秋冬の一大トレンド。ボアジャケットの注目アイテムと着こなし方

秋冬の一大トレンド。ボアジャケットの注目アイテムと着こなし方

毎年秋冬になるとボアジャケットの注目度が上がりますが、今年はこれまで以上に脚光を浴びています。うまく味方につけて、着こなしの旬度アップを狙いましょう。

山崎 サトシ

2018.11.19

アウター
ジャケット
冬の着こなし・コーデ
秋の着こなし・コーデ

防寒性もトレンド感も◎。ボアジャケットを使わないなんて損!

ボアジャケットは、これまでも秋冬の定番として毎年一定の人気がありましたが、今は起毛系アイテムがメンズトレンドということもあり、とりわけ高い注目度を誇っています。旬度だけでなく、非常に高い防寒性もボアジャケットが持つ強みの1つで、インナーのチョイス次第で真冬でも活用可能。今押さえておけば長く着られるので、優先してチェックしておくべきでしょう。ただ、ひと口にボアジャケットといってもその種類は実にさまざま。当記事ではタイプ別におすすめのアイテム&コーデ術をご紹介してきます。

タイプ1:見た目にも暖かさ満点な総ボアジャケット

まず見ていくのは、表地の全体もしくは大半にボアが使われた総ボアタイプ。最も王道的なボアジャケットといえばコレです。モコモコとした風合いで見た目にも温かく、さらに存在感も十分。大人カジュアルとの親和性を考慮するとデザインは過度に主張しないシンプル系をチョイスするのがいいでしょう。

アイテム1『グラム』ルーズボアジャケット

古き良きアメリカンビンテージのボアジャケットをモチーフとしつつ、旬なドロップショルダー&ビッグシルエットにアップデート。ポリエステル100%のボアらしく、イージーケアなのも魅力です。余計なディテールを排した簡潔なデザインで、汎用性に関しても申し分ありません。

アイテム2『アルファ』ボア ライナー ブルゾン

昨今人気が高まりつつあるミリタリーアウターのライナーをイメージしてデザインされたノーカラージャケット。デタッチャブル式のキルティング製フードが付属していて、2通りの着こなしが楽しめます。ドロップしたショルダー、太めに設定された袖幅で今っぽく着られます。

アイテム3『コールドブレイカー』×『フリークスストア』別注 ボアジャケット

羊毛製品を十八番とするポーランド生まれのブランドより。マイナス30度にもなる極寒地で育った羊の毛を使ったボアジャケットなので、防寒性は折り紙付き! さらに、特殊な技術を加えることでウール製品にありがちなチクチクした肌触りを軽減しています。

アイテム4『ロスコ』フリース ボアジャケット

アメリカ東海岸のマンハッタンで1953年に設立されたミリタリーブランドが放つ1着は、男っぽさを漂わせるカーキボア。ショルダーや袖を布地で切り替えて、ワントーンながらリズムの良いデザインを構築しています。両サイドをメッシュ仕様にすることで、通気性も隙なく確保。

アイテム5『リー』×『ビームス』 別注 ボア コーチジャケット

一般的にはナイロンを使用することの多いコーチジャケットを、ボア素材で絶妙アレンジしたコラボモデル。襟部分が取り外し可能となっているのもうれしく、ノーカラージャケットとしても着用できます。裏地のキルティングにはブランケット柄をプリント!

総ボアジャケットを使った着こなしサンプル

総ボアジャケットはシンプルなデザインでも主張が強いので、着こなしは無駄にゴチャつかせずボアが際立つようにまとめるのが正解です。ハイセンスな大人たちは、そのことをよく理解している様子!

