
冬コラボの大本命が降臨。最強タッグがストリートを席巻する
振り返ってみると、昨年に続き今年もアウトドアトレンドが隆盛だった。キャンプやトレッキングといった外遊びの人気が衰えを知らず、流行は2019年もしばらく継続しそう。そんな昨今の流れにおいて活発化しているのが、アウトドアブランドとセレクトショップによるコラボレーション。本格機能と今らしいデザイン性をクロスオーバーさせた逸品は、フィールドと街を縦横無尽に行き来する大人にとって最高の相棒と言えるだろう。そしてこの年末には、アクティブな大人たちの物欲を刺激する“大物コラボ”がドロップされた。
そのコラボの正体とは『ザ・ノース・フェイス』×『ビームス』。超人気者同士がタッグを組むのは3シーズン目となり、今回はウィンターアクティビティでの着用を想定した全3型を開発。過去2回と同様に、1990年代のエクスペデションシリーズを彷彿させる素材切り替えが巧妙に取り入れられている。ただし、90年代らしさを薫らせつつも要所を現代的にブラッシュアップしているため、おしゃれな街着としても活用することが可能だ。
TASCLAPとして推したいのは、サラッと羽織れてどんなインナー&ボトムスとも親和性が高いマウンテンパーカータイプの「マルチドージージャケット」だ。『ザ・ノース・フェイス』らしいカラーブロッキングを落とし込んだ今作は、防水透湿性に富む3レイヤー素材。表地には頑強なリップストップナイロンを用いている。腕を大きく動かしても裾が上がってこない実用的なパターン設計や快適なウェア内環境を保つ脇下ベンチレーションもポイントとなり、裏地に滑らかなトリコットパッカーを採用しているから着心地も◎。パキッとした配色の90年代風味なツートーンカラーに加え、シックなオールブラックも用意されている。
そのほかの2品も負けず劣らずの良作だ。断熱性の高い化繊中綿「サーモボールプロ」を使用した「マルチドージー インシュレイテッド ジャケット」は、インナー・アウターの両方でイケる万能選手。しかも、ポリウレタンコーティングナイロンを使用して高レベルな撥水性も与えられている。もう1つの「マルチドージー ビブ」は立体的なパターンによりダイナミックな足上げを可能にしたビブパンツ。さきほど紹介した「マルチドージージャケット」と同じ3レイヤー素材で、裾口にはデタッチャブル式のスノーカフがセットされる。
全3型のコラボモデルは、後面に入る『ザ・ノース・フェイス』ロゴが通常の白から『ビームス』のコーポレートカラーであるオレンジに変更されているのもキモ。後ろ姿でも、さりげなくエクスクルーシブ感をアピールできる。大人の琴線に触れる当コレクションは前回、前々回と同様に完売確実のため、気になったら取り扱い店舗へ急ぎたい。
Text_Satoshi Yamasaki
ザ・ノース・フェイス 原宿店
03-5466-9278

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