
全身白コーデは旬への最短ルート。今すぐ実践可能な8つの着こなし法則集
ホワイトのワントーンで着こなしを楽しむ人が今、急増中です。簡単に実践できておしゃれに見せられる法則をご紹介するので、これを機にぜひ白コーデをモノしてください!
おしゃれな大人がこぞって実践。今こそ、全身白コーデをマスターしよう
最近にわかに注目を浴びているのが、全身をホワイト系でまとめたワントーンコーデ。難易度高めに思われがちなこの全身白コーデですが、最近の主流であるリラックス感のあるアイテムやオーバーサイズなシルエットと組み合わせると、エレガントなのにキマりすぎていない絶妙なバランスが簡単に構築可能。その結果、おしゃれ度が上がって見えるとあって人気が集まっているのです。
基本的には白いアイテムを選ぶだけなので、難しいことはナシ。いったん実践したらその魅力に取り付かれ、どんどん多用したくなる人が多いようです。まだ試したことがない人は、おしゃれで簡単なホワイトのワントーンスタイリングにぜひ挑戦してみましょう!
1色だけじゃないんです。全身白コーデに活用できる「白の振り幅」について
ひと口に「全身白」といっても、実はそこで活用できる色の選択肢は1つだけではありません。広い意味での「白」に含まれる4つの色をここでご紹介しますので、ぜひ把握しておきましょう。ブランドやアイテム、素材などによって細かい色味は多少変わりますが、本来の定義やもともとの色を知ることで、コーディネートを作る際のヒントになるはずです!
カラー1
ホワイト
狭い意味での白=ホワイトは、ピュアホワイト(純白)のことを指します。要するに混じりけのない真っ白のことで、すべてのカラーの中でもっとも清潔感のある色味です。コーディネートに1点でも取り入れれば、クリーンな印象を演出することが可能。フォーマルなスタイルでも欠かせない色で、気品を感じさせます。
カラー2
オフホワイト
少し他の色が混ざっているのがオフホワイト。本来はグレーやイエローが少し入った白を意味しますが、現在では主に黄色がかった白のことを指します。ピュアではないホワイトなので、実は明確な色味の定義はありません。そのため、以下でご紹介するアイボリーや生成りもオフホワイトと表現されることがありますが、一般的な認識では“ピュアホワイトとアイボリーの中間”がオフホワイトといえるでしょう。
カラー3
アイボリー
アイボリーは象牙のことであり、黄色味を帯びた白のことを指します。アイボリーよりも色味が濃くなるとクリーム色やベージュなどになり、ホワイトの範囲から逸脱します。つまり、広義のホワイトの中でもっとも色味があるのがアイボリーです。
カラー4
生成り(エクリュ)
生成りはナチュラルカラーなどとも呼ばれ、コットンやリネンなどの天然素材が持つ本来の色を指します。エクリュもフランス語で“未加工の”といった意味で、同じく素材の色を指します。漂白も染色もせずに仕上げられた生地は少し黄色がかった白になることが多いのですが、当然ながら素材次第で生地の色味は変わります。つまり、厳密には色を指す言葉ではありません。そのため、色の表現としてはオフホワイトやアイボリーが使われるケースが増えています。
ポイントはここにある。全身白コーデをおしゃれに見せる8つの着こなし法則
ホワイトのアイテムを集めてコーディネートするだけなので、全身白コーデを作るのはそう難しくありません。ただし、よりおしゃれに見せるためには押さえておきたいポイントがあります。おすすめの法則を着こなし実例とともに解説しますので、以下を参考に、あなたも白のワントーンコーデを楽しんでください!
