夏用スーツ|選び方のポイントとおすすめブランド10選

夏はノータイ&ノージャケットが一般化していますが、スーツを着ないといけない業種やシーンもあるものです。そんな人のために用意しておきたい夏用スーツをご紹介します。

夏用スーツ|選び方のポイントとおすすめブランド10選

夏用スーツを選ぶ際のチェックポイントは?

スーツは大きく分けて春夏用と秋冬用があり、それぞれ素材と仕立てが少々異なっています。特に国内ブランドの盛夏用スーツは、高温多湿な日本の気候でも着られる夏用スーツをさまざまにリリースしています。そのためインポートブランドの夏用スーツよりも涼しく着られる工夫が、はるかに進んでいるんです。暑がり&汗っかきの人は、海外ブランドより日本ブランドのスーツを選ぶといいでしょう。

ポイント1

夏向きの生地を知る

夏用スーツは冬用の厚手でふっくら空気を含んだ生地ではなく、シャリっと硬く薄手で、通気性が良く、触ったときにひんやりとする生地を使います。糸を細く強く撚った強撚糸を使った生地や、モヘアやリネンなど清涼感ある素材をウールと混紡した生地、表面が凸凹していて通気性がよく汗ばむ素肌に張り付かない織り方の生地など種類はさまざま。

強撚ウール

文字どおり「強く撚った」細くて硬い糸で織り上げると、薄手でなおかつしなやかな、光沢感のある生地になります。強撚糸を使った生地は手触りがシャリっとしていて、ひんやり涼しいため夏生地として多用されるのです。

モヘア混

「モヘア」はアンゴラ山羊の毛。アンゴラ山羊の成獣の毛は、太くて硬く弾力性があり、直毛なので光沢があります。上品なつやが浮き上がり、ウールと混紡するとシャリっと硬く仕上がるので夏生地に最適です。

リネン混

リネンはカジュアルアイテムの夏素材としては定番ですが、スーツの場合はウールと混紡することでビジネスにも使えるドレッシーな素材になります。リネン100%のスーツはシワが入りやすく、ビジネスエレガンス的には少々困りものですので、混紡素材の生地が良いでしょう。

ホップサック織り

ホップサックとは、ビールの苦味をつけるホップを収穫する麻袋に似ていることからつけられた凸凹織りの生地。軽く通気性が高いため、夏生地によく使われます。スーツもありますが、単品ジャケットに多く見られ、夏場はさらりとドライなタッチで着用可能!

シアサッカー

「しじら織り」とも呼ばれる、表面に縮みの織りうねのある生地。コットンベースで白×水色のストライプといったカジュアルなモノが多いのですが、最近はネイビー無地もありビジネススーツとしても使えます。アメリカントラッドの老舗『ブルックスブラザーズ』が世界で初めてスーツに採用したもので、凸凹生地が汗ばんだ肌に張り付かず夏も快適に着ることができます。

ポイント2

夏仕立ては裏地を見て選ぶ

キュプラの裏地は表地よりも通気性が低いものです。そのため夏用スーツはジャケットの裏地が半分になっていたり、あるいは極力小さく使われていたりするモノが多いのです。裏地が少なくなると、表地の裏面の処理や芯地が丸見えになるなど、いろいろな不都合がありますが、そういった点をきちんと処理してあるスーツは、作りの良いスーツといえるでしょう。

半裏仕立て

総裏の場合は背中の裏地が全体に縫いつけられていますが、着丈の半分から下側を縫い付けずにひらひらとさせたものを「半裏仕立て」といいます。背中の熱気がこもりにくいため、夏用スーツでは定番の仕立て方です。

背抜き仕立て

完全に裏地を使わない「背抜き仕立て」は、高度な仕立て技術を要するものです。肩の部分には表身と共地を使って肩の芯地を隠すのが一般的ですが、なかには肩に副資材を使わない完全なアンコン仕立てのものも見られます。背裏とともに肩部分も薄く作られるため、夏でも軽く羽織れます。

アンコン仕立て

アンコン仕立ては、「Un-construction(非構築的)」の意で、肩の保型のための芯地や増芯などを減らしたり、完全に取り去った仕様のことです。アンコンにすることで、肩が薄くなるため軽量で涼しく、身体にフィットして丸くなるので自然なラインを描きますが、そのぶん仕立ての技術力を要することになります。近年は縫製技術の向上により、アンコン仕立てが増えており、春夏、秋冬を問わず着られるようになりました。

ポイント3

着ている本人も周りも涼しい明るいトーン

夏場に黒い服は着ていると本人も周りも暑苦しく、逆に白い服は涼しげに見えます。これは太陽の光を反射するから。少しでも涼しく着たいなら、スーツは明るいトーンのものを選ぶと◎。ネイビーよりも明るいブルー、ダークグレーよりライトグレーが夏向きです。ヨーロッパでは夏の太陽を反射する「ソラーロ」という生地も人気があります。

ライトグレー

夏場において最高に涼しい色といえば白ですが、白スーツで会社に行くわけにもいきませんので、白に近いグレーのスーツを。梳毛のライトグレースーツなら、太陽の光を反射してくれますし、周りからも涼しげに見えます。

千鳥格子

ハウンドトゥースとも呼ばれる手裏剣型のマイクロチェックは、遠目に明るいグレーに見えるので、夏のライトグレースーツに準じる色柄。英国的な気分がありつつも、モノトーンのモダンな印象も漂うのでおしゃれ度も高めです。

グレンチェック

英国由来のクラシック柄も、遠目にライトグレーに見える色柄。秋冬生地が多いですが、春夏用にクリアカットされた梳毛生地なら、ぜひとも1着は用意しておきたいスーツです。