レザーパンツで大人の風格を描き出しながらも、ルーズなフィット感のボアジャケットをオンして巧妙に着くずし。スニーカー&キャップのスポーティな小物使いもカジュアル感アップの一助に。“締め”と“抜き”のバランスが取れた着こなしです。

グレーパーカー&リジッドジーンズの王道アメカジスタイルにフリースジャケットを投入。クールな黒のフリースならば、着こなしに温かみを与えつつも男っぽさを保持できます。トーンが重めなので、足元はロールアップして軽さをプラス。

無地白Tシャツ×ワークパンツと、ベースとなる着こなしはいたってプレーンです。そこに投入したのは、ボリューミーなボア素材のボンバージャケット。余計に着飾らずコーデをミニマルにまとめたからこそ、ボアジャケットの主張が引き立っています。

オーバーサイズなボアジャケットを潔く着こなしている彼。薄色ジーンズ×ボアジャケットの組み合わせは80年代テイストですが、細身のジーンズを選択してシルエットに緩急をつけることで今っぽさも巧みに注入しています。

フリースジャケットを軸に、全身をゆるめシルエットでまとめて今どきムードでコーディネート。ジャケットは黒ですが、襟元&裾からのぞくパーカーのグレー、デニムパンツのウォッシュドブルーが利いているので、不思議と重たい印象はありません。

タイプ2:アメカジテイストの色濃いデニムボアジャケット

表地にデニム、裏地や襟にボアを使ったボアデニムジャケットは、アメカジムード漂うルックスが最大の持ち味。サラッと着るだけで男っぽいイメージを創出できるアイテムです。なお、リジッド仕様よりもラフに色落ちしたタイプに今季は人気が傾倒しています。

アイテム1『リーバイス』ロングボアデニムジャケット

『リーバイス』を象徴する定番デニムジャケットを、ロング丈でカスタマイズ。往年のデザインよりもややゆったりしたシルエット設定で旬な感性をプラスしています。ヒップがすっぽり隠れるくらいの着丈なので、コート感覚で着用可能。

アイテム2『アーバンリサーチ サニーレーベル』デニムボアダッフルコート

見慣れた定番のダッフルコートも、デニムボア仕様だと新鮮に映ります。袖裏はキルトタフタになっており、袖通しも滑らかでノンストレスな着用感を実現。保温性も高く、秋ならばTシャツにオンするだけで暖かに過ごせます。

アイテム3『マージン』デニムボア キルティングコート

シェービング加工でフィニッシュした表情豊かな9オンスデニムを表地使いしたボアジャケット。中綿入りの1着なので寒い日もばっちりしのげます。カットソーと合わせてラフに着ても、品の良いシャツを着てもハマるアイテムのため、1着あると着こなしの幅が広がります。

アイテム4『フィンガリン』×『リー』ボア カバーオール

『フィンガリン』を代表する人気アイテムであるコーチジャケットのデザインを、『リー』のカバーオールに落とし込んだユニークな1着。生地の段階から作りこんだデニムの淡い色みが独特な面持ちです。先端がラウンドしたコーデュロイの襟も程良いアクセントに。

アイテム5『レミレリーフ』ボアデニム3rdジャケット

名作Gジャンであるサードタイプをイメージソースとしつつ、フォルムはモダンにブラッシュアップしたモデル。控えめなビンテージ加工につき、きれいめにもカジュアルにも振れます。そのうえ、身頃裏が全面ボア仕様となっているだけに、保温効果もかなりのもの。

デニムボアジャケットを使った着こなしサンプル

直球なアメカジコーデはもちろん、品良いニットと合わせたり、スポーツMIXで攻めたりと、とにかく対応力が高いデニムボアジャケット。ファッショニスタたちも、自由な着こなしを楽しんでいます。

品行方正なタートルネックニットをインナーに使い、ウォッシュドのデニムボアジャケットを大人っぽく着こなしました。ボトムスはリラクシングなスウェットパンツですが、ナローな美フォルムのため着こなしの街っぽさを損ないません。

色褪せ感の強いデニムボアジャケットで味を出したり、ノルディックニットをアクセントにしたりと、単調に見せないように配慮したモノトーンスタイル。ボトムスにスポーティなリブパンを選んで軽快感を出しているのも計算尽く!

