
大人がムートンブーツを履くための着こなしテクとおすすめブランド
防寒対策には必須のムートンブーツですが、そのほっこり感やかわいらしさで、大人が取り入れるには難しいと思われがち。大人にも似合う着こなしテクとセレクトをご紹介!
暖かくて履き心地抜群のムートンブーツ
ムートンブーツとは、オーストラリアの羊の毛刈り職人発祥のブーツ。ムートンはフランス語で羊毛のことを指しており、英語だとシープスキンブーツと呼ばれます。保温性と通気性に優れた羊毛は、夏は涼しく冬は暖かいのが特徴で、さらに履き心地の良さも魅力です。70年代にはサーファーの間で大ブームとなりました。2000年代に入るとセレブの間で人気に火が付き、西海岸テイストのファッションに欠かせない存在に。
大人の装いにもムートンブーツはアリ! 着こなしのポイントとコーデ例
ムートンブーツというと、女性や若い男性が履いているイメージがあるかもしれませんが、セレクトや着こなし次第で大人のメンズにも難なくマッチします。スタイリッシュさと大人っぽさを意識したスタイリングで、子供っぽく見せないのがポイント。
▼ポイント1:細身ボトムスを合わせてブーツインするのが基本形
ボリュームのあるムートンブーツをすっきり着こなすには、シャープな細身ボトムスを合わせてブーツにインするのが定石。普段のスタイリングのハズしとして、レザーブーツや革靴にはない抜け感を演出することが可能です。
コーデ1
レザーの男クサさにムートンブーツで抜け感を演出
レザージャケット×インディゴジーンズという男らしいスタイルを、ムートンブーツでハズした着こなし。細身のジーンズならブーツインしてすっきりキマるので、野暮ったさとは無縁です。暗くなりがちな冬の着こなしに、明るいベージュが抜け感をプラス。
コーデ2
MA-1×ムートンブーツも相性良し!
こちらは、MA-1を主役にブラックでまとめた装いにベージュのムートンブーツを投入。シンプルな着こなしのアクセントとしても効果を発揮し、メリハリあるスタイルに仕上がっています。ムートンブーツはショート丈を選ぶとブーツインしやすく、バランスも取りやすくておすすめ。
▼ポイント2:こなれ感アップのカギはボトムスとのバランス!
ムートンブーツの着こなしにおいて、悩むのがボトムスとのバランス。細身のボトムスならすっきりブーツインできますが、ボトムスによってはそうはいかないものもありますよね。以下では、参考にしたいバランスをご紹介します。
コーデ1
ジーンズのロールアップでバランス調整
キルティングジャケットにジーンズを合わせたきれいめカジュアル。細身すぎないジーンズなど、ブーツインすると足元がもたついたりルーズに見えたりするようあれば、ロールアップするのが正解です。ジャケット、帽子、ブーツをブラウンで揃えている点も高ポイント。
コーデ2
ファーを覗かせて洒落感とメリハリを
ゆるめのカーゴパンツにムートンブーツでは、パンツの裾がもたついてしまいそうですが、ブーツをロールダウンすればOK! 折り返したファー部分がポイントになり、メリハリのある足元が作れます。洒落感がアップするうえに、足元がだらしなく見える心配もありませんよ。
コーデ3
クロップドパンツ×アンクル丈ブーツの上級バランス
ロングアウターを着用した上半身が重めの着こなしには、クロップド丈のパンツ×アンクル丈のムートンブーツで足元に軽さを出すと好バランス。パンツの裾から覗くチェック柄のソックスがさりげないアクセントとなり、洒落感アップに貢献しています。
ムートンブーツの鉄板人気はこの2ブランド
ムートンブーツといえば、やっぱりこの2ブランドはハズせません。まずは、男女問わず根強い人気を誇る鉄板ブランドからチェックしましょう。その定番や最新モデルもご紹介します。
▼ブランド1:『アグ』
1978年、南カリフォルニアにてオーストラリア人サーファーが立ち上げたシューズブランド。彼が強い愛情を持っていたシープスキンを使ったブーツは、海あがりに素足で履ける心地良い靴として、瞬く間に定着。2000年代初期にはハリウッドセレブやファッション誌からも注目を浴び、機能だけではなくスタイリッシュなシューズブランドとして人気を博しています。
アイテム1
『アグ』クラシック ミニ
ブランドを代表するモデルといえば、このクラシックシリーズ。なかでも、1番ショート丈のミニはブーツインはもちろん、パンツをロールアップしたときにもバランス良く履けるとあって人気です。天然ウールのインソールと軽くてしなやかなアウトソールで、履き心地の良さも抜群!