ソラーロ

一見オリーブベージュですが、光の加減でラズベリーカラーが浮き上がる玉虫織りの「ソラーロ」生地。陽光降り注ぐ南イタリアで人気の生地です。英国貴族からはリゾートで着る「サンクロス」と呼ばれて愛されています。

清涼・清潔な機能性素材を選ぶ

ポイント4

清涼・清潔な機能性素材を選ぶ

暑い夏に汗を止めることはできなくても、かいた汗を素早く乾かすことができたり、家庭で簡単に洗濯することができれば、スーツを快適に着られます。そんな吸汗速乾性のある機能性素材や、洗っても型くずれしにくい素材や作りのトラベルスーツを選ぶというのも1つの手。

吸湿速乾! クールマックス混

スポーツウェアなどに使われる速乾性の高いクールマックスをブレンドしたスーツなら、汗や湿気を吸い取って素早く乾燥。気化熱が衣服内の熱を奪って涼しいうえに、汗ぬれで不快な思いをすることはありません。以前は化繊のスーツは安っぽく見えましたが、近年は技術も向上して天然繊維のルックスはそのままです。

自宅で洗濯できる! ウォッシャブル

洗えるスーツはシワになりにくい表地と、乾燥しやすい芯地やパッドづかい、そして洗濯機内でもほつれない縫製仕様など、さまざまな技術が用いられています。そのため、気になる汗やニオイも自宅で簡単に洗えるので、いつもで清潔に着ることができます。クリーニング代も抑えられて、なにかとお得です。

携帯楽々! トラベラースーツ

ポリエステルなどシワになりにくい素材を使った、アンコン仕立てのジャケットとクリースがとれないパンツをセットにしたトラベラースーツ。最近人気のこのアイテムは、洗濯可能だったり速乾性素材を使っていたり、夏になにかと役立つ機能を備えています。普段着としてTシャツで着回すこともできる最新のスーツです。

ポイント5

特殊加工の涼感スーツにも注目!

繊維科学の技術進歩によって、さまざまな涼感スーツが生まれています。最新は天然素材に特殊な加工を施すことで、太陽光線を反射して熱による温度上昇を抑えるというものです。イタリアの有名生地メーカーが手掛けていますので、化繊のような安っぽい生地ではなく、きちんと上質なウールタッチで機能性を備えるという高級ファブリックです。

レダのアイスセンス

イタリアの生地メーカー、レダ社のアイスセンスは、生地の表面に特殊加工を施して太陽光線を反射。生地の温度上昇を抑えて夏の暑さを軽減するというもの。通常の同色生地とくらべて7〜8度、温度が低いそう。

今買うならこれ! おすすめの夏用スーツ

クールビズでもスーツ着用が必要なビジネスマンに、少しでも涼しく過ごせる夏用スーツを。素材で選ぶか、仕立てで選ぶか、それとも機能で選ぶか。厳選した最新夏用スーツはこちらです。

『ナノ・ユニバース』

吸湿速乾性とともに通気性、洗濯耐久性を備えたクールマックスをブレンド。汗による衣服内の湿気を蒸散するので、熱を放射して涼しさが体感できます。背抜き仕様でウォッシャブル。ハンガーに吊しておけばノンアイロンで着用できるぐらいまでシワが気にならなくなるイージーケア仕様です。

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『ビームス』

シンプルでむだのない洗練されたデザインで、ビジネスからカジュアルまで着回せるトラベルジャケット。ドライなタッチのポリエステル素材のスーツは、オーソドックスな2つボタン&センターベント。持ち運びに便利なポケッタブル仕様となっています。

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『グリーンレーベル リラクシング』

イタリアの生地メーカー、レダ社と『グリーンレーベル リラクシング』が共同開発した「COOL GREEN(クールグリーン)」を採用した、セットアップスーツ。強撚糸を使い通気性を確保しながら、上品な光沢ある素材は、高級感と機能性を兼ね備えています。同系色のバンカーストライプは、お堅い業種の夏用スーツとしても最適です。

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『トランスコンチネンツ』

千鳥格子柄のスーツは遠目に無地のライトグレーで見た目も涼しげ。ストレッチを混紡しているので着心地も楽チン快適です。着丈の短いコンパクトなジャケットは、若々しくスマートな印象をアピールできます。

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『フランネルベイ』

リネン100%のスーツはケアが重要ですが、ネイビーリネンのスーツなら、ニットタイを合わせて夏のビジネススタイルにも着用できます。ナポリのファクトリーならではの、色気あるスタイルですが、クラシックベースのアンコン仕立ては、着心地も快適です。

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『ザ スーツ カンパニー』

ウールにポリエステルを混紡したドライタッチの素材「マイクロファイバースパン」は、自然なストレッチ性があるため体の動きにフィットします。裏地にメッシュを多用することで、通気性とさらなる速乾性を高めていて、家庭で簡単にお洗濯ができる「ウォッシャブル機能」と、シワになりにくい「イージーケア性」を備えています。いつでもスーツを清潔に保つことができるうえ、クリーニング代も浮く夏用スーツです。

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『エストネーション』

レダ社のアイスセンスを採用した夏用スーツ。アイスセンスは、生地の表面に赤外線を遮断する加工を施してあり、反射を促進することで生地の表面温度を8度も下げてくれます。同色のスーツと比較すると体感温度はマイナス10度といわれています。1.0cmピッチのチョークストライプで、見た目もタッチも上質ウール。白のストライプが効いて、見た目も涼しげです。

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『エルメネジルド・ゼニア』

『エルメネジルド・ゼニア』のクールエフェクトは、レダ社のアイスセンスと同じく生地の表面加工により温度上昇を抑えた素材。レダ社より先に登場した、このカテゴリーの先駆者的素材です。

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