
デザインもカタチも選り取り見取り。往年の名作が今、おもしろい
空前の英国ブームを背景として、今また街中で散見されるようになったスイングトップ。そのオリジンと言えば、ご存じ『バラクータ』だ。1937年にイギリス・マンチェスターで誕生した同ブランドが英国陸軍のジャンパーをベースに作り上げたゴルフ用アウター「G9」こそが、スイングトップの原型となっているのはよく知られた話。なお、スイングトップなる名称は和製英語で、海外ではハリントンジャケットという呼び名がポピュラーだ。
そんな「G9」から、1950年代のフィット感を復刻したモデルがリリースされるというニュースが到着。通常のレギュラーフィットに比べてゆとりを持たせた作りとなっているのが大きな特徴で、クラシックな雰囲気を存分に楽しめる。さらに今季は、その復刻されるオーセンティックフィット、定番のレギュラーフィットともに、今まで以上に多彩なファブリックで展開。往年の名作が選り取りみどりのラインアップで我々を楽しませてくれる。
多種多様な新作の中から、いくつかをピックアップして紹介しよう。カモフラージュ柄の「ミリタリーG9」は今季復刻されたオーセンティックフィットを採用。ミリタリームードの迷彩柄とゆったりしたサイズ感が相まって、男らしい雰囲気だ。製品染めのナイロンを使用した、味わい深い表情の「ガーメントダイ G9」も同じくオーセンティックフィット。フードがセットされた、スポーティなルックスも実に印象的。そしてレギュラーフィットの「ライト G9」はポリエステル素材で仕立てられた軽やかな着心地のモデル。ボディは伝統的なチェック柄であるプリンス・オブ・ウェールズをまとっており、英国トラッドの雰囲気を思い切り主張できる。
1948年の誕生から70年以上を経て、今もなお多くの大人を魅了する「G9」のバラエティ豊かな新作群は、英国テイスト全盛の今まさに押さえておくべきアウターの筆頭候補。もちろん、今後ブリティッシュトレンドから潮流が変わったとしても、タイムレスな魅力は決して色褪せることはないだろう。
Text_Satoshi Yamasaki
ウールリッチジャパン カスタマーサービス
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