リゾルトに注目。4型のジーンズ展開にこだわる理由

2010年の設立以降、デニムを普段着にする大人たちをあっという間に虜にしてきた『リゾルト』。その際たる特徴が4型のみのバリエーション。その理由をここに紐解いていく。

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  • リゾルト(RESOLUTE)
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リゾルトに注目。4型のジーンズ展開にこだわる理由

大人のデニム。日本発の『リゾルト』とは?

誕生から6年と歴史は浅い『リゾルト』だが、アイテムへの賞賛は後を絶たない。『リゾルト』を語る上で欠かせないのがデザイナーの林芳亨氏である。若き日のリーバイスデニムへの憧れが発端となりデニム作りへの道を歩み始める林氏は、1988年、ドゥニームの設立に伴いデザイナーとして参加。空前のレプリカデニムブームを陰ながら支えてきた。退社後、原点に立ち返る意味も込めて自身のブランド、『リゾルト』を設立し今に至る。

こだわりの宝庫。『リゾルト』のデニムの特徴とは?

20年以上も国産デニム業界に携わってきた林氏が作り上げる一本だけに、そのアイテムへのこだわりと愛情は群を抜く。デニム通の大人たちも唸らせるポイントは多々あるが、ここでは3つに厳選して紹介していこう。

こだわり1

ジャパンメイドへの比類なき執着心

今では生産コストも視野に、生産拠点を国外へと移す企業も少なくない。しかし、『リゾルト』のモノ作りの原点は兎にも角にもメイドインジャパンにある。丁寧な仕事や細やかな配慮、細部に宿る高等技術を有する日本の職人たちがデニム作りに適役であることを知っているからだ。そのため、織布に始まり、染め、縫製、仕上げに至るまでの全工程を中国地方の備後地区で昔ながらの染色法や旧織機を用いて作られているのである。

こだわり2

穿くほどに違いを実感するオリジナル生地

『リゾルト』のジーンズを手にして実感するのは生地表面の毛羽立ち。実はこの毛羽立ちこそが、自然で味わい深い色落ちを生む最大の要因となる。何度も足を通していけば、やがては体へと徐々に馴染んでいくのだが、同時に毛羽立ちが残る部分と毛羽が落ちてくる部分とで差が出てくる。その毛羽が取れてくる部分から徐々に色が落ちていき、自然と浮かび上がるインディゴブルーの濃淡が巧妙なカラーコントラストを描き出すのだ。

こだわり3

ラインナップは4型のみに限定

様々な経験をしてきたいい大人なら、永久欠番的ボトムスの一本や二本はあるにちがいない。それを、10年後も20年後も手にできるなら、これほど嬉しいことはないはずだ。林氏が理想とするデニムこそまさにそれ。だからこそ、設立以降『リゾルト』では「710」「711」「712」「713」と4型のデニムしか作っていない。それもこれも、何年経っても手に入る理想の定番を作り続けたい、という林氏の職人としての強い信念が反映されているからだ。

意志と意図。こだわりぬかれた『リゾルト』のジーンズ4タイプを紹介

『リゾルト』は設立当初から全4型で展開し、そのスタンスは今も変わらない。何年も履き続け、自分らしい“加工”が加わり、そしてまた新たな同型を買い足す。その各々のジーンズ史に残りうる名作全4型を解説。

Model1

710

『リーバイス』の1960年代のヴィンテージデニムで知られる、通称“66(ロクロク)モデル”をベースに製作した710は、『リゾルト』の基盤となるモデル。レングスは細身のストレートで、洗うたびに毛羽立ちが増す当時の生地感を表現することにより美しい色落ちも堪能可能。丈を切らずにはけるよう、7種類のレングスも用意されている。

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Model2

711

『リゾルト』の基本となるモデルのひとつである711は、やや太めのストレートレングス。こちらは、『リーバイス』のヴィンテージデニムで多くの支持を得る“XX(ダブルエックス)モデル”をベースにしている。1950年代に見られるインディゴ色の濃いジーンズをイメージし、毛羽立ちのある生地、ボタンフライといった意匠は710と同様。