▼法則1:白の色味に変化をつけて、表情のあるワントーンに
大原則として、全身白コーデはフラットにならないようにするとおしゃれに映ります。単なる真っ白なスタイリングではなく、何らかの変化による表情を生み出すことで、こなれたムードを演出しましょう。もっとも手軽でわかりやすいのは、微妙にトーンや色味の異なる白を組み合わせて表情を生み出すテクニックです。
コーデ1
色味の変化により、こなれたムードを生み出したお手本
着用しているアイテムはすべてシンプル。色味の変化で表情を与え、こなれた雰囲気を演出しています。トップスはピュアホワイト、スラックスはオフホワイトという組み合わせが絶妙。一見モードなムードの全身白コーデですが、ロンTとスニーカーを使ってストリート調のカジュアル感をさりげなくMIXしているのが今どきです。
コーデ2
ショートパンツを使った白コーデも絶妙な変化でおしゃれに
ショートパンツを使ったコーディネートも、白のワントーンなら上品。上質感あふれる生地のシャツをメインにすることで大人っぽさを強調しています。さらに、トーンの変化でこなれ感も醸成。プレミアムコットンを使ったシャツは生成り、ショートパンツはオフホワイト、スニーカーはピュアホワイトというカラーの組み合わせです。
コーデ3
ストリートテイストの装いをカラーリングで上品に演出
真っ白のロンTに、オフホワイトのテーパードパンツを合わせたベーシックなコーディネートが軸。リラックス感のあるシルエットにすることで、今っぽいストリートテイストを感じさせる着こなしにまとめています。色味の変化に加え、アイボリーに近いベージュのスウェットを肩掛けしてアクセントにすることで、こなれた表情もプラス。
▼法則2:異素材を取り入れて、単色コーデを立体的に見せる
ワントーンのコーディネートに奥行きを与える方法として、素材や生地感の変化を活用するのも効果的です。素材感が変わると色味が近くても表情に違いが生まれるので、こなれたムードが高まります。生地感を大きく変えるより、立体感が出るように意識にするとおしゃれにまとまります。
コーデ4
生地の違いで絶妙な表情を生み出したホワイトコーデ
比較的ソリッドなポプリン生地のノーカラーシャツと、上質感のあるウエポン生地のチノパンツを組み合わせたコーディネート。微妙な生地感や色味の違いが、こなれた表情を醸しています。ソックスやスニーカーまで白で統一し、クリーンにまとめているのもポイント。シンプルなシャツはフラットなイメージになりがちですが、ボディバッグを投入することで上半身に凹凸感を与えています。
コーデ5
素材感の異なるニットベストで立体的な重ね着を実現
シンプルなシャツにチノパンツを合わせたところまでは前出のお手本と一緒ですが、このコーディネートではニットベストをプラス。わかりやすい生地感の変化で上半身を立体的にまとめています。上下ともに適度なオーバーサイズを選んでいるのもポイント。今っぽいリラックス感の漂うスタイリングに仕上がっています。
コーデ6
生地の変化と奥行きで単色とは思えないほど表情豊かに
ワークスタイルの定番生地であるカツラギを使ったショート丈ジャケット、裏パイルのスウェット生地を使ったスウェットシャツ、コーデュロイ生地を使ったワイドテーパードパンツを組み合わせたコーディネート。面白いほど素材感の変化があってかなり立体的です。白一色とは思えないほど表情豊かでおしゃれにキマっています。
▼法則3:トップスにプリントものを抜擢して適度に個性をプラス
全身白コーデはメインアイテムがホワイトであることが条件ですが、ボディが白ならプリントものをアクセントとして活用してもワントーンスタイルは成り立ちます。自分ならではの個性を加味してセンスアップを図りましょう!
コーデ7
フォトプリントを効かせたシックなコーディネート
Tシャツもイージースラックスもルーズで余裕のあるシルエット。ストリートテイストの着こなしですが、ホワイトのワントーンゆえに洗練された印象へと仕上がっています。映画へのオマージュを表現したフォトプリントがアクセントになっていて、アーティスティックな雰囲気も広がっていますね。
コーデ8
ストリートテイストを打ち出すなら袖プリントが最適
こちらも、ストリートテイストを感じさせるコーディネート。ロンTにワイドパンツ、スニーカーを組み合わせています。ロンTの両袖にはプリントが入っていて、全身のアクセントとして主張。ストリートなイメージを強く印象付けています。大人ストリートスタイルこそ、全身白コーデでクリーンにまとめてみるのがおすすめです!
▼法則4:白以外の小物をスパイスとして効かせてバランスを調整する
全身白コーデのフラットな印象を小物で打破するというテクニックもあります。小物はあくまで脇役なので、比較的コンパクトな小物を使うのが鉄則。小物1点のみを挿し色にするより、2~3アイテムをリンクしてスパイスにするとバランスが整いやすくなります。
コーデ9
人気のミニバッグが全身白コーデのスパイスとして重宝
人気が続いているコンパクトなバッグは、コーディネートのちょっとしたスパイスとして最適。オールホワイトのコーディネートで際立たせるなら、やっぱり黒がおすすめです。このお手本では、サンダルも黒で揃えて上下にバランス良く配置しています。
コーデ10
ベルトをスパイシーなウエストマークとして活用した好例
こちらもさりげなく小物でスパイスを効かせたお手本。白コーデをベースにしつつ、レザーベルトとスニーカーをブラウン系で揃え、落ち着いたアクセントとして活用しています。スラックスを選びつつ、モックネックのロンTをタックインして上品に着こなしているのもポイント。これによりベルトが覗き、ウエストマークとして映えています。
▼法則5:ポップなニュアンスを加味するなら、足元の挿し色が効果的
定番カラーや落ち着いた色をスパイスに使うなら小物がおすすめですが、ポップなカラーやビビッドな色を効かせたいなら足元のみでさりげなく取り入れるのが好バランス。個性のある色を取り入れても、全身が白コーデなので大人らしいムードが保てます。
コーデ11
おしゃれな白コーデをスニーカーで個性的にアレンジ
ビッグシルエットのTシャツにショートなミリタリーブルゾンを重ね、リラクシングで立体的なレイヤードコーディネートを築いています。このお手本では、そこへパープルのスニーカーを合わせて個性をプラス。全身白コーデだからこそ、足元の挿し色が映えています。
コーデ12
定番カラーでもあるブルー系は使いやすくて便利
スウェットパーカーにショートパンツを合わせたラフな着こなしですが、上下ホワイトなのでエレガント。スニーカーをブルーにすることで、爽やかな個性も加えています。青系の色は定番で、鮮やかなロイヤルブルーでも落ち着いた印象。スニーカーと他のアイテムをリンクさせても大人っぽさがキープできます。このお手本では、アウターを肩掛けすることで挿し色としてさらにバランスを調整!
