次の80年へ。名作パイロットウォッチはブロンズを纏って

次の80年へ。名作パイロットウォッチはブロンズを纏って

2018.11.28 06:50

オリス(ORIS)
腕時計

老舗と呼ばれるブランドには、必ずやマスターピースがある。いや、傑作を産んだからこそ今なお愛されるのだろうか。そんな“ニワトリタマゴ”的な話はどうでもいいのだが、1904年創業のスイスのウォッチメーカー『オリス』には、「ビッグクラウンポインターデイト」という歴史的な時計が存在する。

1938年に生まれた同モデルは、大きく2つの特徴を備えている。まずはリューズ。通常より大きく設計されたそれは、当時のパイロットが分厚い革のグローブを着けたままでも操作しやすいように工夫されたものだ。もう1つの特徴が、独特の日付表示。通常の小窓ではなくダイヤルの外周に振られた数字を針が指し示す形をとっており、この機構はシンプルな構造をとっていたため当時から動作が安定していたのだという。いずれにせよ、パイロットの命を預かる空の時計として、抜群の操作性と機能性を備えたこの時計は画期的だったのだ。

その誕生から80年が経った今、アニバーサリーを祝う限定モデルが登場した。年を追うごとに向上する信頼性は言わずもがな、デザインも秀逸。ケース素材に採用されたブロンズは、ステンレススチールには出せない落ち着きのある光沢を放つだけでなく、使い込むうちに経年変化して世界に1本だけの風合いへと変化する昨今注目のマテリアル。さらに、深いグリーンのダイヤルカラーとブロンズによる配色は、『オリス』が創立以来本社を置く、スイス北部のヴァルデンブルグ渓谷の美しさを表現しているという。

80年の歳月が刻み込まれた名作が、これからどんな時を歩むのか。それは、身に着けるあなただけが楽しむことのできる時間と言えるだろう。

Text_Naoki Masuyama

DATA

オリスジャパン

03-6260-6876

https://www.oris.ch/jp

READ MORE合わせて読みたい
手の届く名品。スイスを代表する実用時計ブランド、オリス

手の届く名品。スイスを代表する実用時計ブランド、オリス

高価な印象のスイス時計。だが、作りは一流にも関わらず手の出しやすい価格帯のブランドも存在する。『オリス』はその代表格。ビギナーにもおすすめしたい魅力を解説する。

ワダ ソウシ

おしゃれな腕時計20選。男の腕元にハマるブランド決定版

おしゃれな腕時計20選。男の腕元にハマるブランド決定版

おしゃれは自己満足で終わることなく、他人に認められてこそ。“洒落者”として認められるには腕元でおおいに目立ち、「いいね」と言ってもらえる腕時計こそが必要です。

黒野 一刻

ミリタリーウォッチを語れる男になろう。その魅力を徹底解説

ミリタリーウォッチを語れる男になろう。その魅力を徹底解説

戦場における実用品として誕生したミリタリーウォッチ。そのルーツを知れば、愛用の1本にもっと愛着がわいてくるはずだ。その歴史に迫りつつ、人気ブランドを掘り下げる。

編集ムタガミ

    KEYWORD関連キーワード
    RECOMMENDEDあなたにおすすめの記事
    本場にも負けない。日本発の腕時計ブランド12選

    本場にも負けない。日本発の腕時計ブランド12選

    腕時計の本場がスイスというのは、否定できない事実。しかし、実用性においては日本が世界一といっても過言ではありません。その理由と、日本のブランドを語り尽くします。

    TASCLAP編集部

    おしゃれな腕時計20選。男の腕元にハマるブランド決定版

    おしゃれな腕時計20選。男の腕元にハマるブランド決定版

    おしゃれは自己満足で終わることなく、他人に認められてこそ。“洒落者”として認められるには腕元でおおいに目立ち、「いいね」と言ってもらえる腕時計こそが必要です。

    黒野 一刻

    ボーナスで手に入れたい、憧れの名作腕時計30選

    ボーナスで手に入れたい、憧れの名作腕時計30選

    今年こそ、ボーナスで腕時計を。そう考える大人にプッシュしたい間違いない逸品を、大ボリュームで厳選。3つのカテゴリから、自分のスタイルに見合う1本を探してほしい。

    編集ムタガミ

    グランドセイコー20傑。男が持つべき名作を厳選

    グランドセイコー20傑。男が持つべき名作を厳選

    国産時計の雄『セイコー』が1960年に生み出したハイエンドコレクションが『グランドセイコー』です。スイス時計を超越する高精度のジャパンブランドに迫ります。

    黒野 一刻

    高級腕時計ブランド45選。ステータス性を備えた一生モノ勢揃い

    高級腕時計ブランド45選。ステータス性を備えた一生モノ勢揃い

    生涯をともにできるアイテムは意外と少ないもの。そのなかでも腕時計は、最も身近な存在ではないでしょうか。一生モノにふさわしい逸品の選び方と傑作をご紹介しましょう。

    夏目 文寛

    BACK