色落ちを楽しもう。長くはき込みたい生デニムのすすめ

デニムの醍醐味は何と言ってもはき込むことによるエイジング! 色落ち加工のものも多くリリースされている昨今ですが、生デニムを自分色に育て上げるのがツウな大人です。

色落ちを楽しもう。長くはき込みたい生デニムのすすめ

まずは生デニムがどういうものかおさらいしましょう

最初に、生デニムに関してさくっと復習をしておきましょう。簡単に言うならば、糊がついたままとなっている未加工状態のデニムのこと。リジッドデニム、ノンウォッシュデニム、ロウデニムなどとも呼ばれていますね。基本的にウォッシュやデザイン加工といった処理がいっさい施されていません。ただ、最近ははきやすさに配慮して防縮加工のみ施されているケースも。本来の定義としては前述のように“加工処理をしていない”デニムです。

生デニムの特徴とはどういったもの?

加工が入っていない純真無垢なタイプのデニムということは、すなわちはき込むことで自分だけのオリジナルなエイジングを楽しめるということ。これは加工もののモデルにはない絶対的なメリットです。購入した当初はデニム本来の濃色。そして年数が経つとともに薄色へと顔つきを変え、同時に自分の体型にあったアタリが出てきます。

一方で、未加工ゆえに注意しなければならない点も。特に気を払いたいのが「糊落とし」、「乾燥」、「裾上げ」の3点です。これらは、下で詳しく解説していきましょう。

糊落としについて

バリバリ感を楽しむのもアリですが、落としたほうがはきやすい

未洗い状態である生デニムには、表面に糊がついており、そのままはくとゴワつきます。そのままはき続けて自然に柔らかくしてもいいですが、気になる人は糊を落としてあげると◎。

まず40度くらいのぬるま湯に20分程度生デニムを入れ、糊を軽く落としましょう。そのあと生地を裏返し、洗濯機にかければOK。できればこの際はネットに入れ、かつ他の衣料と一緒にしないように。色移りの危険性があります。蛍光剤や漂白剤配合の洗剤も×です。

乾燥について

コインランドリーなどにある強力な乾燥機を使い、1回で縮ませきるのが正解

糊落としの際に洗濯機にかけたら、必ず乾燥機に入れて縮ませ、そのデニムのシルエットを確定させましょう。その際、できればコインランドリーにある強力な乾燥機を使うのがベスト。

なぜなら、業務用タイプからは強力な熱風が発生するので、1、2回の乾燥で生地を限界に近い状態まで縮ませることができるからです。つまり、それ以降はほとんど縮まないということ。中途半端な乾燥機だと、かけるたびに少しずつ縮むという面倒な状態に。

裾上げについて

裾上げはデニム縮みが安定してから行うのが鉄則

裾上げの際にありがちなのが、買った段階ですぐ行ってしまうということ。デニムは洗濯&乾燥によってだいぶ縮むので、購入した場での裾上げはかなりリスキーです。

デニム生地の縮みが安定したことを見計らってからでないと、狙ったレングスに仕上げることはできません。この点に注意しないと、せっかく買ったデニムをカッコよくはきこなせないという悲しい事態に陥ってしまいます。

今、大人が買いたい生デニムはこの10点

ここからは、こなれた大人にぴったりな生デニム10点をピックアップ。リジッドの状態でも色落ちしてもスタイリッシュにはける良作ばかりなので、チェックしておきましょう。

デニム1

『A.P.C.』ニューキュアジーンズ

ジャン・トゥイトゥ氏が手掛ける、フランスを代表するデニムブランドより。展開しているデニムの中でもっともシルエットのタイトなニューキュアは、美しいレッグラインを演出してくれるアイテムです。生地は14.8オンスとやや肉厚、ボタンフライ&ウエストボタンには“A.P.C. paris pres du luxembourg”の刻印が入ります。

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デニム2

『ファクトタム』リジッドスキニーデニム

ブランドお得意のリジッドスキニーデニムに、『ステュディオス』が別注。従来よりもテーパード感を強調しており、非常にシャープなシルエットです。ロールアップしてもいっさいもたつきはありません。直線的なフォルムのコインポケットにロゴ入りのリベットなど、ちょっとしたディテールにも力を注いでいます。

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デニム3

『ヌーディージーンズ』ステディーエディー

有機栽培されたオーガニックコットンを素材に使うなど、環境意識の高さでも知られている『ヌーディージーンズ』。このステディーエディーはレギュラーフィットの定番モデルです。太もも周りをゆったりとさせているので、締め付けが苦手な方にもおすすめ。裾に向かうにつれて程よくテーパードしていきます。

