スウェットパンツのコーデ術。季節別の着こなしを紹介

今やジーンズをしのぐほど人気の高いスウェットパンツ。ユニクロからメゾンブランドまでがリリースしていますが、おしゃれにはくのは難易度高め。そのコツを指南します。

スウェットパンツのコーデ術。季節別の着こなしを紹介

Part.1:スウェットパンツをメンズコーデに取り入れる際の注意点

旬のスポーツミックススタイルを象徴するアイテムということもあり、人気を拡大しているスウェットパンツ。多くのブランドから展開されており、すでに手にしている人も多いですがおしゃれに着こなすのはどうしもてアイテムイメージが先行して難しいもの。どんなコーデにもマッチする分、都会的に取り入れるには難易度の高いスウェットパンツを取り入れる際のポイントをお届けします。

ポイント1

ラフになりすぎないよう、きれいめ要素やファッション性の高いウェアを取り入れる

スポーティーな印象の強いスウェットパンツは、全身をカジュアルなアイテムで固めるとラフになりすぎておしゃれなイメージからほど遠い着こなしに。シャツやジャケット、コートとなどの“襟付きアイテム”やニット、ハットといったきれいめ要素のあるアイテムを着こなしに取り入れて、カジュアルアップさせるのが正解です。また、小物ならサングラスや帽子類、ウェアならレザージャケットやMA-1などの、取り入れるだけでファッション感度が高まるアイテムも着こなしに変化が生まれるので効果的。

ポイント2

足元はスニーカーやサンダル、短靴などのローカットシューズで軽快にまとめて

スウェットパンツの中でもとりわけ人気を集めているのが、裾がもたつかないようにリブが付いていたり、裾口にゴムが入っていたりするタイプ。裾が絞られる自然なスリムなシルエットを崩さないローカットタイプのシューズがおすすめ。具体的にはコート系シューズに代表されるスニーカーやハイテクローカットスニーカー、スポーツサンダル、ローファーなどを組み合わせている人が多いようです。

ポイント3

全体的にジャストからスリム程度のサイズ感にまとめて、ミニマムに着こなす

前述のようにスポーティーかつカジュアルなスウェットパンツは、サイズ感ひとつで都会的にもだらしなくも見えるアイテム。おしゃれな都会的スタイルを目指すなら、スウェットパンツはもちろん全体のサイズ感もジャストサイズから細身シルエットにまとめるのがベター。もし今季のトレンドである“オーバーサイズ”を取り入れるのであれば、スウェットパンツはあくまで細身をチョイスし、トップスで変化をつけるほうがすんなりとまとまります。

Part.2:春夏秋冬別、スウェットパンツ×トレンドアイテムで作る、最旬着こなし指南

ここからは実際にスウェットパンツを取り入れた着こなしをお届け。季節ごとにスウェットパンツと合わせて組み合わせることが多いアイテムをWEAR内でリサーチし、さらにそれらをどう取り入れているのかをお届けします。

▼春は爽やかさを意識して、スウェットパンツを清涼感あるコーデに昇華して

ブルーやホワイト、春らしいやわらかいカラーをメインとした配色で、スウェットパンツを爽やかに着こなすのが、全体に共通するキーワード。

“ギンガムチェックシャツ”で程よくカジュアルアップを狙う

チェックシャツの中でも色数が絞られていて、柄が小さく、きれいめの部類に入るギンガムチェックシャツ。スウェットパンツのラフさを程よくカジュアルアップしてくれるので、相性よくハマります。シャツの袖を少しロールアップして、こなれた雰囲気に着こなすのがおすすめ。

“ボタンダウンシャツ”は、スウェットパンツを大人顔に格上げする王道アイテム

襟付きシャツはどんなアイテムでもきれいめに昇華させてくれる魔法のアイテム。ことスウェットパンツにおいてもその魔力は失われません。流行の「アウトドア」と「ミリタリー」をほのかに感じさせるモスグリーンカラーを選べば、霜降りグレーとの相性もバッチリ。

“デニムシャツ”のインディゴブルーとスウェットパンツのグレーは相思相愛のコンビ

色落ちしたインディゴブルーとスウェットならではの霜降り感のあるグレー。昔からアメカジの王道コンビだけ合ってその相性のよさはいわずもがな。そのコンビを上下反転してデニムシャツ×スウェットパンツにすれば、今っぽくまとまります。