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Model3

712

股上をやや浅めにし、フロントデザインをジッパーフライにした712は、膝から下にかけてテーパードをかけたよりモダンなストレートシルエットと言える。生地にサンフォライズド(防縮加工)を施すことにより、購入時の美脚シルエットをキープ。これまでのモデル同様洗うほどに立ってくる毛羽は、あらかじめ焼きを入れている。

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Model4

713

710をベースに股上を浅めに設定したモデル。710同様、60年代のジーンズに見られるザラッとしたタッチや毛羽立ち、風合いを表現すべく備後地方で製作された13.75オンスのオリジナル生地で製作。ベルトループの盛り上げ縫い、後付けの紙パッチ、地の織り目の方向と変えて取り付けたコインポケットなど細部にもこだわりが散見。

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オールシーズン履きたい。『リゾルト』のデニムコーデサンプル集

それでは、最高の定番とも言える『リゾルト』のデニムを、巷のデニムマスターたちはどのようにコーディネートへ取り入れているのか。ベテランならではの着こなし術を参考にしながら、春夏、秋冬の2シーズンに分けて検証したい。

▼『リゾルト』の秋冬コーデ

サファリ風のジャケットにビンブーツの選択が、男らしさと旬のアピールにひと役買っている。その中にあって、濃紺ジーンズやインナーのマイルドなニットが、都会的な着こなしへとランクアップさせた大きなポイントに。

カジュアルな印象の強いジーンズであっても、美脚&濃紺の一本ならドレスアイテムともウマが合う。こちらはその典型で、ステンカラーコートにジャケット、そしてインナーに白シャツをチョイス。淡色系を選んだことでボトムスといい保管関係が築けている。

ネイビーを軸としたよりアーバンライクなジーンズの着こなし。容姿端麗なジーンズを生かし、アウターはシャープなシルエットの一着を選び、ハットでグッと大人っぽく仕上げている。随所にのぞかせた赤も効果的な差し色に。

パーカやジーンズ、さらにはキャップと、お馴染みのカジュアルアイテムを選んでいるものの、子供っぽく見えないのはコートとジーンズに濃紺のデニム地を選んでいるおかげ。爽やかさと味わい深さをワンスタイルでバランス良く表現している。

ブリトラ的解釈によって仕上げたジャケパンスタイル。ウールスラックスを合わせたいところだが、濃紺のジーンズを選んだ店がカギ。クラシカルなトップスを引き締めるいいつなぎ役になっている。胸元の差し色も効果的な脚色。

▼『リゾルト』の春夏コーデ

ポロシャツとジーンズのシンプルな着合わせながら、ネイビーのワントーン仕立てにより清々しい印象に仕上げている。その中にあって、履き込んだことによりうっすらと色落ちしかかった一本を選びながら上下でトーンを変えている点がキモ。

カーキのTシャツに合わせたジーンズは、色落ち加減がいい頃合い。男らしさが香るアイテム通しだと、つい野暮ったくなりがちだが、ジーンズの美ラインによってさらりと交わしている。ドロップ気味のTシャツも今っぽい。

シャンブレーシャツにジーンズと、アイテムチョイスはどちらもワーク出自。しかし、そこに洗練さを感じるのは、上下のトーンギャップやビタミンカラーのニットの肩掛けに見る着こなしの妙によるところが大きい。

紺ジャケとB.D.シャツのトップスに、ジーンズを介したアメトラ風の着こなし。昔ながら合わせ方ではあるが、美しいシルエットの濃紺ジーンズによりぐっとモダンに昇華させている。胸元の遊び心も気の利いたアクセントに。

白シャツとジーンズの王道的スタイリングも、“いまさら”感を抱かせないのは、随所に取り入れたトレンドによるもの。程よく色を落としたジーンズを筆頭に、シャツはバンドカラーのロング丈を選出した点が巧妙だ。

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