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デニム4

『リディアル』パイン

人気モデルとして君臨するパインから新作が到着。ハリ&光沢のある良質なリジッド生地を使用しているので、どことなく上品な印象です。シルエットは脚のライン沿うスーパースリムとなっていますが、ポリウレタン素材を5%混紡しているためストレッチ性は充分。ストレスを感じることなく着用できます。

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デニム5

『リーバイス ヴィンテージ クロージング』1960’s“606”

2010年よりスタートした、『リーバイス』の名作アーカイブを復刻するメイド・イン・USAのハイエンドライン。この一本は1960年代にリリースされたオリジナルの606を、細部のディテールまで忠実にリバイバルしています。バックポケットには大文字の“E”が配されたオレンジタブをセッティング。

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デニム6

『レアセル』ワイドテーパードロウデニム

中目黒の老舗ショップ・ホスとのコラボレーションモデル。岡山の工場で生産された14オンスのオリジナルセルビッチデニムを使用しており、そのクオリティーは折り紙付きです。また、ワイドシルエットの一本なのでトレンド感も満点。太めの形状でもやぼったく見えないよう、膝下は適度に絞りを効かせました。

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『マッキントッシュフィロソフィー』レフトハンドセルビッチスリムテーパードジーンズ

通常は右綾織りになっていることの多いデニム生地ですが、この一本は希少な綾織り仕様に。しかも、色落ちしにくい染料を使った特別なファブリックなので、濃紺状態を長く楽しめます。デニムをきれいめにはきたい人にぴったりの逸品となっています。シルエットは美脚効果の高いスリムテーパード。

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デニム8

『リー』101B

説明不要なデニムの名門。この101Bは不動の定番として名をはせる101Zのボタンフライバージョンです。1960年代に発売されたモデルの復刻版ゆえに、ディテール&シルエットからクラシカルな雰囲気がにじみ出ています。タイトすぎないストレートフィットなので、ミリタリーやワークといった男っぽい着こなしと好相性を発揮!

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デニム9

『ベンデイビス ブラックアウト コレクション』ストレートジーンズ

2013年に産声をあげた、老舗ブランド『ベンデイビス』のニューライン。今作は、ブランドオリジナルの赤耳生地を駆使したストレートタイプの一本です。通常より幅の狭いバックヨークを仕様することでヒップラインを美しく見せるなど、意匠にもこだわりが光ります。左側のベルトループ下にはバンダナを通せるループが付属。

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デニム10

『シビリア』リジッドデニム

イタリア。アンコーナにて2005年に設立された『シビリア』は、高感度な大人から支持を集めるブランド。特に上品な細身シルエットは絶大な支持を集めるアイテムです。アメカジコーデはもちろん、ニットやジャケットといったカチっと感あるアイテムとも難なくフィット。しかもストレッチ混紡で快適に着用可能です。

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色落ち別で見る、デニムのはきこなし術

デニムははき込むほどに色が薄まるボトムス。必然的にそれに応じて合わせるアイテムも変わってきます。濃色→薄色の過程でどのように着こなしを変化させていくべきかは、ファッショニスタを参考してみましょう。

まだ色落ちの発生していない下ろし立てのリジッドデニムは、武骨すぎないルックスなのでクールに着こなすことが可能。写真のような細身ワントーンコーデで都会的にはきこなすと、今季的に仕上がりますよ。

半年〜10か月程度ヘビロテすると、写真のようにうっすらとヒゲ出てきて、色も全体的に薄い感じに。こうなるとアメカジっぽいコーデがよく似合います。そのほか、ジャケットスタイルともマッチング良好です。

1〜2年程度はき込むと、膝から太ももにかけてかなり白けが見られるようになります。こうなってくるとデニムをかなり男っぽく着用することが可能。あまりハードに見せたくない場合は、ダッフルなどやわらかなアウターを合わせるのが◎です。

着用イメージは2〜3年。ここまでがっつりと色落ちさせたなら、ジーンズのタフさを前面に押し出したいところ。デニム・オン・デニムでラフに着こなすのが正攻法です。白を差し込んで清潔感を注入するテクニックも有効。

3年以上にわたってリジッドデニムを愛用すると、だいたいこれくらいの薄青カラーになることが多いです。そのワイルドな風貌を最大限に生かすのであれば、ミリタリーアウターと合わせて男クサく着こなしたいですね。

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