“カーディガン”なら問答無用にスウェットパンツを品よく見せられる

Tシャツと合わせればカジュアルアップ、シャツと合わせればより品よく見せるカーディガン。スウェットパンツに合わせてもその効果は絶大で、カジュアル顔に品を追加してくれる優れものです。全体のカラーリングをモノトーンにまとめ、こなれ感も同時にアピール。

“白スニーカー”はスウェットパンツをより軽快に見せてくれる重要なアイテム

夏の季語にも登録されている“白”は、おしゃれを先取りたい春から挑戦したい色。トップスやパンツで取り入れるのも有効的ですが、夏前は足元程度に抑えておくのがベター。スウェットパンツならではの重量感を軽減し、着こなしを軽快に演出します。

“スプリングコート”と合わせると、スウェットパンツがチノのような表情に

もともとシンプルなフォルムが特徴のスウェットパンツ。合わせるアイテムによってはきれいめな印象が前面に現れます。このコーデではクールな印象のブラックスプリングコートを合わせることで、リラックス感のあったグレーカラーがモダンな表情に様変わりしています。

“キャンバストートバッグ”はラフさときれいめなバランスが取れた休日の必須アイテム

スウェットパンツと相性がよく、春にぴったりなのがキャンバス素材のトートバッグ。カジュアルな素材で仕立てたトートバッグは、品もラフさも持ち合わせた程よいバランス感がスウェットパンツにマッチします。ジャケットで品をさらに追加しつつ、足元はスポーツサンダルで軽快さとトレンド感を合わせればなお◎。

▼夏は軽快な装いを保ちつつ、ラフさときれいめな要素をあわせもつアイテムと合わせたい

スウェットパンツの選択肢がフルレングスだけでなく、ショーツまで広がる夏は、その軽快なイメージをキープしつつドレス要素を少し追加する程度のバランス感を狙いましょう。カジュアルさときれいめ要素をあわせもつアイテムが役立ちます。

“リネンシャツ”でスウェットショーツを上品さで季節感のある着こなしに仕上げる

夏に欠かせない襟付きシャツといえばリネンシャツ。その素材感が清涼な雰囲気を盛り上げつつ、上品さもあるリネンシャツは、スポーティーなスウェットショーツを程よくきれいめに仕上げてくれます。Tシャツと重ねれば、おしゃれな着こなしに欠かせないレイヤード感もアピール。

“ボーダーシャツ”ならではのマリンで上品な雰囲気が、スウェットパンツにマッチ

Tシャツにスウェットパンツはカジュアルなイメージが加速する着こなしですが、トップスをシャツにしてボーダー柄を選べばラフになりすぎずまとめることが可能。コーデ全体の色数を絞り、ガチャガチャと見せないのも都会的に見せるためのポイントです。

“ポロシャツ”の品あるイメージがスポーティーなスウェットパンツを都会顔に見せる

今ではクールビズにも欠かせないポロシャツは、夏コーデを上品顔に昇華するマストアイテム。その効果はスウェットパンツと合わせてもいかんなく発揮してくれます。難易度は高いですが、フロントのボタンをすべて閉じてタックインすれば、より都会的かつ品のある着こなしに仕上がります。

“プロデューサー巻き”は、夏コーデを品よく見せる定番の着こなしテク

時代遅れからトレンドとなり、今では定番化したプロデューサー巻き。主にカーディガンを肩がけして品をアップする着こなしテクは、ラフになりがちな夏のスウェットコーデに欠かせません。肩がけしたカーディガンとスウェットの色を合わせればこなれ感も同時にアピール可能です。

“スポーツサンダル”が軽快さとトレンド感を加速させる

夏コーデを盛り上げるスポーツサンダルは、サンダルならではの軽快さ旬度の高さがウリのアイテム。スウェットパンツと合わせればその恩恵を受けて軽やかなスタイリングに仕上げることが可能です。

“サボ”とスウェットパンツの空間がこなれ感を作る

脱ぎ履きがイージーで程よい脱力感のサボは、スウェットパンツの裾との空間作りに適したアイテム。この空間が他パンツのロールアップにあたり、こなれた着こなし作りにひと役買ってくれます。