アイテム2
『アグ』ニューメル
バランスの取りやすいショート丈のレースアップブーツです。足入れがスムーズなソフトなカウスエードアッパーと、シープスキンのライニングで履き心地の良さはバッチリ! ボリュームのあるハイカットスニーカーを思わせるスタイルで、今年らしいアウトドアテイストを演出できます。
▼ブランド2:『エミュ』
牧場の管理から羊の飼育まで自社で行うほどの、徹底したこだわりで上質なシープスキンのブーツを生み出している『エミュ』。足馴染みの良いヒールカップや二重のEVA素材を使ったアウトソールで、歩きやすさを実現しているのも特徴です。また、防水&撥水加工が施されているので、雨や雪の日でも気にせず履けるのもうれしいですね。
アイテム1
『エミュ』スティンガー プラチナム ローカット
ブランドの中の最高峰ラインである「スティンガー プラチナム」はオーストラリア製で、通常のタイプよりも外革がしっかりしており、ボアの量も多いという贅沢な作りが特徴。サイドのヴィンテージ加工されたエンブレムがスタイリッシュなアクセントになっています。シンプルかつ細身のシルエットで、脚長効果が期待できるのも◎。
アイテム2
『エミュ』シャーロット ミニ
こちらは合わせやすく汎用性の高いショート丈。上質なシープスキンを使用した暖かさや履き心地に加え、防水スエードと防水ソールを採用した防水性の高さにも注目です。耐久性・クッション性にも優れているため、歩きやすく疲れにくい点もポイント。
他にもチェックしたい。おすすめのムートンブーツ
前述した2ブランド以外にも、秋冬シーズンにはさまざまなムートンブーツが登場します。そんな中から、大人の着こなしに似合うおすすめモデルを厳選。人と差がつく1足をお探しならこちらからぜひ!
アイテム1
『メレル』ウインター プル オン
1981年にアメリカで創業したアウトドアシューズブランド『メレル』。「ジャングルモック」や「カメレオン」を中心に、ここ日本でも注目されているブランドですが、ムートンブーツも必見です。スエードレザーのアッパーは撥水加工を施しているため、急な悪天候でも安心して履けるうえに、グリップ力に優れたソールを搭載し歩行性も◎。見た目もシンプルで着こなしを選ばないのもうれしいポイントです。
アイテム2
『ジェリー』撥水仕様 ミドル ボアブーツ
アメリカのエベレスト登山隊のオフィシャルユニフォームとして採用されたことからも、その実力が伺い知れるアメリカ発のアウトドアブランド『ジェリー』。機能性もさることながら、手を出しやすい価格帯かつしゃれたデザインのものが多く展開されています。こちらはモコモコとしたボア仕様が見た目にも暖かい1足。履き口にはドローコードを内蔵しているため、絞れば冷気や雪の侵入を防いでくれるうれしいギミックも。
アイテム3
『ハンター』オリジナルシェルパブーツ
イギリスの伝統あるブランド『ハンター』からは、時代にマッチしたビーガン認証フリースを使用した1足をご紹介。天然ゴムのソールと断熱ネオプレン素材を組み合わせた100%防水を実現。シェルパフリースはビーガン認証でありながら、マイナス5度までの低温でも着用可能という実力派です。また、フリース部分はロールアップ可能なため、コーデに合わせて2WAYで楽しめます。
この記事の掲載アイテム一覧(全7商品)
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『アグ』 クラシック ミニ
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『アグ』 ニューメル
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『エミュ』 スティンガー プラチナム ローカット
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『エミュ』 シャーロット ミニ
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『メレル』 ウインター プル オン
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『ジェリー』 撥水仕様 ミドル ボアブーツ
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『ハンター』 オリジナルシェルパブーツ
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