この春注目。ワーク要素のウェアで旬を取り入れよう

野暮ったく見られがちなワークウェア。しかし、要素としてワークを取り入れれば、時代に見合うスタイルも簡単です。その“要素として”というワードが意味するものとは?

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この春注目。ワーク要素のウェアで旬を取り入れよう

密かにブーム。ワークウェアのディテールを残しつつ今っぽいアイテムに注目

ワークスタイルが旬といっても、従来のような太めのワークパンツや土臭いワークジャケットはあまり好まれません。ポイントは、視点を「ワークウェア」から「ワーク要素」に変換させることが重要。つまり、今っぽいアイテムにワークならではのディテールを落とし込んだものなら、ワーク要素のあるウェアとして成り立ちます。たとえば、細身のパンツにダック生地を使用したモノやシンプルなジャケットにワークポケットをあしらったモノなど。コーデに変化を加えてくれるワーク要素のあるウェアで、春服に個性を取り入れてみませんか?

はじめに確認。ワークウェアのディテールって?

ワークウェアとは作業着を総称したもの。タフな素材・機能的パーツ・裁縫技術などのすべての要素が組み合わさったとき、はじめて作業着としての耐久性を実現します。今でこそゴアテックス(R)や発汗機能など、目で見てもわからない機能服が多くありますが、従来のワークウェアはその概念は不必要でした。というのも、労働者のユニフォームとしてファッショナブルに徹する必要がなく、「いかにも頑丈そう」と見た目で要素が判断できれば問題なかったからです。そのため、現代のファッションアイテムとしてのワークウェアにも、その名残りとして数多くの要素が落とし込まれています。代表するワークの要素を具体的に挙げて詳しく説明していきます。

ディテール1

丈夫かつ、着込めば着込むほど味が出る生地

ワークウェアといえば、「デニム(左)」や「ダック(右) 」生地を使用したアイテムが多いです。デニムが“綾織り(ツイルとも呼ぶ)であるのに対し、ダックは“平織り”であるなど織り方に若干の違いがありますが、どちらもタフな生地であるという点には変わりありません。特徴としては、デニムはソフトな生地感、ダックはデニムより耐久性に優れたハリのある質感。当初は、丈夫さを一番に考えて使われてきた生地でしたが、今では着込むほど味が出る素材として着目されています。

ディテール2

コーデのアクセントになるチェンジボタン

30年代以前のワークウェアによく見られた「チェンジボタン」も、注目すべきディテールのひとつです。これは、洗濯時における生地の傷みを防ぐための取り外し可能なボタンのこと。洗濯機の普及により現在ではあまり見られなくなったディテールですが、その名残りとして「チェンジボタン」をあしらったアイテムが現在も存在します。主に、金属のボタンが多く、今ではコーデのアクセントとして取り入れる方が多いです。

ディテール3

クセのあるステッチワークでシンプルスタイルの風潮に逆らう

「ステッチ」とは、裁縫・刺しゅうなどにおいて使用される“縫い方”や“縫い目”の総称で、あらゆるウェアに用いられる技法。刺しゅう柄はともかく、生地に耐久性を持たせるような「ステッチ」は、生地と糸を同色にしたり、限りなく糸を細くしたりなど通常は目立たなくする傾向にありますが、ワークウェアは違います。元々、スマートにみせるという概念がない作業着などは、「ステッチ」が顕著に表れても問題ないのです。先ほども述べましたが、すべてのウェアに共通して「ステッチ」はありますが、見た目ではっきりわかるワークウェアの特徴として、今回紹介します。コーデのハズしとして使うのが◎です。

ディテール4

ギミックの効いたポケットがコーデに遊び心をオン

例えば、山の形状をした五角形のポケット、通称「山ポケ」。ボタンのとめる先をとがらせることで、片手でも簡単に開閉可能となり、作業時に使う際の時間効率をよくしています。また、左右非対称になった「ガチャポケ」と呼ばれる類もあり、袋状にすることで、タバコを入れても湿気がこもらないように工夫。特にワークシャツなどに多く見られるディテールで、ワーカーのためを思ったポケットとして有名です。このようなギミックの効いたポケットがあるだけで、コーデに遊び心をプラスできるのでおすすめ。

ディテール5

こなれた雰囲気を醸す、雑然としたボックスシルエット

ワークウェアの定番アウターとして、ユーロジャケットやカバーオールがあります。それらはボックスシルエットのものが多く、くびれがなくストンとした見た目が特徴。胴回りに余裕を持たせることで着心地が開放的になり、ストレスフルな作業を可能にしていました。今でこそスマートな見た目が主流ですが、作業着としては身幅が太いものほど良しとされたシルエット。ちょっぴり雑然とした雰囲気ですが、普段とは違うギャップのあるアイテムがこなれた印象を演出してくれます。

なぜワーク”アイテム”ではなく、”ディテール”がいいのか?

