンズファッション誌を中心として、WEBマガジンやブランドカタログでも執筆する。得意ジャンルはアメカジで、特にデニム・スタジャン・インディアンジュエリーが大好物!
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