黒ばっかり選んでない?春の革靴は茶系でイメチェンを

スーツやジャケパンスタイルに合わせる靴って、黒い革靴というのが定番ですが茶靴に変えるだけで雰囲気は一変します。これからのシーズンは茶靴なら足元も軽快です。

黒ばっかり選んでない?春の革靴は茶系でイメチェンを

革靴といえば、まずは黒。でもたまには茶系もいかが?

会社に履いていく靴は冠婚葬祭でも活用できる黒の革靴だったりするのではないでしょうか。でも2足目、3足目も黒を選んでいませんか? たまには茶靴で気分を変えてみてはいかがでしょう。春の気分にぴったりの茶靴の魅力を解説します。

茶系の革靴の魅力とは?

ビジネススタイルのコーディネートの幅が広がります

スーツがダークネイビーからブルーまで色の濃淡で着分けられるのに、靴がいつも真っ黒っていうのは面白くないですよね。ストレートチップやウィングチップなどデザインを変えたとしても、色が黒なら印象は同じです。でも茶靴なら同じストレートチップでも濃淡によってイメージが変わるので、スタイリングに差をつけることが可能なんです!

茶靴ならではのレザーの風合いが楽しめます

黒靴はどうやっても真っ黒1色ですが、茶靴は色みや、レザーの風合いが楽しめます。写真のようなつま先だけ濃色にムラ染めした色っぽい1足が選べるのも茶靴ならでは。こんなふうに風合いを楽しめるのも茶靴の魅力なのです。

茶靴はカジュアルにも履けます

スーツやジャケットスタイルだけでなく、カジュアルなコーデにも茶靴は合わせられます。たとえば白パンに黒靴の組み合わせはモノトーンのモードなスタイリング以外は使いにくいですが、茶靴なら幅広いカジュアルに合わせることができるので、スニーカー代わりに履くことだってできるんです。

茶系の革靴って万能? いえいえ、シーンに注意する必要あり

いうまでもなく、日本の礼装は黒またはグレーを着用しますので、黒いフォーマルスーツに茶靴の組み合わせはNGです。グレースーツに茶靴の組み合わせは、ビジネススタイルならOKですが、礼装として着るときは黒靴を合わせるようにしましょう。茶靴は色が濃いものほどドレッシーで、淡色になるにつれカジュアルな印象が強くなりますので、会社に履いていくときも、スーツの場合はダークブラウンのほうがいいでしょう。

茶系の革靴を使ったコーデサンプル集

それでは実際に茶靴を履いているコーデサンプルをご紹介しましょう。ビジネススーツから、カジュアルスタイルまで、茶色のドレスシューズはこんなに幅広く着こなせるということがお分かりいただけると思います。

正統派のスリーピースの場合、ついつい本道の黒靴を合わせたくなるところを、あえて茶靴という選び。足元をはずすだけで、お堅いはずのスリーピースがとってもおしゃれに見えてきます。ネクタイに茶色をもってきてバランスをとっている点にもご注目。ちなみにネイビー×ブラウンの組み合わせは「アズーロ・エ・マローネ(紺と茶)」といわれるおしゃれにうるさいイタリア人の間では定番のカラーリングなのです。

こちらはグレーのスーツに茶靴のコーデ。ここで黒靴を合わせたら正統派ではありますが、ちょっと堅い印象になってしまいますよね。グレースーツはミディアムトーンなので、シューズのブラウンもあえて明るいトーンのものを選んでいます。

こちらは逆にダークグレーのスーツにダークブラウンの靴を合わせたコーディネート。グレースーツの濃さに合わせて茶靴のトーンを合わせるのは鉄則です。ここでも黒靴だと重厚になりすぎてしまうところを、茶靴でうまい具合に軽減しているんです。

白パンに茶靴の定番コーデ。ダークブラウンのローファーは、茶靴のカジュアルさとドレスシューズの重厚さの中間的なイメージで、カジュアルなジャケパンスタイルにちょうどいいですね。ベルトではなくサスペンダーを使っているところも今風です。

カジュアルなジャケパンスタイルのときほど茶靴は有効です。ましてはサーモンピンクのパンツに黒靴は重すぎてかえってアンバランスになってしまいます。春らしく明るい色のコーディネートには、茶靴のコーデが軽やかな印象で似合うことがおわかりいただけましたことかと。