▼法則6:手軽に全身白を構築するならセットアップを活用
ここまでの5つの法則を見て、全身ホワイトのコーディネートを築くのが難しいと感じたら、セットアップを活用してみてください。繰り返し説明してきたように、あまりにも均一すぎると無表情で面白味のない着こなしになってしまうので、インナーで少し変化をつけるのがポイント。それだけでおしゃれに仕上がります!
コーデ13
色味のセレクトでこなれ感を演出したセットアップスタイル
アイボリーのセットアップが着こなしの主軸。アンコンジャケットとイージースラックスの間に、さらにオフホワイトのスウェットシャツを組み込み、上品でリラクシングな大人のカジュアルコーデにまとめています。あえてピュアホワイトを使用せず、こなれ感を演出したのもお見事。小物をブラックで揃え、引き締めているのもポイントです。
コーデ14
セットアップにプリント入りインナーを合わせて個性を加味
薄手のシャツジャケット&ワイドパンツのセットアップが主役。こちらも色はアイボリーで、こなれ感が漂っています。インナーに合わせたロンTのプリントをジャケットの間から覗かせて、ストリート調のアクセントとして効かせているのがポイント。ハットとネックレスでストリート感を補強しつつ、黒いローファーで適度に落ち着かせて大人なバランスにまとめ上げています。
▼法則7:柄モノを取り入れて、“無表情な白コーデ”からの脱却を図る
白のワントーンスタイルに変化を与えるテクニックとして、ベースがホワイトの柄モノを取り入れるという手もあります。考え方としては「法則3」でご紹介した、トップスのプリントをアクセントにする方法と同じ。柄モノのほうがテイストが幅広く、大人っぽさをキープしたままさまざまなアレンジが可能です!
コーデ15
チェックシャツを取り入れた洗練のアメカジスタイル
アイボリーのカバーオールにカーゴパンツを合わせつつ、シンプルなチェック柄のシャツを組み込むことでさりげないアクセントに。コーディネートに立体感が生まれ、こなれたムードが漂っています。実はセットアップを使っていて、おしゃれなのに真似がしやすいコーディネートです。
コーデ16
ボーダー柄を挿したマリン調のアウトドアスタイル
白がベースのマリンボーダーは、全身白コーデに取り入れやすい柄。このお手本では、ボアフリースのジャケットを重ねることでアウトドアテイストにまとめています。素材が切り替えられたアウターの胸ポケットもアクセントとして変化を加味。夏場などはボーダー柄のバスクシャツを主役するのもおすすめです!
▼法則8:迷ったら定番の白シャツを起点にして、きれいめな装いを目指す
全身白コーデをどう着こなそうか迷っているなら、とりあえずワードローブにある定番的な白シャツを使ってみてください。 クリーンで上品なイメージを生かすようにコーディネートすれば、おしゃれなワントーンスタイルが簡単に完成します!
コーデ17
カジュアルなシャツを使ったエレガントな着こなし
ウエスタンシャツをシンプルにしたような胸ポケット付きのシャツが起点。ホワイトのイージースラックスを合わせ、気品ある全身白コーデのベースを固めています。ソックスも白で統一しつつ、足元には黒いグルカサンダルをセレクト。軽快感を演出しながらピリッと引き締めたバランスが絶妙です。
コーデ18
アウター感覚で羽織れるシャツを使った重ね着が軽妙
オーバーサイズのCPOシャツをメインにしたスタイリング。実はシャツを含むセットアップを活用したお手軽なワントーンスタイルで、生成りをメインにしつつピュアホワイトのTシャツとの変化で立体感を生み出しています。ミニバッグとモンクストラップシューズを黒で揃えつつアクセントとして効かせ、大人っぽく落ち着かせているのも巧妙!
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