竜頭も自動巻きもわからない…機械式時計って何?

便利なクォーツ時計もいいが、繊細な技術が凝縮された機械式は腕時計の醍醐味といってもいい。しかし、そもそも機械式時計とは? そんな根本的疑問を解説いたします。

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竜頭も自動巻きもわからない…機械式時計って何?

機能美の結晶。機械式時計のはじまりとは?

機械式時計の起源は、10世紀にヨーロッパ各所で建てられた教会など諸説語られるが、人々と密接した関係を築くに至る源流をたどれば、1500年代に発明されたゼンマイ時計に行き着く。時計の持ち運びが自由になり、やがて懐中時計から現在の腕時計へと推移していくのだが、時計の歴史はいわば機械式時計の歴史といっても過言ではない。その中で、多くの職人がしのぎを削り、自動巻きやクロノグラフなどの多彩な機能を生み出していく。

機械式時計である要素とは何か?

前述したように、機械式時計は腕時計の基本であり、時計職人たちが奏でるひとつのアートでもある。その精巧さや美しさが価値を高める要素となり、ロマンを求める時計好きたちの心を動かすのだ。その機械式時計の大きな特徴を挙げてみたい。

ゼンマイを動力とした複雑な機構

機械式時計とはいわば、ゼンマイを動力とし、あまたの歯車がかみ合いながら針を動かす時計。主に自ら竜頭を回しゼンマイを巻き上げる手巻きと、腕の動きなどでローターが回転し自動的に巻き上げる自動巻きに区分される。機構も複雑でその作りはまさに芸術の域。

作り手の熱がこもった独特な風合い

数多くのパーツが混在する複雑なメカニズムを要するだけに、組み上げるのは大半が人の手。創意工夫が詰まったアイテムには、ハンドメイドならではの重厚さと繊細さが介在する。その風合いは魅力的で、ヴィンテージ時計が今も高値で流通している理由もそこにある。

メンテナンスすることで半永久的に使える

機械式時計を成立させているのは、細かな鉄製のパーツ。そのため3〜5年に一度はオーバーホールという、すべてのパーツをバラバラにして1つひとつメンテナンスを行う作業が必要となる。しかし、それをクリアすれば半永久的に動き続ける。

エコロジーなアイテム

稼働のメカニズムはクラシックなもので、先述したとおり人の動きに連動して動くため、電池などは特に必要としない。そのため、使用済み電池を廃棄する必要がなく、ソーラー時計のように二次電池も一切使用していないことから地球にやさしい腕時計ともいる。

ライターが厳選! 大人のための機械式時計20選

これまで、機械式時計の基本中の基本ついて述べてきた。それを踏まえ、今度はルックス、格など大人が胸を張れる機械式腕時計について、おすすめのアイテムを紹介していきたい。

『ロレックス』オイスターパーペチュアル エアキング

2007年のモデルチェンジを機に、クロノメーター認定ムーブメントへ変更しさらに信頼性を高めた『ロレックス』の人気モデル。ケースのボリュームアップに加え、新型ブレスの採用でさらに堅ろう性が増した。

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『グランドセイコー』グランドセイコー

『グランドセイコー』が世界に誇るマニュファクチュールの粋を凝縮。最先端の自動巻きメカニカルムーブメントを搭載し、最大持続時間72時間、新開発のひげゼンマイにより高めた耐衝撃性や耐磁性など、基本性能が大幅にアップ。

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『ロンジン』マスターコレクション

“伝統”“エレガンス”“パフォーマンス”を企業理念に掲げる『ロンジン』を体現したかのようなコレクション。すべてのモデルに高性能自動巻きムーブメントを採用し、白文字盤の均整のとれたアラビア数字が視認性を確保する。

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『ジャガー・ルクルト』デュオメトル ユニーク トラベルタイム

昼と夜の区別を、世界の時間とともに伝える地図のディスクが目を見張る同作。着目すべきは基準時刻に加え、分単位の調整が可能なワールドタイム機構が搭載されていること。それによりあらゆる国の正確な第2時間が設定可能に。

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『エベラール』タッツィオ ヌヴォラーリ ビトレ

クロノグラフの名門として名をはせる1887年創業のスイスの老舗。少数生産にこだわり、品質や技術の高さは、これまでにイタリアの海軍将校の腕時計として採用された背景からもわかる。その威光は同作からも感じ取れるはず。

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『モンブラン』モンブランスター GMT

万年筆で有名な『モンブラン』だが、1997年から製造を開始した腕時計のクオリティーも今や勝るとも劣らない。同社が初めてコレクションを発表したときのモデルで、洗練されたフォルムと気品、そして薄さが最大の特徴。