“バケットハット”が夏気分とカジュアルアップにひと役買ってくれる

Tシャツにスウェットパンツ、スニーカーのラフなスタイリングは、カジュアルながらきれいめな雰囲気もあるバケットハットでほんのりカジュアルアップ。コーデがシンプルなので、バケットハットは柄デザインで味付けして。

▼秋は重ね着や小物使いで季節感を味付けしながらも、シルエットはコンパクトに仕上げて

夏から一転してアイテム数が増える秋は、ウェアや小物を足しておしゃれを楽しめる季節。スウェットパンツを取り入れた着こなしも同様にこれらを駆使して楽しみつつも、コーデ全体のシルエットはコンパクトにまとめるのが基本です。

“ステンカラーコート”1つで一気に大人顔なスタイリングになれる優れもの

コーデ全体の半分以上の露出面積を誇るコートは、着こなしイメージを大きく左右するアイテム。スーツに合わせるアイテムとしても認知度の高いドレス顔のコートは、スウェットパンツのラフさを押さえるのにぴったりなアイテムといえます。足元はパンツと同色のスニーカーを合わせて、統一感ある装いに。

“ダウンベスト”は着こなしをコンパクトにまとめる引き締め役として取り入れて

スウェットパンツと同じくカジュアルなダウンベストは、ジャケットと比べて袖がない分すっきりコンパクトにまとめるのに適したアイテム。インナーにはシャツを取り入れてドレス感を追加し、バランスよくまとめるのがポイントです。

“レザージャケット”のツヤ感は、スウェットパンツと素材の対比を楽しめる

ブラックのレザージャケットはハードな印象が魅力的ですが、個性が強いためもてあます方も多いことでしょう。そんなときはスウェットのもつリラックス感に助けてもらうのが吉。ツヤのあるレザーとやわらかなスウェットの対比も楽しめます。

“テーラードジャケット”と合わせればスウェットパンツもスラックス風に

きれいめコーデで活躍する代表的なアイテム「テーラードジャケット」。これと合わせるとあら不思議、リラックス感の強いスウェットパンツがまるでスラックスのような表情を装います。色はモノトーンを選ぶとなおよし。

“モックネックカットソー”ならドレス感もレイヤード感も旬度もばっちり

首を覆うモックネックタイプのトップスは、昨年に続き今年も注目を集めるアイテム。カットソーやニットで見られるアイテムですが、首を覆うためクルーネックやVネックのタイプと比べるとドレス要素のあるアイテムといえます。1枚で着るのもありですが、スウェットやニットと重ねるとおしゃれにまとまります。

“パーカー”と合わせてカジュアルに楽しむときはカラーで引き締めて

きれいめとの合わせ技も数多く紹介してきましたが、やはりスウェットパンツの魅力はリラックス感。ボアパーカーなどを合わせてそれを存分に楽しむときは、落ち着いたネイビーで色の方面から印象を引き締めましょう。

“ロングカーデ”で縦長のシルエットを作れば上品な表情を楽しめる

スタイルに自信のない人にもおすすめなのが、ロングカーデを羽織って全体のシェイプを縦長に見せる方法。要所をブラックで引き締めつつ、ネイビーや暖かみのあるブラウンで秋らしいカラーリングを楽しみましょう。

▼冬はボリューミーなアウターとのアンバランス感を楽しんで

MA-1やダウンジャケット、コートなど、ほかの季節と比べて上半身がボリューミーとなる冬。ジャストから細身サイズのスウェットパンツに対してアンバランスに感じますが、このバランス感がメリハリあるコーデを作ります。

“MA-1”の大きめシルエットに対して、スウェットパンツでコーデを引き締め

春夏に続き、秋冬もトレンドキーワードとして台頭する「ビッグシルエット」。とくにMA-1はビッグシルエットアイテムとして今季多く展開されていますが、スウェットパンツと合わせる際は細身シルエットの1本でメリハリをつけるのがポイント。パンツのリラックス感を生かしつつ、だらしなく映らない旬の着こなしにまとまります。

"マックコート"をさらりと羽織ればスウェットの上下もきれいめ顔

こちらは上下スウェットという、ともすれば完全にだらしなく見えてしまいそうなコーディネートを、マックコート一枚で見事にきれいめスタイルに昇華させた一例。暗めのカラーでクールな印象にまとめました。

