日々目にしているあの“フォント”。その歴史ごと腕時計で身に着ける

日々目にしているあの“フォント”。その歴史ごと腕時計で身に着ける

2018.08.28 06:00

モンディーン(MONDAINE)
腕時計

最も使われているフォントとは、と聞かれて答えられるだろうか。ここ日本においては明朝にヒラギノ、ゴシックなどが挙がるだろうが、世界規模で見るとヘルベチカがそれに当たる。ラテン語で“スイス”を意味するその名前通り、1957年に2人のスイス人デザイナーが発表したこの書体。シンプルながら力強い印象を見る者に与え、高い汎用性からいまや広告や出版の現場ではなくてはならないフォントとして重宝されている。

そんな著名なフォントと故郷を共にするウォッチブランド『モンディーン』の同名モデルもまた、スイス由来のミニマルな佇まいを売りにしている。「ヘルベチカ」コレクションは、それまでブランドの機軸を担っていた「SBB(スイス国鉄)コレクション」と並ぶ顔として2014年に登場。スイス国鉄の駅のデザインを踏襲した高い視認性と機能性を有する「SBB(スイス国鉄)コレクション」とは、また異なるブランドの側面を見せてくれた。

その「ヘルベチカ」の軸となるフォントの魅力をさらに深掘りしたスペシャルエディションが、2018年9月にデビューを果たす。監修に入ったのは、バウハウス大学で学んだタイポグラフィーの権威、インドラ・クプフェルシュミット氏。文字盤の下半分に所狭しと刻まれたヘルベチカフォントのアルファベットや本革ベルトのエンボス加工は、活版印刷の時代に使用されていた金属活字をモチーフにしたものだ。これには『植字工と呼ばれる職人たちの手作業による文字組みなど、現代では失われつつある技術や伝統に想いを馳せて欲しい』という監修者の思いが込められている。

普段目にしているフォントが、どのような名前でどのような歴史の上にあるものなのか。専門職でもない限りまず想像もしないようなことだが、『モンディーン』の「ヘルベチカ」はフォントという日常の中に潜む“名品”に目を向けるきっかけを与えてくれる。そんなうんちくを込めて、語れる腕時計を1本いかがだろうか。

■DETAIL:
ケース径ともに38o、3気圧防水、サファイアクリスタルガラス。

DATA

モンディーン(DKSHジャパン)

03-5441-4515

http://www.mondainewatch.jp/

2018年9月以降発売予定

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