目利きが選ぶ。茶系の革靴10選

靴にも流行がありまして、茶靴でも今履いてOKなものと、今履くとちょっとマズいものがあります。さすがにロングノーズの茶靴は、今はマズいですから。ここでは、今履いてOKな茶靴をご紹介しましょう。

『ジャランスリワヤ』

日本人の足に合う木型作りと、本場仕込みのハンドソーンを駆使した、インドネシアのシューズブランド。イギリスで修行した腕前を発揮しながらコストパフォーマンスに優れた靴作りで知られています。カーフもフランスの有名タンナー、デュプイ社のものを使っているので、茶の濃さもちょうどよく、品のいい艶が漂います。

『ナノ・ユニバース』

こちらはカジュアルにも履ける外羽根の茶靴。トゥの切り替え部に穴飾りを施したパンチドキャップトゥです。裁断、製甲、底付け、仕上げまで国内で手掛けているメイド・イン・ジャパン。トゥ部を磨き上げ、しかもアンティーク加工で濃色に仕上げているあたり色気が漂います。

『トリッカーズ』×『ティーエムティー』

『トリッカーズ』はイギリス靴の聖地ノーザンプトンの老舗シューメーカー。カントリーシューズと呼ばれる、正統顔のデザインにごついフォルムが特徴的で、スーツにはもちろんジーンズにも合わせられる靴作りで人気です。こちらはスコッチグレインレザーの外羽根ウィングチップ。野山を歩いて傷が付いても目立ちにくいように工夫されたシボ入りの革と、羽根のようなトゥのカットと穴飾りがポイントです。ラバーソールなので、スニーカー感覚で歩きやすいですよ。

『クラークス』

イギリスのシューズブランド『クラークス』。数々の名作揃いで+CLAP Men世代にも人気の高いブランドです。タンレザーを使用した上品な面持ちにくわえ、歩きやすさを重視した機能性にも注目。足にフィットし、心地よい履き心地で疲れにくいので、外回りの営業マンにはとてもおすすめです。

『パラブーツ』

『パラブーツ』は自社でソールまで作っている数少ないフランスのシューメーカーです。ラバーソールが有名ですが、アッパーのボリューム感と厚底のラバーソールの組み合わせは、すっきり薄い革底のドレスシューズとはひと味違う趣があって人気があります。ダブルモンクもラバーソールになると、カジュアルなブーツの表情で、白パンを合わせてフレンチカジュアルに履きこなせそうです。

『アーテクルール』

今年のトレンド靴として挙がっているのがタッセルローファーです。タッセル(房飾り)の付いたローファーは、コインローファーよりドレッシーな印象があるので、スーツに合わせても上品な印象を醸します。アーテクルールは職人技を駆使した靴作りがされており、こちらは「つまみモカ」といわれる、甲部のステッチを切り合わせではなく、つまみ縫いするという高度な技術が使われています。

『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』

本来スエード靴はカジュアル仕様ですが、黒に近いダークブラウンとなるとドレッシーな印象が漂います。シンプルな外羽根のプレーントゥですので、ジャケパンスタイルからジーンズスタイルまで、上品カジュアルに最適。「スエードって秋冬の靴では?」という方、ご安心ください。本来スエードは夏用の素材です。

『カミナンド』

馬の口に噛ませる「轡(くつわ)」と呼ばれる馬具をモチーフとした金具「ホースビット」を甲にあしらったビットローファー。イタリアンローファーの定番デザインも、人気が再燃中です。こちらはスエード素材になってカジュアルな雰囲気。そこへビットが上品なアクセントとなっています。

『マドラス』

つま先をアンティーク加工したイタリア風の色気あるカラーリング。全体にハケ目のような色付けがされているのもポイントです。全体に淡い色合いなので、スーツならライトグレーか明るいブルー、カジュアルなら白パンなど明るい色のパンツがいいでしょう。

『クロケット&ジョーンズ』

こちらもノーザンプトンの老舗『クロケット&ジョーンズ』の名品チャッカシューズ。ロングノーズまでいかない長めのノーズに、ほんのりトゥに丸みがある形状は流行に左右されない完成されたフォルム。「タバコスエード」と呼ばれる、こげ茶色はネイビー&グレーのスーツからインディゴのジーンズ、白パンまで合わせる靴を選ばない永遠の定番です。

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