本格的なワークアイテムはどこか野暮ったく思われがちです。今っぽくワークを楽しむなら、ディテールとしてその要素を取り入れるのが正解。ワーク要素を最小限に抑えたシンプルなワークウェアなら、時代にあった洗練されたスタイルが可能になります。ファッションがミニマム傾向にある今、ワークのディテールで個性を出して他人と差をつけてみるのもアリですね。

今季らしさ満点。ワークウェアのディテールを取り入れたアイテムたち

ワークを感じさせる春/夏アイテムを一挙ご紹介! トレンドの先端「パリコレ」が、キーワードの1つに“ワーク”を掲げていることからも、間違いなく日本に渡ってくるはずです。トレンドの先取りはもちろん、いつもの春コーデに変化を加えてみませんか?

『グローバルワーク』クロップドパンツ

厚手でハリのある「ダック」生地からあふれるワークテイスト。ワークパンツといえば、シルエットが太く武骨な印象を持たれがちですが、細身にリサイズ&クロップド丈に仕上げたことで、そのイメージを払拭。こちらは、同モデルのカバーオールと合わせて、セットアップ仕様にしてもカッコイイです!

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『ディッキーズ』×『フリークスストア』ワークテーラード

『ディッキーズ』定番のストレッチツイルにより、「ダック」生地に伸縮性をMIX。ワークならではの「ダック」素材ですが、テーラードジャケット特有のスマートな見た目と上品さが◎。こちらも別売りの同色・同素材のパンツと合わせ、セットアップとして活用可能です。

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『ブルーワーク』テーラードジャケット

イギリスのワークウェアをモチーフにしたこちら。「チェンジボタン」仕様が、クリーンなテーラードジャケットに独特な雰囲気を放っています。薄手のコットン素材を使用しているので、ラフに気兼ねなく羽織れておすすめ。着丈が短く、適度にシェイプアップされたウエストが、スタイリッシュにまとめてくれます。

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『ディッキーズ』ペインターパンツ

「デニム」といえば綿100%が当たり前でしたが、現在はポリエステル混も珍しくありません。こちらは、綿:ポリ=65:35で配合した「デニム」生地で、綿100%に比べて伸縮性を向上。従来の太いペインターパンツとは違い、細身のシルエット、ストレッチの効いたはき心地など、現代仕様にアップデートされています。ワークならではの「ステッチ」や「ハンマーループ」も魅力的です。

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『サニースポーツ』シャンブレーシャツ

こちらのシャンブレーシャツは、比較的薄手に仕上げられているので、春の陽気な季節にもってこい。左右非対称の「ガチャポケ」や、存在感抜群の「ステッチ」などワークならではのディテールを抑えつつ、身幅・腕まわりを細めにリサイズしたことで今の気分にピッタリな1着。カラバリも豊富なので、コーデに合わせて複数持ち合わせても◎。ジャケパンスタイルのハズしアイテムにいかがですか?

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『ベトラ』ジャケット

今っぽいミニマムなワークウェアですが、首まわりの変わったデザインがほかを魅了。中国の“官吏”という役人が着ていた制服をヒントに、襟のディテールを取り入れてちょっとエキゾキックな見た目に仕上げています。春先のアウターとして、カバーオールは外せませんね!

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『ビッグヤンク』1942 シャツ

知る人ぞ知るワークウェアブランド『ビッグヤンク』。クオリティーの高い作業着として、当時のワーカーから絶対的な支持を獲得していました。こちらは1940年代の復刻版として、昔ながらの「山ポケ」や「ガチャポケ」を落とし込んだワークシャツ。時代に合わせて細身にリサイズしているので、ワークならではの野暮ったさが軽減されます。

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『ローター』ワークシャツ

まるでカットソーを着ているような着心地◎のワークシャツ。一見シンプルなデザインですが、胸に配した「山ポケ」が程よくワーク感を演出します。伸縮性のある素材がリラックスした雰囲気を演出しつつも、シャツならではのきちんと感も表現できる一石二鳥のワークウェア。オフスタイルにぜひ!

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『ダントン』カバーオールジャケット

『ダントン』の定番といえばこちらのカバーオールジャケット。ワーク特有の「ステッチ」を細い糸で表現することで、堅苦しくない雰囲気に仕上げています。また、糸毛羽を限りなく抑えた生地の表面が、さらりとした着心地を実現。着まわし力も抜群なので、大人のフレンチワークスタイルにもってこいです!

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『アーバンリサーチ ドアーズ』プルオーバーシャツ

ワークならではの「ステッチ」や「ボックスシルエット」を程よく落とし込んだクラシカルな逸品。ハーフジップやプルオーバーアイテムなどが注目を集める今こそ、こちらのワークシャツがおすすめです。トレンド感もありながら、深みのある雰囲気を醸してくれます。袖をロールアップすると、着こなしがより一層軽やかに。

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