"ボリュームストール"でシルエットの変化を楽しむ上級者コーデ

首元をぐるぐると覆ったボリュームストールが目に楽しい冬のスタイル。スウェットパンツと色をリンクさせて、全体の統一感もバッチリです。間に挟んだ長めのコートで、ボッテリしがちな全体のシルエットを縦長にまとめました。

オーソドックスなグレースウェットに合わせるなら"チェックアウター"も楽しい

気分も服も重たく落ち着きがちな冬こそ、色で遊んで開放的な雰囲気を楽しみましょう。グレーのスウェットならトップスに柄ものをもってきてもうるさすぎずにハマってくれます。腰元のワンポイントはトップスのカラーを拾って。

“ハイテクスニーカー”を重たい冬コーデのアクセントとして活用

『リーボック』に代表されるインスタポンプフューリーなどのハイテクスニーカーは、その特徴的なデザインとカラーリングでファンの多いアイテム。着こなしに取り入れるのが難しいアイテムですが、重たい色が主となる冬のアクセントとして取り入れると効果的に映るのでおすすめです。

“短靴”こそカジュアルアップに欠かせないマストハブアイテム

さまざまなドレス顔アイテムを紹介してきましたが、スウェットパンツに近い位置にあり、効果的にも高いのが短靴です。スニーカーやサンダル、ローファーと比べると重たい印象があるので、取り入れる際はスウェットパンツの裾がたるまないよう注意して。

大ぶりな"ニット"をスウェットパンツのテーパードラインで引き締める

暖かさに重きを置こうとすると、ニットもどんどんボリューミーに。でも、下に合わせるスウェットパンツが最終的に足首のラインで細くまとまっていれば、モコモコ感が抑えられすっきりとまとまります。

Part.3:Q&Aで解決。スウェットパンツをおしゃれに着こなすハウツー

最後はスウェットパンツをおしゃれにはきこなすうえで押さえておきたいことをQ&Aでお届け。スウェットパンツをがっつり楽しむために、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

Q.スウェットパンツと相性のよいアイテムは?

A.カジュアルの雄同士であるデニムトップス

春コーデや秋コーデで挙げたように、スウェットとジーンズの相性がよいように、デニムトップスとスウェットパンツの相性も間違いのないコンビ。問答無用にすんなりハマるので、アイテム選びに迷ったときはデニムトップスを合わせましょう。

デニムシャツの色落ち感とヴィンテージライクなスウェットが好相性。明るめのトーンに合わせて、爽やかなスタイリングに落とし込みました。

濃色のジージャンには、よりごま塩感のあるスウェットを合わせてシックな表情に。インナーにボーダーTシャツをチョイスして、清涼感も忘れず追加。

Q.どうしてもスウェットパンツに抵抗がある人はどうしたらいい?

A.隠れスウェットパンツなら、いつもの感覚ではけます

スウェットパンツに二の足を踏むなら、一見すると普通のパンツデザインでよく見ればスウェット生地のタイプを推奨。普段から愛用しているデザインであれば、抵抗なく挑戦できるハズ。

見た目にはジーンズにしか見えないスウェットパンツは、いつもの1本と同じ感覚で取り入れられるので初心者にもおすすめ。多くのブランドから展開されているので、アイテム選びもスムーズです。

クリース入りのスラックスをスウェット地で仕立てたパンツなら、上品な見た目をキープしながら快適なはき心地も手に入ります。ジーンズタイプと同様に気軽にトライできるのもうれしいポイント。

Q.周りと差のつく、おすすめのおしゃれな着こなし方は?

A.スウェットのセットアップを着こなすことができれば、かなりの上級者!

今季のトレンドキーワードの1つである「リラックス」。これを追求するとたどり着くスウェット×スウェットのコンビは何も考えず取り入れるとルームウェアに見えるため、着こなし難易度は非常に高め。ひと味違うスウェットコーデを目指すなら、サイズ感や配色、着こなしテクを駆使して攻略してみましょう。

スウェットパンツと同色のスウェットシャツを肩がけしたスタイリングは、全アイテムがカジュアルながらご覧のとおりおしゃれな着こなしそのもの。色数をネイビーとグレーに絞り、トップスがややルーズな分パンツは細め&濃色で引き締めてバランス感を調整するなど上級者ならではのテクニックが散りばめられています。

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