今季も人気のデニム・オン・デニムコーデ。ジャケットは淡色、対するボトムスは濃色と、デニム同士ながら上下で色のトーンに差を出してリズミカルに装っています。タートルネックをインナーに挿したレイヤードで立体感を出しているのもお見事。

フェード感のあるデニム地のボアジャケットに、リラックス感のあるテーパードパンツ、『バンズ』のオールドスクールを合わせてストリート感の薫る着こなしに昇華。ホワイトのボアに合わせ、Tシャツ、ソックスも白で揃えて統一感のあるコーデを構築している点も見習いたいポイントです。

ボアジャケット、ジーンズともにビンテージ感のある見栄え。ともするとハードに仕上がりがちな薄青同士のデニム・オン・デニムですが、落ち着きあるグレーのインナー&赤茶系のレザーシューズでシックなイメージをブレンドして、バランス良く帰結させています。

タイプ3:こなれ感漂うコーデュロイボアジャケット

ナチュラルな起毛感を備えるコーデュロイ素材を表地に使ったモデルは、スタイリングにこなれた印象をもたらしてくれるアイテム。しかも、主張控えめなアースカラーのモデルが多く、ボアジャケットビギナーでも挑戦しやすいんです。今年は数あるボアジャケットの中でもとりわけリリースが多く、秀作がよりどりみどり!

アイテム1『ラングラー』×『ナノ・ユニバース』別注コーデュロイ ランチコート

70年代からリリースされている『ラングラー』が誇る名作、ランチコートに『ナノ・ユニバース』が別注。フロントボタンがコンチョにカスタマイズされていて特別感のある仕上がりになっています。通常、胸のポケットに配されるWの飾りステッチを廃したソリッドなルックスも見逃せないポイント。

アイテム2『ビームス』コードボア コーチジャケット

トレンドであるストリート感と、秋冬らしい温かなムードを高次元で融合させたコーチジャケット型の1着。ストレッチ性のあるコーデュロイを使用しているので着用感はストレスフリーです。袖の裏にはボアではなく中綿を採用していて、着脱がスムーズなのもうれしいポイント。

アイテム3『オーシャンパシフィック』×『シップス ジェットブルー』別注 ボアパーカー

珍しいパーカータイプのコーデュロイボアジャケットは、サーフカルチャーを軸に展開するカリフォルニアの老舗ブランドに型から完全別注した1着。ゆったりとしたサイズ感とも相まって、旬なリラックス感のある仕上がりです。

アイテム4『カンビオ』コーデュロイボアジャケット

通常、ボアのカラーはベージュやホワイトが多いのですが、このモデルはボディと同じくブラックのボアを使っています。そのため、シャープで都会的な風貌。すらりとした細身のフォルムも高ポイントです。洗練された1着だから、スラックスなど上品なボトムスとも好相性!

アイテム5『パブリックトーキョー』ボア裏コーデュロイブルゾン

ワイドな身幅、ドロップした肩周りと、旬なビッグシルエットで仕上げられたボアブルゾン。ライダースジャケットをモチーフにしたディテールワークが光る、ハイブリッド感が楽しい1着です。ウエストのドローコードを絞ればシルエットのアレンジが利くのもうれしいポイント。

コーデュロイボアジャケットを使った着こなしサンプル

ボアとコーデュロイ、2つのトレンド素材を競演させたアイテムだけに、高感度な大人たちもこぞって愛用。デニムやワークパンツといった、普段のワードローブとも組み合わせやすいのもこのアイテムの大きな強みです。

ありそうでないコーデュロイで上下を揃えたセットアップコーデ。上はコンパクト、下はルーズというAラインシルエットを構築することでスマートさの漂う着こなしに。シックな色みのアイテムが多いなかで、チラリと顔を見せるボアのホワイトが軽妙なアクセントとして利いています。

下手を打つとやんちゃに見えがちなストリート系の着こなしですが、彼はボアジャケットを筆頭に落ち着いたカラーリングでまとめることにより大人っぽく昇華。あまりにもベーシック過ぎるとやや退屈に見えてしまうので、インナーで柄を効かせました。

カットオフジーンズ×ボアジャケットのコンビネーションで70年代風のスタイルに。“コテコテ”なクラシックカジュアルになってしまわないよう、端正なタートルニットを合わせてきれいめ感もフォローしました。

ボトムスにウールパンツをピックアップして、コーデュロイボアジャケットの起毛感と呼応させました。これにより季節感は増しましたが、やや重厚に映るので無地スウェット&スニーカーでほのかにアクティブ感も注入。

カジュアルな印象が強いコーデュロイボアジャケットですが、着丈が長めなので大人っぽい印象にまとまります。渋めのカーキカラーが今季らしさと男らしさを演出するのをアシスト!

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