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『メモリジン』フライングトゥールビヨン

2010年に発表された『メモリジン』は、腕時計の世界三大複雑機構のひとつ、“トゥールビヨン”のみを展開する珍しいブランド。丸みを帯びながら、どのアングルからも優雅な動きを確認できる特殊なサファイアガラスは必見。

『ジャンリシャール』アクアスコープオートマティック

創業者のダニエル・ジャンリシャール氏は、“スイス時計産業の父”呼ばれる人物。彼が1960年代に生み出したダイバーズウォッチをソースに、より進化させたモデルがこちら。ムーブメントは同社が誇るデイト付きの自社製、JR1000。

『アジムート』ラウンド1 レギュレータ レトログレード

2004年にシンガポールで誕生。機械式コンプリケーションムーブメントや、スイスメイドクオリティを掲げる同社だが、やはりポイントは斬新なデザイン性。グラデ風の文字盤や、大胆なスモールセコンドが異彩を放つ。

『ボーム&メルシエ』ケープランドクロノグラフ

スイスブランドの中でも6番目に歴史の長い同社。代表作は、1994年に製作されたケープランドだ。音の伝達速度を計測するテレメーターを外周に備え、ムーブメントはクロノグラフムーブメントの名門、ラジュー ペレ製。

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『アレクサンダー ショロコフ』フョードル ドストエフスキー ルーレット オートマチック

自身の名をブランド名に冠したロシア人デザイナーの感性と、質実なドイツのもの作りが生んだ気鋭。その真骨頂は同作を見ればわかる。4連に並んだスモールセコンド、ランダムに配置したインデックスに世界が賞賛を送る。

『フレデリック・コンスタント』パスエイション ムーンフェイズ デイデイト

文字盤工房としてスタートし、1988年に時計メーカーとして初めてコレクションを発表することになる同ブランド。レアといわれるこちらのモデルは、スモールセコンドを中央に集約し、ローマ数字を大きくした見た目がユニーク。

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『オリス』ビッグクラウン プロパイロット クロノグラフ

スイスでも指折りのウォッチメーカーに数えられる『オリス』。代表するシリーズといえば、アヴィエーションコレクションのビッグクラウンだ。そこへ仲間入りしたのがプロパイロットのために考案されたこちらの一本。

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『ジラールペルゴ』フェラーリ275 GTB

フェラーリと発表してきたコラボモデルのラストを飾る逸品。文字盤はレーシングカーの計器をイメージしたデザインで、裏蓋にはフェラーリ275GTBの車体をしっかりと刻印。スモールハンズの赤にも“らしさ”が感じられる。

『ハミルトン』カーキ ネイビー パイオニア オートクロノ

1940年代に同社が開発した船舶用特殊時計、マリンクロノメーターからインスピレーションを受けデザインされたモデル。当時と同じデザインのマークを竜頭に添え、時を告げるブルースチールの針は実にすがすがしい。

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『タグ・ホイヤー』アクアレーサー

腕時計の世界で1/10000秒という精度を提供できるまれなブランド『タグ・ホイヤー』。フォームラー1やモナコといった名作と肩を並べるのが同作。ソリッドなケースとベゼルに反し、白文字盤がクリーンな印象を与える。

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『オーデマ ピゲ』ジュール オーデマ エクストラシン

世界三大高級時計ブランドの1つ、『オーデマ ピゲ』。こちらは創設者の1人、ジュール・オーデマ氏へのオマージュを込めた一本で、ブランドの伝統と価値を素直に表現。精巧なムーブメントはスケルトン仕様の裏蓋から目視できる。

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『フランク・ミュラー』トノーカーベックス グランキシェ

エレガントな曲線を描くケースやインデックスは「フランク・ミュラー」の魅力。こちらはイタリア限定モデルの希少な一本で、文字盤にさりげなく配したトリコロールカラーが印象的。裏蓋にはイタリアの国土を刻印。

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『ツェッペリン』ロサンゼルス

史上初の巨大飛行船、ツェッペリン号がデザインのソース。こちらには、日本の技術の結晶というべきムーブメント、LZ126を搭載。さらに、革ベルトにはシェルコードバンを採用した同ブランドのハイエンドライン。

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『セブンフライデー』M2-01

『セブンフライデー』のデザインの源泉は、スチール、工場、道具、エンジン、機械、車輪といったインダストリアルなもの。男らしさの中にも遊び心を備えたデザイン、複雑な機構と、ブランドの良さを結集したのがこの一本。

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